とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018東海道ラン:石垣屋~南四日市駅

2018-08-23 23:00:32 | マラソン
早朝、石垣屋では宿の子供たちと共にラジオ体操する。


朝の関宿。車も人も通らず、静かな通りだ。


7:20。旅人宿石垣屋を出発する。


通りを少し歩く。


百六里庭。関宿が江戸から106里余りあることから名付けられた関宿の町並みの中にある小公園。


通りにある紅茶専門店「アールグレー」さんに立ち寄る。


石垣屋には朝食がないので、「アールグレー」のモーニングで朝食とする。


8:40。関宿を出て東に向かう。


布気皇館太神社の入り口で記念撮影。


参道の石灯篭が見事なので、中に進んでみる。


神社にお詣りしていく。


9:14。野村一里塚到着。


民家の前には、色とりどりの瓢箪が吊り下げられている。「ぶら下がるだけが仕事の大瓢箪」の但し書きが笑える。


10:52。中富田一里塚に到着。


10:58。鈴鹿川の女人堤防碑。鈴鹿川と安楽川の合流するあたりでは、しばしば川の氾濫が起き人命が失われた。言い伝えによると村人たちは堤防を築くことを神戸藩に願い出たが、藩は堤防ができると対岸の城下町に浸水の恐れありとして許可しなかった。そこで人々は、処罰覚悟で工事に踏み切ったが村人の菊という女性が「工事にかかわった男たちは打ち首になり村は全滅する。私たち女だけで堤防をつくろう」と200人余の女性だけによる工事が始まった。6年後に堤防は完成したが、やがて藩主の知るところとなり首謀者の菊らは、あわや処刑される寸前、家老の松野清邦の嘆願により助命され、その志にたいし金一封が贈られたという伝説が残っている。今も昔も女人強しという秘話だ。




11:20。庄野宿に着く。


国道を横切るときは、地下道をくぐって迂回する。


石薬師一里塚跡前を通過する。


12:20。石薬師宿に入った。


どこかでお昼にしようと食堂を探すが、9人が入れる手頃な場所が見つからない。しかたなく、近くにあったスーパーで買い出しをして、店の外れの方で腰を下ろして昼食とする。


14:20。日永の追分に到着する。東海道と伊勢街道の分岐点である。


日永の追分には、湧き水が出ている。ここは、トラック等の交通量の多い国道1号線のすぐ脇にあり、道路の向う側は、日本有数の四日市の石油化学コンビナート地帯がある。なんとも不思議な場所に泉が噴出しているのだ。名水という事で、多くの人がペットボトルやタンクに汲みにやってきているらしい。ところが、この日は急に水の出方が少なくなっていて水を汲みに来ていた人が嘆いていた。もとのように水がジャボジャボ出てくるようになればいいのだが…。


14:30。前日、東海道の終点とした南四日市駅近くのポイントに到着する。


その後、南四日市駅まで歩く(ここまでで29.4キロ)。その後、電車で四日市まで移動後、近くの銭湯に入って解散する。今回は、1泊2日の東海道ランで50キロ以上を進むことが出来た。8月という真夏にあたり、暑さが心配だったが、たまたま2日間とも涼しい日だったのが救われた。35度以上もあったらたまらない。

参考1.石垣屋~南四日市駅までのコースマップ(29.4キロ)


参考2.石垣屋~南四日市駅までの高低図

2018東海道ラン:桑名駅~南四日市駅

2018-08-22 18:49:38 | マラソン
有明山登山の翌日からは、7月の東海道ランの続きだ。前回は、宮宿の七里の渡しまで行った。当時は、宮宿から桑名までは渡し船で移動したのだが、今は埋め立てなどされたので、船での移動は難しい。したがって船での移動分をカットして桑名宿から続きを行う。

まずは、桑名駅から歩いて桑名宿側の渡船場跡に向かう。




桑名宿七里の渡跡の前でスタート前の記念撮影。


渡し場に建つ大鳥居の横を通り過ぎる。大鳥居は、下船後に伊勢路を歩くため「伊勢国一の鳥居」と称され、現在も神宮(伊勢神宮)の遷宮ごとに建て替えられているそうだ。


これは、春日神社の銅鳥居。渡し場のある川口町から町屋橋までの4kmには旧東海道が現存している。


桑名城城壁の一部が約500mに渡って現存している。


城壁の前には、歴史を語る公園がある。この公園は、江戸の日本橋から京都の三条大橋に至る東海道五十三次をモチーフにして造られており、道中をイメージした道標や案内板などが設置されている。まずは、日本橋を渡る。


富士山を横目に眺めて通過。


三条大橋に到着。一気に東海道53次を終えることが出来た?


旧松寺村の力石。この辺りでは、盛んに力比べがあったようだ。100キロもあるそうだが、とても持ち上がらない。下の方を良く見るとコンクリートでくっ付けてあった。


富田の力石。子供用は19キロなので、何とか持ち上げることができる。


常夜灯の前で一休み。


街道沿いにあるギャラリーに立ち寄る。昔は薬局を開いていたそうだが、現在はご主人の絵画を展示してあり一見の価値がある。




巨木のパワーを貰おうと、触って一休みだ。


13:50。南四日市駅近くのポイントで1日目の東海道は終了する。


数百m歩いて南四日市駅から電車に乗って加佐登駅に移動。その後、近くの鈴鹿さつき温泉に入浴してこの日の汗を流す。

鈴鹿さつき温泉からは、タクシーで移動して関の「旅人宿石垣屋」に向かう。17キロ程もありかなり遠かった。


旅人宿石垣屋は、江戸時代の町並みが現在も残る東海道五十三次の宿場町『関宿』の中心にある築120年以上の古民家ゲストハウスだ。入り口から奥まで風が通り抜け、風が心地よい。


食事はなく、素泊まりの宿だが、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気の部屋で一晩を過ごすことになった。


夕食は、近くの居酒屋で一杯やりながら済ます。


その後、宿に戻り布団に入った。久しぶりに涼しい日となり、タオルケット1枚を掛けると気持ちよくぐっすり眠ることが出来た。翌日は、関宿から逆走して南四日市迄戻ることになった。

参考1.桑名駅~南四日市駅までのコースマップ(約22キロ)


参考2.桑名駅~南四日市駅までの高低図


「2018東海道ラン:石垣屋~南四日市駅」に続く。

2018有明山

2018-08-21 20:38:12 | 山登り
18日(土)は、北アルプスの有明山に登ってきた。中房温泉のすぐ下に登山道があり、先月末の表銀座縦走の時にも来たばかりの山域だ。台形の山体が富士山に似ていることから有明富士とも呼ばれる郷土富士である。山頂部は、北岳・中岳・南岳の3つのピークからなる。

前日の夜、有明荘の前の駐車場に車を止める。深夜11時半くらいに着いたのだが、ほとんど満車で、止めるところがないのだろうかと心配になってしまったが、僅かに車1台入れるスペースを見つけ、なんとか駐車して仮眠する。

翌朝、5:30。有明山登山口に向けて出発する。


登山口を間違えて中房温泉方向に行きすぎてしまったが、しばらくしておかしいと判り、少し戻って第3駐車場の中を通って、6:00に有明山登山口に着いた。今回は、世界の砂漠マラソンを完走している健脚のKさんとMちゃんが参加して、3人のパーティである。


有明山は、険しい岩山であり、戸隠山と同様、昔から修験の山だったという。登山口から、いきなり急登が始まり、ロープや鎖を持たないと登れない道が続く。




土砂崩れで倒木を乗り越えないと進めない場所もある。


ほとんど三点確保じゃないと登れないから、体全体を使って登らなければいけないコースだ。


たまにある下りも慎重に進む。


8:56。9合目の石柱があった。


やっと尾根伝いに出ると、鹿島槍ヶ岳などの後立山連峰が見えてきた。


9:12。有明山(北岳)頂上2268mに到着する。3つあるピークの最高峰だ。


山頂の社(有明神社)の手前には、金属の鳥居が建っている。落雷の時は、避雷針代わりになるので雷が鳴ったら近寄ってはいけないと書いてある。


セルフタイマーにして、3人の登頂写真を撮る。ここまで、我々以外の登山者を見る事はなかった。反対側の燕岳などと比べると静かな山だ。


木々の隙間から、富士山が見える。


ちょっと足を延ばして、三角点まで行く。


安曇野市内が一望できる。


巨岩と巨岩の間には、木のハシゴが掛けられている。


中岳にある社。


常念山脈も一望だ。


常念岳を入れて記念撮影。


さらに進んで南岳まで行こうとしたが、登山道が荒れていて、人が歩いたような形跡がなくなってきていたので、南岳はあきらめて引き返す。

その後、北岳まで戻って昼食休憩をしたのち、元来た道を引き返す。その後、数人の登山者にあったが、我々を入れて7名と静かな山であったことは間違いない。下山も、険しい道を下るのが大変で慎重に下って行く。


登山口の少し手前にある分岐には、三段の滝の表示があったので、滝に寄り道していく事にした。


地図にも載っていない滝なので、それほど大したことはないだろうと思っていたが、着いてみると上から三段?にも分かれて流れ落ちる様は、結構見ごたえがあった。


13:10。駐車場に戻り、有明荘の温泉に入って行くことにした。


有明山は、二百名山なのでどうしても登りたかった山だ。山名の由来は、天照大神が岩戸にこもった際に、手力男命が岩を投げるとここに落ちて天下が明るくなった山であるという伝説による。日帰りで登ることのできる山だが、今までで登った山の中でもトップクラスになるほどの急登の山であった。天気が良かったから、それほど怖いことはなかったが、悪天候の時は、遭難の危険がかなり多そうな山である。とにかく全員無事に下山できたことは良かった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図

2018笠ヶ岳登山:2日目

2018-08-14 21:52:56 | 山登り
2日目の朝、5:50。笠ヶ岳山荘を出発する。下山は、クリヤ谷経由というのも考えていたが、いろいろ調べてみると、特に下りに使うのはやめたほうがいいという記述もあり、メンバーの疲労度も考えると、無難に笠新道ピストンで下山することにした。


稜線から笠新道への分岐に入り、昨日歩いた道を下って行く。




杓子平近くになるとなだらかで歩きやすく気持ちいい登山道だ。




杓子平を過ぎると、再び急坂を一気に下って行く。写真を撮る余裕もなく、ただひたすら下って行く。10:35。笠新道の登山口に到着する。とにかく長かった。


あとは林道を小一時間歩き、新穂高ロープウェイ乗り場に着いた。鍋平高原の駐車場は、標高があるので、再び登り返さなければならない。もう疲れて山を登りたくないので、ロープウェイに乗って鍋平高原駅まで行くことにした。鍋平高原駅からなら、舗装道路を下って行くだけで駐車場に着くことができる。

駐車場についてから、車で移動して「中崎山荘 奥飛騨の湯」に寄って行く。新穂高ロープウェイ乗り場のすぐ下にあるので、多くの登山者が山の疲れを癒すために風呂は賑わっていた。

その後、帰路についたが、途中途中で何度も通り雨に見舞われた。高山市内には豪雨警報が出ていたらしく、雨に降られずに下山できたのはラッキーだった。ただ、帰りの高速道路では、事故渋滞に2回も嵌ってしまい、予定より2時間近くも帰宅が遅くなってしまった。お盆だから交通量が多く、混むのは仕方がなかったかもしれない。

参考1.2日目のコースマップ


参考2.2日目の高低図(笠ヶ岳山荘出発は、5:50)

2018笠ヶ岳登山:1日目

2018-08-13 22:20:12 | 山登り
先週末は、記念すべき山の日を挟んで北アルプスの笠ヶ岳に登ってきた。北アルプスのほとんどの山は県境の山であるが、笠ヶ岳は全く飛騨の山で、名実ともに岐阜県内の最高峰である。また、何処から眺めても笠を伏せたような均衡のとれた美しい形にみえるため、登山意欲を掻き立てられる山でもある。

前日の夜、登山口となる新穂高温泉の駐車場を目指す。当初は、深山荘横にある登山者用駐車場に止めるつもりで向かったのだが、先に着いていたNさんからの連絡で、すでに満車で止められないという。24時間営業の有料駐車場も満車の為、鍋平高原の無料駐車場に向かう。鍋平高原の駐車場も満車に近かったが、ギリギリ空いていたスペースに車を止めて車中泊する。やはり山の日だから、登山者が多いのだろう。

翌朝、5時起きで6時に駐車場を出発する。


鍋平高原は、標高が高く、登山口となる新穂高登山指導センターまでは、一旦山を下って行く。この距離がなかなかあり駐車場から登山指導センターまで行くのに1時間近くもかかってしまった。6:55。登山指導センターで登山届を提出し、やっとここから本来の登山口として歩きはじめる。


蒲田川にかかる橋を渡り、右岸の道に進む。


8時。林道を1時間ほど歩くと、笠新道の登山口に到着する。ここの水場が最後となるので、喉を潤し水も汲んで、北アルプスでも屈指の急登と言われる笠新道を歩きだす。


ブナ林の単調な登山道が続き、やがて針葉樹林へと変わっていく。標高2,000m辺りで樹林が途切れ、ナナカマドが混じる低木の間をジグザグに登ると休憩最適地の杓子平に到着する。途中には、ほとんど休憩に適した場所はなく、標高差1100mほどを上がるのに5時間半もかかっていた。やはり、笠新道は噂にたがわず厳しい急登だった。


杓子平はお花畑が広がるカール地形で、晴れていれば目指す笠ヶ岳とそこからに連なる抜戸岳の雄大な風景が望める場所となっているはずなのだが、上の方にはガスがかかりまったく山の形が見えない。




緩やかな杓子平の登山道もすぐに終わり、再び急峻な岩場を登りはじめる。


可愛い小さな花は、ほとんど終わりに近かったが、シシウドがやけに目立つ。


登って行く途中で、一瞬雲が切れると真っ青な空が顔をのぞかせた。


岩場を登りきると、双六岳からの稜線に出る。目指す笠ヶ岳の姿はまったく見えない。


ガスに包まれた稜線を進む。


前方に見える岩場は抜戸岩だ。


15時。抜戸岩に到着する。


抜戸岩を通り過ぎたところで、少し休憩。


あの先まで行けば山頂なのかと期待をするが、行けども行けども本当の笠ヶ岳は遠かった。


15:37。やっと笠ヶ岳山荘に到着する。とりあえず寝場所を確保してから、荷物を置いて山頂を目指す。

16:13。笠ヶ岳山頂2898mについに到着する。朝から歩きだして既に10時間以上も過ぎていた。一日で登るのは、かなりキツイ山だ。


山頂からは、槍穂高連峰が間近に見えるはずなのだが、この時間になっても全く視界は利かない。私以外のメンバーは、初めての笠ヶ岳なので、山頂に到着できたことで十分満足したようだ。


10分ほどで山頂から笠ヶ岳山荘に戻る。山荘前の広場で、登頂記念の乾杯をして一息つくと夕食の時間になった。お腹が空いていたので夕食も美味しい。


夕食が終わり、日没近くになったころ、雲がだいぶ取れてきた。


雲が切れて、いいショットが撮れないかと、みんなベストなタイミングが来るのを待ちわびている。


雲が赤く染まり、夕焼けが素晴らしい。


僅かな時間だが、笠ヶ岳山頂の雲がとれ、その姿を現した。


しかし、その後は、再びガスに包まれて景色は見えなくなり、部屋に戻る。いつもに増して歩いた時間が長かったのでみんな疲れていたのか、20時過ぎには眠りについていた。

参考1.1日目のコースマップ


参考2.1日目の高低図(計測を止めるのを忘れていたので、ゴール時間は16:35くらいだ)


「2018笠ヶ岳登山:2日目」に続く。

2018谷川岳&ラフティングツア-:2日目清水港海上花火大会クルーズ

2018-08-08 18:11:20 | 観光
ラフティングが終わり、水上町をお昼前に出発すると興津まで順調に帰ることができた。まだ、早い時間だったので、関越自動車道、東名高速道路は大きな渋滞もない。清水港海上花火大会開始まで、だいぶ時間が早かったので興津の駿河健康ランドで入浴休憩する。入浴後、仮眠ルームでウトウトしているうちに眠りこけてしまい、仲間から電話で起こされてしまった。

目を覚ましてシャキッとしてから清水港まで向かう。クルーズ船の出航は18:30なので時間には間に合ったが、清水港周辺は花火見物の人たちで大混雑していた。人込みをかき分け、桟橋に着くと、これから乗船するベイプロムナード号が停泊していた。


まずは、集合写真を撮ってからベイプロムナード号に乗船する。


乗船してすぐにクルーズに付いてくる夕食弁当を食べることにした。弁当は、富士山海道船弁という事で、金目の塩焼き、桜えびかき揚げ、黒はんぺんフライ、わさびしゅうまい、桜えび・釜揚げしらすご飯、茶飯稲荷、鴨ロース、花子丸、煮物、かまぼこ、玉子焼き、銀杏、はじかみ、しば漬け、プチトマト、フルーツ、安倍川餅という豪華メニューだ。みそ汁とお茶も付いてくる。


弁当を食べ終わるころには陽が沈み、清水港の中をぐるっと回り、エスパルスドリームプラザの正面あたりまで来ていた。




屋上のデッキに上がると、花火見物の人たちで一杯になっていたが、なんとか見やすい場所を確保する。


19:30。いよいよ海上花火大会が始まった。




最初から、かなり派手に花火が打ちあがっている。清水港に浮かべられた2台の台船から花火が絶え間なく打ち上げられている。陸上で打ち上げられる花火と違って、海面に浮かび上がる大輪の花火は非常に美しく、周りの山に反響して海面に響き渡る音も迫力がある。




花火の打ち上げ時間は1時間ほどだが、その間で約1万発を打ち上げるのだから、ほとんど切れ間がない。煙で花火が見えなくなると、見やすい位置に船が移動してくれるのがクルーズ船で見る花火大会のメリットだ。


花火大会が終わるころには、船も桟橋に戻り、それほど待つこともなく下船。人込みをかき分け、車を止めたところまで戻るのが大変だったが、車に乗ってしまえば、空いている道から帰ることが出来、無事帰宅できた。今回は、山、川、海とアウトドアを全て満喫できたツアーとなり真夏の貴重な体験の一つになった。

2018谷川岳&ラフティングツア-:2日目ラフティング

2018-08-07 19:56:05 | スポーツ
谷川岳登山を終え、水上温泉のペンション・オールドストリングさんに宿泊する。お風呂は天然温泉との事で、疲れた体をほぐすにはちょうどいい。

お風呂から出ると、早速夕食だ。天井が高いダイニングなので、ゆったりとした気分で食事ができる。やはり、食事前には冷えた生ビールが嬉しい。この日は、何回ビールを飲んだのだろうか。普段はほとんど飲まないのに、体を動かした後のビールはやはり美味いものだ。


料理は、席についてから1品づつ出すとの事で、地元の野菜をたっぷり使ったコース料理だ。まずは、ボウルに山のように盛り付けられた野菜サラダを小皿に取り分ける。ドレッシングが美味しくて、サラダだけで何回もお代わりしてしまう。


カボチャのスープかと思っていたが、ニンジンのスープとの事。


そして魚料理。


メインは、たっぷり煮込んだ牛肉とソーセージだ。


最後は、デザートのプリンとコーヒー。


翌朝、早起きしてペンションの周りを散歩する。場所は、みなかみ町にある藤原スキー場の近くである。冬場になれば、スキー客でにぎわうようだ。


ペンションの周りは、花が一杯咲いている。


そしてペンションの朝食といえば、主食がパンとなる洋風料理だ。


出発前に、ペンションの飼い犬のラブラドール・レトリバーと女性陣は記念撮影している。


さて、この後は、登山と共に今回のメインとなるラフティングツアーに向かう。ラフティングとは、ゴムボートで川下りをするレジャースポーツだ。特に激流を下る際には、ゴムボートが転覆して川に投げ出されるスリルもあるが、真夏の暑い日に冷たい川で楽しむのも面白そうなので、水上温泉に行ったら是非やってみたいと思っていた。

さっそくツアー会社に着くと受付を済ませ、ヘルメット、ライフジャケット、ウエットスーツに着替えスタート地点に車で向かう。スタート地点には、高校生の団体などもいて大賑わい。まずは、水に慣れるという事で恐る恐る川の中に入る。利根川の水は、かなり冷たく震えそうだった。


とはいえ、水に慣れないといけないので、ガイドの掛け声のもと、一斉に川の中に倒れ込む。


なんとか川の冷たさにも慣れたところで、ツアーガイドのT君と共にいよいよラフティングに出発だ。


アミューズメントパークにも急流下りのアトラクションがあるが、やはり本物のスリルは一味も二味も違う。最初から狭い岩場を抜ける際、ボートが岩の間に挟まれて進まない。ガイドが、岩の上に立ってボートを押し出してくれる。


何とか岩場を抜け出し一安心するものの、凄い水飛沫が上がっている。




その後も、同じような急流を下る。




この辺りの流れは特に激しく、アトラクションの急流下りと同じように絶叫をあげながら下って行く。




流れが緩やかなところに来ると休憩するとの事で、近くにある大岩の上に登って記念撮影。


撮影が終わると、ガイドのT君が、ここから飛び降りてみましょうと言う。水面までは3~4mくらいだろうか。そんなの聞いてないよう!という心の声が沸き上がってきていたが、みんな見てる前で引き下がる訳にはいかない。意を決して、岩の上から飛び降りた。




以後、Yちゃんをはじめとしてみんな見事に飛び込み成功する。


休憩が終わり、ボートに乗ってさらに川下りしていく。


更に下流の岩場でも、一緒にツアーに参加した家族連れと我々メンバーも加えて記念撮影。


最後の岩場でも、3回目の飛び込みをさせられる。ここまで来たら、もう破れかぶれとばかりみんな躊躇なく飛び降りていた。




ツアー会社に帰り、シャワーを浴びて着替えをしてから事務所でホッとしたところ。みんな初めてのラフティングだったが、日常では味わえないスリリングな体験をできたという事でしばらくは川下りの余韻をひきずっていたようだ。


半日のラフティングコースだったので、お昼前には水上を出ることが出来、帰路についた。しかし、今回のツアーはこれで終わりではない。最後の締めくくりは、清水港でクルーズ船に乗って海上花火大会を観覧する予定だ。

「2018谷川岳&ラフティングツア-:2日目清水港海上花火大会クルーズ」に続く。

2018谷川岳&ラフティングツア-:1日目谷川岳

2018-08-06 21:23:54 | 山登り
8月最初の週末は、群馬県と新潟県の境にある谷川岳に向かった。2回目の登山となるが、初めて登った時の印象が良かった西黒尾根経由のコースを再度登ることにした。

谷川岳は初級者から上級者向までの変化に富む登山コースを有し、多くの登山者が訪れる山だが、危険個所の多さと急激な気候変化が影響し、遭難者の多い山としても知られている。谷川岳遭難事故記録によると、統計を取るようになって800人以上もの死者が出ているという。この飛び抜けた数は世界の山のワースト記録としてギネス世界記録に記載されており、「魔の山」とか「死の山」とも呼ばれている。ただし遭難者の多くは一ノ倉沢などの岩壁からの登頂によるもので、我々が進むルートは、慎重に進めばめったに遭難することはない。

前日の深夜、谷川岳ロープウェイ乗り場の駐車場に到着し、朝6時から西黒尾根登山口に向かう。10分ほどで登山指導センター前まで来た。この日も朝から空は晴れ渡り、一日中好天が続きそうだ。


登山指導センターで登山届を提出すると、ここから登山の始まりである。今回は、6人のパーティだ。


6:26。舗装道路が終わり、本格的な登山道となる。しかもいきなりの急登だ


西黒尾根の稜線を登るのだが、西黒尾根登山口から急坂が2時間も続く。


急峻な岩場の鎖場も出てくる。


標高1,300mあたりを過ぎると樹林帯が終わり、狭い稜線を通過しながら、素晴らしい景色を見ながら進む。魔の山と呼ばれる謂れとなった一ノ倉沢も見える。そして、猫の耳のような二つのピークが見える。それぞれトマの耳とオキの耳と呼ばれる谷川岳の山頂だ。


再び、急な鎖場を登る。




8:55。ラクダの背まで着いた。樹林帯を抜けてから陽射しが強く、暑くてキツイ登りとなっていた。喉が渇き、いつもに増して苦しい登山となっていた。


見上げれば、まだまだキツイ登りの尾根が続いている。


下のほうを見ると、登ってくる登山者の姿が小さいくらいに高度が上がっているのがわかる。


10:10。西黒尾根のザンゲ岩に到着する。ここまでこれば山頂は近い。


10:30。山頂に行く前に、肩の小屋で一休みすることにした。管理人がいて、売店があり冷たい飲み物にありつける。


あまりの暑さに売店のビールに目がくらみ、山頂に行く前に大休憩となった。


小屋で売っている谷川岳Tシャツ。「魔の山なんて誰が言う 味わい深し谷川岳」というフレーズが味わい深い。


一息ついて体力も回復したので、荷物を置いて、空荷で谷川岳最高峰のオキの耳まで向かう。


11:57。オキの耳(1977m)に到着する。山頂は登山者で溢れ、記念撮影も順番待ちだ。


オキの耳から、トマの耳に向かう。トマの耳の直下は先に通り過ぎていたので、今度は山頂を目指す。


12:27。トマの耳(1963m)に到着する。これで両耳を制覇し、谷川岳山頂を登り終えることができた。


下山は、天神尾根経由とする。13:08。天神尾根のザンゲ岩でみんな何やらザンゲしている様子。


13:30。上部に尖った岩があり、「天狗の溜まり場」と呼ばれる場所に着いた。


14:05。赤いペンキで塗られた熊穴沢避難小屋を通過する。


14:40。天神平のロープウェイ乗り場が見えてきた。


リフトの先に行けば、ロープウェイ乗り場はすぐだ。


14:44。谷川岳ロープウェイ天神平駅前に着いた。


このままロープウェイに乗って下山もできたのだが、まだ時間に余裕があり、喉も乾いていたのでロープウェイ駅内のレストランで休憩する。生ビール、コーヒーゼリー、かき氷などで無事下山の乾杯を早々としてしまう。


結局、ロープウェイに乗ったのは15:30過ぎとなっていた。下山時にロープウェイがあるとありがたいものだ。




初めて登った時は、そのまま車で家に帰ったものだが、今回は水上温泉に宿をとっていたので気持ちに余裕がある。駐車場に戻り、車で30分ほど走り、この日の宿となるペンションに着いた。この後は、温泉と美味しい夕食が待っている。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図


「2018谷川岳&ラフティングツア-:2日目ラフティング」に続く。