とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

サマーピクニックフォーエバーinつま恋に豪華ゲスト

2009-06-30 20:00:14 | コンサート
9月20日(日)に静岡県掛川市にある「つま恋」で「南こうせつサマーピクニックフォーエバーinつま恋」が開催される。3年前、同じ場所で「吉田拓郎&かぐや姫 Concert in つま恋2006」が開催されて以来のビッグなイベントだ。その間でも、Mr.Childrenのap-bank fesやエイベックスのa-nation等も開催されているが、我々の世代においては拓郎やこうせつが一番ワクワクドキドキさせてくれる存在である。

もちろん、今回のコンサートチケットは既に入手済みであり、開催日まで後何日と指折り数える毎日である。そんな最中、先日新たなるゲストの発表があった。何と「小田和正」と「松山千春」もゲストで登場することが決まったという。「南こうせつ」と「小田和正」、「松山千春」が共演するのは初めての事という。野外コンサートの聖地ともいえる「つま恋」でこのようなビッグなアーティストが共演することは、二度とないことかもしれない。今後さらに、ゲストの追加があるかもしれないという話もあり、ますます楽しみになってきた。

ちなみに、今決まっている出演者は下記のとおりだ。
南こうせつ
伊勢省三
イルカ
尾崎亜美
小田和正
坂崎幸之助
夏川りみ
BEGIN
松山千春
ムッシュかまやつ
森山良子
山本潤子

日向山&尾白川渓谷ハイキング:尾白川渓谷編

2009-06-29 00:05:14 | 山登り
日向山を下山して、尾白川渓谷の駐車場に到着。まだ10時というのに、ここで、早い昼食とした。本来なら山の上で昼食をとるのだが、クーラー持参で重い荷物なので駐車場の片隅でレジャーシートを広げた。まずはビールを飲まずにはいられない。飲んで気持ちよくなって、しばしレジャーシートの上で転寝をしてしまった。だが、そのうち駐車場に車が続々と入ってきて、何時までも寝ているわけにはいかない。シートを片付け、いよいよ渓谷めぐりに出発した。

駐車場の奥に入って先ずあるのが、「駒ケ岳神社」だ。

甲斐駒ケ岳を信仰の対象として甲斐駒の登山口にあたるこの地に里宮として建立された神社である。本宮(奥宮)は甲斐駒ケ岳頂上にある。本宮は甲斐駒登山の時参拝した覚えがあったが、まさか里宮がこの地にあるとは思ってもみなかった。因みに「駒ケ岳」の名前の由来は、聖徳太子に献上された天津速駒(あまつはやこま)という白馬がこの山で生まれたのに因んでいるそうだ。海抜2,966mの嶮岨な霊峰は、江戸時代の文化年間に信州(長野県)の人、弘幡行者(こうばんぎょうじゃ)によって開かれ、世間一般に「だいこくさま」とよばれ尊崇されている大己貴神(おおなむちのかみ・大国主神)を主祭神とし、少彦名神、天手力男神等、七柱の神々が祀られているという。

さて、名水百選の看板がある入口から尾白川渓谷に入っていく。

吊橋を渡り下を覗くと水の美しさや、野鳥のさえずり、川面を伝う涼しげな風を感じた。

ハイキングコースとはいえ道は細く、鎖や急階段があり足を踏み外せば、そのまま断崖絶壁に落下という恐るべきコースである。先ずは、急な岩場を下り最初の滝のある場所へ下りていった。激しく流れ落ちる滝の水飛沫に爽快感を感じた。

そして、目を手前の岩場に向けると何やら訳有りげの女性が、場違いな格好で岩の上で佇んでいた。

そして、少し離れた場所には同じく場違いな男性数人とカメラマンが立っていた。どうもテレビの撮影隊のようであった。ひょっとして、霊能者が滝の周辺で霊を探すとかいった番組があり、これもそれの一つかと疑っていた。気になったので、ディレクターらしき男性に聞いてみたら、メンバーはWOWOWの撮影隊で8月23日に放送される「クエスト~探求者たち~」の撮影ということだった。女性は振付師の「香瑠鼓」という人で、その世界では有名な人らしかった。撮影の邪魔になってはいけないので、その場を離れ道を上がっていき振り返ると、岩の上で香瑠鼓さんのパフォーマンスが始まっていた。

即興で振り付けを考えているようであった。道の上では、カメラマンがその様子を望遠で捉えていたようだ。

家に帰り、WOWOWのHPを調べてみたら、放送の内容が載っていた。以下は、WOWOWからの転載だ。

■振付師・香瑠鼓~即興が創り出す世界
8月23日(日) 午前10:00

決して表舞台とは言い難い振付師。しかし、誰もが一度は見たことのある「グリコポッキー」や「カゴメラブレ」のCM、そして音楽界話題のPerfumeが出演した「リサイクルマークがECOマーク。」キャンペーンのCMを始め、映画・音楽・舞台・テレビなど幅広い分野で1,000を超える振り付けを生み出し、今年4月に52歳を迎えた今もなお、世間に強烈なインパクトを与え続ける振付師が存在する。それが『香瑠鼓(カオルコ)』だ。レコード大賞受賞となった89年アイドルデュオ・Winkの「淋しい熱帯魚」と、90年BBクィーンズ「踊るポンポコリン」の振り付けを筆頭に、フジカラー「写ルンです」(沢口靖子、稲垣吾郎)、「JRAシリーズ」(木村拓哉)、「タカラCANチューハイ」(藤原紀香)、「きっかけはフジテレビ」(水前寺清子、久本雅美ほか)、そして“赤ちゃんが泣き止む”として話題騒然だった「タケモトピアノ」のCMなど、ヒットの裏に香瑠鼓の存在ありとして、常にメディアの第一線で活躍してきた。その一方で、学習障害や身体障害を持つ人々とアーティストとして関わり、ダンスを通したバリアフリーワークショップも定期的に開催。また、今年4月の港北区制70周年・横浜開港150周年記念フラッシュダンスイベントに向け、1年がかりで指導してきた中高生約30人に個性の大切さを教えるなど、子供たちの秘めている無限の可能性を引き出す活動を行っている。そんな香瑠鼓のライフワークにおいて、全てに共通する言葉が『即興』だ。心の開放・自己の覚醒を促す独創的なこの身体表現には、多くの人々が幸せになって欲しいという彼女の願いも込められている。そして、今年は“世界へ挑戦したい”思いを胸に、本人主演・プロデュースの舞台公演「玉響(たまゆら)に・・・」を8月に催す。国境や言葉を越えた『即興が創り出す世界』とは?香瑠鼓のライフワークを長期的に密着取材し、彼女の挑戦に迫る。


という内容で、放送があることがわかったので、8月にはこの放送を絶対見ることにしよう。

さて、撮影隊とは別れ次へと向かった。途中には幾つもの小さな滝があり、エメラルドグリーンに輝く水面は我を忘れさせてくれる美しさだ。



旭滝を過ぎ、百合ヶ淵を過ぎると急なヤセ尾根となり、スリップ等したら終わりという道である。気楽なハイキングと思ってきた人には、とんでもないコースだと怒られそうな場所である。

日向山よりずっとキツイ山登りであった。登りきった所が龍神平といい、頑張って上ってきた人へのご褒美とも言える絶景が待っていた。岩と岩の間に掛けられた丸太の上を渡った先の谷の合間には3段に渡る豪壮で流麗な「神蛇滝」が流れていた。


三脚を持ったカメラマンが撮影ポイントで順番待ちをしていた。我々も順番を待って滝の撮影をすることにした。まさに筆舌に尽くしがたい自然の連なりにしばし時を忘れさせてくれた。

「神蛇滝」から先もコースがあるようであったが、ハイキングコースとはいえないような急傾斜の上り下りにいささか疲れてきたので、今回はこれで帰ることにした。渓谷沿いにそのまま戻ることもできるのだが、来た道をそのまま戻る元気はなく、帰りはアップダウンの少ない尾根道を下って帰った。下山後は、すぐ近くにある「尾白の湯」に寄る。尾白川河岸の地下深くより沸き出でる超高濃度の温泉は、多様なミネラルを豊富に含み、疲労回復や温熱効果等による効果が期待できるとあり、看板どおりの素晴らしい温泉で山歩きの疲れを癒すことができた。

日向山&尾白川渓谷ハイキング:日向山編

2009-06-28 13:37:01 | 山登り
数年前に雑誌「ヤマケイJOY」で見つけた山で、「知ってる!小さな南アルプス」天然水流れる渓谷と花崗岩輝く爽快な山頂を楽しむ日帰りコース2本立て、というキャッチコピーに惹かれずっと温めてきたコースを歩いてきた。まずは、山編である。

場所は、山梨県の北杜市である。金曜日の夜家を出て、道の駅「はくしゅう」に車を停めた。登山口は、そこから数キロ先なので数時間ほど車中で仮眠をとる。5時起床という事で伝えてあったはずだが、隣にテントで寝ていたIさんから携帯の呼び出し音で起こされてしまった。まだ、10分前というのに気が早い人だ。眠い目をこすり、車外に出ると今まさに日の出の時間となろうとしていた。東の空に真っ赤な太陽が昇りだしてきたところだった。

そして、後ろを振り返ると、道の駅の建物の上には「甲斐駒ヶ岳」の赤く染まった山並みが見えていた。

今日はいい天気になりそうだと、気持ちが高ぶった。

道の駅から、数キロ走り、細い山道を登りきると矢立岩の駐車場についた。朝6時というのに既に4台ほどの車が駐車してあった。早速支度をして、登山道に入っていった。

入口には0/10の表示があり、山頂が10/10で終わることを暗示していた。ハイキングコースはよく整備されており、登りだしは、二人並行して歩いてもいいくらいであった。緑が美しく快調に歩き出していた。


3/10を過ぎたあたりくらいで、雑草の間に「ギンリョウソウ(銀竜草)」が生えているのを見つけた。銀白色の鱗片に包まれた姿から名づけられ、ほの白く光る蝋細工のようにも見える。別名はユウレイタケ(幽霊茸)とも呼ばれ、見かけは不気味な草である。私は、ユウレイというより手塚治虫の「ヒョウタンツギ」に見えなくもない。


さて、山頂まではずっと樹林帯の登りで景色もあまり良く見えない。ずっと同じような景色で飽きてきた頃、国土交通省の雨量観測計の横を通った。そして、その先が三角点のある山頂だ。標高1660mの山頂には、何の標識もない。樹林帯の中で、景色もまったく見えず、地味すぎる山頂である。しかし、この山の真骨頂はこれから先にあった。

山頂から薄暗い樹林の間を進み、開けた場所に出るとパッと視界が開け、真っ白な花崗岩の展望台が広がっていた。

風化した花崗岩の白い砂礫は、砂浜のように細かく今までの山道からは想像もできないような場所に出た感じであった。また、ゴジラの背中のように飛び出た奇岩怪石群も驚きの光景である。

そして、南西に目を向ければ「山の団十郎」として名高い甲斐駒ヶ岳がそびえたつ。

北側には八ヶ岳連峰が連なっていた。

そして、空は青く晴れ渡り、筋雲が一直線に何本も伸びていた。しばらく、山を見ながら何も考えずボワーとしていた。

その後も登山者があがってくると、開口一番大きな歓声を上げていたのが印象的だった。

さて、時間にして、まだ朝8時過ぎである。今回は、もう一つの渓谷歩きというプランが控えていたので、下山をすることにした。下りはノンストップで登山口に着いた。ここから、車で数キロ移動して尾白川渓谷に向かった。この続きは渓谷編で。

マイケル・ジャクソン亡くなる

2009-06-27 22:19:16 | ニュース
昨日は、マイケル・ジャクソンが亡くなった話でもちきりだった。大ファンというわけではないが、「スリラー」などのビデオクリップは衝撃的だった。マドンナと並び世界を席巻したスーパースターであることに間違いはない。

整形手術を何度も行い、本来の素顔とはかけ離れた顔に異様な雰囲気を漂わせ、その行動も特異なことから物議を醸し出したこともある人物であるが、世界の音楽界に一大旋風を起こした功績は大きい。50歳という若さで、亡くなった事は誠に残念なことだ。心から冥福を祈ります。

嗅覚テスト合格

2009-06-26 21:42:15 | 呟き
またまた仕事がらみのネタである。

悪臭関係の調査をする場合、人間の嗅覚を利用して測定する方法がある。その試験を行うに当って、試験を指揮する人間は「臭気判定士」という国家資格が必要となる。この資格を取るにあたっては、学科試験に合格することはもちろんだが、嗅覚テストに合格していなければ最終的に資格を得ることができない。ただ、特別鋭敏な嗅覚を持っている必要はなく、生活に必要な程度の正常な嗅覚を持っていれば合格できる。一般的には10人に一人くらいは不合格になるといわれている。

私の場合も、嗅覚テストに合格して「臭気判定士」の資格を有しているのだが、近々「嗅覚テスト」の有効期限が切れるため、資格を延長するために再度「嗅覚テスト」を受けなければならなくなった。年齢増加に伴い嗅覚が衰えるために「嗅覚テスト」は数年に1回受けなければならず、今回がその時期に当った。

試験方法は、指定の検査機関に出向き、5種類の臭いをすべて嗅ぎ分けることができれば合格である。5枚の試験紙があり、そのうち2枚に臭いがつけられているので、その番号を書いて合っていればいいのである。それを5回繰り返す。

臭いの成分は、下記の物質である
① β―フェニルエチルアルコール(花のにおい) 
② スカトール   (糞臭)
③ メチルシクロペンテノロン  (甘い焦げ臭) 
④ イソ吉草酸   (汗くさいにおい)
⑤ γ-ウンデカラクトン    (果実臭)

いい臭いもあれば、嫌な臭いもある。これを全て嗅ぎ分けることができれば正常な嗅覚といえるのだ。試験というと何故か緊張する。試験を受けに行って、最初の臭いが自信がなかった。それでも最初感じた感覚を大事にして回答を出した。その後緊張がほぐれ、後の物質は自信を持って回答できた。全て終わってから、結果が告げられた。「全問正解です」との言葉で一安心。これで、あと3年は、この資格を継続できることになった。そして、自分の嗅覚はまだまだ正常だということが判って安心した。


交通量調査

2009-06-25 22:45:48 | 呟き
ブログでは、あまり仕事のことを語ったことはないのですが、今日は久しぶりに珍しい仕事をしたのでちょっと書いて見ました。

私は、環境調査を行う仕事をやっています。工場や事務所、公共施設等の空気中に含まれる有害物質の濃度を調べたり、水中の化学物質の濃度を調べたり、騒音や振動、悪臭物質の調査などが主な仕事です。もっぱら化学&物理関係の分野がメインです。いつもはそんな仕事が多いのですが、今日は久しぶりに珍しい仕事をやってきました。

時々幹線道路などを車で通ると、交差点の角に人が座ってカウンターで車の数を計測しているのを見ることがあるはずです。今日は、その仕事が回ってきて会社のメンバー10人ほどで交通量調査を行ってきました。何年かに1度は依頼があり、アルバイトの人を多数雇って調査することもあったのですが、最近の不況の折、私の会社でも仕事量が薄くなり、アルバイトは雇わず社員だけで調査することにしたのです。

朝夕の2時間ずつでしたが、幹線道路なので通勤時間帯の交通量が多く結構大変でした。私は、南に向かう車を担当したのですが、その中でも直進、右折、左折に分け、それぞれ乗用車、小型貨物、大型貨物、バス、特殊車両、二輪、自転車、歩行者と8分類します。それを10分ごとの数で記録するのです。もちろんカウンターを押すだけなので楽なのですが、10分ごとに数をリセットして用紙に記録する時は焦ります。丁度信号待ちで車の流れが止まる時にうまくやるわけですが、焦ると数え落としが出てしまいます。調査時に雨が降ったり、陽が射して暑くなったりすると辛いなと思いましたが、うす曇で意外と涼しかったので助かりました。

その後、トラブルもなく全調査ポイントの調査が終わり帰って来ました。調査自体は人海戦術でなんなく終わりましたが、あとのデータ整理と解析が大変です。しばらくこの仕事の結果のまとめと解析を行い報告書作成をしなければなりません。まあ、なんとか片付けるつもりではいます。

「リレー・フォー・ライフ静岡with富士山」の紹介

2009-06-24 18:33:02 | マラソン
しんしんさんから、「リレー・フォー・ライフ」というがん患者支援イベントの紹介とPRをお願いされましたので、ブログで紹介させていただきます。

今年は、静岡県の御殿場市陸上競技場を会場として、9月12日から13日にかけて行われるそうです。私も参加したことがないので、どんなものなのかはよくわかりませんが、がん患者を支援するために何かやってみたいと思ってる方は、チームを作って参加してみてください。

★★★ リレー・フォー・ライフとは ★★★

 1985年にアメリカ・ワシントン州シアトル郊外で、アメリカ対がん協会のゴルディー・クラット医師が始めたイベントです。マラソンが得意なクラット氏が大学の陸上競技場を24時間回り続けるなか、友人たちは30分間だけ医師と一緒に回るごとに25ドルずつ寄付しました。
 その結果、1日で2万7千$が集りました。参加者を増やすために翌年からは医師、患者やその家族、友人が数人ずつのチームを組むリレー形式になりました。24時間歩き続けるなかで、参加者の間にがんと闘う連帯感が生まれたのです。
 単なる資金集めのイベントとしてではなく、地域社会全体でがんと闘うための連帯感を育む場としてリレー・フォー・ライフは大きく広がり、現在では全米4000カ所以上、世界20ヶ国以上で行われるようになりました。
 開催方法は様々ですが、共通するプログラムとして「サバイバーズ・ラップ」(がんと闘う人たちの勇気を称え、がん患者やがんを克服した人たちが歩く)、「ルミナリエ」(がんで亡くなった人たちを偲び、一人ひとりの名前を記した紙袋の中にろうそくを灯して並べる)などがあります。ほかにバンド演奏、ゲーム、バーベキューなど様々なイベントで盛り上がります。

詳細についてはこちらです。
http://rfl4zuoka.web.fc2.com/



コンビニに公取委排除命令

2009-06-23 20:35:02 | ニュース
○ブン○○ブンが、加盟店に弁当などの値引き販売を不当に制限していた疑いがあるとして、公正取引委員会から排除措置命令を受けたというニュースを見た。「棚にたくさんの商品がないと買わないのが顧客心理」という論理のもとで、一定の廃棄を前提とした仕入れを加盟店に「指導」してきたのがコンビニ業界である。そのため、賞味期限が過ぎた弁当は、何の迷いもなく捨てられてきたのである。スーパーのように期限が迫った食品を値引きして販売することは禁止して、定価販売を進め廃棄した弁当の負担は全て加盟店の負担であったという。

賞味期限が切れたといって、大量に捨てられる食品の映像を見るたびに割り切れない思いを何度も感じた。食料自給率が40%ほどの日本において、まだ食べられる食料をあんなにも廃棄して「もったいない」と何度も思った。コンビニ業界は、24時間営業で便利という経営思想の元に急激に店舗を増やしてきているが、廃業する店舗も多く経営者への負担やエネルギーの無駄な消費等が大きな問題となっている。

日本では、便利とか新しい、売れているといったキーワードのもとに商売が行われているが、いつまでもそんな考えだけで進んでいっていいのかとも思う。不便なこともあって然るべきという考えもあっていいはずだ。日本人は、いつの間にか我慢とか物を大事にするという気持ちが薄れているようにも感じる。今回のコンビニへの排除命令は当然の結果であって、一刻も早く大量に食品の廃棄をすることをやめて欲しいものである。


映画「劔岳 点の記」公開初日に鑑賞

2009-06-22 19:18:11 | 映画


事前に小説を読み、予習もばっちりして映画の公開を待っていた。そして、先週の土曜日に妻を誘って見に行ってきた。公開初日の一番最初の上映である。映画館はほぼ満員。中高年の山好きと思われる夫婦やグループで埋まっていた。

ストーリーについては、小説の感想でブログに載せたので割愛しておく。この映画は、名カメラマンとして名をはせる木村大作の初監督作だ。急峻な剱岳を舞台に、新田次郎の小説の完全映画化である。山を舞台にした映画といえども、危険な場所やシーンはあえて実写とはせず、CGや安全な場所を選んで撮るに違いない。そんな常識を覆し、この映画は全て実写で季節を追って、小説の場所と同じ場所での映像にこだわって撮影してきたという。常軌を逸した監督の狂気といわんばかりの情熱が、素晴らしい映像の山岳映画になったとも言える。

キャストは、
[測量隊]
柴崎芳太郎(参謀本部陸地測量部測量手) - 浅野忠信
宇治長次郎(山案内人) - 香川照之
生田信(測夫) - 松田龍平
山口久右衛門(人夫) - 蟹江一平
[日本山岳会]
小島烏水 - 仲村トオル
[陸地測量部]
大久保徳明(陸軍少将) - 笹野高史
矢口誠一郎(中佐) - 國村隼
玉井要人(大尉) - 小澤征悦
[その他]
柴崎葉津よ - 宮崎あおい 柴崎の妻。
宇治佐和 - 鈴木砂羽 長次郎の妻。
行者 - 夏八木勲
古田盛作 - 役所広司

等の豪華なキャストである

山岳測量シーンは、「これは撮影ではなく苦行である」「厳しい中にしか美しさはない」を基本方針としていたという。役者も大変な撮影であったに違いない。体感温度が氷点下40度にも達する立山連峰や剱岳で山小屋やテントに泊まりこみ、明治の測量官が登った山の当時の足跡を再現しながら、長期間をかけ丁寧に撮影を行ったという。そんな状況下で撮られた映像は本物だけが放つ輝きがある。足跡のない大雪原を、測量隊が一列で進んでいく様子。雲海を照らす夕日の神々しさ。吹雪の中をさまよう測量隊。実際に山に登った者しか見ることのできない景色をフルスクリーンで見られるなんて感激である。よくぞ、こんな映画を作ってくれたと感謝したくなった。

柴崎を演じた浅野信忠や、宇治長次郎の香川照之の淡々とした演技も光る。男たちの謙虚で清廉な態度。そして人への思いやりといった古き日本人の良さが溢れている映画でもある。明治の男たちは、こんな思いで新しい日本を作ってきたのだろうか。夏八木勲演じる行者を山から下ろすシーンは、実際に室道に初雪が降るのを待って撮影されたともいう。全て、本物にこだわって撮影されたシーンは役者も命がけであり、迫力がある。テレビではなく大きい映画館のスクリーンで本物の映像を見て欲しい映画だった。

話が終わり、出演者の名前がスクリーンにでてくると席を立つ人が多いが、この映画だけは違った。バックに写る映像も剱岳を季節ごとに撮られた美しい映像ばかりである。これを見ずして席を立つことはできない。ほとんどの人は画面が真っ暗になるまで立つことはなかった。ちなみに、劇中使用されたクラシック音楽は仙台フィルハーモニー管弦楽団による生音での演奏が使用されたそうである。


2009佐久間・水窪スーパーマラニック

2009-06-21 21:43:29 | マラソン
昨年参加して楽しかったので、今年もすぐに参加表明していた「しんしんさん」主催の「第4回佐久間・水窪スーパーマラニック」に参加してきた。参加したとはいえ、ランナーではなく今回もスタッフとしての参加になった。先週17キロ走ったが、膝痛が完治には至っておらず今回も無理しないことに決め、みんなの顔を見るために会場に向かった。

コースは広大な浜松市の北にある北遠地域の佐久間町、水窪町を走る60数キロの道のりである。JR飯田線中部天竜駅をスタートして、北遠地域の最高峰の竜頭山(1352m)まで駆け上がり、山住神社から標高約1000m近くを水窪に下り、切開、横吹地域を経由して中部天竜駅に戻るけっこうハードな行程だ。

参加者は20数名。顔なじみのランナーも多く、スタッフとして参加することを気兼ねなく告げることができた。ただ、みんな絶好調の雰囲気で、ますます遅れをとってしまったなという感じがして、悔しい気分もあったがこれも仕方がない。今回はエイド担当の人が決まっていたので、カメラマンとしてみんなの勇姿を撮ることに決めた。中部天竜駅前でまず集合写真を撮る。

スタートは7時。いよいよ出発である。梅雨空のさなかで、空は雨模様である。幸い小雨で、カッパを着るほどでもなく全員元気に出発した。


その後を追って、まず8キロ先の竜頭山登山口に向かった。ここまでは平坦な舗装道路であったが、登山口から先は、本格的な登山道である。1時間ほどで続々とランナーが登山口にやってきた。まだまだ元気な様子である。

エイドで喉を潤してもらうと、次々に登山道に入っていった。登山口の標高は130mほどで頂上まではあと1200mもの高さを稼がなければならない。きれいに植林された杉林の間にある登山道は、巻き道は少なくほとんど直登である。車ではその後を付いていけないので、大回りして天竜スーパー林道から、竜頭山頂上近くの休憩所まで向かった。車でも1時間近くはかかる道のりである。

標高1000m以上ある天竜スーパー林道を走り竜頭山山頂近くまで行き、歩いて山頂に向かった。展望台に着いたが、周囲の山並みは今年もまったく見えなかった。

幸い先頭は来ておらず、山頂でランナーたちを待つことにした。未だかなり時間があるかと思っていたが、5分ほどで先頭ランナーが走ってきた。ほぼ1時間半ほどで登ってきたようだ。登山として登ると2時間半から3時間かかるコースであるが、すばらしい健脚である。山頂看板前で写真を一人一人とって、最後のランナーを撮り終えてから車を置いた場所に戻った。駐車場所でも何人かがエイドで休んでいた。

その後、スーパー林道上でも走っている様子をカメラに収めた。霧の中を走っている様子もなかなかいいものである。



山住神社のシカのモニュメントの前で集合写真を撮ると、後は水窪まで標高1000mほどを一気に下る。

途中には日本一美味しい水『山住峠の湧き水』があり、ペットボトルに詰めて行く人たちが後を絶たない。

その先には『布滝』という絹糸のような優雅な細い滝がかなり高い崖の上から流下している。

そんな景色を見ながらランナーたちは山を下ってきた。

水窪の町を抜け、しばらくすると「しんしんさん」が昔住んでいたという集落に向かう道に入る。ここが判りにくいので、ランナーの写真撮影と道案内を兼ねて全員が通過するまで待つことにした。道は細い山道を右に曲がるのだが、気付かず真っ直ぐ行ってしまいそうな場所だ。

この辺りは渓流もきれいな場所である。

さて、先頭が通過してから最終ランナーが通過するまで1時間半ほどかかった。ここからゴールまでは23キロほどだが、早いランナーだとこれから車で走ってもゴール時間に間に合わないかもしれなかった。急いで行こうと思ったが、山道なのでスピードもあまり出せない。ゴール地点に着いたときには、既に数人のランナーが到着していた。既に着替え終わった人もいたが、ゴール写真だけは撮っておこうと思い、全員の写真を撮らせてもらった。最終ランナーがゴールしたのは17時6分。参加者全員、無事に帰ってきた。後半、雨が止み晴れ間も少し見えたりして、蒸し暑く過酷な気象条件になったようだが、ゴールした時のみんなの顔がとてもいい顔だった。撮った写真を整理していたが、どれもこれも素敵な笑顔である。今回も自分の足で走ることができなかったが、走っている人たちの笑顔をたくさん見られたことはよかった。つぎは自分の笑顔の写真をたくさん撮ってもらいたいものである。