イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川沖釣行

2014年09月06日 | 釣り
場所:紀ノ川沖
条件:中潮3:12満潮
釣果:タチウオ 13匹


当初の予定では今日は加太へ向かおうと考えていたのだが、いつも野菜をもらう叔父さんの家から小芋の収穫を手伝うように要請がきた。お月見用に親戚に配るためのものなのだが、叔父さんが7月に骨折してしまい力仕事ができる人間がいないのだ。
予報もあまり芳しくないのでタチウオだけ釣って畑に向かうことにした。


フェリーの出口に向かう途中、西の空が雷で光っている。雨も少し降ってきた。わざわざこんな日に釣りに来なくてもいいのにと気弱になってしまう。それにタチウオを釣っている船が全然見えない。土曜日だというのに・・・。余計にへこんでくる。しかし、畑に行くのは午前6時半。今帰港するとものすごく待ち時間ができてしまう。なんとか我慢をしながら仕掛けを流し続けるがアタリは出ない。雲が多いのでなかなか夜も明けてこない。
やっとアタリが出たが型はものすごく小さい。これは海にお帰り願った。
少しだけ明るさが出てきてアタリも出始めた。30分ほどアタリが出続けて13匹。5時半過ぎに終了。写真を撮って急いで港に戻った。



今日も針を1本ロスト。エダスの根元から切られてしまった。
どうも今年のタチウオは凶暴なのかやたらと仕掛けを落とす。糸のヨリはしっかり取っているはずだが、魚がやたらと暴れてラインに当たってくるようだ。


港のそばの畑に行って小芋堀りを開始。今年は雨が多かったので株が大きくなったそうだ。



湿気をたっぷり含んだ空気と草の香りは里山の香りだ。



風のない朝のひと時は何故だかホッとする。何かに守られているという感覚というのだろうか・・。
多分、日本人というのはずっと昔からこんな環境で生活をしていて、僕の体の中にもこういう朝を求める遺伝子が組み込まれているのかもしれない。

葉っぱを鎌で刈ってツルハシで株を掘り起こす。
一気に汗が吹き出てくる。汗は上司に叱られて出てくる粘っこいものではなくサラサラの汗だ。気持ちがいい。
ホコホコの砂を掘り返して株から芋をむしりとっていく。
いい感じだ。窓のない事務所の中でパソコンのキーボードを叩いているより数百倍こっちのほうがいい。
石の墓場のような都会とはよく言ったものだ。
ホワイトカラーのふりをしてブツブツ言っているよりも、「やってるぞ~。」という気分になれる。

コメント
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