先週に引き続き、今週も夏山登山だ。今回は、中央アルプスの空木岳(うつぎだけ)を目指した。今年二つ目の百名山である。休みに充分余裕があれば中央アルプスの山々を縦走したいところだったが、なかなかそんな余裕もない。駒ケ岳ロープウェイを使って千畳敷から檜尾岳、熊沢岳を縦走して空木岳へとも考えたが、駒ケ岳ロープウェイの混雑度や縦走路の長さを考えると、最短で登れる池山尾根登山口の往復登山に落ち着いた。
中央高速の駒ヶ根ICから駒ヶ根高原スキー場の先にある林道を走り、林道終点より数キロ手前にある駐車場に車を止める。東屋とトイレがあるこの駐車場の先は車止めがあり、車はここまでしか入れない。深夜に到着したが、幸いまだ充分な空きスペースがあった。今回は総勢6名となったので、4名が車中泊、2名がテント泊で朝5時まで仮眠する。朝目覚めた時は、晴れ間が見えたので、雨が降りだすまでになんとか小屋にたどり着きたいと思った。
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通行止めの林道は、危険だけでなく遠回りとなり登山道へ行ったほうがいいとの情報で、駐車場から500mほど林道を戻る。スキー場から続く登山道の入口となり、いよいよ登山の始まりである。
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登山道を登り始めて30分ほどで、林道終点の広場に出る。ここにも東屋とトイレがある。ただ、ここまでは現在車が入れないため広場には車は止まっていない。
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林道終点には、空木岳、南駒ケ岳登山道の看板が立っている。登山届提出用のポストもあり、本格的な登山道はここからといってもいい。
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鷹打場や池山小屋前の水場等を通り、カラマツ林の間を進む。
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マセナギから大地獄、小地獄と呼ばれる桟橋やハシゴ、クサリ場のある厳しい登りが始まる。
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木々の隙間から、駒ヶ根市内の様子が雲間をぬって見ることができる。しかし、雲が多くなり次第に雲行きが悪くなってきていた。
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その後、雨が降り出ししばらくカッパを着て歩くことになる。幸い雨は長続きせず、しばらくするとカッパを脱ぐことができた。大地獄、小地獄のヤセ尾根を過ぎると、次第に高山植物を目にするようになってきた。空木岳も花が多い山だった。その後は、花畑がずっと続き、お馴染みの花々を何度となくカメラに収めた。
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(マルバダケイブキ)
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(ハクサンフウロ)
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(ニッコウキスゲの群落)
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(コバイケイソウの群落)
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(ヨツバシオガマ)
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(イブキトラノオ)
いろいろ花を見ながら進んでいくうちに、空木岳避難小屋に到着する。無人の小屋だが、しっかりしたトイレが併設されていた。
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小屋から先も花がいろいろ咲いている。今まで見かけた花とは、少し花の種類が変わってきている。
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(可愛い花。イワカガミ)
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(御馴染み、チングルマ)
登山道からは、もう一つの空木岳への登山道沿いにある巨岩の駒岩が見える。下山時には、駒岩のある登山道を通ることに決めた。
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空木平の先には、空木岳と思しきピークがガスの間から見えた。
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ナナカマドの白い花を見つける。秋には葉が真っ赤になるナナカマドの花は、可愛らしい白い花だ。
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花崗岩の巨石の間を抜けて空木岳を目指す。最後の一登りだが、思ったよりきつい登りで息が切れる。またもや雲行きが怪しくなってきて気が焦った。
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きつい登りがやっと終わった頃、山頂直下にある駒峰ヒュッテに午後1時半くらいに到着する。駒峰ヒュッテは避難小屋ではあるが、管理人が常駐し、水、ビール、ジュース、アルファ米などを販売してくれる。食事は出ないので自炊するしかないのだが、管理が行き届ききれいな避難小屋だ。
小屋に着いたころ、雨が再び降り出す。空木岳山頂へは歩いて10分くらいの距離だが、歩きつかれていたので、この日は山頂アタックを止める。二階の部屋で寝場所を確保し、濡れたカッパなどを干して休憩する。この日の宿泊者は思ったほど多くなく、定員30名のところ25名程度だった。天候があまり良くなかったので登山者が減ったのかもしれない。ビールと摘みでしばらく談笑したあと昼寝する。1~2時間ほどだったがぐっすり眠ってしまった。
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午後5時くらいに起きて、夕食の支度をする。私は、パックのご飯とレトルトのカレーを温める。後は漬物やゆで卵をおかずにした。他の仲間たちも、それぞれ持ち寄った夕食でお腹を満たした。山小屋の夜は早い。午後8時には消灯である。翌日の天気に期待して寝袋にもぐり込み、眠りについた。
2日目に続く。
中央高速の駒ヶ根ICから駒ヶ根高原スキー場の先にある林道を走り、林道終点より数キロ手前にある駐車場に車を止める。東屋とトイレがあるこの駐車場の先は車止めがあり、車はここまでしか入れない。深夜に到着したが、幸いまだ充分な空きスペースがあった。今回は総勢6名となったので、4名が車中泊、2名がテント泊で朝5時まで仮眠する。朝目覚めた時は、晴れ間が見えたので、雨が降りだすまでになんとか小屋にたどり着きたいと思った。
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通行止めの林道は、危険だけでなく遠回りとなり登山道へ行ったほうがいいとの情報で、駐車場から500mほど林道を戻る。スキー場から続く登山道の入口となり、いよいよ登山の始まりである。
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登山道を登り始めて30分ほどで、林道終点の広場に出る。ここにも東屋とトイレがある。ただ、ここまでは現在車が入れないため広場には車は止まっていない。
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林道終点には、空木岳、南駒ケ岳登山道の看板が立っている。登山届提出用のポストもあり、本格的な登山道はここからといってもいい。
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鷹打場や池山小屋前の水場等を通り、カラマツ林の間を進む。
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マセナギから大地獄、小地獄と呼ばれる桟橋やハシゴ、クサリ場のある厳しい登りが始まる。
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木々の隙間から、駒ヶ根市内の様子が雲間をぬって見ることができる。しかし、雲が多くなり次第に雲行きが悪くなってきていた。
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その後、雨が降り出ししばらくカッパを着て歩くことになる。幸い雨は長続きせず、しばらくするとカッパを脱ぐことができた。大地獄、小地獄のヤセ尾根を過ぎると、次第に高山植物を目にするようになってきた。空木岳も花が多い山だった。その後は、花畑がずっと続き、お馴染みの花々を何度となくカメラに収めた。
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(マルバダケイブキ)
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(ハクサンフウロ)
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(ニッコウキスゲの群落)
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(コバイケイソウの群落)
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(ヨツバシオガマ)
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(イブキトラノオ)
いろいろ花を見ながら進んでいくうちに、空木岳避難小屋に到着する。無人の小屋だが、しっかりしたトイレが併設されていた。
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小屋から先も花がいろいろ咲いている。今まで見かけた花とは、少し花の種類が変わってきている。
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(可愛い花。イワカガミ)
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(御馴染み、チングルマ)
登山道からは、もう一つの空木岳への登山道沿いにある巨岩の駒岩が見える。下山時には、駒岩のある登山道を通ることに決めた。
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空木平の先には、空木岳と思しきピークがガスの間から見えた。
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ナナカマドの白い花を見つける。秋には葉が真っ赤になるナナカマドの花は、可愛らしい白い花だ。
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花崗岩の巨石の間を抜けて空木岳を目指す。最後の一登りだが、思ったよりきつい登りで息が切れる。またもや雲行きが怪しくなってきて気が焦った。
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きつい登りがやっと終わった頃、山頂直下にある駒峰ヒュッテに午後1時半くらいに到着する。駒峰ヒュッテは避難小屋ではあるが、管理人が常駐し、水、ビール、ジュース、アルファ米などを販売してくれる。食事は出ないので自炊するしかないのだが、管理が行き届ききれいな避難小屋だ。
小屋に着いたころ、雨が再び降り出す。空木岳山頂へは歩いて10分くらいの距離だが、歩きつかれていたので、この日は山頂アタックを止める。二階の部屋で寝場所を確保し、濡れたカッパなどを干して休憩する。この日の宿泊者は思ったほど多くなく、定員30名のところ25名程度だった。天候があまり良くなかったので登山者が減ったのかもしれない。ビールと摘みでしばらく談笑したあと昼寝する。1~2時間ほどだったがぐっすり眠ってしまった。
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午後5時くらいに起きて、夕食の支度をする。私は、パックのご飯とレトルトのカレーを温める。後は漬物やゆで卵をおかずにした。他の仲間たちも、それぞれ持ち寄った夕食でお腹を満たした。山小屋の夜は早い。午後8時には消灯である。翌日の天気に期待して寝袋にもぐり込み、眠りについた。
2日目に続く。