とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023五島つばきマラソンツアー:4日目

2023-02-28 21:59:32 | 観光
早朝、福江島のホテルを出て福江港に向かう。福江港からはフェリーに乗って中通島の奈良江港まで乗船。約1時間の航海だ。

早速レンタカーを借りて、中通島の観光に向かう。中通島は五島列島の中では2番目に大きい島で、観光スポットもたくさんある。まず、最初に行ったのは、上五島の中心の教会となる青砂ヶ浦教会だ。鉄川与助設計施工によるもので、信徒が総出でレンガを運びあげたという素晴らしい教会で、国指定重要文化財になっている。


「鐘楼」の隣には「大天使ミカエル像」があり、ミカエルが悪魔を踏みつけているのが印象的だ。この日は、休館日で中を見られなかったのが残念だ。


次に立ち寄ったのは、冷水教会。冷水のほとんどの信徒は、迫害後、近辺や平戸や下五島などから移住してきた人々であるという。1907年に近くの丸尾郷出身の鉄川与助が棟梁となって初めて手掛けた木造教会だという。


冷水教会の近くにあるのが矢堅目公園。奈摩湾入口にあり、円錐形の奇岩と複雑な海岸線が美しい場所だ。階段を上り、展望所に向かう。因みに、矢堅目という一風変わった地名は、その昔、海からの外敵の侵入を見張るために、矢を持った兵士で堅めたことに由来している。


展望所の目の前には、円錐形の奇岩と東シナ海の雄大な景色が見える。矢堅目の岩越しに沈む夕日もまた素晴らしいそうだ。


矢堅目の奇岩をバックに記念写真。


奈摩湾の向こう側には、最初に寄った青砂ヶ浦教会がある。


展望所を下り、矢堅目の奇岩近くまで行ってみるが、風が強くて引き返す。


矢堅目を望む位置にある矢堅目の駅は、海水塩の工房になっていて、塩づくりの様子を見学することができる。


見学を申し出ると、社長さん?が丁寧に塩を作る工程の説明をしてくれた。


濃縮された海水の槽から海水をザルですくい上げると、濃厚な塩の塊が現われた。


矢堅目の駅の売店で塩を買い、ここの名物塩ソフトを食べる。


お昼になったので、五島うどんの店に行き、五島うどん地獄焚きを食べる。たっぷりのお湯でゆで上げたあつあつのうどんをしょうゆやあご(トビウオ)だしのたれで食べる。地獄炊きの名は、初めて食べた旅人が「しごくおいしい」とほめたのが、地獄おいしいと聞き間違えたのが、この言葉の由来だという説がある。


昼食を済ませた後、有川港に併設されている鯨賓館ミュージアムに寄る。大きな鯨のモニュメントが目印だ。




ここは、上五島の捕鯨の歴史を今に伝える鯨の資料館だ。ミンク鯨の骨格標本や実物大模型の展示のほか、江戸時代から近代に至る鯨業の歴史などを、パネルや映像で紹介している。


大曽教会。こちらも鉄川与助の設計施工で建てられた。レンガ造りの重層屋根構造、内部は3廊式でリブヴォールト天井をもち、外壁にはレンガの凹凸や色の違いを用いた装飾が行われている。


内部の柱が重厚な雰囲気だ。


後半はロングドライブで、景色がいいという若松瀬戸に架かる若松大橋に向かう。若松大橋は、白い全長522mのトラス橋だ。


若松瀬戸は中通島と若松島の間に広がる海のエリアのことだ。このエリアには桐ノ小島、上中島、下中島を初めとする約30の大小の島々が点在している。瀬戸内海を思わせるようなその風景は「若松瀬戸」の名前にぴったりで、リアス式の海岸線が美しいこのエリアは、西海国立公園の一部にも指定されている。


最後に向かったのは、日島の石塔群。関西方面の御影石や福井県の若狭方面の日引石など島外から持ち込まれた石材が多く使われている。大陸との交易品を運んだ帰りの船にバラストとして持ち帰ったといわれており、都や大陸と往来した海上交易の拠点であったことを物語る史跡だという。


中世から近世にかけての古墓群で、70基以上の石塔が累々と並ぶ風景は圧巻だ。


石塔群の先には藍色の深いブルーの海が広がっている。


4日目の宿は、中通島では有名なリゾートホテルに宿泊する。

「2023五島つばきマラソンツアー:5日目」に続く。

2023五島つばきマラソンツアー:3日目マラソン

2023-02-27 22:46:41 | マラソン
マラソン当日、福江港からシャトルバスでスタート地点の遣唐使ふるさと館に向かう。参加者はフル、ハーフ等を合わせて400人ほどだという。かつては1000人ほどの参加者があったそうだが、コロナ後の初めての大会となり、参加者の数はまだ戻ってこないようだ。

今年は当日受付となり、受付でナンバーカードをもらいスタート地点に向かう。ご当地キャラクターのつばきねことスタート前の記念写真。


開会式が始まり、主催者からの挨拶だ。


午前9時。遣唐使ふるさと館をスタートする。


スタート早々、トンネルを3回ほど通過する。


田園地帯を進む。


海岸沿いの道を走る。


初日に立ち寄った水ノ浦教会の横を通り過ぎる。


魚津ヶ崎公園で10キロだ。


魚津ヶ崎公園の先端で折り返す。


楠原牢屋跡。明治の始め、キリシタン迫害のために牢屋として使われた建物(復元)の横を通る。


スタート地点の遣唐使ふるさと館が見えてきた。ここで約21キロ。ほぼ半分まで来た。


沿道には、椿の木が多数あり、花びらがいくつも落ちている。


各エイドには、コーラ、スポーツドリンク、水の他、バナナ、梅干し、トマト、チョコレート、やきいも、かんころもちが用意されている。我々のように遅いランナーが来る頃は、エイドの人も暇そうで、たまにランナーが来ると大いに歓待してくれた。


30キロ過ぎから、再び海岸沿いの道となる。




スケアン(石干見漁法遺跡)の前を通る。スケアンとは、潮の満ち引きを使った世界最古の漁ともいわれる古代漁法だ。詳しくは下記の通り。
(1)遠浅の海岸の、潮が満ちると海面下になるような場所に石垣で堤防を作る
(2)潮が満ちたときに魚介類が入り込む
(3)潮が引くと石垣の内側に水たまりができ、そこから出られなくなる
(4)それを獲る


灯台みたいな塔が見えてきた。


海岸沿いに遊歩道がまっすぐ延びている。天気が良ければ、青い海を見ながらの気持ち良さそうな道だ。


海岸沿いにはキリシタンの墓が建ち並んでいる。十字架とマリア像が特徴的だ。


コースから少し外れたが、三井楽半島の先端、柏崎公園内にある「辞本涯の碑」を見に行く。この碑は、遣唐使ゆかりの柏崎と第16次遣唐使船(804年)で唐に渡った空海の深い関わりを知った有志の方々が建立したものだ。姫島を背に立つ記念碑には、「日本の最果ての地を去る」という意味の「辞本涯」という文字が刻まれている。空海が書物に残した言葉だ。


坂を登り切ると、再び海に向かって走り出す。


白い砂浜の海岸が美しい。


37キロ地点には、展望所のような場所があったが、梯子の下の方が外されていて登れそうにない。鯨でも見張る場所なのか?


再び遣唐使ふるさと館に戻ってきた。これでゴールだ。アップダウンが小刻みにあって結構大変だったが、なんとか無事に帰ってこられてホッとした。


他の仲間たちも全員完走し、無事宿に帰ってきた。4日目は、福江島から中通島に移動して観光する予定だ。

参考1.フルマラソンの高低図


参考2.フルマラソンのコースマップ


「2023五島つばきマラソンツアー:4日目」に続く。

2023五島つばきマラソンツアー:2日目

2023-02-26 21:48:35 | 観光
2日目もまるまる1日観光の予定だ。まず、最初に向かったのは、日本最古の「ルルド」がある井持浦教会。1897(明治30)年、フランス人宣教師ペルー神父によって建立。レンガ造りの聖堂で、五島で初めてのロマネスク様式を採用しているそうだ。


1987年(昭和62年)の台風被害により、翌年,煉瓦風タイル張の教会に改築された。


1899(明治32)年には、フランスのルルド(南フランスの町、洞窟に聖母マリアが姿を現し、奇跡を起こしたとされる洞窟のこと)を模して、日本で初めてのルルドが造られた。井持浦教会のルルドは、信者によって五島各地から集められた岩石や珍しい石を持ち寄って造ったとされ、内部にはフランスから持ち込んだ聖母マリアの像が安置されている。


霊水は本場の奇跡の泉から取り寄せたものを洞窟横の泉水に注ぎ入れたものだという。霊水を試しに飲んでみる。何か奇蹟が起きるのだろうか。


井持浦教会を出て、福江島の最西端に位置する大瀬埼灯台に向かう。駐車場から灯台までは遊歩道が整備されていて、行きは下り坂のため20分ほどかかるという。


遊歩道を下っていくと、島の先端に白亜の灯台が見えてきた。


どんどん下っていくと、灯台が一際大きくなってきた。


ジグザクに造られた遊歩道を下って行く。


下りきって横を見ると、断崖絶壁の岩肌に青い波しぶきが打ち寄せている。


灯台までは、数十段の階段を上り返す。朝ドラ「舞い上がれ」で、ヒロインと幼なじみの友だちがここを登っていくシーンが思い出された。


大瀬埼灯台に到着する。ここは、九州本土で最も遅い時間に夕陽が沈む場所だ。海に突き出た断崖絶壁の上に建つ白い灯台は、青い海とのコントラストが美しく、「日本の灯台50選」に選ばれている。また、映画『悪人』のロケ地としても有名だ。


当初は、夕方くらいに訪れて東シナ海に沈む夕陽を見たかったのだが、昼前くらいから雨になるとの天気予報だったので予定変更で午前中にしたのだ。ただ、あいにくの曇り空で海の色も今ひとつ。雨に降られずに来られただけで良かった。駐車場に戻ると、雨が振り出し、ギリギリセーフだった。


その後は、雨の中をドライブしながら観光スポットを回る。この荒川温泉は、古くから温泉郷として湯治客などでにぎわった五島で最も歴史のある温泉だ。足湯は、荒川温泉旧バス停の老朽化での改築に際し、温泉のイメージアップと癒しなどの目的でバス停と待合室を兼ねた足湯にリニューアルされた。


五島で一番美しい海とされる高浜海水浴場。遠浅の浜に波が打ち寄せる様子が素晴らしい。


その後は、3日目に走る五島つばきマラソンのコースの下見がてらのドライブにする。国道端で聖母像にむかえられて入ると、畑の向こうに白壁で木造の貝津教会がみえる。


この教会の最大の特徴は、ステンドグラスを通して差し込む赤や青、緑色の鮮やかな光の芸術が素朴なぬくもりのある空間を彩っている。


マラソンのスタート&ゴールとなる道の駅遣唐使ふるさと館を見ていく。すでにマラソンのゴールゲートは設置されていた。


五島のキャラクターであるバラモンちゃん、つばきねこ、ごとりんの顔出しパネルで記念写真。


五島列島・福江島の北西部、東シナ海に面した三井楽は、遣唐使船が大海原(東シナ海)に漕ぎ出す最後の陸地だったという。その遣唐使船を模したモニュメントに乗ってみて、遣唐使の思いにはせる。


最後に、福江城二の丸跡に立つ五島観光歴史資料館に閉館間際に立ち寄る。天守閣を模した館内の1階~3階に展示室があり、古代の暮らしや五島の遺跡、遣唐使と倭寇、キリシタン信仰、五島藩の形成、観光名所、民俗行事など五島の歴史文化が時代順に分かりやすく展示され、見ごたえがあった。


その後、ホテルに戻り、翌日のマラソンの準備をして眠りについた。

「2023五島つばきマラソンツアー:3日目マラソン」に続く。

2023五島つばきマラソンツアー:1日目

2023-02-25 19:24:12 | 観光
先週、長崎県の五島列島に出かけてきた。福江島で行われた五島つばきマラソンに参加するためだが、最近五島の話題を多く聞くこともあり、せっかくなので観光も楽しもうと言うことで9人の仲間たちと長めの日程で楽しんできた。

五島に行くには、長崎空港からバスで長崎港まで移動し、フェリー又はジェットホイルで五島最大の島、福江島に行くことができる。今回は、長崎港からはジェットホイルで福江島に向かう。高速船なので乗船時間は1時間25分だ。午後1時前には、福江島に到着する。

福江島では早速、レンタカー2台を借りて観光に向かう。午後からの観光なのでたくさんは行けないが、まず向かったのが堂崎天主堂だ。駐車場から、海岸沿いを歩いていくと興味を引くものが見えてきた。


面白い形の岩が姿を見せている。形がりんごに似ていることからりんご岩と呼ばれるようになったという。ただし、引き潮の時にしか見られないので、ちょうど運が良かった。


そしてその先にあるのが、天主堂を伴う堂崎教会だ。禁教令が解かれたあと、五島キリシタン復興の任を帯びて、フランス人宣教師フレノー、マルマン両神父が五島を訪れ布教にあたり、1879年にマルマン神父によって、五島における最初の天主堂(木造)が建てられた。その後着任した、ペルー神父によって1908年に、現在のレンガ造りの教会堂が完成したという。現在は、長崎県の有形文化財(建造物)の指定を受けている。


建築の際には資材の一部がイタリアから運ばれ、内部は木造で色ガラス窓、コーモリ天井などの教会堂建築となっていて、弾圧の歴史や資料を展示する資料館として、一般公開されている。


外の庭園にはアルメイダ神父が五島に布教したときの様子を描いたレリーフがある。


堂崎教会の敷地に建てられたヨハネ五島殉教碑。日本二十六聖人の一人、聖ヨハネ五島は、五島のキリシタンの家に生まれた。豊臣秀吉の迫害が強まり、神父の逮捕命令が出た際、自ら申し出て神父の身代わりとなった。1597年、長崎・西坂の丘で処刑されたときは19歳の若さだったという。西坂で殉教した26人の遺骨は宣教師によって集められ、そのほとんどがマカオに送られたが、現在は分骨されたものが堂崎天主堂に納められている。


教会の裏山斜面にある聖母マリア像。真っ白く美しい像だ。


教会内部は、堂崎天主堂キリシタン資料館として、布教時代から迫害を経て復活にいたる信仰の歴史が展示されている。写真撮影はできないので、見るだけにして堂崎天主堂を後にした。

次に向かったのが、水ノ浦教会。1880年に最初の教会が建築されたが、老朽化にともない、奥の土手を削って広げ、1938年、鉄川与助設計施工の木造の優美な現教会に改築された。


ロマネスク、ゴシック、和風建築が混合した白亜の美しい教会で、木造教会堂としては最大の規模を誇り、青空に尖塔がそびえる光景は絵になる美しさだというが、この日は曇っていて青空ではなかった。


教会の入り口には、「私は門である」、「私を通って入る人は救われる」とある。我々も救われたのであろうか。残念ながら、教会内部は、感染症対策の一環で堂内の拝観はできなかった。


水ノ浦教会のルルド。「1858年にフランスのルルドで聖母がベルナデッタという少女の前に姿を現し、そこに数々の難病を治す奇跡の泉が湧き出た」というのがキリスト教徒には有名なルルドの泉の話で、ここにも、奇跡の泉と洞窟のマリア像でルルドが作られている。巡礼者の聖地となっているのだ。


裏山の斜面には、十字架をあしらった墓地が並んでいる。本土とは違い、キリスト教信者の多い島らしい風景だ。


ホテルのチェックインの時間までには、まだ十分時間が有ったので、鬼岳(おんたけ)に向かう。朝ドラ「舞い上がれ」では、子供の舞が凧揚げをするシーンのロケが行われたのは島北部、岐宿町の魚津ケ崎公園(マラソンのコースで通る)だが、本来、凧揚げ大会が行われるのは島の南東部、上大津町にある標高315mの鬼岳山頂付近であるということで立ち寄ってみることにした。駐車場から階段を上り、山を登っていく。


この時期は、緑がなく一面茶色の斜面が広がっている。


鬼岳は、その勇壮な名称とは反対に、丸みを帯びたやわらかな形状で古くから市民に親しまれているそうだ。こんな景色を見ると、ランナーは走りたくなるようだ。




後ろを振り返れば、海も見え、小さな島がいくつも見える。


鬼岳山頂315mに到着。


この穏やかな姿からは、かつて噴火した火山とは想像しにくいが、火口の尾根伝いを歩くことができ、眼下には福江の市街地や海を望める。体力が有り余っているメンバーばかりなので、火口をぐるっと一周して駐車場に戻った。


この日の観光はこれでお終いとし、福江港近くのホテルにチェックインした。

「2023五島つばきマラソンツアー:2日目」に続く。

2023志賀高原スキーツアー:4日目焼額山、一の瀬ダイヤモンド、一の瀬ファミリーを滑る

2023-02-10 19:45:19 | スキー
スキー最終日、プリンスホテル西館から外に出ると、この日も晴れで青空が広がっていた。


ゲレンデも圧雪機で均したばかりで、誰も滑っていないので、まったくシュプールもなくきれいすぎる。


この素晴らしい斜面を滑ってみたいと、早速リフト乗り場に向かう。


プリンスホテル東館から滑ってきたOさん夫妻ともリフト前で合流する。


いざリフトに乗ってGO!


前日同様、焼額山のコースから北アルプスのビューポイントで一休み。この日も北アルプスの展望はばっちり。前の日よりもくっきり見える。


その後、一の瀬ダイヤモンドから一の瀬ファミリーに向かい、最上部から滑り出す。ここからは、妙高山、黒姫山、飯綱山も間近に見える。


雲一つない青空と雪山の最高の景色に見とれてしまう。


その後は、気に入ったコースを何度か滑り、半日ほどでスキーを終わり、帰路についた。3日間、志賀高原に滞在したが、昼間は全く雪に降られず、風もほとんどなく、最高の雪質で滑られたことは奇跡に近い。100%満足のスキーツアーになった。

2023志賀高原スキーツアー:3日目焼額山~奥志賀高原を滑る

2023-02-09 18:50:14 | スキー
蓮池の宿から志賀高原プリンスホテルまで移動する。ホテルの駐車場に車を置き、焼額山山頂を目指してゴンドラに乗る。ゴンドラ駅を下りると焼額山頂直下の標高2000mのゲレンデだ。


霧がかかり、樹氷がきれいだ。


霧が少し晴れてきた。


まずは、焼額山から奥志賀に向けて滑っていく。


奥志賀の下のゲレンデに着くと、今度は奥志賀ゴンドラに乗ってゴンドラ山頂駅に着く。駅を出たところには、雪で作った“OKU志賀”の文字が見える。


Kのところに体を入れてくださいと書いてあるので、早速体を入れて記念撮影。


午前中は、奥志賀高原のゲレンデを滑りまわることにする。


前の方には、台形上の苗場山が見える。白い台地が広がっている。


奥志賀のゲレンデは中級向けの滑るには楽しいゲレンデだ。




広いけど、人が少なくて安心して滑ることが出来る。


一通り奥志賀を滑り、ゴンドラ駅から焼額山への連絡リフトに乗る。


リフトを下りて、奥志賀ゴンドラに向かって滑るゲレンデの雪質が、これまた素晴らしい。真正面には、鳥甲山が見えロケーションも最高だ。


鳥甲山と苗場山を見ながら滑るのも気持ちいいので、このゲレンデで何回も滑ってしまった。


その後、焼額山方向に向かい、午後は焼額山のゲレンデを一通り滑る。焼額山は、ゴンドラが2ヶ所にあるのでアクセスは抜群にいい。特に、北アルプスを眺めるビューポイントが2ヶ所あり、何度も北アルプスに魅入ってしまった。


存分に滑り、明るいうちにスキーを終え、志賀高原プリンスホテルにチェックインする。

「2023志賀高原スキーツアー:4日目焼額山、一の瀬ダイヤモンド、一の瀬ファミリーを滑る」に続く。

2023志賀高原スキーツアー:2日目志賀高原中央エリアを滑る

2023-02-08 18:22:43 | スキー
スキー初日は、蓮池スキー場近くの宿からゲレンデに入り、サンバレースキー場まで滑る。サンバレースキー場のチケット売り場で3日券を購入し、これから志賀高原のゲレンデ制覇ツアーの準備が整った。


サンバレーから、丸池、蓮池を経て発晡ブナ平方面に向かう。


ブナ平ゴンドラ、東館山ゴンドラを経由して東館山頂2000mに到着する。


さらにリフトを乗り継いで寺子屋山頂に向かう。寺子屋峰の直下で標高2100mくらいの場所だ。前方には東館山ゴンドラの山頂駅も見える。


寺子屋の斜面はパウダースノーで最高の雪質だ。焼額山のゲレンデを眺めながら滑っていく。


寺子屋からリフトで東館山ゴンドラの山頂駅まで戻る。調度お昼になったので、ゴンドラ駅2階のレストランでチーズフォンデュを頼み、ランチ休憩する。




レストランのテラスからは、横手山スキー場も見える。今回、横手山方面は離れているので行く余裕はないが、またいつか行ってみたいゲレンデだ。


横手山の隣に見える尖った山は笠ヶ岳。麓には熊の湯スキー場がある。


こちらは、先ほど滑っていた寺子屋のゲレンデだ。


東館山ゴンドラの山頂駅を出て、寺子屋と一の瀬の分岐から一の瀬ファミリースキー場に向かう。


一の瀬ファミリースキー場の上からは、妙高山や黒姫山などの信越の山々がよく見える。


黒姫山と飯縄山の間にある鋭角の山は高妻山だろうか。まさに絶景ゲレンデだ。


一の瀬ファミリーを一通り滑ると、タンネの森、高天ヶ原マンモスを経て再び東館山へ。東館山からは長い林間コースを経て発晡ブナ平に戻る。最後にジャイアントを滑って蓮池の宿に帰った。志賀高原中央エリアのコースは、ほぼ全コース制覇だ。

「2023志賀高原スキーツアー:3日目焼額山~奥志賀高原を滑る」に続く。

2023志賀高原スキーツアー:1日目地獄谷野猿公苑

2023-02-07 22:18:31 | 観光
今シーズン2回目のスキーは志賀高原に行くことになった。まずは、湯田中駅で仲間と合流し、湯田中駅から近い地獄谷野猿公苑に行く。地獄谷野猿公苑は、野生ニホンザルの観察のための公園で、冬にはサルが温泉に浸かる様子が知られる。世界的にも有名な観光地で、英語圏ではSnow Monkey Mountainとも呼ばれているそうだ。

車で10分ほど走ると地獄谷野猿公苑の駐車場に着く。平日なのに駐車場はほとんど満車状態だったが、ぎりぎり空いたスペースに止めることが出来た。入り口には、ライブカメラの映像が映り、サルたちが露天風呂に入っている様子が見える。


サルたちがいる場所までは、入り口から1.6キロ先となり、雪道を25分ほど歩かなくてはならない。


凍っているところもあり慎重に歩いていく。行きかう人もかなり多く、外人ばかりとすれ違う。


地獄谷温泉の入り口には、サルの雪だるまが出迎えてくれる。


雪国らしく、バイクにもしっかりチェーンが装着されている。


野猿公苑の入り口は、ここからだ。急な階段を上っていく。


階段を上がり、川の向こう岸には、地獄谷温泉の後楽館が見える。秘湯の温泉らしい佇まいだ。


ふと、川の方を見ると、川に渡されたホースの上を子ザルが渡っているのが見える。


いよいよ野生猿のテリトリーに入ってきたようだ。観光客が通り過ぎる階段の脇にもサルが数頭座っている。すぐ近くに人間がいても何も気にしていない。


お目当ての露天風呂に着くと、サル達が気持ちよさそうに風呂に浸かっている。


露天風呂の周りは、観光客でぎっしりと埋まっている。


サル達は、カメラを構えられても何も気にせず、しっかりカメラ目線だ。さすが観光地のサルはサービス精神が旺盛だ。


サルを見ている人間を観察するのも面白い。この場所にいる人間の9割方は外国人ばかりだ。日本ではなく海外の観光地に来たかのような雰囲気だ。


一通り見てから、元来た道を引き返していく。階段の上から旅館の露天風呂が見えた。入っているのは水着を着た外国人ばかりだったが、よく見ると端の方にサルもちゃっかり入浴している。サルと人間が仲良く混浴しているのも面白い。


野猿公苑が開苑した当時、好奇心旺盛な子ザルが旅館「後楽館」の人間用露天風呂に入浴し、それを大人のサルが真似をしたのが始まりだという。のちに、衛生面から「猿専用の露天風呂」が整備され今日に至っている。サルが温泉に入るのは、体を清潔にするなど水浴びの意味ではなく、雪が降るほどの寒さをしのぐためのものと考えられていて、暖かくなるとサル達は温泉に入らなくなってくるという。野猿公苑でサルを見るなら冬が一番いいようだ。


野猿公苑から駐車場に戻り、志賀高原スキー場の宿に向かった。

「2023志賀高原スキーツアー:2日目志賀高原中央エリアを滑る」に続く。