イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川沖釣行

2014年09月03日 | 釣り
場所:紀ノ川沖
条件:長潮 6:15干潮
釣果:タチウオ 6匹 サゴシ1匹

さて、今日は船の陸揚げの日だ。
タチウオを狙ってから直接桟橋に向かう計画だ。

バッテリーが上がってしまってから最初の出港になる。一応、エンジンが始動することは確かめているが、安全に離岸できるだろうか・・・。
バッテリーの周りにはなにやらよくわからない配線がいっぱいむき出しになっている。



なにやら、ミレニアムファルコン号のエンジンルームのようで気持ちがそそられる。
今の自動車なんかはボンネットの中をカバーで覆ってしまうような仕上げをしているが、やっぱり機械は配線が縦横無尽に走っていないと感じが出ないのだ。
始動は一発だ。いつもと変わりがなく始動できた。航海灯も魚探も異常なし。
電圧は約28ボルト。逆に高すぎではないのだろうか?



沖の一文字を出てすぐに仕掛けを流してみるとすぐにアタリがあった。
今日は調子がよさそうだ。沖のほうにはもっと魚がいるのではないかと思い、新々波止を目指した。
途中で大きなアタリ。今度はかなり大きい、指3本以上はありそうだ。
これからだと思ったのだが次の魚を釣り上げたとき針が3本切れてなくなってしまった。

ガンダムは体を半分なくしてもジオングと戦うことができたが、いかんせん僕はニュータイプではない。針が2本では極端に効率が落ちてしまうのだ。
今使っているラインが最後のほうになっていて、ボビンの一番下のほうの巻き癖の強い部分で仕掛けを作っているので魚が掛かったまま幹糸に巻きついてしまうようだ。
結局それからは1匹だけ釣り上げて今日は終了。
午前5時45分。そのまま桟橋に向かったのだが、道中、午前6時ごろにもタチウオを釣り上げている船があった。
やっぱりとことん粘らないとだめだというのを改めて思い知らされた。


今日の東の空は珠玉の光景だ。朝焼けの綺麗さはすばらしい。こんな光景を見ない人は人生のいくらかを損しているのではないかと思えてくる。半径10キロでしか生活をしていない僕が偉そうに言えるものではないのだが、その半径10キロを差しい引いてもすばらしい。



陸に上がった船底は例年になくフジツボが少ない。冬がかなり寒かったのと、夏の日照時間の少なさだろうか。しかし、これだけしか付着していないのに推力が3割近くも落ちてしまうのには驚きだ。多分、船底の貝よりもプロペラの貝のほうが推力に影響するんだろう。



船を桟橋に預けて徒歩で港まで移動。水軒の旧の南海線沿いは松を植えましょう運動ですっかり様変わりをしていた。知らない間にフィールドアスレチックが出来上がっていた。
歩道らしきものも長く続いている。子供の頃はこんな場所では決まっていろいろな虫を見つけることができたが今ではそんなことができなくなってしまった。目線が地上から高くなってしまったのか、老眼のせいなのか、それとも純粋な心が失われてしまったからなのだろうか・・・。とにかく後戻りができないのは悲しいものだ。

 

散歩の時間は約40分。家に帰って体重を計ってみると夕べから2.3kgも減っていた。ヘルスメーターが壊れているのではないかと思うほど体重が乱高下する。
健康的にはどんなものなのだろう・・・。






工場のメカニックのおじさんに先代の翠勝丸の消息を教えてもらった。今は四国にお嫁に行っているそうだ。築港の橋から見ることができていたのが数年前から見えなくなり、廃船の憂き目に遭ってしまったのだろうかと気にしていたが、ボートパークに移動してずっと乗られていたそうだ。今年に入って四国まで自走してお嫁に行ったそうだ。
僕がオーナーでは絶対にできなかった紀伊水道横断という大冒険の末に新しい居場所を得てくれたという知らせはなんともうれしい。進水してからちょうど30年くらいだろうか、まだまだ現役でがんばって欲しいものだ。


コメント
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