とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2022丹沢山:2日目

2022-10-19 20:17:30 | 山登り
6:15。みやま山荘の玄関前で女将さんに記念写真を撮ってもらう。


女将さんに見送られてスタートする。


この日も山頂周辺は霧に包まれている。


黄色く色づいている木がいいアクセントだ。


頭上には青空が広がってきた。


西側には、雲海の上から富士山が姿を現していた。


霧の中で浮かび上がっている、黄色く色づいた木々たち。


痩せ尾根の下には、谷筋が良く見えてきた。


こちらは目が覚めるような赤色だ。




岩場と鎖の難所が始まった。


霧の中、慎重に下る。


笹原の尾根道までもうひと頑張り。




難所を無事攻略して、ひと登りすると、丹沢山系の最高峰となる蛭ヶ岳1673mだ。丹沢に登るならやはり最高峰の蛭ヶ岳は登っておきたい。


蛭ヶ岳からは、檜洞丸方面に向かう。このコースも難所がいくつかあり、なかなかの健脚コースが続く。


痩せ尾根が何か所かあり、なかなか気を抜けない。




下山途中の比較的緩やかな場所を見つけ、山小屋で作ってもらった弁当でランチ休憩だ。


時々霧が晴れ、山間の様子が見えてくる。


13:20。檜洞丸1601mに到着する。この山は、5月から6月にかけて咲くミツバツツジやシロヤシオでも有名だ。


檜洞丸からは、激しい下り道が続く。長い行程で疲れた足には、応える下りだ。


厳しい下りもあとわずか。階段を降りると沢に出る。


水量の多い沢をなんとか渡渉する。


広い河原の中の道を進む。


一旦山道に入り、その後河原にまた下りる。


再び渡渉となるが、大きな石が置かれているので、無事に渡り切る。


西丹沢ビジターセンターに着いたのは、17:15。既に17時過ぎのバスは出てしまい、最終のバスを待つしかない。最終バスは、19時だ。バス停前のベンチで、ヘッドランプの明かりを頼りに仲間たちとしりとりゲーム等しながらバスの到着を待った。


19時のバスの明かりが見えた時はホッとした。予定より時間が遅くなってしまったが、全員無事に下山することが出来、思い出に残る登山となった。

参考1.2日目の高低図&コースタイム


参考2.2日目のコースマップ

2022丹沢山:1日目

2022-10-18 18:06:43 | 山登り
13年ぶりに神奈川の百名山である丹沢山に登る事になった。小田急の渋沢駅からバスに乗って大倉に到着すると、既に大勢の登山者であふれかえっていた。まずは、秦野ビジターセンターの看板前でスタート前の記念撮影をする。今回は10人もメンバーが集まった。


レストハウス前で登山届を提出して、スタートする。


しばらくは舗装道路だ。


やがて、登山道に入ると幅広の整備された道がずっと続いている。




この登山道は大倉尾根と呼ばれているが、標高差が1,200mも続く尾根登りで、通称「バカ尾根」などとも呼ばれている。ところどころに茶屋やデッキがあり休憩する場所には事欠かない。


一休みして、尾根道を登りだす。外国人の男性グループも巨体を揺らしながら必死に後を付いてくる。


堀山の家に到着する。ここでも少し休憩だ。


木道がずっと続いている。


標高が上がってくると、紅葉の木々が現れてきた。


振り返ると、秦野の町並みや、相模湾が見える。厚い雲が下がってきていたが、海が見えただけでも気持ちいい。


階段地獄の果てに、「花立山荘」が建つ標高は1,300mの広場にでる。この日は、曇ってはいるが、ムシムシしていて結構暑く汗を相当掻いていた。花立山荘ではこの時期なのにかき氷を売っていたので、たまらずかき氷を頼んだ。ランチ休憩もして、この先の登りのエネルギーを十分補給する。


まだまだ登りが続いている。


大きな枝が折れても、先の方に小さな枝を伸ばして逞しく生きている巨木。太い幹にはサルノコシカケがいくつもくっついている。




紅葉を見ながら、階段道をひと頑張りだ。


12:45。塔の岳山頂1491mに到着する。山頂は、大勢の登山者で賑わい、休憩する場所を見つけるのも一苦労だ。


ほとんどの登山者は、塔の岳で引き返してしまうが、我々の目的地は、まだこの先だ。辺りは霧に包まれ、幻想的な森が広がっている。


木道をさらに進んで行く。


14:37。丹沢山山頂1567mに到着する。ここが、一般的には百名山とされている丹沢山ではあるが、広い意味での丹沢山の主峰といったほうがいいだろう。丹沢山の看板の後ろには、晴れていれば立派な富士山が見えるのだが、この日は全く見えない。


この日は、丹沢山をゴールとして、山頂直下にある「みやま山荘」に宿泊だ。


夕食は、山小屋とは思えないような温かい白いご飯に味噌汁、肉、総菜、冷凍ミカンなどが出た。


翌日は、丹沢の最高峰、蛭ヶ岳を経て西丹沢ビジターセンターまで下る予定だ。

参考1.1日目の高低図&コースタイム(実際のスタートは8:40頃)


参考2.1日目のコースマップ


「2022丹沢山:2日目に続く。

2022第4回信越トレイル:セクション10 苗場山から下る

2022-10-06 18:03:12 | 信越トレイル
早朝5時過ぎにヒュッテを出て、近くの見晴らしの良い場所に向かう。既に雲が赤みを差し、日の出が近いことを予感させてくれる。日の出を待ちわびる登山者の姿も見えている。


湿原の先に見える谷川連峰の辺りが輝きだし、雲が黄金色に染まってきた。


5時41分。素晴らしいご来光が見えた。


草紅葉も赤く染まり、人のシルエットが長く伸びている。


ヒュッテに戻り、朝食を済ますといよいよ下山だ。


ヒュッテ横のテラスで記念写真。


前日歩いてきた木道を下っていく。


まだまだ、みんなの影が長く伸びている。


朝の空気は澄んでいて、遠くの山々がくっきり見える。


山頂台地の景色も見納めだ。


池塘と湿原をバックに最後の集合写真。


池塘の先に見える岩肌が赤く剥き出しになっているのは、鳥甲山だ。


高層湿原とバックの鳥甲山が一緒に見えるのは、苗場山の中でも絶景だ。


頂上台地が終わると、6合目までは険しい岩場の道が続く。




3合目登山口の駐車場に到着する。下山は2時間40分ほどで着いてしまった。3合目からは、止めてあったMさんの車で0号目の「とねんぼ」まで乗せて行ってもらい、車を回収してから残りのメンバーを迎えに行く。


全員揃ったところで、小赤沢温泉の楽養館の温泉に入り、昼食も食べて帰路についた。信越トレイルのセクション1~10までの全コースを完全踏破できたのは10数人参加したメンバーのうちの8人だ。帰路の途中で寄った飯山駅の信越自然郷アクティビティセンターで全線踏破証も発行してもらい、いい記念になった。


参考1.信越トレイル・セクション10(苗場山・帰り)の高低図&コースタイム


参考2.信越トレイル・セクション10(苗場山・帰り)のコースマップ

2022第4回信越トレイル:セクション10 苗場山へ

2022-10-04 22:43:17 | 信越トレイル
信越トレイルの最後のセクション10の苗場山にいよいよ挑戦だ。前の日から、登山口に近い秋山郷の切明温泉に前泊し、朝8時過ぎに宿を出発する。


20分ほどで登山口となる苗場神社の入り口にある秋山郷総合センター「とねんぼ」に到着する。


前回のセクション9のゴールとなった苗場神社にお参りしていく。


しばらくは舗装道路を歩く。


諏訪神社のある1合目に到着する。


1合目から少し進むと、大瀬の滝(おぜのたき)だ。苗場山を水源とする小赤沢川のやや上流にある落差25メートルの滝で、雪解けの頃は温泉成分を含んでいるせいか、日光が差すと滝壺の色はコバルトブルーに近い神秘的な色となるという。


舗装道路から離れ、いよいよ本格的な登山道となる。


緑が眩しいブナの森の中を進む。


水量の多い沢を渡る。


沢を渡り切ると急な登りだ。


傾斜がキツイところは梯子を上る。


1時間45分で3合目駐車場に到着する。3合目までには車で行ける道があるので、一般的には3合目から登る人が多い。紅葉の時期となり、快晴の下、駐車場はほぼ満車状態だ。新潟から参加のMさんも加わり、11名のパーティで苗場山を目指す。


6合目からは急峻な岩場となり、鎖場を登りだす。


大きな岩がゴロゴロしている。


8合目までは、いくつもの鎖場がありなかなかの難所が続く。


ひと頑張りすると、苗場山の山頂台地の端っこに到着する。この先は、険しいところがほとんどなく、展望を見ながらの楽しいハイキング道の始まりだ。


2000mを越える場所だけあって、山頂台地では紅葉が始まっている。


草紅葉の湿原の中の木道を進んで行く。


木道がどこまでも続き、見晴らしが素晴らしい。


池塘には、ミヤマホタルイやヤチスゲなどが自生しており、その姿が苗のよう見えることから、「苗場山」としたと言われているのも頷ける風景だ。


木道の途中で歩いてきた道を振り返る。池塘や草紅葉の広がる山頂台地に感動だ。


木道の分岐から少し先にあるのが苗場神社の奥の院だ。奥の院にも山頂台地に着いたことに感謝してお参りする。


分岐に戻り、しばらく歩くと苗場山頂ヒュッテの屋根が見えてきた。


ヒュッテ前にある役行者像の前で記念撮影。


ヒュッテから歩いて1分の場所にあるのが苗場山山頂2145mだ。私は3回目の山頂だが、他のメンバーは全員初登頂だ。


山頂近くの池塘。稲の苗を育てる苗代田を想起させられる。


山頂ヒュッテで荷物を降ろし、一休みした後、ヒュッテの裏手にある展望台で日の入りの瞬間を待つ。


鳥甲山の後方にある北アルプスの先に日が沈んで行く。右には、妙高山と火打山の姿もくっきり見える。


素晴らしい夕日を見ることが出来てみんな大満足だ。ヒュッテに戻り、夕食を食べると翌日のご来光を眺めるために、早めに眠りについた。

参考1.信越トレイル・セクション10(苗場山・行き)の高低図&コースタイム


参考2.信越トレイル・セクション10(苗場山・行き)のコースマップ


「2022第4回信越トレイル:セクション10 苗場山から下る」に続く。