とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015年の山を振り返る

2015-12-31 14:19:23 | 山登り
2~4月はランとお遍路のため山には行けなかったので、その後は積極的に山に出かけた。今年も夏を中心に百名山登山を計画し九州、東北、北海度と遠出が多くなった。百名山は、91座となり、残りは10を切った。印象に残る山は、九重連山、羅臼岳、斜里岳、早池峰等だ。また、初めてではないが岩殿山、白馬三山、剱岳、茅ヶ岳、乾徳山なども企画し、初めての人たちと行くことができた。いい山は、メンバーが変わるとまた楽しいものだ。

1.1月 百蔵山1003m(山梨県大月市)
 山頂からの展望に恵まれ、大月市街、猿橋周辺、中央本線新桂川橋梁などが一望できる。富士山の眺望は秀麗富嶽十二景の一つに選定されている。山の名と近隣の地名から、桃太郎伝説が伝わっている。山頂で富士山を見ながらのキムチ鍋が美味しかった。
2.1月 葛城山960m(奈良県御所市)
 関西で金剛山と並んで霧氷が見られる山と知られ、青空に輝く真っ白な霧氷を期待していったのだが、暖冬で雪が溶けてしまい、山頂は茶色い土がむき出しになっていた。登山としては、物足らない結果となってしまったが、ついでに行った明日香村観光や若草山の山焼きを見られた事が印象に残った。
3.5月 横山岳1132m(滋賀県長浜市)
 2月は、ラン、3~4月はお遍路で山に行けなかったので、久しぶりの登山となった。滋賀県・琵琶湖の北端に位置する横山岳は、花が多く見られる山として有名。美しい「経の滝」「五銚子の滝」を望む白谷本流コースを歩く。この時期は、ヤマシャクヤクをはじめ、イチリンソウ、イカリソウ、イワウチワといった花を見ることが出来、花を見る山旅を満喫できた。
4.6月 九重連山:大船山1786mm、白口岳1720m、中岳1791m、久住山1786.5m(大分県久重町)
 九州の最高峰である九重連山を登り、温泉のある法華院温泉に宿泊。この時期一番見頃となるミヤマキリシマの群落を見る。初日は雨だったが、翌日は好天に恵まれ九重の山並みを満喫する。何といっても天然温泉付きの法華院温泉は、最高の山小屋だ。ミヤマキリシマで山がピンクに染まったこの時期がベストシーズンである。今年最初の百名山だった。
5.6月 祖母山1756m(大分県豊後大野市)
 もう一つの百名山である祖母山は、天孫降臨伝説のある山で、じっくり味わうと味がある山だと言われている。北谷登山口からの周回コースで行ったが、最初から怖い渡渉が始まり、険しい道がずっと続く味わいのある山だった。 
6.6月 岩殿山634m(山梨県大月市)
 3年半ほど前の秋に登って以来2回目の登山だ。岩殿山の標高は東京スカイツリーと同じ634mであり、それほど高い山ではないが、山頂から望む富士山が素晴らしく、秀麗富嶽十二景に選定されている。ただ、この時期は富士山の展望はあまり臨められない。今回は、富士山の展望より、岩殿山から先に行った所にある稚児落しや、そこに至るまでの岩場や鎖場のスリルを初参加のメンバーに楽しんでもらうのが目的だった。
7.7月 羅臼岳1661m(北海道斜里町)
 今まで手付かずだった北海道本島への初遠征登山だ。知床半島はヒグマの生息数が人間より多いというくらいクマの聖域である。ヒグマに遭遇しないかヒヤヒヤしながらの登山となったが、幸い出会う事はなかった。山頂から海を隔てて国後島や択捉島が見えロシアを間近に感じさせられた。キタキツネやエゾシカを何度も見ることができ、北海道の大自然を満喫できた。    
8.7月 斜里岳1547m(北海道斜里町)
 滝が連続する清流を登りつめてたどり着く花の名山で、清岳荘から旧道経由で斜里岳に登頂したあと新道経由で清岳荘に戻る。とにかく、旧道は渡渉の連続でスリルがあり、夏だから楽しめるコースだ。その後も、見事な滝がいくつもあり変化があって飽きることのない山登りとなった。
9.7月 雌阿寒岳1499m(北海道釧路市)
 雌阿寒温泉から雌阿寒岳を経てオンネトーに下山する周回コースにしたかったが、帰りの飛行機に間に合うか心配だったのでピストンコースに変更する。山頂からは、阿寒湖を挟んで雌阿寒岳と雄阿寒岳が対峙する景色はまさに絶景であった。また、ところどころに噴煙が上がっており、山が生きていることを感じさせられた。日本百名山で阿寒岳と呼んでいるのは雌阿寒岳の事である。そして、雌阿寒岳は、中マチネシリ・南岳・東岳・コブ山・剣ヶ峰・西山・北山・ポンマチネシリ・阿寒富士で構成される火山群の総称だ。マチネシリとはアイヌ語で「女の山」を意味するという。雌阿寒岳の主峰であるポンマチネシリの山頂に立ったことで百名山84座目の達成だった。
10.8月 白馬三山:白馬岳2932m、杓子岳2812m、白馬鑓ヶ岳2903m(長野県白馬村)
 夏なお豊富な残雪を抱く大雪渓と雲上のお花畑、高所の源泉かけ流しの温泉を楽しむ等、多くの登山者を魅了する山域である。何度も行っている山域であるが、何度行っても感動は大きい。白馬の良さを味わってもらいたくて初めての人を何人も連れて行った。参加者全員が大満足で下山できたことが一番の喜びとなった。
11.8月 八甲田山1584m(青森県青森市)
 昨年計画しながらも、悪天候で断念した山だ。今回は、酸ヶ湯温泉から毛無岱、八甲田大岳、仙人岱を経て酸ヶ湯温泉に下る周回コースとした。二段の湿原が奏でる本州北端の火山山塊を楽しみ、無事下山。下山後は、酸ヶ湯温泉ではなく秘湯蔦温泉に宿泊する。
12.8月 岩手山2038m(岩手県八幡平市)
 馬返し登山口から八合目避難小屋まで歩き宿泊(自炊)、翌日最高峰薬師岳まで登ってから馬返し登山口に戻る。二つの外輪山からなる複成火山で、岩手県の最高峰であり、岩手県のシンボルとされているだけあって素晴らしい山だった。山頂のコマクサ群落も見所だ。
13.8月 早池峰1917m(岩手県花巻市)
 エーデルワイスの咲く北上山地の最高峰。河原坊登山口から早池峰を経て小田越登山口に下山する周回コースで行く。早池峰には、ヨーロッパアルプスのエーデルワイスに一番近いとされるハヤチネウスユキソウなどの固有種や稀少種の珍しいお花が咲き、春から秋まで沢山の種類のお花が入れ替わり湧くように咲く。日本国内で屈指の高山植物が咲き誇る山であり、以前からの憧れの山だった。
14.8月 蔵王連峰:熊野岳1840.5mm、刈田岳1758m(山形県上山市)
 樹氷と全国有数のスキー場で知られる蔵王連峰は、山形県の象徴だ。古来から蔵王連峰は災害をもたらす火山として恐れられ、神の山として崇められていたという。修験道の行場となり、蔵王権現の信仰の山ともなっている。主峰の熊野岳を最短ルートで登る。刈田岳からは、エメラルドグリーンのお釜がよく見えた。
15.8月 西吾妻山2035m(福島県北塩原村)
 百名山の吾妻山というと吾妻連峰の西吾妻山を指す。白布温泉から天元台ロープウェイと3基のリフトを乗り継ぎ最短ルートで登る。西吾妻山山頂は、樹木で覆われ展望はないが、最高峰に登ったという満足感がある。途中で、岩稜帯や湿原を楽しんだ。
16.8月 朝日岳:古寺山1501m、大朝日岳1870mm、小朝日岳山頂1647m(山形県朝日町)
 朝日岳は、奥深い山塊で大変な山だと聞いていたが、最短ルートである古寺温泉から日帰りで登る。日帰りでも、地図のコースタイムは10時間となっていたが、意外と調子良く歩き2/3程の時間で下山できた。最高峰の大朝日岳から見た雲海は素晴らしかった。
17.9月 剱岳2999m(富山県立山町)
 北アルプス北部に君臨する岩と雪の殿堂であり、多くの登山者の憧れでもある。私自身は2回目だが、山友達からずっと前からリクエストされていたので、やっと約束を果たすことができた。コースは、扇沢から立山黒部アルペンルートで室堂まで移動。室堂から雷鳥平、別山乗越を経て剱岳へ向かう定番のコースである。この日も好天に恵まれ、全員無事に剱岳山頂を制覇する。翌日、立山三山も縦走したかったが、悪天候となりそちらは断念する。
18.9月 茅ヶ岳1704m(山梨県北杜市)
 南麓から望む山容が八ヶ岳に似て、その風格に敬意も込め「ニセ八ツ」の異名を持つ。また、「日本百名山」の著者、深田久弥終焉の地として、多くの登山者が特別の思いを抱く山である。山頂より少し下となる「深田久弥終焉の地」で冥福を祈り山頂に到着する。
19.10月 安達太良山1700m(福島県二本松市)
 万葉集にも詠まれ、古くから南東北の名山として名高い。また、高村光太郎が詩集「智恵子抄」で詠んだたおやかな山容と荒々しい頂を持つ山である。この時期は、紅葉の真っ盛りで、安達太良山の燃えるような紅葉を満喫できた。コースは、あだたらエクスプレスに乗って山麓駅まで向かい安達太良山を経てくろがね小屋経由で下山。温泉付きのくろがね小屋に泊まれなかったのが、唯一の心残りとなった。
20.10月 東吾妻山1975.3m (福島県福島市)
 吾妻連峰の西吾妻山と反対側にあるのが東吾妻山だ。浄土平から姥ヶ原を経て山頂に登り、下山は鎌沼を経由する。あいにくの雨模様の天気となり、山頂は強風のため記念写真を撮ると早々に撤退する。道中の吾妻スカイラインの紅葉は見事だった。また、一切経山は、火山噴火警戒レベル2のため入山できなかった。
21.10月 磐梯山1816.3m (福島県猪苗代町)
 会津富士、会津磐梯山とも呼ばれ、福島県のシンボルの一つである。磐梯山の麓は南が表磐梯、北が裏磐梯と呼ばれる。表磐梯から見る山体は整った形をしているように見えるが、裏磐梯から見ると、明治21年に大爆発を起こし、山体崩壊の跡の荒々しい姿と桧原湖をはじめとする300におよぶ湖沼群が形成され、風光明媚な裏磐梯高原ができている。標高差が少なく登りやすい八方台登山口から登る。快晴の下、最高の紅葉登山であった。
22.10月 高野三山:摩尼山1004m・楊柳山1008m・転軸山906m(和歌山県高野町) 
 女人禁制であった真言密教の聖地・高野山を目指す。金剛峯寺、弘法大師御廟など高野山のメインスポットを見てから、奥の院から高野三山を巡る。世界遺産の地だけに外国人が多く早朝から観光客が多かったが、高野三山に入ると静かな山旅となった。高野山も、四国お遍路の後、志度山から町石道を歩いて行ったばかりだったが、あまりにも素晴らしい場所だったので、登山に絡めて山友達を連れて行きたくなって企画したのだった。
23.11月 御在所岳1211.95m(三重県菰野町)
 平日しか休めないという友達のために、近場で紅葉が美しいお勧めの山として企画した。ロープウェイで簡単にピークを踏める山だが、それでは面白くない。奇岩・怪石が多い中道を経由して山頂に向かい、下山は裏道で行く。天気が良くて、山頂ではのんびり山ご飯を楽しんだ。下山後の温泉には、スイーツやパンの店があり、女性陣には好評だった。
24.11月 乾徳山2031m(山梨県山梨市)
 草原、森林、岩場と三拍子そろった人気の山である。奥秩父の山域の一つで、夢窓国師が乾徳山で修業し悟りを開いたと伝えられている。山には国師が座禅をしたといわれる座禅石や髪剃岩、天狗岩などの奇石があり、山頂付近は険しい岩場となっている。山頂までは、草原、森林、岩場を楽しんで登っていけたが、下山時は、北側斜面となり積雪が多くて、慎重に下らなければならなかった。山頂での鍋が好評で、よそのパーティにも振舞った。
25.12月 浜石岳707m(静岡県静岡市)
 ランのカテゴリーに入れたのだが、登山でもある。年の瀬の最後に、ラン友たちとトレイルランとして浜石岳からの富士山の眺望を楽しんだ。昨年に引き続きの企画だったが、大勢のラン友が参加してくれて嬉しかった。

2015年のランを振り返る

2015-12-30 19:01:00 | マラソン
1月は、何十年かぶりに風邪で熱を出ししばらく寝込んでしまった。走れるようになったのは1月後半ぐらいだ。その後、2月はいろいろ走ったが、3月~4月にかけては、人生初の四国歩き遍路に出かけたためランは休止。本格的にランを開始したのは5月からだが、暑い7月、8月は登山に専念し、9月からいろいろ走ることが多くなった。初めての大会は、三浦半島みちくさウルトラマラソン、能登半島すずウルトラ、富山マラソンがあり、いずれも美しい海岸線を走るコースが多く観光も兼ねた旅ランとなった。また、私が呼びかけて行った南伊豆みちくさウルトラマラソンには、大勢の仲間が集まり、大いに楽しんだ。そして、年末に行った浜石岳忘年トレイル&ランは40名もの参加があり、今年最後の締めくくりのランとなった。

1.2月 森町ロードレース ハーフ
 初めての場所に行くのが好きなので、同じ大会をずっと出ることは少ないのだが、この大会だけは、唯一19年連続で参加している。病み上がりで、練習不足だったが、何とか完走できた。
2.2月 清水いいとこマラニック 35キロ
 昨年の雪で真っ白い日本平が忘れられないが、今年は雨の中のスタートとなった。雨の日は何故か早く走ってしまう。早く風呂に入りたくて、後半は頑張ってしまった。
3.2月 浜松シティマラソン ハーフ
 地元の大会なのでエントリーしたが、コース自体は面白みがない大会だ。中盤から空腹となりエネルギー不足で走れなかったが、時間内にゴールする。
4.4月 天女の羽衣伝説マラソン 71キロ
 お遍路の途中だったが、この大会だけは出たかったので四国から一旦引き返して参加する。お遍路で毎日歩いていたものの、走ってなかったので完走できるか心配だったが、意外とトレーニングになっていたみたいで、後半になってエイドで食料を十分とると面白いように走れた。
5.5月 北海道ジャーニー・マラニック続編 トータル 119キロ
 1週間かけて北海道の最西端、最南端を巡るジャーニーマラニックに出かけた。ドライブ観光もあり、合間に何度かマラニックがあった。2日目:小樽から最西端の神威岬までの33キロを走る。3日目:早朝函館市内を10キロ程走る。5日目:アポイ山荘から襟裳岬までの35キロを走る。6日目:富良野から美瑛の丘までの絶景ロード41キロを走る。
6.5月 ぐるっと富士山一周ウルトラマラニック 100キロ
 深夜0時スタートで、1日中美しい富士山を眺めながら走る。今回で3回目の出場となったが、ずっと天気に恵まれ楽しく走ることができた。
7.6月 三浦半島みちくさウルトラマラソン 100キロ
 南伊豆みちくさウルトラマラソンと同じ主催者といことで、エイドがいいことを期待して参加する。予想通りエイドは良かったが、意外と暑い日となり冷たいものばかり飲んだり食べたりして走る気力がなくなり70キロでワープする。
8.6月 豊橋・菖蒲&古墳巡りマラニック 27キロ
 豊橋のラン友に誘われ、豊橋市内の菖蒲園や古墳を見学しながらのマラニックになった。知らないところばかりで、楽しいマラニックになった。
9.6月 福田港・シラス丼エンジョイマラニック 28キロ
 磐田駅から福田港まで走り、シラス丼などを食べるのが目的だ。その後、海岸線を走り磐田の温泉にゴールする。梅雨時で蒸し暑くなるか心配だったが、意外と走りやすかった。
10.6月 夢街道 90キロ
 昨年、一昨年は100キロという事で兵越峠越えをしていたが、今回は原点に戻って青崩峠越えの90キロのコースに変更となった。途中、マムシやヒルにも襲われかけたが、何とか無事にやり過ごした。
11.9月 飯山~秋山郷・錦秋の秘境 50キロ
 今年開業したばかりの北陸新幹線の飯山駅をスタートして、秘境秋山郷の切明温泉まで走る。切明温泉の川原の風呂は最高だ。また、寄り道して見に行った滝は、見事でわざわざ行った甲斐があった
12.9月 チャレンジマラニックin遠山郷 53キロ
 ここもエイドのメニューの豊富さでは、1.2を争う大会だ。今回も、エイドがある度に立ち止まってしっかり食べてきた。リピーターが多く知り合いがどんどん増えていく楽しい大会だ。
13.9月 遠州三山エンジョイラン(秋) 26キロ
 遠州三山とは、静岡県袋井市内の由緒ある三つの寺院の事である。秋のお彼岸の時期に可睡斎、油山寺、法多山の三山を参拝しながら楽しく走った。
14.10月 ぐるっと浜名湖一周エンジョイ・マラニック 60キロ
 ずっと大会スタッフとして参加していたが、今回から少人数のスタッフで運営することになり、久しぶりに秋の浜名湖を走る。100キロ、80キロもあったが、2週間後に100キロマラソンにエントリーしていたので60キロにした。制限時間ギリギリでゆっくり走った。
15.10月 獅子ヶ鼻トレイル&ラン下見 12キロ
 前から温めていた獅子ヶ鼻公園のトレイルランを企画しようと、現地まで出かけて下見ランを行った。正確な距離を測るためGPSで測定しながら走る。かなり険しい登山道もあるが景色がいいところもあり、面白いトレイルコースになった。
16.10月 能登半島すずウルトラマラソン 100キロ
 能登半島の先端にある珠洲市まで出かけた。さすがに能登は遠かったが、日本海の景色は素晴らしかった。しかし、コースは超厳しい。80キロあたりで収容車に拾われあえなくリタイア。
17.11月 富山マラソン フル
 第1回の大会ながら、コース、エイド、応援と全てにおいて最高に良かった大会だった。新湊大橋から眺めた雪を被った立山連峰の山並みは、素晴らしい。
18.11月 南伊豆みちくさウルトラマラソン 70キロ
 ラン友に呼びかけたところ17名にも膨れ上がり、民宿を2日間貸切のマラソンツアーとなった。2回目の参加となったが、前回以上にパワーアップしたエイドを十分楽しんで最後まで走ることができた。ご褒美は、民宿の新鮮な伊勢海老だった。
19.11月 ぐるっと豊島一周エンジョイマラニック トータル39キロ
 瀬戸内海にある小島:豊島をぐるっと一周するマラニックである。1日目:島の北側にある産業廃棄物処分場や豊島美術館を巡る21キロを走る。2日目:豊島の最高峰壇山に登り、南側を巡る18キロを走る。
20.12月 袋井クラウンメロンマラソン フル
 12月のフルマラソンは、近場ではこの大会しかないので、ほぼ毎年参加している。12月とは思えない暖かい日だったので、走る上では良かった。ゴール後のメロンが美味しかった。
21.12月 浜名湖半周忘年ラン 34キロ
 年末の忘年ランとして12回連続の出場となった。知り合いが多く集まるので、それを楽しみに参加している。
22.12月 浜石岳忘年トレイル&ラン 24キロ
 私の方で呼びかけたところ40名以上の仲間が集まり、最後の最後の忘年ランとして無事開催できた。快晴の下、浜石岳の富士山は大きく、駿河湾や伊豆半島もよく見え、参加者から大変喜んでもらえたのが一番うれしかった。

冬ラグーナを楽しむ

2015-12-29 20:36:54 | 観光
昨日は、久しぶりにイルミネーションがキレイなところに行きたくなり、今まで行ったことのない愛知県蒲郡にある「ラグーナテンボス」に行ってきた。ここは、以前「ラグーナ蒲郡」の名称で親しまれてきたリゾート施設だが、昨年8月から経営主体が変わり「ラグーナテンボス」に名称が変更された。長崎県佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」と事実上の姉妹施設となり、現在はトヨタ自動車の資本が入っているようだ。

イルミネーションは、夜からだが、初めて行くからには、いろいろ見てみたい。昼前から家を出て、午後1時過ぎには「ラグーナテンボス」に到着する。受付を済ませ、ゲートをくぐると広場前には大きな人だかりが出来ていた。さっそく何だろうと列をかき分け前に出てみると、2頭の恐竜が広場で暴れまわっていた。大きな口を開け子供や大人の頭に噛み付こうとしている。子供たちは今にも泣きだしそうな顔をしている。こんなことがあっていいのかと恐ろしくなった。






これは、期間限定で行われているリアル恐竜体験ライブショー「DINO-A-LIVE(ディノ ア ライブ)」である。「現実か幻か!?ラグナシアに恐竜出没!!ファントム・オブ・ダイナソー」と銘打ったイベントにちょうど出くわしたのだ。恐竜は、もちろん本物ではない。中に人間が入っていてモニターを見ながら操縦しているそうだ。それにしてもリアルすぎる。面白いものを見られて良かった。

イルミネーションが始まるまで、いろんなアトラクションを楽しむことにした。子供向けのアトラクションに入ったあと、定番のジェットコースターに乗る。ラグーナテンボスでは、一番激しい動きの「アクアウィンド」だ。思いっきり絶叫をあげるのが、乗車する上でのマナーだというので、しっかりマナーを守ってきた。降りたときはフラフラだったが、かなりのストレス発散になった。




次に向かったのが、「3D水族館」だ。まず最初に、お絵描きの紙をもらう。近くの机の上で、好きな海の生き物をクレヨンで書いてから館内に入っていく。


絵を係員に渡すと、スキャナーで絵を読み取ってくれる。そして中に入ると、大きなスクリーンに、たった今自分たちが書いた生き物がスクリーン内を泳ぎ回っていた。それほど上手く書けたと思っていなかったが、スクリーンで見ると意外と上手く出来ている。自分の絵が動き回っている様子をいつまでも見ていた。


さらに奥に部屋があり、3Dメガネをかけて入ると、今度は立体的に絵が泳ぎ回っていた。なかなか面白いアトラクションである。子供は大いに喜んでいたが、大人だって自分の絵が動き回っている様子を見るのは楽しい。

その後も、いくつかの絶叫系のアトラクションに入り少し疲れた。休むために施設内に入ると、ミュージカルダンスショー「ホーリークリスマス」が始まったので立ち止まってみていくことにした。




日没も近づき、外に出てみるとさっきの恐竜が、お客と記念写真を撮っていた。何とも言えないシュールな光景だ。


日が沈んできた。いよいよイルミネーションの点灯が始まる時間になってきた。


入口前の広場にも、イルミネーションが点灯された。


17:30。夜のイベントの第1弾が始まった。360°3Dマッピングである。広場前の建物の壁全てがスクリーンとなり360°どの方向からも映像が見られるイベントだ。タイトルは、「ダーガイスト」で亡霊がさまよう悪夢の世界をイメージしている。これは、いわゆるプロジェクションマッピングという映写方法で、投影する対象に映像をぴったり重ね合わせるという凄い技術である。最近いろんなイベントで行われているようだが、見たのは初めてだった。






あたりも暗くなり、いよいよイルミネーション本番だ。まず最初に見に行ったのは、「スノープラネット」だ。水面に映る部分が加わって、雪の惑星をイメージしているのだろう。


これは、お馴染みのクリスマスツリー。


神戸ルミナリエを彷彿させる「幸運のレインボーアーチ」。


今度は、別の場所で、プロジェクションマッピングが始まった。トヨタ自動車プレゼンツのカーアクションマッピング「AMAZE」だ。近未来の世界をレクサスが疾走するシーンが壁に映し出されていく。




「AMAZE」のとなりでは、「光の草原」のイルミネーションショーが始まった。




18:40。ウォーターマッピングショー「アグア」が始まった。このショーは、特に見ごたえがありそうだったので、事前に有料観覧席の券を買っておいたのだ。有料席だけあって、真正面からショーの全容を見ることができる。内容は、人魚が住まう美しき海の世界をイメージしたものだ。噴水、炎、光、映像を駆使した凄いショーだ。






19:40。テーマパークではなくてはならないイベントが始まった。「ラ・レーヴ・デ・ノエル」という花火スペクタキュラだ。








最後は、電飾衣装の女性たちがダンスを踊りフィナーレとなった。


閉園は、22時ということだったが、さすがに屋外での観覧は寒い。見たいところは、ほぼ全て回り尽くしたので、花火が終わったところで帰ることにした。ディズニーランドやUSJにはとても勝てないが、近場のアミューズメントパークを日帰りで楽しむには、けっこう満足できる。まだ一度も行ってない人は、十分楽しめるだろう。

2015浜石岳トレイル&ラン:その2

2015-12-28 08:06:07 | マラソン
山頂から浜石野外センターに向かって下山していく。しばらくすると、賑やかな声が聞こえてくる。先に到着していたラン友たちの歓声だった。そこは、浜石野外センターの敷地内にあるアスレチック施設だ。昨年もここで遊んだ覚えがある。みんな童心に返って、滑り台で遊んでいた。


私も急いでアスレチックをよじ登り、滑り台の上に向かった。


浜石野外センターを抜けると、あとはずっと長く続く舗装された下り坂だ。


九十九折に曲がりくねった道を下っていくと、富士山が時折正面に見えてくる。


由比の町並みや駿河湾、伊豆方面もずっと綺麗に見えている。


由比の町に入ると、江戸時代の旅の様子を再現した「おもしろ宿場館」がある。入口前にある野次さんの像の前で、おんなじポーズをするラン友たち。なぜか喜多さんの像がなくなっていた。


由比本陣公園までやってきた。江戸時代に大名が宿泊した本陣跡地で、現在は公園として開放されている場所だ。入口前にある水路の中には、亀が悠然と日光浴していた。


12:35。由比本陣公園入口で集合写真。


由比本陣公園内には、併設された東海道広重美術館がある。美術館には、世界的に有名な浮世絵師“歌川広重”の作品を中心に1300余点の版画が収蔵・展示されている。何人かは、美術館を見学していったようだ。


由比駅前まで来ると、お馴染みの桜えびのモニュメントがある。


東海道の分岐から薩埵峠方向に進む。西陽が眩しい。


薩埵峠までは、再び上り坂となり、みかん畑の横を進んでいく。


東名高速道路と国道1号が交差している場所が見えてきた。


14:30。再び薩埵峠の展望台に到着する。何度見てもここからの景色は素晴らしい。


遊歩道を進み、健康ランドに向けて走っていく。


海の中に入っていくように、石段を下る。


14:46。健康ランドが見えてきた。ゴールはもう少しだ。


14:50。gakuさん、ともぞうさんと一緒に健康ランドに無事到着する。由比本陣公園でお茶してきたので、最終ランナーになってしまっていたが、目安の15時までに間に合ってよかった。


1時間ほどお風呂でゆっくりしたあと、16:30から健康ランド12階のレストランで忘年会を開催する。海に面した窓からは、夕日に照らされた富士山や駿河湾、伊豆半島の夜景も見える洒落たレストランだ。




2時間ほど食事と歓談をして無事忘年会も終了する。レストランのマスターも交えて忘年会参加者全員で記念写真を撮る。


2次会は、部屋を変え1階にあるカラオケルームに移動。一番広い部屋がいっぱいになるほどカラオケ好きが集まった。




曲が途切れることもなく、目一杯カラオケを楽しんでいる皆さん。






20:30。カラオケルームの時間が来てお開きとなったが、物足らないメンバーで3階の談話室で3次会となり、22時近くまで話が弾んだ。私は、そのまま健康ランドに宿泊である。宴会に参加すれば、テレビルームでの宿泊ができるというのが、この駿河健康ランドのいいところだ。お風呂は何度も入ることができ、食事もできる。手ぶらですべて完結するところがいい。

今回もいい天気に恵まれ、素晴らしい仲間たちと最後の忘年ランを終える事ができホッとした。みんな大いに楽しんでくれたことが一番嬉しい。参加してくれた皆さんには感謝で一杯だ。

参考1:今回のコースマップ(スマホアプリ「YAMAP」で記録)


参考2:高低図(スマホアプリ「YAMAP」で記録)

2015浜石岳トレイル&ラン:その1

2015-12-27 23:10:43 | マラソン
昨日は、去年に続き2回目となった「浜石岳トレイル&ラン」を開催した。今回も、私とN山さんと共同で呼びかけをしたもので、昨年15名程度だった参加者が、みるみるうちに増えて40人近くになってしまった。集合場所は、JR清水駅で、そこからシャトルバスに乗り換え30人ほどで駿河健康ランドまで向かう。通常、健康ランドまで行くバスは1時間に1本あるのだが、あまりにも人数が増えたので、1台増車をしてもらった。バスは、我々メンバーだけの貸切である。


8:30。健康ランドに直接来たメンバーとも合流し、出発前の集合写真を撮る。


数分後、スタートする。昨年に続き、朝から好天に恵まれ気持ちいいランニング日和となった。


国道1号線の脇道をしばらく進む。


細い路地を抜け、山側に入っていく。


8:40。お墓の間を抜け、薩埵峠へと続く登山道に入っていく。40人ほどのランナーが登っていく様子は壮観だ。


急な階段が続き、そんなに走ることはできない。


視界が開け、素晴らしい景色が目の前に飛び込んできた。みんな慌ててカメラを取り出し、撮影タイムとなる。


目の前には、あの有名な景色がどんと控えていたのだ。歌川広重の絵でも有名な薩埵峠からの駿河湾越しの富士山の姿だ。


水仙の花咲く道を、しばらく進む。


さらに展望台がある絶景ポイントに到着する。この場所では、必ず記念写真を撮りたくなるものだ。


みかん畑の農道を進んでいく。


伊豆半島と駿河湾に映る太陽が眩しい。


浜石岳に続く登山道に入る。このあたりから本格的なトレイルランとなる。


きつい上りが続き、歩くしかない。


10:00。立花池への分岐点。立花池に寄るため一旦下っていく。


10分もかからず、立花池に到着する。鬱蒼とした森に囲まれた神秘的な池だ。


静かな水面には、まるで鏡に映し出されたように森が映っていた。


立花池から元の登山道に引き返し、さらに浜石岳への登山道を登っていく。山頂近くになっても険しい階段が続いている。


パラボラアンテナの鉄塔が見えてきた。山頂まであとわずかだ。


松並木の開けた道を上がっていく。この先には、空しか見えない。


人が座っているあたりが山頂だが、その横に白いものが見える。


11:10。白いものは、雪を被った富士山の山頂付近だったのだ。すでに到着したランナーたちが、日向ぼっこをしながら昼食休憩している。この時期としては、風が少なく日差しが暖かくて気持ちがいい山頂だ。


遮るものがない山頂からの景色は、最高のご褒美だ。ここからの景色を見てもらいたくて、多くのラン友に呼びかけた甲斐があったというものだ。今年も、このイベントを開催して本当に良かったと思える瞬間だった。


11:30。全員揃ったところで、浜石岳山頂707mで記念写真を撮る。


山頂の景色を堪能し、下山コースに向かっていく。

「2015浜石岳トレイル&ラン:その2」に続く。

久々にグリムスネタ

2015-12-25 21:30:22 | エコ


今日、グリムスが大人の樹に成長した。通算27本目になる。ブログ開設当初から、このブログエントリー(投稿)によって苗木が成長する育成ゲームをやっている。ブログ開設して約7年経つが、グリムスもほぼ同じくらいの歴史があり、1年で4本ほどが大人の樹に成長しているわけだ。

グリムスが大人の樹に成長するためには、ブログエントリー(投稿)を頻繁に行わないと成長が遅くなってしまう。最近は、投稿しない日も多くなってきてはいるが、それでもほとんど休まず投稿している。おかげで、ほぼ3ヶ月毎に大人の樹になっているようだ。大人の樹になると、実際にグリムスをサポートするNGOが世界のどこかに苗木を植樹してくれることになっているのだ。

現在のところ、私のグリムスは、27本中20本が植樹されているそうだ。今まで、植樹された場所は、アフリカのブルキナファソ、インドネシア、モンゴル、日本の千葉県などである。世界中の森がどんどん失われていく中、少しでも森が戻る役に立てるならブログエントリーを今後も続けていかねばならない。

山地図GPSアプリの定番「YAMAP」

2015-12-24 21:12:23 | アプリ


最近は、スマホのアプリもスグレモノが数多く出ているようだ。山絡みのアプリで、これはいいと思ったのがあったので紹介したい。

通常山に行くときは、GPS機能付きのアウトドアウォッチを着用して登山コースのログを取っている。登山開始からスタートして、登山終了時にストップすることで登山コースのデータが記録できる。その後、自宅に帰ってからパソコンに繋げデータをアップロードすることで、ゴーグルマップなどにルートが反映され、コースタイムや高低図を作成することができる。それはそれで便利な機能で役に立っているのだが、その上をいっているのがこのアプリ「YAMAP」だ。

「YAMAP」のアプリは無料でありながら、登山コースとコースタイムが記載された地図も無料で制限なしにダウンロードして使用することが出来る。しかも、携帯の電波の届かない山奥でも地図を見ることが出来、スマホ内臓のGPS機能で現在地を知ることも出来るのだ。GPSウォッチでは、現場で地図を見ることができないし、現在地を確認する事もできない。また、紙ベースの地図は出し入れが面倒くさく、スマホの画面で現在地を確認できるという事は、非常に楽である。まさに、登山愛好家にとってはなくてはならないアプリになることは間違いない。

さっそくこのアプリをスマホにダウンロードしてみた。今週末のトレイルランの時に、使ってみようと思っている。登山データは、サイトにアップロードすることで、パソコンを通じてコースマップや登山データをSNS等に投稿することや、印刷する事もできる。ただ、問題は、GPSをずっと使うことからバッテリーがどれだけ持つかが心配だ。その辺も含めて実地検証してみたい。

今日は、葬儀の手伝いへ

2015-12-23 22:02:49 | 呟き
近所のお宅で、知り合いのお父さんが亡くなった。私の住んでいる地域では、同じ隣保内で葬儀がある場合は、隣保同士で手伝いを出すことになっている。葬儀で、来客の対応に忙しい施主家族に代わって、雑用を引き受けるのが隣保の役目だ。

最近は、葬儀社がほとんどのことを代行してくれるので、隣保が果たす役割はかなり少なくなり、昔の事を思えば楽になったものだが、それでも多少の手伝いをすることになっている。具体的には、お通夜や葬儀の受付、火葬場での湯茶の接待等である。特に、受付時の香典の管理が重要な役割だ。

私は、葬儀の受付を頼まれたので、葬儀場に出向き、隣保の人達と一緒に香典の受け取りやら返礼品の配布を行ってきた。昔は、自宅でお通夜、葬儀を行うことが多かったが、最近は、葬儀場で行うことが多く、面倒な駐車場の誘導や僧侶の誘導等は業者がやってくれるので楽になったものである。最近は、私の地域でも隣保内での交流の機会が少なくなり、新しい人が増え、よく知らない人も増えた。葬儀が行われることで、隣近所の交流の機会ができるというのも皮肉なことだ。

今日は冬至

2015-12-22 22:00:10 | いろいろ
今日は、一年で最も日が短い「冬至」である。冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の一陽来復(いちようらいふく)といって、冬至を境に運が向いてくる日とされているそうだ。

そんな訳で日本では、冬至に運がいい食べ物として南瓜を食べたり、「柚湯」に入ったりするのが昔からの風習だったらしい。とはいえ、自分ではそんな風習のこともよく知らなかったのだが、昨日から「柚湯」に入っている。何故かというと、数年前に植えた柚の木が、今年初めて実がなり、鈴なりに実っている。ちょうど時期的にもいいので、風呂に浮かべているのだ。今まさに冬至の日と重なり、タイムリーな話題となった。


何故冬至に「柚湯」に入るのかを調べてみたら、こんな理由だった。
柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。こうした語呂合せもあるようだが、もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊だと考えられているそうだ。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもある。また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められているという。

また、「柚湯」は、香りが良いだけではなく、香りによるリラックス効果をはじめ、美肌効果や血行を促進しての冷え症緩和等の効能もあるそうなので、当面、柚がある間は「柚湯」でリラックスできそうである。

映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

2015-12-21 22:50:56 | 映画


解説(映画.comより)
2005年の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」で新3部作が完結してから10年ぶりに製作・公開されるSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」のシリーズ7作目。オリジナル3部作の最終章「ジェダイの帰還」から約30年後を舞台に描かれると言われる、新たな3部作の第1章。テレビシリーズ「LOST」や「スター・トレック」シリーズなどで知られるヒットメーカーのJ・J・エイブラムス監督がメガホンをとり、脚本にはオリジナル3部作の「ジェダイの帰還」「帝国の逆襲」も手がけたローレンス・カスダンも参加。音楽はおなじみのジョン・ウィリアムズ。無名から大抜てきされた新ヒロイン、レイ役のデイジー・リドリーのほか、ジョン・ボヤーガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、ドーナル・グリーソンといった新キャストに加え、マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらオリジナル3部作のメインキャストも登場する。

18日から全世界同時公開となった「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」を早速見てきた。平日だというのに、映画館内はほぼ満員に近く、流石に人気ある作品だと思い知らされた。スター・ウォーズシリーズは、全9作からなり、今回はエピソード7に当たり、残り2作で完結の予定という息の長い作品だ。前作のエピソード3から10年も経っており、多くのファンが待ち望んでいた待望の新作でもある。

内容について、あまり詳しく語ることは差し控えたい。内容が分かってしまうと、これから映画を見る人の楽しみが半減してしまうからである。今までのファンとしては、懐かしのハン・ソロや、ルーク・スカイウォーカー、レイア姫、チューバッカなどのキャラクターが登場していることだ。しかも、嬉しいことにその全てがハリソン・フォードやマーク・ハミル、キャリー・フィッシャーなどオリジナルキャストが演じていることでもある。ただ、30年という時の流れは大きい。皆さんそれなりに歳を重ね、今作では渋みのある重厚な雰囲気を感じさせてくれた。また、あの人気ドロイドのコンビR2-D2とC-3POも登場して前作との繋がりもしっかり出来ている。

今回の作品は、「エピソード6/ジェダイの帰還」の約30年後を舞台にしたもので、“全く新しい愛と戦いの物語”が描かれるという。新しいキャラクターとして登場するストームトルーパーの脱走兵フィン、砂漠で家族を待つレイ、十字型の赤いライトセーバーを操る悪役カイロ・レンが今後のメインキャラクターになっていくようだ。特に新ヒロイン“レイ”の存在感は大きい。彼女の出生は明らかでなく、謎のヒロインなのだが、今後の作品できっと明らかになっていくのだろう。

今回の作品では、スター・ウォーズサーガの登場人物たちの関係が、少しずつ明らかになっていく。後半では“何で!”と思わされるシーンもあり、ビックリさせられた。そして、悲しいシーンもあり、ショックでもあった。しかし、新キャラクターとして登場するドロイドBB-8は、動きが可愛いすぎる。今後は、R2-D2、C-3POの人気を凌いでしまうのではないだろうか。

また、ポスターには登場していなかったルーク・スカイウォーカーがどのタイミングで登場するかも見所の一つだ。後半から、ぐっとストーリーに引き込まれていった。スター・ウォーズシリーズは、今後2019年公開予定のエピソード9まで続く。途中スピンオフ作品の公開予定もあり、まだ数年は、スター・ウォーズブームが続くことは確かだ。