とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2017東大山河津桜まつり

2017-02-25 23:30:04 | マラソン
河津桜が本場の河津町では満開になっているというニュースをみて、今年も浜松市内の河津桜を見に行ってみようと思った。ちょうど今週末の予定は特になかったので、いいタイミングでジョギングを兼ねてお花見に出かけたのだ。場所は、西区大山町の花川の堤防沿いで、昨年に続いて2回目だ。

河津桜の場所だけでは、すぐ終わってしまうので、少し離れた和地小学校前の公園に車を止める。ここから、走ってお花見マラニックに出かける。


しばらく走っていくと花川の堤防に出る。このあたりは、桜の木など何もないが、ジョギングするにはいいコースだ。


さらに堤防沿いを進むと、ピンク色に染まった風景が見えてきた。入口には、係員が立ち、幟もあがり、お花見客がちらほら現れてきていた。


「東大山河津桜まつり」の看板も出ている。


早速、お花見しながら走っていく。見たところ、まだ4~5分咲きくらいだ。しばらく寒い日が続いたので、咲き方が鈍っていたのかもしれない。見頃は、来週末くらいだろう。


途中、売店が出ていたが、折り返して帰ってきた時に寄ることにしてそのまま進む。「長寿の鐘」を鳴らしてさらに先に進む。


車道を横断して進むと、花川運動公園に入る。このあたりは、ソメイヨシノがずっと植わっていて、3月下旬ころお花見できそうだ。


花川運動公園の奥にも河津桜がまとまって植わっている場所がある。


こちらのほうが、東大山河津桜まつり会場より早めに咲いていて、ほぼ見ごろだ。




河津桜の周りをぐるっと回って行く。


再び花川堤防沿いに進むと、テニスコートの横を通る。昔、娘のテニスの試合を何度も見にきた懐かしいテニスコートだ。


さらに北上していくと、川幅がだいぶ狭くなってきた。


踏み跡がなくなり、藪だらけになってきたので、適当なところまで行って引き返す。


今度は、花川の西岸を走って南下していく。


再び花川運動公園のテニスコートが見えてきた。


土の道が続き、足に優しい。


今度は、西岸の広場をぐるっと一周する。


西岸は、堤防沿いの道が途切れてしまうので、一旦車道に出る。


梅の花が咲いている。


再びピンク色の塊が見えてきた。


幟の間に入っていく。


少し暖かくなってきたのか、朝一より開花が進んだように見える。


西岸の一角には、広大な菜の花畑が広がっている。


菜の花の黄色と河津桜のピンクは、いい具合に似合う。


予定通り、まつり会場まで戻ってきた。まずは、無料の甘酒をいただく。


井伊直虎の次郎法師に扮した子供から甘酒を貰う。


まつり会場は、大勢のお客で賑わってきていた。


会場で、みかんや赤飯など買い、袋をぶら下げながら走って駐車場に戻った。距離を見ると、9.5キロだったのでキリがいい10キロになるよう公園内を一周して戻った。


本場の河津町と比べると規模は小さいが、静岡県西部地域では最大規模の河津桜並木だ。近くの人は、ここでお花見するだけでも十分楽しめる。来週末までには、一度見に行っても損はない。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図

2017白馬雪遊びツアー:スキー編

2017-02-22 22:50:55 | スキー
最終日は、やはりスキーだ。せっかく冬の白馬に来たのだから、スキーもやって帰りたい。幸いにも、この日は朝から快晴だった。朝食を済ませてから、ペンションの玄関前で記念写真を撮ってから、スキー組、温泉組、観光組に別れてそれぞれの目的地に向かった。


スキー組は、白馬五竜スキー場に向かった。何十年ぶりかでリフトに乗って上まで行くのが不安そうな人もいたが、何とかなるさとリフトに乗せて、初心者向けのゲレンデ上部までやってきた。久しぶりの人たちも、しばらく滑っているうちにコツがつかめたのか、それなりに楽しんで滑っていたようだ。




やはり私は、もっと上のゲレンデにも行きたいので、リフトを乗り継いで、パウダースノーのゲレンデ上部に向かう。


五竜岳の姿も良く見えている。


ゴンドラを降りると、雪質が全く違う。サラサラの雪で滑るのが楽しくなってしまう。ただ、アルプス平ゲレンデのリフトは強風のため止まっていて、最上部までは行くことができない。白い雪煙が上がっており、かなり風は強そうだ。


樹氷の間を滑っていく。


ダイナミックコースを一気に滑っていく。中級者向けの斜面は、一番楽しく滑ることができる。


下のゲレンデまで滑ってきたら、Nさんが楽しそうに滑っていた。前日、スクールに入ったらしく、リフトに何度も乗って調子が出てきていたようだ。


天気がいいので、午前券の終了時間の13時まで目一杯滑って、最終日のスキーを終えた。やはり青空の下での雪遊びは最高の気分転換になる。帰り道、安曇野からみた北アルプスの山並みも美しかった。夏になったら、あの頂きの上にも立ってみたいという気持ちが強くなった。

2017白馬雪遊びツアー:ペンション宴会編

2017-02-21 22:01:47 | いろいろ
スノーシューを終えてペンションに戻った。ちょうど、スキー組も帰ってきており全員揃ったところで夕食の時間となった。

ペンションオーナーのSさんは、一人でペンションを切り盛りしているので、16名という人数の食事を用意するのは、かなり大変な事だ。今回は、人数が多いので無理かなと思ったが、快く承知してくれたうえ、いつもと変わらない内容の美味しい夕食を出してくれたのが嬉しかった。


まずは、前菜が出たところで、ビール、ワイン、日本酒等を飲み始める。


主食が出る前に、参加者同士で知らないメンバーもいるので、順番に自己紹介をしてもらう。参加者の年齢層は、5歳から70代と幅広い。


夕食が終わり、子供たちが部屋に戻ってから、大人たちだけで同じ場所で二次会が始まった。なかでも、白馬ツアー初参加のNさんは、なかなかの芸達者だ。myギターを持込み、懐かしいフォークソングを何曲も弾き語ってくれた。かぐや姫、中島みゆき、井上陽水、吉田拓郎等我々の世代には、涙が出てくるほど嬉しい曲ばかりだ。




昼間のスノーシューとフォークソングの合唱でそれなりに疲れたのか、午後10時過ぎには、各自部屋に戻り眠りについた。

「2017白馬雪遊びツアー:スキー編」に続く

2017白馬雪遊びツアー:スノーシュートレッキング編

2017-02-20 22:31:53 | 山登り
1月に続いて2月も白馬に行ってきた。冬の時期に白馬に行くとなると、スキーが定番だが、今回は雪山をスノーシューで本格的にトレッキングするというプランをメインに立てた。スキーはあまりやったことがなくても、スノーシューで雪山を歩いてみたいという人が意外と多くて、関西、関東を含めて総勢16名のメンバーが集まった。

毎回お世話になっている白馬のペンションに、金曜日の夕方から深夜にかけて各地からメンバーが集まった。土曜日の朝食を早めに済ませ、雪山歩きをしたいメンバー11名で、小谷村役場まで向かう。「小谷村塩の道の会」の人が、我々初心者をガイドしてくれるということになっていたのだ。小谷村役場には、我々以外のメンバーも集まり、ガイドさんを入れて総勢21名となった。

この日の予定は、岩戸山(標高1356m)往復というコースだ。小谷村役場からさらに登山口のある青鬼駐車場まで向かう。会長から、傾斜がきつく凍っている細い雪道を進むので4WDじゃないと危ないと忠告されたので、かなりビビった。それでもゆっくり慎重に運転しながら進んだので、無事、青鬼登山口(標高760m)に9時頃到着した。青鬼集落は、山の中腹にたたずむ小さな集落だが、江戸時代から明治時代にかけて建てられた大型古民家が密集して建ち並び、まるで昔話の世界に迷い込んだような雰囲気がある場所だ。車を降り、駐車場でスノーシューに履き替える。


駐車場からすぐ山の中に入っていく。しばらくは、足慣らしということで緩やかな斜面を歩いていく。




少し傾斜がきつくなってきたところで休憩だ。


さらに進んでいく。


1時間も歩くと、これからが本格的なトレッキングコースだ。道なき道を、斜面の状態を見ながら進んでいく。


岩戸山は、夏場は薮だらけで簡単には登ることのできない山だという。冬場、雪が数m以上積もった時だけしか登れないのだ。ただ、冬しか登れないといっても傾斜は凄い角度だ。スノーシューがなければ、とても登ることはできない。樹氷が付着した林の間を、頑張って登っていく。




きつい傾斜を乗り越えると、少し楽になってきた。山頂まではもう一頑張りだ。


落葉する前に、凍ってしまった落葉樹。


樹氷の隙間から、白馬のスキー場が見えてきた。


ブナの木の幹には、熊の爪痕がくっきり残っている。


山頂間近になると、樹氷が更に見事になってきていた。


山頂には12時頃無事に到着する。当初は悪天候も予想されていたが、思ったより穏やかな天気となり山頂まで行けたのは、本当に幸運なことだった。雪の上で昼食としたあと、信州の歌や“北国の春”等、歌詞を見ながら全員で歌の合唱だ。山頂で歌を歌うというのもなかなかいいものだ。“北国の春”は、東北の歌というイメージがあったが、もともと信州の春を歌ったというのは意外だった。






我々メンバー全員の集合写真を山頂で撮る。


元来た道を通って下山だ。


こんな感じで雪道を歩く。




スノーシューは、下りでも安心して歩いていける。スイスイと新雪の中を歩いていけるのが気持ちいい。


スキー場が見えている。八方尾根スキー場、岩岳スキー場か?


こちらは、栂池高原スキー場だ。


木の上にある鳥の巣のようなものは、熊の餌場だという。熊はあんなにも高い場所まで木登りしてブナの実などを食べあさり、食べかすが枝に積もって巣のようになったという。


これは、カモシカの足跡。


14:30。青鬼集落が見えてきた。


青鬼集落の看板。


青鬼駐車場で挨拶をして、一時解散。


15:10。小谷村役場まで戻ったところで、「塩の道の会」会長らと共に記念写真をとって解散。


標高差600mの岩戸山往復スノーシュートレッキングは、「塩の道の会」の冬のコースとしてはかなりハードなコースだったらしいが、なんとか予定通りに帰ってくることができてよかった。吹雪いていたら、とても登ることはできなかっただろうから、曇天ではあったが風がなかったことが幸いした。スノーシュートレッキングが、初めての人も、何度目かの人もみんな満足してくれたようだ。

「2017白馬雪遊びツアー:ペンション宴会編」に続く。

2017愛媛マラソンツアー:3日目観光編

2017-02-15 23:08:33 | 観光
愛媛での最終日は、飛行機の出発まで半日ちょっとあり、松山市内を観光することにしていた。松山の観光名所といえば、松山城、道後温泉、石手寺などだが、どれも行ったことがあり、今回は、まだ行ったことがなくてそれほど時間がかからない場所に行くことにした。

ホテルでの朝食を済ませ、歩いて出かける。前日のマラソン会場の松山城公園内を抜け、県庁を過ぎると、「坂の上の雲ミュージアム」の入口が見えてきた。開館時間の午前9時前だったので、入口で少し待つ。


「坂の上の雲ミュージアム」は、司馬遼太郎氏の小説『坂の上の雲』をテーマにしたミュージアムだ。この小説で描かれたのは、松山出身の秋山好古、秋山真之、正岡子規の3人の主人公だ。日本騎兵を育て上げた秋山好古、日本海軍の戦術を確立した秋山真之、そして俳句・短歌の革新を成し遂げた正岡子規という文明開化から日清・日露戦争までの約30年間の日本と明治という時代の礎を築いた3人をいきいきと描いた物語である。NHKのドラマにもなり、多くの人がこの作品の名前を聞いたことがあるはずだ。

入口で、マラソンのゼッケンを見せると無料で入場することができた。これも愛媛マラソンのおもてなしの一つだ。「坂の上の雲ミュージアム」は有名な建築家の設計によるもので、三角形という大胆な形状で地上4階、地下1階の鉄筋コンクリート造りだ。館内の移動はゆるやかなスロープを歩いていく。坂を上がっていくようなイメージを狙ったものだろうか。


ドラマに出演した本木雅弘や香川照之のパネルもある。




館内では、産経新聞連載記事の壁面展示や、主人公たちの直筆資料、その他主人公たちの生き方が感じられるような展示が行われている。




「坂の上の雲ミュージアム」の大きなガラス窓越しから、森の中にフランス風の洋館が見える。国の重要文化財に指定されている「萬翠荘」だ。


「坂の上の雲ミュージアム」を出ると、先ほどの洋館がどうしても気になってしまう。すぐ隣なので、こちらにも寄っていくことにする。


「萬翠荘」は、大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨(ひさまつさだこと)伯爵が、別邸として建設したものだ。陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった定謨伯爵好みの純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が集まり、皇族方は、必ず立ち寄られたという。


ここは、「謁見の間」。豪華なシャンデリア、大理石の暖炉、ベルギー製の大鏡など贅を尽くした部屋だ。


こちらは、「晩餐の間」。水晶でできたシャンデリアは圧巻だ。


2階には、昭和天皇の肖像画が飾られている。


萬翠荘の1/30模型。


外に出て、もう一度建物の外観を眺めてみた。何度見ても素敵な洋館だ。


萬翠荘から下った森の中には、正岡子規が幼少時代に囲碁をあそんだと言われる石版と囲碁ができる東屋がある。


次に向かったのは、やはり道後温泉だ。路面電車に乗って道後温泉駅で下車する。


駅前にある坊ちゃん列車には、大勢の観光客がカメラを向けていた。


商店街の入口前には、坊ちゃんカラクリ時計があり、人力車も立ち並んでいる。


せっかく道後温泉に来たから温泉に入らないわけにはいかない。本館には何度も入っているので、姉妹湯である「椿の湯」に入ることにした。愛媛マラソン参加でもらった無料入浴券もある。「椿の湯」の名前の由来は、その昔、聖徳太子が行啓されたとき椿が枝をさしかわすように生い茂っている当時の温泉郷の見事な光景を、まるで天寿国にいるようであると讃えたことだという。


本館のように、浴衣やお茶菓子が出るような休憩所はなく、市民が気楽に入浴できるような雰囲気の温泉だった。


お昼は、名物の鯛めしにする。


道後温泉からは、愛媛空港に向かうリムジンバスが運行されており、それに乗って空港に向かい、予定通り無事帰宅することができた。3日間とも、予想外にいい天気となり良い旅となった。

2017愛媛マラソンツアー:2日目マラソン編

2017-02-14 23:17:03 | マラソン
日曜日は、マラソン本番の日である。朝から素晴らしい天気となり、思った程寒くもない。数日前までの雪模様の天気が嘘のようだ。午前8時半くらいにホテルを出て、会場まで歩いて向かう。愛媛マラソンのスタートは、午前10時となっているので、ホテルの朝食も通常の時間で済ませることができるのでありがたい。

ホテルから会場までは歩いても15分くらい。ちょうどいいウォーミングアップにもなった。既に会場は大勢のランナーでごったがえししていた。


松山城をバックに、スタート前の記念写真を撮る。


9:20。スタート待ちのブロックの列につく。


9:40。スタート前のセレモニーが始まった。まずは、ランナーとして出場する松山市長が登場する。


Qちゃんからランナーに向けて、檄が飛んだ。


午前10時。トップランナーたちがスタートする。私のブロックは、かなり後ろなので動き出すまで10分近くも過ぎていた。そろそろと動き出すランナーの波の向こうには、ピンクの服を着た女性の姿が見える。


ピンクの服の女性は、Qちゃんだ。


スタート地点を通過すると、すぐ目の前には坊ちゃん列車が止まり、ランナーを応援してくれている。


路面電車の走る市内中心部をしばらく進んでいく。


カーブでは、愛媛新聞社のカメラマンがランナーの群れを撮影している。


歩道橋の上からも熱い応援があった。


国道を進んでいくと、トンネルが見えてきた。


二つのトンネルを通り抜ける。


トンネルを抜けると、瀬戸内海が見えてきた。


13キロを過ぎた辺りで、反対車線から白バイが走ってきた。トップランナーが折り返しから戻ってきたようだ。


トップは、予想通り川内優輝選手だった。真横から見ると、やはり凄いスピードだ。膝がビックリするほど高く上がっているのに感心する。


沿道では、ブラスバンドや太鼓の応援もあって元気が出てくる。




20キロ辺りまで来ると、前方に尖った山が見えてきた。


お祭りの屋台も沿道に出ている。


25キロ地点で折り返す。


28キロ付近で松山市長に追いつく。


40キロ地点を通過。


あと1キロだ。


ゴールまでのメインストリートまで応援の人並みがぎっしり続いている。


Qちゃんがゴール近くでハイタッチをしてくれると聞いていたので、どこにいるのかなあと気にしていたが、ランナーの影でよく見えていなかった。しかし、突然目の前にいるのがわかり、慌てて手を誘い出しハイタッチする。前方から写真を撮るつもりでいたが、カメラを出す暇もなかった。

42キロ地点を通過する。


お堀を渡ればすぐゴールだ。


4時間42分で無事ゴール。ネットタイムは、4時間33分でまずまずのタイムで走ることができた。伝統ある大会だけに、地元の途切れることのない応援が、とても良い。特に高校生たちが、大きな声で応援してくれていたのが力強くて気持ちよかった。


参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図


「2017愛媛マラソンツアー:3日目観光編」に続く。

2017愛媛マラソンツアー:1日目開会式編

2017-02-13 23:19:25 | 観光
お遍路で巡って以来、2年振りに愛媛まで行ってきた。今回は、第55回愛媛マラソンに参加する為だ。歴史ある大会で、四国では評判の素晴らしい大会と聞いていたので、試しにエントリーの申し込みをしておいたのだが、抽選倍率2.8倍の難関を見事クリアして当選してしまったのだ。

出発は、大会前日の土曜日だったが、全国的に寒波が押し寄せ、山陰、北陸、東海、そして四国の一部にも積雪の予報が出ていて、果たして無事行くことができるかが一番の心配だった。今回は、飛行機で松山まで行くつもりだったので、中部国際空港からのフライトだ。さいわい空港の待合室でも予定通り出発するようになっていたのでひとまず安心していたのだが、出発時間になったころ、雪がかなり降ってきたので、大丈夫かなと再び心配になってしまった。しかし、離陸してあっという間に雲の上に出てしまえば、好天である。その後、順調に飛行して松山空港に無事着いた。気温はかなり寒いものの、雪が降った様子はなく、大会の開催も問題ないことがわかりホッとする。

空港からは、リムジンバスで愛媛新聞社前まで乗車し、南海放送の社屋内で受付を済ませた。南海放送を出ると、すぐ目の前が松山城公園で、大会のメイン会場になる。会場内で参加賞の手袋とタオルを貰う。スケジュール表を見ると、16時からの開会式の時間が迫っていたので、公園内にある松山市民会館の開会式会場に向かう事にした。


広い公園の丘の上には、松山城の天守閣なども見える。


開会式では、最初に今年開催となる愛媛国体のPRが行われた。左のゆるキャラが愛媛国体のマスコットキャラクターとして活躍する『みきゃん』だ。そして、左側は『みきゃん』の影で最近暗躍し始めた『ダークみきゃん』だとか。土地ごとにいろいろな、ゆるキャラがあるものだと感心する。


そして、開会式のメインセレモニーが始まった。まずは、大会実行委員長の松山市長の挨拶だ。その後、愛媛県知事も登場し、二人共マラソンにもランナーとして出場すると宣言していた。全国的に見ても、市長と県知事がランナーとして参加するというのは例がなく、愛媛マラソンにかける県と市のやる気を感じさせてくれた。


来賓の挨拶などが終わると、実業団や大学の招待選手が紹介された。やはり、一番の注目は、埼玉県庁の川内優輝選手だろう。


川内選手は、愛媛マラソンの大会記録を大幅に塗り替えると力強く宣言していた。


川内選手を残して招待選手が退場すると、今度はゲストランナーの登場だ。


まずは、高橋尚子ことお馴染みQちゃんと土佐礼子さん。Qちゃんは、あいかわらず可愛いし華がある。


こちらは、マラソン初挑戦だというものまねタレントの『みかん』と、渡辺徹&榊原郁恵夫妻の長男であり俳優の渡辺裕太だ。


しばらくは、ゲストたちのマラソンに関するトークで盛り上がり、会場を沸かせてくれた。トークが終わると、最後のお楽しみ抽選会だ。入場時にもらった整理券の番号を抽選し、ゲストが持ち寄った賞品がプレゼントされるという趣向だ。会場内には千人以上もの人が入っていたので、当たるのはごく僅かである。最後の東京~愛媛の航空券が当たった人の様子を横目で眺め、何も当たらずにすごすごと会場を後にした。


この日は、おとなしくホテルに向かい、翌日の大会に備え早々に眠りについた。

「2017愛媛マラソンツアー:2日目マラソン編」に続く。