とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016獅子ヶ鼻トレイル&ラン

2016-01-31 22:18:30 | マラソン
今日は、私が下見を何度かしてコースを決めた「獅子ヶ鼻トレイル&ラン」の開催日となった。30人くらい集まればいいかなと思っていたが、40名も集まりビックリだ。天竜浜名湖鉄道敷地駅前で集合写真を撮って、午前9時にスタートする。


2.5キロほど走ると、獅子ヶ鼻トレッキングコースの入り口に出る。いよいよここからアップダウンの激しいトレッキングコースが始まる。


オキツネ様の像の横をあがり伏見念力稲荷大明神へ向かう。


展望場所からは、獅子ヶ鼻の由来である獅子の鼻に似た岩峰が見える。


伏見念力稲荷大明神の社前を通過する。


ここからは、アスレチックがいくつも設置されているので、いくつか遊んでいく。


ローラー滑り台。前日の雨でローラーが濡れているので、滑る滑る。


ロープリフトで大の大人が遊んでいる。




アスレチックで遊んだあとは、しばらく真面目に走って展望台まで行く。東屋のある展望台からは、旧豊岡村の街並みや磐田原台地の街並みなどが良く見える。


標高259.5mの三角点を通過する。


蟻の戸渡りまでは、ロープを伝い急な坂を上っていく。


蟻の戸渡りは、幅1mはなく、10mくらいの長さで両側は切れ落ちた断崖絶壁となっている。現在は、通行禁止となっておりこの先を進むことはできない。


蟻の戸渡りを見て、もと来た道を引き返す。下りも厳しい急こう配だ。


さらに下って、沢まで下りる。


沢から一登りすると、浮石がある。3mほどの巨岩が、不安定な位置で絶妙なバランスを持って止まっている。


最近は、「落ちない石」として受験生の合格祈願の名所にもなっているようだ。


再び険しい岩場を登っていく。


岩を切り取った鎖のある水平歩道を進む。


コウモリの顔のようなコウモリ岩。


鐘掛岩へのルートも険しい道が続く。


飛び出している岩が鐘掛岩だ。この下は何もなく垂直の断崖が続いている。


これ以上は先に行ってほしくない。見ている方が怖くなる。


ぐるっと回って八畳岩まで着いた。八畳くらいある大きな岩の上で昼食休憩する。


虫生冷泉コースに向かう急坂。あまりの急坂なのでロープを持っていないと下ることができない。


虫生冷泉コースの沢沿いの道は、水が豊富に流れ自然に癒されて気持ちのいい道となる。


獅子ヶ鼻公園を抜けると、あとは12キロほどのロードとなる。公園内は、まともに走られなかったせいか、ロードに出てからは、みんな走るのが早い。午後2時前には、ほとんどのランナーが森松保険福祉センター「もりの湯」にゴールしていた。お風呂に入ってから、各自持ち寄った食料と飲み物で宴会をやってから解散する。距離は、21キロ弱となりやや物足らなかったかもしれないが、スリルのあるトレッキングコースを短時間ながら楽しんでもらえたのではないかと思っている。




参考1.今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2.今回の高低図(YAMAPで記録)-高低差は237mだが、累積標高差は1300m以上もあり、アップダウンが激しいのがわかる。

「グレートトラバース2」ついに最終回へ

2016-01-30 23:18:15 | 山登り
昨年5月25日に北海道の宗谷岬をスタートして、二百名山のひと筆書き人力踏破に挑んできた田中陽希さんの「グレートトラバース2」の放送がついに今日は最終回となった。先ほど見終わったばかりだ。最終回は、「第6集:冬・四国~九州の山 そしてゴールへ」という事で、四国、九州の山を巡り、最後は、鹿児島県の桜島だった。あいにく、噴火のために湯ノ平展望台までの登山となったが、2016年元日に、九州最南端・佐多岬に到達して、長い長い人力踏破の旅を終了したというわけである。

四国は、三嶺から始まり、東赤石山、笹ヶ峰と進んでいく。暖かい四国といえども、冬場は雪が積もる。1日で雪山二座を登ってしまうなんてすごい体力だ。三瓶山では、お鉢めぐりで山をぐるっと回り、ただピークだけを目指す登山から方針変更になった。やみくもにスピードだけを目指すのではなく、走っていては見えなかった景色も楽しむという彼の考えには共感できる。そして、いよいよ九州入り。英彦山は修験の道という事で石段が凄い長さで続いている。由布岳は、黄金色の草原が美しい。何といっても、興味をそそられたのは、巨岩の続く大崩山だ。九州には、こんなにもスリルがあって面白そうな山があるなんて知らなかった。特に象岩のトラバースはスリル満点だ。九州でも、島原湾をカヤックで横断する。陸も海も難なく渡ってしまう彼の体力はあきれるばかりだ。そして、雲仙岳→市房山→尾鈴山→高千穂峰を経て最後は桜島の御岳だが、噴火中の山なので最高点までは行けず、湯ノ平展望台が山としては最後のゴールとなった。しかし、本当のゴールは、100キロ先の佐多岬だ。ロードをひたすら走り、大勢のファンが見守る中のゴールシーンは感動ものだった。

これで旅が終わってしまうのは寂しいと田中陽希さんは言っていたが、ずっと彼を見続けてきた者としても、これで終わってしまうと思うと一抹の寂しさを感じてしまった。しかし、この2年間の前人未踏ともいえる田中陽希さんの挑戦は、我々一般登山者にとっても、大いに勇気を与えてくれ、日本の山々の美しさや険しさ、自然の豊かさを広く知らしめてくれたことは間違いない。魅力的な山が、まだまだ日本中にある事も知ることが出来た。山の魅力を日本中に広げてくれた彼の功績は大きく、これからも日本の登山の歴史に大きな足跡を残したといえるだろう。

さて、グレートトラバースの放送はこれで終わったわけではない。今までは2時間の特番という形で放送されていたが、4月4日(月)より毎週月~木 朝7時~7時15分にて「グレートトラバース2 15min.」という番組が放送されるそうだ。これで一つ一つの山の様子をじっくり見ることが出来る。まだ行ってない日本二百名山の生の姿をじっくり見てみたいと思っている。因みに、日本百名山を登った時の、「グレートトラバース 15min.」も 2月10日(水) (毎週水~金 昼0時~1時)より再放送することも決まり、見逃した人には、再度見るチャンスがでてきた。

「YAMAP」を使いだして1ヶ月

2016-01-29 23:07:09 | アプリ
昨年暮れから、山地図アプリ「YAMAP」を使いだして1ヶ月ほど経った。既に4回ほど利用する機会があり、そのすべてにおいて何のトラブルもなく、便利に利用させてもらっている。使ったのは、浜石岳トレイル、本社ヶ丸・清八山登山、湖西連峰トレイル、丹沢登山の4回だ。登山コースのログを全てしっかり記録することが出来、活動時間、移動距離、高低差などのデータもとれている。活動時の現在位置確認も随時できるし、スマホのバッテリーもそれほど消費することなく、日帰り登山では、使用前にフル充電しておけばまるまる1日持つ事もわかった。

「YAMAP」の最大の利点は、携帯電波の届かない山奥でも、GPS位置情報と国土地理院の地図(登山道及びコース・所要時間・避難小屋等が記載されている)に正確にマッピングして現在位置がわかるという事だ。道に迷ったり、コース確認をしたい時、これからどちらに行っていいいかがはっきりわかるので、遭難の回避に非常に役立つ。そして、一番うれしいのは、アプリ自体は無料でダウンロードでき、利用したい地図も無料で好きなだけダウンロードできるというのだから信じられないくらい良心的である。このアプリを教えてあげたら、使いだした友人たちからは絶賛の嵐だ。

現在ダウンロードできる地図も、ものすごい数が蓄積されている。百名山をはじめとする山々のデータは、当然あるのだが、それ以外でもいろんなアウトドアを想定した地図が入っている。以下、こんなジャンルのデータが含まれている。
・マラソン大会-丹後100キロウルトラ、鯖街道等(数はそれほど多くない)
・ロングトレイル-信越トレイル、京都一周トレイル等
・トレラン-UTMF、ハセツネCUP、三河高原トレイル等
・巡礼路-熊野古道、四国遍路、サンティアゴ・デ・コンポステーラ等
・世界遺産、秘境、国立公園、国定公園、ジオパーク、サイクリングロード、ゲレンデ等
・災害用都市部の地図-東京、大阪、名古屋等主要都市をほとんど網羅。浜松市内もある。

これだけあると、人が行ける場所の地図は、ほぼ揃ってしまうのではないかといえる。特に都市部の地図をダウンロードして使えば、家の近辺を練習で走った距離なんかも、しっかり記録できそうだ。今まで、高いGPSウォッチを使って距離などを測っていたが、「YAMAP」が入ったスマホがあれば全てできてしまうという訳だ。また、省エネテクニックとして、機内モードにしておくと、バッテリーの持ちがかなり伸びるという。

使いだせば使うほどに、このアプリの凄さがわかってきて、今まで見つけたアプリの中では、最高のものだと言わざるを得ない。山に登るときには、なくてはならないアプリとして今後も使い続けていきたいと思う。しかし、バッテリーが切れたらまったく役には立たなくなってしまう。予備バッテリーを持って行くことはもちろん、紙ベースの地図やコンパスが不要になるという訳ではない。山では、いろんなトラブルを予想して準備しておくことは必要であり、有効なツールが一つ増えたという認識でいたい。

因みに、今週末予定している獅子ヶ鼻トレイルの地図があるか調べたら、「獅子ヶ鼻公園」で検索するとしっかり地図が見つかった。虫生冷泉コースや浮石コースが抜けていたが、ほぼ必要なコースは網羅されていた。さっそく5回目に使ってみるつもりだ。

北海道新幹線開業まであと二ヶ月

2016-01-28 22:07:23 | ニュース
2016年3月26日北海道新幹線が開通する。東京駅から新函館北斗駅まで約4時間で行けることになるというのだから便利になったものである。東京駅の始発に乗れば、お昼前には函館まで行ってしまうというのだから、列車の旅として考えれば、相当早くなったといえるだろう。

今日は、報道陣向けの試乗会があったそうで、各紙でその様子を伝えている。試乗会は、新函館北斗-木古内間の約35.5キロである。最高速210キロで、わずか13分ほどの乗車だったそうだが、車窓から見える雪原は目を細めたくなるほどまぶしく、雪化粧した道南の山々も美しかったという。ただし、高速運転のために直線ルートになってしまい、そのわずかな距離に6本のトンネルが連続しているそうだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO96635350Y6A120C1000000/

これからの北海道の旅を考える場合、新幹線も選択肢の一つとして考えてみたくはなったが、札幌まで開通した時、どのくらいで行けるかだ。当面、新幹線が開通しても、函館までは半日はかかる。しかし、北海道の旅行を考えた場合は、札幌スタートがどうしてもメインとなってしまう。函館からさらに札幌までの移動時間を考えると、まだまだ飛行機のほうが早いし便利だと言わざるを得ない。しかも、北海道新幹線の新青森-新函館北斗駅間の148.3キロのうち、トンネル部分は約65%を占め、地上部分でも防音壁で覆われている箇所が多く、景色が見える部分は少ない。しかも、在来線と比べると津軽海峡を見ることもまったくできないそうだ。列車の旅といえば、車窓からの景色が一番の楽しみなのだが、それが楽しめないというのは非常に残念である。札幌まで開通する時まで、北海道新幹線は楽しみにとっておいてもいいかなと思い始めている。

夢の新素材「セルロースナノファイバー」

2016-01-27 22:12:02 | サイエンス
日本人が開発した優れた技術の一つに、「セルロースナノファイバー(CNF)」という物質がある。最近初めて知ったのだが、これこそ正に夢の新素材である。どんなものかというと、植物の構造の骨格を成している基本物質「セルロース」を化学的、機械的にほぐして再構成した繊維材料である。CNF繊維1本の直径は数ナノ~数十ナノ(1ナノは10億分の1)メートルであるが、鉄の5分の1の軽さで強度は5倍と、炭素繊維と同等近い性能があるという。しかも透明で、熱を加えても膨張しにくく、化粧品などに加えると粘りを出すこともできるそうだ。

このCNFの原料といえば、言わずとしれた日本では身近な「木」という天然資源だ。日本は、四季に恵まれ、夏は高温多湿な風土で樹木がよく育つ。どんな樹木や植物からもCNFの原材料であるセルロースを得ることができる。森林資源の豊富な日本の企業にとっては、原料調達が容易というメリットがあり、CNFが社会で本格的に活用される時代を迎えれば、日本は再生可能な素材の資源大国になるといった夢も描けるという。

ただ、今のところはいくつかの技術的課題があるという。たとえば、樹脂とCNFをなじませることは、水と油を混ぜるようなもので、高度な技術が必要となる。また、製造コストは1キロあたり数千~1万円と、炭素繊維の3000円程度より高い。しかし、量産体制が整えば500円以下に抑えられそうだという。どちらにしても、今後の研究成果によって、高度な技術も量産体制も整っていくはずだ。

CNFをどんなことに利用するかというと、プラスチック材をCNFで強化するということがあげられる。これらを車の部品として使う事によって、車の重量が軽くなり燃費の向上に繋がる。しかも、強度も増すことで安全性も高まる。あるいは透明な性質を利用して、ガラスの代わりに使うことも可能だという。また、透明な紙も作れるということでもある。つまり、炭素繊維の6分の1程度のコストで、車のボディから家電製品まであらゆる工業製品の材料になる可能性を秘めているという訳である。

これだけ聞くと、いかに凄い素材だという事がわかってくるが、何か弱点がないのか気にはなる。現在、政府が掲げた「アベノミクス第三の矢」の中の施策の1つにCNFの研究推進が盛り込まれているということで、今後、いろんな問題点も解決されていくだろう。そして、CNFの普及は、森林資源の有効活用や過疎化の防止に道を開く。まさに、大きな産業革命をもたらすことのできる夢の素材であることは間違いない。今後の研究成果を大いに期待したいものである。

履歴書の書き方

2016-01-26 22:49:01 | いろいろ
現在、雇用保険を受け取っている立場上、月に2回以上の就職活動を行わなければならない。就職活動とは、ハローワークに行って職を探したり、就職に役立つセミナーや講習を受けることである。この歳で、いまさら履歴書など書くことはないと思っていたが、いちおう就職活動の一環として履歴書の書き方についてのセミナーを受講してきた。ひょっとして、何かの機会に履歴書を書くこともあるかもしれないので、忘れないためにも要点だけ記録しておく。

講師の先生は、バリバリのキャリアウーマンといった感じの人だったが、現在の職に至るまでには、数十回の転職をしてきたといい、まさに履歴書書きのスペシャリストであった。自分の性格分析をすると、何でも自分の思ったことをすぐに口に出してしまうということで、会社に入っても、常に上司とぶつかってしまい、協調性がなく長続きしなかったという。結局、会社員としては、やっていけない性格だというのがわかり、独立してセミナーの講師や就職相談などをやるコンサルティング的な仕事をするようになったとの事だった。そんな人だから、セミナーの内容は、いたってストレートで知りたいことがビンビン伝わってきて分かりやすかった。

まず、履歴書を書く上での注意点である。
・空欄は作らない
 空欄があるというのは、手を抜いているというふうに見られがちであり、欄をすべて埋めたほうがいい。空欄ができるというのは、自分にとって関係ない欄がある場合が考えられる。つまり、履歴書の様式は多種多様であり、新卒者用、転職者用、再就職者用と微妙に記入する欄の項目が変わってきているからだ。例えば、新卒者だったら得意な科目とか、スポーツ・クラブ活動といった項目があるが、再就職者だったらそんな項目は、書いても意味がない。つまり、自分の都合にあった書式の履歴書を選べばいい。あるいは、パソコンで自分用にカスタマイズしたA4版の履歴書を作り、空欄をないようにすればいい。
・訂正はしない
 間違った内容に、二重線を引いて訂正したり、修正テープで修正したりするのは、履歴書を書く上での心構えが低いとみなされる。誤字、脱字も当然あってはならない。
・省略しない
 卒業した学校の名称、以前の勤務先の名称などは、面倒くさくても○○県立○○高等学校とか、○○株式会社○○事業所等と正式名称で記入する。入学と卒業で同じ名称が連続しても“〃”とか“同”などと略さないこと。
・エピソード(実績)
 自分が心掛けて努力し工夫した実績を記入するとともに、それによってどんな結果になったかまでを明らかにする。ただし、自分が受けようとする会社にとって全く関係ないエピソードでは、担当者の気持ちが動かない。

職務経歴書を書く上での注意点
・市販の様式ではなく、パソコンで自由に作る
 履歴書と同じで、決まった様式では、うまく書き表せないことがある。職務経歴書には、タイトル、日付、氏名、会社名、仕事内容、実績が記入されていれば十分だ。その為、行の修正が簡単に行えるパソコンのほうが作りやすい。A4サイズ(今は、A4サイズが主流であり、B5とかB4等はファイルしにくいので嫌われる)1~2枚で十分だ。特に、職歴が多い人の場合は、書き足らないという場合もあるだろう。しかし、あまりにも枚数が多いのも嫌われる。経験的に、担当者は最初の1枚目の上から1/3くらいまでしか注目していないという。
・職務期間の記入の仕方
 職歴が多いと、行が増え過ぎてしまう。また、職務期間が何年何月~何年何月という数字が思い出せない事もある。そこで、あえて具体的な年月を記入せず、どこそこの会社に約10年勤務といった形式で記入したほうが、余計なことを勘ぐられずに済むという。要は、入りたい会社が必要とするスキルがわかる職歴だけで十分という事である。

以上、要約するとこんなお話であった。かつては、私も履歴書を見る立場にいたこともあり、言われてみればそうだなあといくつも思い当たった。ひょっとして自分が履歴書を書く立場になったら、これらの事には注意しなければいけない。

2016丹沢(塔ノ岳、鍋割山)登山:後半

2016-01-25 18:45:30 | 山登り
塔ノ岳から、鍋割山への分岐まで元来た道を下り、分岐から鍋割山稜を歩く。


鍋割山稜の尾根道の樹氷もキレイだが、尾根の幅は狭く、両側は絶壁だ。


広い雪原に出ると、やはり雪の上で遊んでみたくなるものだ。交代で、スノーエンジェルを雪面に描いてみる。




あだち。さんの作品。


これは、私の作品。何だか、蛾が飛んでいるような形になってしまった。


13:10。鍋割山1273m山頂に到着する。午前中よりは、富士山山頂の雲が取れてきている。


鍋割山山頂には、鍋割山荘という山小屋がある。


鍋割山荘の名物といえば、具沢山の鍋焼きうどんだ。これだけを目当てに山荘にやってくる登山者も多いと聞く。


女性陣の嬉しそうな表情が、美味しさを物語っている。湯気がほかほか湧き上がって熱々のうどんが、外の厳しい寒さを和らげてくれた。


1時間ほど、山荘で温まったあと、外に出るとあまりの寒さに体が震える。やはり10年に一度の大寒波は嘘ではなかった。強風でザラメ雪が顔に飛んできて痛い。強風を避けるようにして、急いで下山だ。


日当たりのいい南側斜面には、樹氷はもうなかった。


下山開始して30分ほどでアイゼンが必要な道ではなくなり、アイゼンを外して歩く。


14:58。後沢乗越から二股方面に下る。


夏場は、水量が多いため渡渉になるという場所だが、今の時期は、ほとんど水量がなく、岩がゴロゴロした沢筋を歩く。


15:17。ペットボトルが大量に置かれた場所についた。ここは、鍋割山荘で必要とする水がペットボトルに詰めて置かれている。登山者の善意で、山頂まで一人1本を運んでもらうために置かれているというわけだ。我々は、下山途中なので、残念ながらペットボトルを運んでいくことはできない。確か、4年前に来た時は、ここから登っていったので、ペットボトルを運んでいった覚えがある。


沢にかけられた木橋を渡る。


15:39。二俣を通過する。大倉までには、まだ4キロもある。


16:42。シカ侵入防止柵を抜けると、市街地だ。


振り返って丹沢山塊を臨むと、夕日で山塊が赤く染まってきていた。


道端の無人販売で女性陣は、野菜を買い込んでいく。「鴨が葱を背負って来る」とはこのことか!


16:58。大倉登山口の秦野戸川公園に無事到着する。日没前までに到着できてよかったが、この日は長時間歩いたものだ。ただ、歩いた時間は長かったが、景色がずっと素晴らしかったので気持ち的に長いと思うことはなかった。


参考1.今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2.今回の高低図(YAMAPで記録)

2016丹沢(塔ノ岳、鍋割山)登山:前半

2016-01-24 23:29:42 | 山登り
しばらく前まで、今日の予定が決まっておらず、どうしようかと思っていたが、やはり山に行きたくなって、急遽行けそうな人だけ声をかけて、丹沢の山に行くことになった。丹沢といっても、日帰りで行けそうな塔ノ岳と鍋割山の周回コースだけで行くことにした。

朝5時に家を出て、磐田、興津の2箇所で山友を乗せ、登山口の大倉についたのは、午前8時だ。大倉登山口にある秦野戸川公園には、すでに多くの登山者が山を目指して登り始めていた。建物の後ろには、真っ白い雪をかぶった丹沢の山並みが見えている。


今日明日と、全国的に10年に一度の大寒波が来るなんてニュースで言っていたが、この丹沢周辺は、風もほとんどなく快晴で絶好の登山日和になっていた。ただし、寒いことは間違いない。8時5分。身支度を整え完全防寒スタイルで出発する。


しばらくは舗装道路を歩く。コース上には、コースの案内板が随所に立てられ、間違えないようになっている。最初は、大倉尾根経由で塔ノ岳を目指す。


広い林道をしばらく歩く。このあたりには、まだ雪はない。


9:07。1時間ほど歩くと、木道に雪がチラホラ見られるようになってきた。


9:46。駒止茶屋でついにアイゼンを着用することにする。登り勾配がきつくなり、凍った雪が滑りやすくなってきたからだ。




10:13。堀山の家前で小休止する。丹沢のほとんどの山小屋は、冬でも営業しているのがありがたい。




11:03。花立山荘に到着する。ここからの眺めは素晴らしく、相模湾、伊豆大島、江ノ島、三浦半島なども良く見えた。


お腹がちょうどすいてきたので、お菓子などを出してしばらく休憩だ。




西側には、富士山、愛鷹連峰、東富士演習場などがよく見える。


花立山荘から10分ほど歩くと、登山道脇に樹氷が見えるようになってきた。


青空をバックに、白い樹氷が鮮やかだ。


樹氷の先に見えるのが、これから目指す塔ノ岳山頂だ。


西側に見える鍋割山稜の山々も白い雪化粧で、一気に冬山になっていた。


樹氷の林が立ち並び、写真を撮るのも忙しい。




11:53。塔ノ岳山頂1491mに到着する。


山頂には、尊仏山荘という立派な山小屋もある。


塔ノ岳山頂からの景色は一際素晴らしい。山頂は広く、多くの登山者がここを目指して登ってきている。


もちろん富士山や、相模湾、秦野市街も一望だ。




塔ノ岳で展望を楽しんだ後、鍋割山に向かう。

「2016丹沢(塔ノ岳、鍋割山)登山:後半」に続く。

連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」

2016-01-23 18:20:26 | ドラマ


先週、白馬にスキーに行ったが、ペンションのSさんは、ドラマのエキストラとして参加したそうだ。何のドラマかというと、WOWOWの連続ドラマ「カッコウの卵は誰のもの」である。東野圭吾原作で、私も読んだことがある。天才スキーヤーの才能と遺伝子の関係を絡めた医科学サスペンス物で、大変面白かった作品だ。主演は、NHK朝ドラ「まれ」の土屋太鳳ちゃんである。Sさんは、レストランの客として太鳳ちゃんと間近で遭遇したらしい。

現在、ロケの真っただ中で、放送は、3月27日からだという。ロケ地は、白馬や大町周辺で行われているらしく、今後もいろんな場面でのエキストラを必要とし、随時募集中らしい。地元の人、白馬、大町周辺に行く予定のある人は、エキストラとして参加してみるのも面白いだろう。今月末は、スキーワールドカップの観客としてたくさんの観客を募集しているようだ。場所は、多分八方尾根スキー場あたりだろう。日が合えば、私も出てみたかったが、残念ながら、もう行ける時がない。
エキストラの募集案内は、こちら。
http://vill.hakuba.nagano.jp/img/top/extra_kakko.pdf

さて、当初は主演の土屋太鳳以外、キャストがまったく公表されていなかったが、やっとWOWOWからキャストの発表があった。それによると、本郷奏多、戸次重幸、伊原剛志等が出演することがわかった。たしか、伊原剛志は、朝ドラ「花子とアン」で土屋太鳳の父親役を演じている。今回も、土屋太鳳の父親役という役どころとなり、2回目の共演となるようだ。朝ドラとは、全然役どころが違うと思うが、どんな雰囲気になるか楽しみである。
ドラマの詳細は、こちら。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/kakkou/

いよいよ花粉飛散か

2016-01-22 21:11:30 | 呟き
昨日あたりから、鼻がむずがゆく、クシャミも出たりして、どうも嫌な感じだ。気象協会の見解では、例年に比べると花粉の飛散量はほとんどの地域で少なめになるという事で、東海地方では2月初旬頃から飛散とされている。しかし、森や林の近くを何度か走りに行っていたせいか、花粉を吸いこんでしまった可能性がある。風も強く、すでに多くの花粉が飛んでいるに違いない。全体的には、少ないという事だから、苦しい時期は短いかもしれないが、また嫌な季節になったようだ。