とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

コージツに買い物へ

2015-01-31 21:40:19 | グッズ
久しぶりに山用品専門店のコージツに買い物に行った。山用品は、一通り揃っているが、春から四国へお遍路に行くつもりなので、それなりの準備をしなければならない。

まず一番大事なのは靴である。何がいいのか良く分からなかったが、店員にお勧めを聞いたらSIRIOのトレイルウォーキングシューズを出してきた。SIRIOといえば、普段履いている登山靴と同じメーカーだ。日本人の足にあった靴を出しているメーカーであり、今までの履き心地も悪くない。用途は、デイリーユース、里山歩き等、様々なアウトドアアクティビティに対応。多彩なフィールド、天候に対応したトレイルウォーキングシューズ。しなやかなスェードレザーで足をやさしく包みますとあり、お遍路用にはちょうどいいと思った。値段は16500円とそれなりだが、馴染みのブランドなので買ってしまった。

SIRIO(シリオ) ライトトレッキング P.F.120:特長
■ゴアテックス
■シリオビブラムUSAGIソール
ビブラム社と共同開発したライトトレッキングソール。軽量で優れたクッション性と歩行安定性を確保。
■3E+ 足の長さと幅の比率(10:4)がちょうどくらいの人。自然なフィット感がお好みの人。


そして、もう一つ大事なのがザックだ。いつも使っているのは40Lサイズで大きい。お遍路では、野宿や自炊はしないので荷物は少なく軽くて小さめのザックのほうがいい。いろいろ見て気に入ったのがkarrimor (カリマー)の lancs(ランクス)というザックだ。背負った感じも丁度良くペットボトルを出し入れするポケットも使いやすい。しかも、レインカバー内蔵というのもありがたい。値段は、15000円だ。

karrimor  lancs 28L :特長
日帰り登山やライトトレッキングで活躍するエントリーモデルの新定番。小型かつ軽量でありながら、2気室で構成されており、荷物のパッキングや出し入れがしやすくなっている。背面にはアルミバー付きPEプレートを配置することで、安定感やフィット感を高めている。小型かつ軽量でありながら、2気室で構成されており、荷物のパッキングや出し入れがしやすい。背面にはアルミバー付きPEプレートを配置することで、安定感やフィット感を高めている。


その他、防水スタッフバッグ等の小物も買った。あとは、これらの山用品を実際に使う時が来るのを待つばかりだ。

2015奈良観光&葛城山トレッキング:平城宮編

2015-01-30 21:21:48 | 観光
葛城山から下山したのはお昼過ぎで、まだ時間があり、kazukawaさんなどの希望で平城宮跡まで行くことになった。私は、奈良マラソンの時に見に行ったことがあったが、初めての人にも是非見てもらいたくてすぐさま行くことに賛成した。

平城京は、今から1300年ほど前に奈良に建設された都である。そして、その中心の平城宮には天皇の住まいや官公庁が集まっていたということだ。甲子園球場が30個も入る広大なスペースには、現在様々な施設があり当時を偲ぶ施設が復元されている。

これは平城宮の正門となる朱雀門だ。1998年に復原され、通りからひときわ目立つ施設である。前の道が、奈良マラソンのコースとなっており、ランナーにとっては一際目立つランドマークである。


朱雀門の見上げるばかりの大きさにみんな大喜びだ。


朱雀門から中に入り東側を見ると、昨夜山焼きが行われた若草山が見えた。山焼きの部分が茶色く見える。


さて、朱雀門から大極殿が見えるが、無粋なことに線路が真ん中を横切っている。線路が引かれた頃には、このような遺跡があったことなど分からなかったのだろう。


ひっきりなしに電車が通過し、足止めを食らう。


それにしても、大極殿まで行くのが遠い。さすが天皇が住んでいた場所であるから、広大な敷地で、その権力の大きさを伺い知ることが出来る。


大極殿の正面から朱雀門方向を眺めた様子だ。とにかく広いとしか言いようがない。


大極殿とは古代の宮都における中心施設で、国家儀式の際に天皇が出御する場所である。1300年前は、国家儀式の際、大極殿前に天皇が立ち、内庭にはこの絵のように貴族が立ち並んだのだろう。


奈良や京都というと、中学生くらいの時、修学旅行で多くの人が行っているはずであるが、遺跡や寺院、神社等を見てもそれほど面白くはなかったと思う。ところが、歳を重ねるにしたがって歴史の重みやロマンを感じるようになって、京都や奈良がますます魅力的になってきた。今回は、古都奈良の魅力も満喫でき、見どころ盛りだくさんの山旅となった。

2015奈良観光&葛城山トレッキング:葛城山編

2015-01-29 22:08:09 | 山登り
山焼きの翌日、本来の目的であった葛城山トレッキングに出かける。葛城山は、標高960mの山で、春はツツジの名所で知られ秋は紅葉、冬は樹氷や霧氷と1年中楽しめる山である。今回の目的は、山頂付近での美しい樹氷や霧氷の景色を見るためであった。

まずは、登山口の駐車場に車を停め、櫛羅の滝コースから山頂を目指すことにした。登山口入口には、葛城山ロープウェイ乗り場があり、ロープウェイに乗ろうとする人で賑わっていた。


我々は、ロープウェイを横目で見ながら、そのまま登山口へと進んだ。登山口入口は、シカ除けの柵があり、そこの扉をあけて中に入っていく。


後ろを振り向くと、ロープウェイが動き出したところだった。


石段を上がって行くと、沢沿いの道となり砂防ダムが見えてきた。


沢伝いに20分ほど登り下りすると、落差10mの櫛羅の滝が現れた。滝の名前の由来は、弘法大師が天竺のクジラの滝に似ていることから命名したそうだ。最初は供尸羅の滝だったそうだが、縁起が悪いので櫛羅に改名されたという。ちなみに葛城山の登山口あたりは、櫛羅という地名でもある。


その後、杉林のジグザグ道を進んでいく。




途中で行者の滝への看板があったので、少し寄り道して行者の滝を見に行く。少し歩けば着くと思ったが、意外と距離があり、かなり下ってやっと行者の滝に到着した。頑張って見に行った割には、それほどでもない滝だった。


行者の滝への分岐までもどる。頂上に近くになるにしたがって、雪がちらほら見えてきた。橋の上は、凍っていて滑りやすく慎重に渡る。


婿洗いの池との分岐からまっすぐ行くとすぐに頂上となりあっけないので、国民宿舎経由で回り道しながら頂上に向かう。雪はあるものの、登山道は凍っていて滑りやすい。そして、樹氷や霧氷はどうだろうと周りを見回しても、まったくそれらしき景色は見えない。




国民宿舎前は広々としたツツジ園が広がっている。5月ともなれば、百万本とも言われるツツジが山一面をピンクに染めるそうだ。ただ、この時期は、茶色っぽい林にしか見えない。


ぐるっと回って葛城山山頂に到着する。


葛城山山頂は広々とした草原で、本来なら真っ白い雪で覆われておるのだが、積雪はわずかで雪も解けかかりぬかるみとなっていた。子供たちが雪遊びしたくてソリを持ってきていたが、ソリ遊びもままならないくらい暖かい日になってしまった。山のプランだけは今回、期待外れに終わってしまったようだ。


ソリ遊びができない子供たちは、テラスにたまった雪をかき集めてそれなりに雪遊びを楽しんでいた。


我々もいささか拍子抜けで、帰りはロープウェイで早々に下山する。


ロープウェイから奈良盆地を見るが、春霞のように霞んでいた。やはり、1月にしては暖かすぎる日だったといえる。


参考:今回歩いたコース


「2015奈良観光&葛城山トレッキング:平城宮編」に続く。

2015奈良観光&葛城山トレッキング:若草山山焼き編その2

2015-01-28 00:04:31 | 観光
18時15分。山焼きの前に奈良礼讃大花火大会が行われる。冬の打ち上げ花火は珍しいものだが、澄んだ冬の空に打ちあげられる花火を見るのもおつなものだ。






この花火は奈良では最大級の規模で、山焼きの伝統行事と共に人気が高まっているそうだ。






奈良県唯一の「尺玉」花火が打ち上げられ、それはそれは見事である。






間近で見ているため、音も凄い迫力でお腹に響いてくる。新春の奈良の夜空を彩る大花火大会に大満足だった。






18時30分。約1300発もの打ち上げ花火の後、いよいよ山焼き一斉点火だ。奈良市消防団の人たちが、山麓中央の大かがり火から松明に火を移し、若草山の正面に火を運ぶ。法螺貝・ラッパ・号砲の合図で33ヘクタールの草地に一斉点火が行われた。






燃え盛る炎は、奈良の冬の澄んだ夜空を赤く染め、山全体が浮かび上がってくる。まさに壮観である。






炎が波のように広がり、勢いよく山を駆けあがっていくさまは、まさに炎の乱舞で美しかった。初めて見た山焼きだったが、急遽予定を変更して見に行った甲斐があった。新聞報道では19万人も見物客が集まったといい、冬の奈良の伝統行事として必見である。




「2015奈良観光&葛城山トレッキング:葛城山編」に続く

2015奈良観光&葛城山トレッキング:若草山山焼き編その1

2015-01-27 19:51:50 | 観光
若草山の山焼きは、毎年1月の第4土曜日に行われる。奈良市内を見下ろす標高342mの若草山に火をつけ、山全体を燃やす早春を告げる奈良の一大行事である。山焼きの目的は、春日大社、東大寺、興福寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊及び奈良全体の防災と世界の人々との平安を祈るものだという。

大和郡山でイノさん、ヨーコさんと落ち合い、J子さん、kazukawaさん、私の5人で奈良駅まで移動する。奈良駅からは歩いて春日大社の大どんどの会場に向かった。周りは人だらけで、山焼きに向かう観光客であふれていた。

飛火野に火炉(5m×5m、高さ3m)が設置され、正月に神社に持ち込まれた古いお札やお守り、注連縄飾りなどを焚き上げしている。そして、その前で、神事が始まった。


16時45分。大とんどより 御神火をもらいうける。




17時05分。聖火行列の出発である。金峯山寺の山伏による法螺衆に先導され、若草山焼きに関係のあった奈良奉行所の役人を加え、総勢45名の厳粛な時代行列である。
〔聖火行列順〕雅楽道楽-僧兵-奈良町奉行所役人-金峯山寺法螺衆-興福寺-東大寺-春日大社




行列と共に若草山麓に移動する。なだらかな山容の若草山のふもとには多くの観光客が集まり山焼きの開始を待っていた。




御神火が松明に点火され、聖火行列が若草山麓に入場してきた。




17時45分。御神火が野上神社に到着すると、かがり火に点火され山焼き行事の無事を祈願する祭礼がおこなわれる。続いて、その法楽として東大寺・興福寺の読経中、かがり火から松明に火を移した後、山麓中央に設けた大かがり火に点火である。






その後、山焼きが始まるのであるが、その前に豪華な大花火打ち上げが行われるのだ。これがまた、凄い。
その様子は、「2015奈良観光&葛城山トレッキング:若草山山焼き編その2」に続く。

2015奈良観光&葛城山トレッキング:明日香村編

2015-01-26 20:44:52 | 観光
奈良県の葛城山へ夜立ち日帰りで登る計画をしていたが、前の日の夜、若草山の山焼きがあるという事をイノさんのメールで知り、急遽前日の朝から奈良に出かけることになった。奈良県といえば、東大寺や興福寺などで有名なお寺があるが、そういったところはほとんどの人がいった事があり、行ったことがなくて面白そうな場所ということでいろいろ考えて、謎の古代遺跡が多くみられる明日香村をメインに行ってみる事にした。行くにあたっては、奈良の歴史や遺跡に詳しいくーかいさんの話も大いに参考になった。

まずは、現地の情報を調べようという事で、明日香村にある飛鳥資料館に寄って、パンフレットやお勧めの場所を教えてもらう。明日香村は、奈良県の中央部に位置する村で、中央集権律令国家の誕生の地である事から飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘され、「日本の心の故郷」とも紹介されている。

飛鳥資料館の庭には、数多くの謎の石像や石造物が展示されている。いずれも、レプリカで本物ではないが、明日香村の各所にある石像などを一か所に集めてあり、村の中を回るにあたってどんなものがあるか知ることができて参考になった。

出水酒船石のレプリカ。酒船石遺跡の酒船石とは別だが、水を流したような溝などがあり同じく酒船石と名付けられている。これは、資料館で見ただけで良しとした。




須弥山石。須弥山とは仏教の世界観で世界の中心に存在する山のこと。須弥山石は、中をくり抜いた円柱状の石を3つ積み重ねた石造遺物である。高さは3段で2.3mだが、2段目と3段目の石が構造上つながらないため、元は別の石がもう一つあったと考えられていて、資料館の庭に展示されているレプリカは4段で復元したものだという。


猿石。欽明天皇陵隣の吉備姫王墓内に猿石と呼ばれる不気味な4体の石像が置かれている。名前に猿とあるが、実際は猿を彫ったものではない。これらの像が異様なのは、その形相のみならず、背面にもまた別の面妖な像が掘られていることだ。実物は陵墓の鉄柵内にあるため表しか見られないが、飛鳥資料館のレプリカで背面の像を確認できる。


石人像。杯を口にした男に背後から抱きつく女という異様な石人像である。驚くべきは、この像が噴水施設であり、内部には水を通す孔が開けられていて、底から入った水が、男の杯と女の口から吹き出す仕組みになっているそうだ。本当に不可思議な石像である。


亀石。巨大な花崗岩に亀に似た彫刻が彫られていることからこの名前で呼ばれていて、明日香村観光のシンボルになっている。これは、あとで本物を見に行くことにした。


飛鳥資料館で、一通りの情報を仕入れ、最初に向かったのが飛鳥寺だ。この寺は、596年蘇我馬子が発願して創建された日本最古のお寺である。現在は、田園地帯の中にひっそりと建っているが、発掘調査によると、東西200m、南北300m、金堂と回廊がめぐらされた大寺院であったという。




本堂の中に祀られているのが、本尊の飛鳥大仏である。606年に推古天皇が中国渡来した鞍作止利仏師に造らせた仏像で、東大寺の大仏よりも150年も古く。日本最古の仏像になるそうだ。


次に向かったのが酒船石遺跡だ。砂岩でできた湧水設備とそれに続く形で小判形石造物と亀形石造物が繋がっている。これら2つは水槽になっており水を溜めたと推定されている。周りには石を並べた溝や石段があり、全体を囲むように石垣や石敷がある。水が亀の頭から尻尾へ流れるようになっているユニークな石造物である。ボランティアで解説してくれる人がいて、いろいろ説明してくれたが、何のためにこのような施設が作られたのかは判っていないそうだ。




酒船石遺跡から、少し坂を登り竹林の間を歩いていくと、酒船石がある。


酒船石は、長さは5m、幅2.3m、厚さ1mの花崗岩でできている。宇宙人のメッセージを思わせるような模様が特徴で、昔お酒を搾るのに使ったとか、薬を使うのに使ったとか色々な説があるようだが、実際の所は謎である。酒船石遺跡の亀型石造物との関連もありそうだが、実際のところ関連があるのかもわかっていないようだ。




次に向かったのが、石舞台古墳だ。日本最大級の横穴式石室を持つ飛鳥を代表する古墳のひとつである。築造は7世紀の初め頃と推定され、元々は1辺約55メートルの方墳だったとされているが、早い時期に古墳上部の盛土が失われ、現在は巨大な石室が露出した姿となっていて、その形状から『石舞台』と呼ばれるようになったと言われているそうだ。






下に回ってみると、石棺を納めた横穴式石室があり、その空間は驚くほど大きい。その大きさから、相当な権力を持った人物の古墳であることは間違いなく、6世紀後半にこの地で政権を握っていたという蘇我馬子の可能性が高いと言われている。それにしても、これだけの巨大な石を、どんなふうに積み上げ加工することが出来たのか想像もつかない。古代人の技術を考えるだけでロマンが掻き立てられそうだ。




石舞台古墳を見たあと、近くのレストランで万葉時代に因んだ弁当で昼食とする。まだまだ、見たいところが目白押しであるが、夜の予定を考えると回れるのは、残り数か所くらいしかない。明日香観光のシンボルともいえる亀石を外すことはできないので、急いで見に行く。長さ3.6メートル、幅2.1メートル、高さ1.8メートルの巨大な花崗岩に亀に似た彫刻が彫られている。顔は、亀というよりカエルに似ている。亀石は、以前は北を向き、次に東を向いたと言う。そして、今は南西を向いているが、西に向き、当麻のほうを睨みつけると、奈良盆地は一円泥の海と化すと伝えられているそうだ。


次に寄ったのが、天武・持統天皇陵だ。奈良盆地一帯で、こんもり盛り上がった場所は、ほとんど古墳ばかりのような気がする。


古墳の内部には入ることが出来ず、柵で囲われている。宮内庁の立入禁止の立札も見える。




そして、最後に寄ったのが高松塚古墳だ。有名な壁画を見られるといいなと思っていたら、幸運なことに古墳壁画修理作業室の公開日に当たっていて、当日受付で見ることが出来た。現在、高松塚古墳で発掘された石棺は、解体され修理作業室に置かれている。壁画にカビが発生したことにより、10年かけて修理を行っている状況であり、何時でも見られる訳ではない。今回は、10分ほどのレクチャーを受け、ガードマンの監視のもと、ガラス越しに壁画の女子群像や男子群像などの壁画を見る。カビが発生してから、細かい修理作業の末、かなりきれいな状態に戻ってきたそうだ。色鮮やかによみがえってきた女子群像の壁画を見られて大いに感激した。今回の明日香村観光では、最大の目玉であったといえる。


国宝を見られて大いに気を良くしたところで、飛鳥時代の衣装を着させてもらってカンバッジを作ってくれるというサービスがあり、石舞台古墳の写真をバックに写真を撮ってもらう。


撮った写真は、カンバッジに張り付けられ明日香村観光のいい記念になった。

そうこうしている間に、大分時間が過ぎてしまった。まだまだ見たい場所が目白押しであったが、夜は若草山の山焼きを見に行く予定があり、明日香村からひとまず大和郡山のビジネスホテルに向かった。大和郡山でイノさんたちと落ち合う予定だ。それにしても、明日香村は興味深い場所だ。もっと時間を設けてゆっくり見てみたい場所だった。

「2015奈良観光&葛城山トレッキング:若草山山焼き編その1」に続く。

奈良観光&トレッキング

2015-01-25 23:20:25 | 呟き
24日、25日の二日間で奈良の明日香村、若草山の山焼き、平城宮を観光し、葛城山のトレッキングにも行ってきた。
盛りだくさんの見どころばかりで、ブログにまとめるのも時間がかかる。
明日以降、数回に分けて紹介していきたい。

明日から奈良へ

2015-01-23 20:59:21 | 呟き
日曜日に、奈良の葛城山の霧氷を見に行く計画だったが、
明日の夜、奈良の若草山の山焼きがあると知り、急遽明日朝から奈良に行くことになった。
若草山の山焼きは、約200発もの打ち上げ花火の合図の後、33ヘクタールの草地に一斉に火がつけられる。
その燃え盛る炎は、奈良の冬の澄んだ夜空を赤く染め、山全体が浮かび上がる姿は壮観だという。
これは、是非とも見てみたいと宿も取って見に行くことになった。
幸い、天気も良く予定通り実施されそうである。
昼間は、奈良の明日香村で古代遺跡も見る予定だ。
ただ、葛城山の霧氷は暖冬の為、あまり期待できそうにない。

Windows 10は無料でアップグレード

2015-01-22 21:12:01 | パソコン
今年の秋、MicrosoftのWindows 10が発売されることになっていたが、なんと2015年1月22日に行われたMicrosoftのWindows 10イベントで、Windows 7・Windows 8.1・Windows Phone 8.1から無料でアップグレードできることが発表されたそうだ。ただしアップグレードが出来るのは、Windows 10がリリースされてから最初の一年だというが、Windows10は端末が壊れるまで、最新版を利用できるという。今後は順次新機能をアップデートしていく事になり、Windowsのバージョンに対する考え方が変わるらしい。つまり「Windowsはサービスになる」ということで、Windowsのどのバージョンを使っているかという事は意味がなくなるそうだ。

Microsoftが、「Windows 10」を無料で提供する狙いは、モバイルの時代においても顧客をつなぎとめることにある。できる限り多くのデバイスにWindowsを搭載させ、その上で、インターネット経由のクラウドサービスとして「Office」などを販売し、売上高の減少分を補うという戦略のようだ。アップルやグーグルなどが台頭し、Microsoftが安泰という訳ではなくなってきたのが大きな要因だろうが、ユーザーとしては嬉しい対応である。

Windows 10にはパーソナルデジタルアシスタントである「Cortana」が搭載されるそうだ。Cortanaは、Appleが提供する「Siri」に似た機能で、Windows 10に搭載されることで、PCやタブレットでも利用可能になる。「Cortana」はユーザー個人について学習していき、それに応じて適切な情報提供やリマインダーの通知などを行い、音声認識だけでなく、キーボード入力にも対応するので、今持っているWindows 7やWindows 8.1のパソコンでもアップグレードすることで「Cortana」が使えるわけである。Windows 10が発表されたら、すぐにでもアップグレードしてみたくなった。

限界集落株式会社/黒野伸一著

2015-01-21 22:12:29 | 読書
限界集落株式会社 (小学館文庫)
クリエーター情報なし
小学館


《内容》
「限界集落」、「市町村合併」、「食糧危機」、「ワーキングプア」、「格差社会」などなど日本に山積する様々な問題を一掃する、前代未聞! 逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント!!起業のためにIT企業を辞めた多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになる。現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが……。老人、フリーター、ホステスに犯罪者? かつての負け組たちが立ち上がる!!ベストセラー『万寿子さんの庭』の黒野伸一が、真正面からエンタテインメントに挑んだ最高傑作! 新しい公共がここにある。


たまたま、本屋で目についた作品で、現代の日本が抱える問題をテーマにしているという点に興味を持った。早速図書館の予約を入れたところ意外と早く借りられ、面白くて一気に読み終えることができた。祖父の故郷に戻ってのんびりしようと訪れた男が、過疎化が進む村の実態を知り、企業コンサルタントのノウハウを使って、農業法人組織を立ちあげ、村を再生させるというお話である。

限界集落と呼ばれる地域では、住民の老齢化が進み、人口も減少して集落が消滅しかねない。しかし、個人個人で行っていた農業をビジネスとして行う事で、生産性の向上、流通ルートの新規開拓、インターネットでの販売、ブランドを認識してもらうためのキャラクター作り等、一般企業では当たり前の事を過疎の村で始めた事で、村が活気を取り戻し、次第に人も集まってくる。その間には、危機的な状況に陥ることもあったが、その危機も乗り越えていく様子がとても良く、日本の将来に希望を与える内容だったといえる。小説なので、あまりにも話がうまく行きすぎるという点はあるが、このような試みを過疎地での農業や林業に取り入れることで、都会への人口集中を抑え、過疎地の活性化を図ることが出来るのはないかといえる。

以前読んだ有川浩の「県庁おもてなし課」も似たような内容だったが、実際このような事を行っている地域もあるに違いない。国の政策においても、地方で衰退している農業や林業に対して新しい視点から援助していくような事がもっとあってもいい。都会だけでなく、地方にも、もっと夢や希望が与えられるような時代になっていくといいなとこの作品を読んで改めて思った。

因みに、この作品は既にテレビドラマ化が決まっていて、NHK総合テレビで1月31日(土)午後9時からスタートするそうだ。主演は、反町隆司で、反町演じる主人公・大内正登の娘・美穂役が若手女優の松岡茉優、謎の経営コンサルタント・多岐川役で谷原章介が共演する。テレビ放送もどんな味付けになるか、ちょっと楽しみである。