イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2020年11月06日 | 2020釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 3:03干潮 9:58満潮
釣果:サゴシ 3匹

数日前から加太ではハマチが爆釣しているそうだ。天気も穏やかで潮もいいが、今日は小船のローテーションの日でもあり、午前中にひとつやっておかなければならないこともあるのでシーズンにはまだ2週間ほど早いがコウイカの調査に出てみた。

今日の和歌山市の最低気温は10.2度。けっこう寒くなってきた。今日からは手袋をして港へ向かう。

そして、コウイカの前にひとつ試してみたいこともある。同じ港に係留しているTさんからの情報では、紀ノ川河口ではサゴシやハマチが釣れているらしいのだ。

夜明け少し前に港に行くと、タチウオ名人が船を出している。
今年のシーズンは終わってしまったと思ったがどうなんだろうか・・ちょっと気になるが今日は仕掛けを持ってきていない。

それにしてもきょうは空が赤い。



青岸の灯台を過ぎる頃に名人と遭遇。ほかにも3艘それらしき船が出ていたのでやっぱりタチウオが復活しているのだろうか。それを横目に僕は釣り公園に向かって針路をとる。
一番南のテトラ帯の前から仕掛けを流す。アタリは間もなく出た。確かにサゴシが釣れた。
Tさんの情報は確かだ。
釣り公園の護岸に添って進むがアタリはない。あまり沖にまで行くとコウイカのポイントから離れてしまうので途中で引き返し、最初のアタリが出たところ付近にくるとまたアタリがあった。今度は少し型もいい。2匹取れれば叔父さんの家に持っていける。朝食代わりのパンをほおばりながら魚が釣れてしまうのだから、魚には申し訳ない。そのまま仕掛けを流しながらコウイカのポイントへ移動中にも1匹。

今日使った仕掛けは、以前グァム島に旅行した時にお土産に買ってきたものを使った。13年の時を経てやっと日の目を見た。ゴムの劣化はあまりしていないようでちゃんと釣れてしまった。これも多分元は日本製(エギなんかもハヤブサのものがたくさん売られていた。)なのだろうから、やはり日本製はできがいいということだろうか。

いつものポイントに入ろうとしたとき、西脇漁港のバッチ網船がやってきたので新々波止の沖からスタート。シラスはいないのか、すぐに針路を変えたのでいつものポイントに移動。今年はいちばん端の防波堤の嵩上げ工事が続いているので影響はどうだろうか・・。(今日は朝が早いので工事の船は来ていなかった。)
そのためかどうかはわからないがアタリはない。一度だけイカではなく魚が乗っただけだ。
それでもいちばんいいはずだと思うポイントを行ったり来たりしていた。

低く雲が垂れ込めた感じとか、体に感じる気温の感じはイカが釣れてもおかしくないのだが、まったくアタリがない。



そしてやっとアタリがあったのは午前8時を過ぎたころだ。もう諦めて帰ろうとしているときだった。そして型も大きい。いつものルアーロッドがひん曲がっている。イカの姿を確認してデッキに置いているゴミ箱の中に放り込もうとしたとき、盛大に墨を吐かれ、一瞬ひるんだか、その拍子にイカは海へ帰っていった・・。



今シーズン最初の獲物を目の前で逃してしまった・・。残念。
イカがいることがわかったので30分延長してみたが、その後は、アタリらしきものがあるけれども鉤には乗らず今日は終了。
前回の白浜といい、今回といい、帰ろうと思うとそれを引き留めるかのように獲物がやってくる。それも思わせぶりに食べられない大きさとか、目の前で逃げていくとか・・。
べつに釣れなかったとしても天に唾を吐こうなんて思っていないのだからすっきり帰らせてほしいものだ。

今日の円卓会議ではタチウオの情報を得ることができた。ひとりだけ船を持っているメンバーがいて、そのひとの話では、ここ数日、またタチウオが釣れていたそうだ。昨日は30本釣ったとのこと。型もそこそこよかったそうだ。タチウオ名人が出ていたのもうなずける。
僕もタチウオの仕掛けも持って行っておけばと悔やんだがそれはあとの祭りだ。


家に帰って、釣具屋さんに磯釣りで使うリールを修理に出してきた。これが今日の午前中にやっておきたかったことだ。
磯釣り用のリールとして紀州釣り用とフカセ釣り用の二つのリールを持っているのだが、両方ともローターのストッパーが利かなくなっていた。いつもではないが、肝心な時に逆転してしまうのだ。春には50センチを超える年なしを釣ったが、よくこんな状態のリールで釣りあげたものだと我ながら感心する。修理に出そうかと思っていたが、ネットで調べてみると原因がわかった。ネットの情報はすごい。こんなことも調べることができる。
原因は、ロックの部分に油が侵入しているからだそうだ。要は、注油のし過ぎということらしい。長持ちさせたいからとまめに注油をしてきたが、それが逆効果になっていたようだ。
パーツクリーナーで油分を落としてやるとたしかにロックの利き具合がよくなったように思う。(実戦での検証は来年だが。)



それに気をよくして、フカセ釣り用のリールも同じだろうと思い、分解してみた。ロック機構は同じような感じだったので、パーツクリーナーで洗浄してみたが、そうはうまくはいかない。そもそも、レバーブレーキでロックと解除をするようになっているのだが、そこがおかしい。よく見ると、ロック用のピンにテンションをかけているトーションばねが折れているようだ。
これなら部品があれば直せると思い、釣具屋に注文しに行ったけれども、リールが古すぎて部品は取り寄せできないと言われてしまった。
ダメもとでメーカーに出すことはできるということだったので、今日、持って行ったというわけだ。
マルニシ釣り具の本店の店長さんはフカセ釣りの名人で、年間70回は釣りに行っているそうだ。店長さん曰く、85%の確率で修理不能で戻って来ますとのこと。15%に祈るしかない。
しかし、このリール、買った当時はシマノのほぼ最高級モデルで、たしか7万円ほどしたと思う。それが小さなバネひとつで使えなくなるとは悲しい。なるべく傷をつけないようにと丁寧に扱ってきたのでそれほど大きな傷もついていない。(傷がつくほどたくさんも釣っていないというのが本当のところのきれいな原因ではあるのだが・・)



今では年に1回行くか行かないかで、おまけにこれからの人生を考えると総回数で5回も行かないのではないかと思うと新しいリールを買うほどでもない。

もし、修理不能で帰ってきたときの対処法としては3つ。
①このリールは放棄して紀州釣り用のリールで代用する。
②泉佐野市に有名な修理専門ショップがあるらしく、そこに持っていく。ここは大概の修理はやってくれるそうだ。(なくなった部品まで製作してくれるかどうかはわからないが。)
③自分でバネを作ってみる。

多分、③の方法を試してみるんだろうなと思う。そして失敗して①に戻るという感じだろうか。帰りにコーナンを覗いてみると、壊れたバネに近いような太さのピアノ線が売られていた。あれでなんとかならないだろうか・・。
フカセ釣りといっても絶対にレバーブレーキのついたリールが必要という訳でもない。エド山口はいつも普通のリールを使っているのでやっぱり①だな。
②の選択肢は、どれだけの費用が必要かということがよくわからない。とにかく、あと5回釣りに行って終わりだからそれほどのコストはかけたくない。
なんとかあと5回しのぎたい・・。
コメント
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