とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

景信山、陣馬山縦走

2009-03-29 22:33:45 | 山登り
昨日は東京都と神奈川県の県境の尾根にある景信山、陣馬山を縦走してきた。
景信山(727m)は南側の小仏峠に北条氏照の家臣、横地堅物景信が警備していた富士見関があったことから、それに因んでつけられた名前だ。また、陣馬山(855m)は武田信玄の家臣、小山田信茂が北条氏照の滝山城を攻めた時、この山に陣を張ったところから陣馬山とつけられた名前である。

今回のコースは、高尾駅から小仏までバスで行く。8:12発のバスの行列につく。少し早かったので列は前のほうだったが、どんどん人がついてきて満員の状態であった。やはりこの山域は、東京圏では人気があるらしくハイカーが多いようだ。

15分ほどで小仏に着き、歩き始めた。舗装された緩い道をしばらく行くと、景信山登山口に着く。ここからしばらくは急なのぼりである。1時間弱ほどで、景信山に着くとお茶屋が2軒ほどありここからの展望は素晴らしい。八王子市内等の町並みがよく見える。

また、周辺の大山とか高尾山等の山並みも見えるが、西の奥に見えるはずの富士山だけは雲がかかり、まったく見えなかった。

丸太の階段を少し下りると、あとはなだらかな尾根道が続く。アップダウンが少なく楽しいハイキングコースである。奈良子峠を過ぎ2時間ほどで陣馬山山頂に到着である。山頂でひときわ目立つのが白馬の像である。

陣場の「バ」が馬の字に当てられたことで馬の像が建てられたようだ。いろんな山の紹介記事で陣馬山を読むと白馬の像が紹介されていたので、どうしてもこの白馬の像を見たかったのである。馬の形はしているが顔は特にはっきりしておらずモニュメントとして作られたようである。山頂からの展望は360度で快晴ならば素晴らしい山岳展望ができそうであった。

しかし、雲が多く、日が差さず肌寒い天気となってきたので、記念写真を撮ると山頂直下にあるお茶屋の休憩所で昼食にすることにした。

毎回、昼食は何にしようか迷うところである。今回自分の食料は、おにぎりやラーメン等の定番を止め、お湯を入れると簡単にできるリゾットとパスタという献立にした。山の専門店では、簡単にできる食料が豊富に売られているので試しに買ってきたのだ。リゾットは野菜コンソメリゾット、パスタはスパゲッティ・トマト&マッシュルームである。どちらもお湯を沸かすだけで簡単にできて結構味も美味しい。

ビールとお摘みも食べながら、リゾットとパスタでお腹がふくれた。しかし、今回も食べ物はこれで終わらず、甘いケーキが一杯出てきた。甘いものはやはり別腹のようだ。ケーキが出たらコーヒーも飲みたい。コーヒーを沸かし、ケーキを食べると更にお腹がいっぱいである。

長い昼食休憩を終わると、いよいよ下山にかかった。下山は。栃谷尾根を下り、陣場の湯近くの里山に下りる。山頂付近では桜が蕾のままであったが、下がってくると桜の木や菜の花、スイセン、カタクリの花等が咲き乱れていた。


平地のほうはもう春であった。中央高速道路の隋道を抜けると、中央本線の藤野駅に着く。藤野駅から中央本線に乗って高尾駅に戻った。

約5時間ほどのハイキングであったが、初中級者向けで気軽に楽しめるいいコースであった。