吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年2月22日〈エッセー〉010:「島津家発祥の地」は都城

2008-02-22 17:22:43 | エッセー
・連載エッセー『一木一草』

第10回:2008.2.22
 
「島津家発祥の地」は都城

 NHKテレビで放映中の大河ドラマ「篤姫」を毎週日曜の夜、楽しみに観ています。幕末から明治維新に向けて活躍した人物群像に、心躍る想いがあるからです。そのうえ、このドラマの1月20日放映分の終盤、「篤姫」ゆかりの地を紹介する「篤姫紀行」のコーナーで、「鹿児島県出水市が島津家発祥の地」と紹介され、「島津家発祥の地」論争が宮崎県側との間で巻き起こったこともあって、より一層、番組に親近感を覚えています。

 「出水市が島津家発祥の地」と紹介された放送を見て、「えっ?」と私も思いました。26歳だった昭和46年(1971年)6月、読売新聞都城通信部に駆け出し記者として赴任以来、市役所や郷土史家の皆さんから宮崎県都城市が「島津家発祥の地」と聞かされていたからです。

 なんでも、島津家初代とされる惟宗忠久(これむねただひさ)が都城にあった荘園「島津荘」の地頭となって島津と改姓したといい、この史実こそが、都城の歴史を語る市民の誇りのようでした。しかし、平成4年(92年)10月、私が鹿児島支局長になって赴任した鹿児島市では、「出水市が島津家発祥の地」との史実は寡聞にして記憶にありません。

 このため、都城出身の「そのまんま東」知事、いや東国原英夫・宮崎県知事が、都城市長らとともに、「島津家発祥の地」に対する事実誤認をどげんかせんといかん――と、NHKに「島津家発祥の地は都城」と異議を唱えたのを知った時には、「じゃっど(その通り)」と、拍手したい気持ちになったものです。

 NHKは21日、都城市に3月30日の番組冒頭で「篤姫」が養女になった近衛家と島津家の関係を紹介する際、島津の名称は都城に由来することを強調すると伝えたそうです。都城市民は、都城(みやこのじょう)を「ミヤコンジョ」と発音します。当日の番組ではどのような説明となるのか、さらに放送を見た鹿児島(地元の人は「カゴンマ」と発音)県民と、ミヤコンジョ市民がどのように受け取めるのか、今から興味津々ではあります。
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2008年2月22日/〈津屋崎の四季〉210・カササギ巣作り

2008-02-22 14:50:47 | 風物
写真①:畑で餌を探すカササギ
     =福津市的岡で、2008年2月22日午後1時49分撮影

 福津市津屋崎は22日、ぐっと暖かくなりました。このまま春の陽気が続くよう願いたいですね。

 的岡の畑では、カササギ(カラス科)が餌を探しています=写真①=。2羽の番のようです。

 よく観ると、ワラのようなものをくわえたりしています。頭から背、胸まで黒く、腹部の白色とのツートンカラーが鮮やかです=写真②。


写真②:黒と白のツートンカラーが鮮やかなカササギ
     =福津市的岡で、22日午後1時52分撮影

 畑そばの歩道に、木の枝がたくさん落ちています。見上げると、歩道わきの電柱の上部でカササギ夫妻が巣作りを始めているのが判明しました。
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