イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2020年11月27日 | 2020釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 4:41満潮
釣果:コウイカ5匹

2日連続で悪天候(でもなさそうな日もあったが・・)が続き、僕の中では久々の釣行だ。今日は船のローテーションからいくと小船の日なのでコウイカ狙いだ。例年ならすでに全盛期に入っているはずだが、今期はまだ1匹だけなのでなんとか数を稼ぎたい。

今日はグッと気温が下がっている。最初、ヒートテックの下だけを履いて家を出ようとしたがやけに寒い。結局上も着なおしてバイクにまたがった。若いときは、いちばん暖かくなる時刻に合わせて着るものを選んでいたが、最近はいちばん寒い時刻に合わせて選ぶようになってしまった。これも歳のせいだろうか。まあ、その若いときというのは、体重が90キロ近くあって肉襦袢を着ているようなものであったので条件はだいぶん違うということもあるのだが・・。
ああ、そういえばお通じも早朝に起きると出にくくなってきた・・。

例の煙突の煙は大きくたなびいていたが、東からの風なので港はまったくの無風状態だ。ゆっくり準備をして辺りが明るくなるのを待って出港。



エンジンが不機嫌なのは相変わらずだが、最近はやたらと排ガスの煙が濃くなってきたような気がする。風向きの具合とアイドリングの回転数が高いことがあるのかもしれないが、また気になってきた。全然整備らしいこともしてやらないので不機嫌になって当たり前をいえば当たり前なのだが・・。

いつものポイントに到着。今日は防波堤の工事はないような感じだ。新波止と新々波止の交差点からスタート。
期待に反してアタリがない。穏やかとはいえ、風のせいで気持ち船が流れすぎている感があるので錘を30号に変更。交差点を諦め、新々波止の元の切れ目の前に移動してやっとアタリ。最初のアタリがあるとホッとする。
その後、同じラインでまたアタリ。これで叔父さんの家へ持っていく分もできてまたホッとする。
今日は地方よりも沖のほうがいいようなので次の切れ目跡に移動。ここでも2匹。途中魚らしきアタリもあった。ここはけっこう魚が居着いているようだ。毎年コチが釣れるのがこの辺りだ。そしてグッと重みのあるアタリが・・。この辺りはときたまキロ以上のモンゴウイカが釣れるので期待をしたが途中でバレてしまった。仕掛けを回収してみると、鉤が1本折れてしまっていた。



イカのわりにはジェット噴射の引きがなく、ただのゴミだったのだろうか?それならぐりぐりリールを巻かずにおけばよかった。まだまだ経験が足りない。

今日は5匹は釣りたいと思うのでもうひとつ沖、赤灯台の先端へ出てみた。



ここではすぐにアタリがあった。しかし、やはりここまでくると流れが速い。30号の錘でも底が取れない。
バッチ網の船もポイントの上を往来しはじめたのでこれを潮に終了。

しかし、今日も派手に墨を吐いてくれたものだ・・。




家に帰って獅子ゆずのピールの完成作業。今年も美味しく出来上がった。それに加えて干し柿もいい感じに干しあがっている。叔父さん曰く、中まで乾燥させると硬すぎるので、中が柔らかいほうがいいとのことだ。いわゆる、あんぽ柿というやつだ。これをウイスキーを飲みながら食べると美味しいのだ。また、昼間から飲んでしまいそうだ・・。

 

ひととおりの作業を終えて今年回収した電気ウキを売りに行ってきた。たかが電気ウキだがこれがバカにならない。今年は全部で1700円の水揚げになった。

 

そしてそのお金でコウイカ用のスッテを買う。



アユ釣りはおとりを取り換えながらの循環の釣りと言われるが、電気ウキを拾ってお金に換え、それをスッテに替え、またイカを釣り、また電気ウキを拾う季節を待つ。これもある意味循環の釣りと言えるだろうか。
それよりも、拾ったウキを中古釣具屋に売り、それを買った釣り人がここでウキを落とし、僕がそれを拾ってまた中古釣具屋に持っていく。これはタイで放生会のために魚や亀を売って、それをまた池から回収して売るというあこぎな商売の方に似ているだろうか・・。
どちらにしても、スッテは結構高い。エギなら100円で売っているものもあるが、市場が狭いコウイカの世界なので売り手市場というのは仕方がない。
それに代わるものもなく、お金をかけずにイカを釣るには循環の釣りかあこぎな商売というのがいちばんだ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする