11月最後の休日であるが、昨日は京都の天ヶ岳に行った。初級者向けのコースで歩行時間も4時間少々ということで気楽に楽しむつもりで、荷物も飲み物、食料だけの装備で行くことにした。今回は車の乗車定員一杯の7名が集まったので、荷物もコンパクトにするようお願いしてあった。
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早朝5時に家を出発して、京都の大原に着いたのは9時過ぎであった。田園風景の広がる大原の里は朝もやで幻想的な風景を醸し出していた。駐車場に車を止め、『平家物語』ゆかりの寂光院の門前を通り杉林の林道に向かった。
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40分ほどで焼杉山分岐に出て天ヶ岳方面に向かった。道が細くなり、結構急坂になったので先頭で歩いていたS氏の視線が下向きになったためか、いつの間にか違うルートに入ってしまっていた。後続のメンバーもそのまま付いていってしまったので、誰も気付かなかったのだが、行けばいくほど傾斜がきつくなり踏み跡もはっきりしなくなっていた。さすがにS氏もおかしいと思ったのか引き返そうかという話となり、再び分岐まで戻って登りなおすことにした。しっかり道を見ながら行くと、やはり間違えやすいV字コースがあった。目先の地面ばかり見ていると道を間違えてしまう。ここで山登りの怖さを感じた。低山のほうが踏み跡が一杯あって間違えやすいのだ。幸い、おかしいとわかった時点で引き返したので正しいコースに戻ることができた。リーダーとしてみんなを連れて行ったのだが、先頭を任せてしまい後続隊で行ってしまったことを少し反省し、その後は先頭で進んだ。
鹿避けのネットがある道を進むと、岩が露出する山道になりジグザグに高度を稼ぐと百井峠の分岐になり10分ほどで天ヶ岳(788m)の山頂に着いた。
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眺望はまったくなく記念写真を撮ると広場で昼食とした。登山者は少なく、出会ったのは単独行の男性数名とマウンテンバイクで登ってきた大学生のグループだけであった。朝は天気が良かったのだが、次第に雲行きが怪しくなり、小雨がぱらぱらと降ってきたので早々に下山することにした。帰りも元来た道を戻るだけである。登る時は気にならなかったが、下山する時は落ち葉の下に隠れた岩場が危険だった。濡れているせいで非常に滑りやすい。何度か滑りそうになった。
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下山しながら天ヶ岳の斜面を振り返ると、紅葉の山肌がきれいだった。少し盛りは過ぎていたが、京都北山らしい山行が楽しめた。
山を下りると観光客でひしめく寂光院の門前である。京都に来たからには有名な寺院には寄っていきたいものだ。寂光院は594年に聖徳太子が建立した天台宗の尼寺である。1185年には平清盛の息女の建礼門院がお入りになり、壇ノ浦で滅亡した平家一門の菩提を弔いつつ終生を過ごされたという寺でもある。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/56/6d46747b35bcf63b5d714888d5e25759.jpg)
本堂は近年放火で消失して立て替えられたそうで新しかったが、庭や境内の紅葉は見事であった。
寂光院を出ると予約しておいた大原温泉に入浴して汗を流した。弱アルカリのぬめっとしたお湯はラドンの成分も豊富でいい湯であった。釜風呂から眺めた庭園も風情があるものである。入浴後はおはぎを食べながら仲間たちとの話しが弾んだ。
大原に来てこのまま帰るのも、もったいないので車で大原三千院に向かった。が、日が暮れだして参拝受付終了時間間際になってしまったので、参拝はあきらめて門前周辺の茶店やお土産やでプチ京都観光を楽しんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/89/3661a610cffeec291a894d40fcc577d1.jpg)
また、紅葉をライトアップした宝泉院は幻想的であったが夜間の受付時間まで時間があったので、入口で覗いただけで帰る事にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c1/c83896fa07b6c0a8a72a18983b8a2ff5.jpg)
今回は登山というより京都観光&お土産買出しツアーとなった感があるが、みんな楽しんでもらえたようだ。帰りの高速SAでも何人かは「赤福」や「えびせんべい」も抜かりなく購入したようである。
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早朝5時に家を出発して、京都の大原に着いたのは9時過ぎであった。田園風景の広がる大原の里は朝もやで幻想的な風景を醸し出していた。駐車場に車を止め、『平家物語』ゆかりの寂光院の門前を通り杉林の林道に向かった。
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40分ほどで焼杉山分岐に出て天ヶ岳方面に向かった。道が細くなり、結構急坂になったので先頭で歩いていたS氏の視線が下向きになったためか、いつの間にか違うルートに入ってしまっていた。後続のメンバーもそのまま付いていってしまったので、誰も気付かなかったのだが、行けばいくほど傾斜がきつくなり踏み跡もはっきりしなくなっていた。さすがにS氏もおかしいと思ったのか引き返そうかという話となり、再び分岐まで戻って登りなおすことにした。しっかり道を見ながら行くと、やはり間違えやすいV字コースがあった。目先の地面ばかり見ていると道を間違えてしまう。ここで山登りの怖さを感じた。低山のほうが踏み跡が一杯あって間違えやすいのだ。幸い、おかしいとわかった時点で引き返したので正しいコースに戻ることができた。リーダーとしてみんなを連れて行ったのだが、先頭を任せてしまい後続隊で行ってしまったことを少し反省し、その後は先頭で進んだ。
鹿避けのネットがある道を進むと、岩が露出する山道になりジグザグに高度を稼ぐと百井峠の分岐になり10分ほどで天ヶ岳(788m)の山頂に着いた。
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眺望はまったくなく記念写真を撮ると広場で昼食とした。登山者は少なく、出会ったのは単独行の男性数名とマウンテンバイクで登ってきた大学生のグループだけであった。朝は天気が良かったのだが、次第に雲行きが怪しくなり、小雨がぱらぱらと降ってきたので早々に下山することにした。帰りも元来た道を戻るだけである。登る時は気にならなかったが、下山する時は落ち葉の下に隠れた岩場が危険だった。濡れているせいで非常に滑りやすい。何度か滑りそうになった。
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下山しながら天ヶ岳の斜面を振り返ると、紅葉の山肌がきれいだった。少し盛りは過ぎていたが、京都北山らしい山行が楽しめた。
山を下りると観光客でひしめく寂光院の門前である。京都に来たからには有名な寺院には寄っていきたいものだ。寂光院は594年に聖徳太子が建立した天台宗の尼寺である。1185年には平清盛の息女の建礼門院がお入りになり、壇ノ浦で滅亡した平家一門の菩提を弔いつつ終生を過ごされたという寺でもある。
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本堂は近年放火で消失して立て替えられたそうで新しかったが、庭や境内の紅葉は見事であった。
寂光院を出ると予約しておいた大原温泉に入浴して汗を流した。弱アルカリのぬめっとしたお湯はラドンの成分も豊富でいい湯であった。釜風呂から眺めた庭園も風情があるものである。入浴後はおはぎを食べながら仲間たちとの話しが弾んだ。
大原に来てこのまま帰るのも、もったいないので車で大原三千院に向かった。が、日が暮れだして参拝受付終了時間間際になってしまったので、参拝はあきらめて門前周辺の茶店やお土産やでプチ京都観光を楽しんだ。
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また、紅葉をライトアップした宝泉院は幻想的であったが夜間の受付時間まで時間があったので、入口で覗いただけで帰る事にした。
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今回は登山というより京都観光&お土産買出しツアーとなった感があるが、みんな楽しんでもらえたようだ。帰りの高速SAでも何人かは「赤福」や「えびせんべい」も抜かりなく購入したようである。