とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2024越後里山三山登山ツアー:3日目弥彦山

2024-05-30 23:13:32 | 山登り
最終日は、弥彦山に登る。新潟県の広い地域から見ることができ、弥彦神社の祭神・天香山命を祀った山として、古くから人々の崇敬を集め、山全体が弥彦神社の神域となっていて、英彦山、雪彦山と共に日本三彦山と呼ばれる山でもある。

弥彦山神社の駐車場に車を止めて、歩き出す。日曜日という事もあって、駐車場は満車に近く、ギリギリ止めることが出来た。


登山道入口となる鳥居前で集合写真。この日は、新潟県のメンバー二人も新たに参加して、総勢11人のパーティーとなった。


階段状の登山道を登っていく。朝早くだが、既に下山してくる人もいて、大勢の登山者と行き会う。




岩がごつごつ出ている場所もあるが、道幅は結構広く、整備され登りやすい登山道だ。


開けた場所から、下界を眺める。水が張られた水田がキラキラと光っている。右側少し上の方に赤い鳥居が見える。弥彦神社の大鳥居で高さ30.16メートル、柱間20メートル、笠木の長さ38.5メートル両部鳥居としては日本一の大きさだという。


御神水の冷たい湧き水を飲む。


さらに登ると、開けた場所から日本海と佐渡島が見える。


山頂までもう一息。


最後の石段を登り切れば山頂である。


彌彦神社の御神廟前に到着する。


もう一度、越後平野を見下ろす。田植えが終わり、田んぼには水が張られまさに「水田の水鏡」だ。朝日が照らす黄金の水鏡は一見の価値があるという。


山頂に鎮座しているのが、彌彦神社の奥宮「御神廟」だ。本殿の御祭神・天香山命とその妃神の熟穂屋姫命が一緒に祀られ、縁結びのご利益があることで有名な場所だという。


奥宮の裏側に回り、弥彦山と刻まれた岩の前で、山頂記念写真を撮る。


弥彦山九合目にある弥彦山頂公園には、展望レストランや高さ100mの回転昇降展望塔「パノラマタワー」があり、越後平野、日本海や佐渡を一望できる。


展望レストランの屋上からも越後平野、日本海や佐渡を一望できる。


弥彦山は、北に位置する多宝山 (634m) との双耳峰である。多宝山は新潟市の最高峰だ。


ロープウェー駅近くにも、山頂写真撮影スポットがあり、もう一度山頂記念写真を撮る。こちらの方がたくさんで撮るにはいい。ところで、弥彦山の標高は、東京スカイツリーと同じ634mだったのだ。


下山は、元来た道を下る。4合目か5合目辺りで休憩。この辺りでは、手の平に餌を乗せていると野鳥が食べに来るという事で、何人か挑戦していたが、残念ながら野鳥は来てくれなかった。


登山口入口には、誰かが飾っているのか、トトロのバス停のミニチュアが置いてあった。


最後に、弥彦神社に参拝していく。越後一宮として古くから信仰を集めてきた弥彦神社。「おやひこさま」として人々に親しまれ、初詣には毎年20万人以上の参拝者が訪れ、創建から2400年以上の歴史を有するとされる神社で、日本最古の万葉集にも詠われているそうだ。


一の鳥居前で、最後の記念写真。


この後、日本海を眺めながら入浴できる寺泊きんぱちの湯で入浴と昼食を済ませ、帰路についた。いろいろ個性的な新潟の低山歩きを楽しめた三日間だった。

参考1.弥彦山の高低図&コースタイム


参考2.弥彦山のコースマップ

2024越後里山三山登山ツアー:2日目観光

2024-05-29 22:03:55 | 観光
袴腰山から下山してもまだお昼過ぎだ。近くの道の駅「漢学の里しただ」でランチ休憩とする。


お腹も満たされたので、午後からは観光だ。まずは、Mさんお勧めのSnow Peak MUSEUMに向かう。スノーピークは、燕三条に本社を持つアウトドアグッズのメーカーだ。


ショップで製品を見ていると、MUSEUMの案内が始まるという事で、会場に向かう。


2階からガラス越しに1階の社員のワークスペースを見学する。この日は休日のため、社員はいないが、平日はこのフロアでアウトドアグッズの企画や商品開発が行われているという。


テントやタープ、服などを回収して、ポリエステルの粉末から繊維状に変え、新たな服を作る装置だという。


テラスからキャンプ場を眺める。スノーピークの周囲は広大な敷地が広がり、キャンプ場になっている。


最後に1階のMUSEUMの中に入る。ここは、スノーピークが、ユーザーとともに築き上げてきたものづくりの歴史、日本のオートキャンプの歴史を振り返る展示空間で、ユーザーから寄贈されたスノーピーク製品約200点と、その製品とともに過ごした寄贈者のキャンプの思い出などが展示されている。正面の壁に、ものづくりの歴史が映像で紹介された。


スノーピークを出て次に向かったのは、諏訪田製作所だ。1926年、ニッパーの前身「喰切(くいきり)」の鍛冶屋として創業。以来、ものを挟んで切る道具に特化。刃物本来の持つ機能「切る」ことを追い求め、鍛造から仕上げまですべて熟練職人の手で行っている。爪切りでは、他の追随を許さない会社だ。

工場は、誰でも見学ができ、ショップも併設されている。ショップの入り口に入ると、爪切り等の材料である鉄鋼の廃材を利用した宇宙人のようなオブジェが展示されている。


こちらは、獅子のオブジェ。


階段を下りると、実際に作業をしている様子が見られる。数人の従業員が、刃物を研磨しているようだ。


工場内を見学した後、ショップに戻り、よく切れるというSUWADAの剪定鋏と野菜鋏を高いけどつい買ってしまった。

最後に、予定にはなかった「みつけイングリッシュガーデン」にも案内してもらった。日本の英国園芸研究の第一人者であるケイ山田さんのデザイン監修による、本格的な英国庭園様式のガーデンだ。多くの花が咲き乱れる、美しい庭園を見ることが出来た。




「2024越後里山三山登山ツアー:3日目弥彦山」に続く。

2024越後里山三山登山ツアー:2日目袴腰山

2024-05-28 19:18:02 | 山登り
2日目は、新潟県三条市にあり、粟ヶ岳の手前にある袴腰山に向かう。頂上は、屋根形平頂の広い山頂で、あたかも袴の腰の部分のような山容で、山頂からは粟ヶ岳と守門岳が近くに見える。そして、毎年5月中旬から下旬にかけてヒメサユリ祭りで沢山の人が訪れるという事で、今回はヒメサユリ鑑賞が一番の目的だ。

朝一番で、高城城址駐車場に向かう。百台以上は止められそうな大きな駐車場だが、驚くほどガラガラだ。実は、今年のヒメサユリは例年の1割くらいしか開花せず、しかも開花時期が早くて、この日はもうほとんど終わりになっていたらしい。


駐車場を出て、ヒメサユリの小径の入り口に向かう。


ヒメサユリの小径はロープが張られ、植生が守られている。


例年の1割程度で、もう終わりだという事で、大群落を見ることはできなかったが、ところどころにまだ残っているヒメサユリを見ることが出来た。


ヒメサユリは、宮城・山形・福島3県の東北南部と新潟県の一部にしか見られない貴重な日本固有種のユリの花だ。薄紅色の可憐な花だが、野生種は環境省のレッドリストでは準絶滅危惧に指定されている。


わずかに残っているヒメサユリを見つけ、写真を撮る。


登山道のところどころで見つけることが出来、宝探しをしているみたいで、案外楽しい。


ヒメサユリの小径が終わり、袴腰山山頂へと進む。


牛窪の城(砦)跡。高城の支城群の一つで、狼煙による連絡用に使われていた場所だが、周囲は崖になっており、足元は要注意だ。


牛窪の城(砦)跡からさらに進むと、高城城跡に到着する。戦国時代、下田長尾氏が在地豪族として、下田郷の東半分を支配していた。その時もっとも重要な要塞となっていたのが高城で、標高373メートル、東西500メートルにのびる険しい尾根を削ったり掘ったりして造った曲輪・空堀・土塁など、山城の遺構としてはっきり残っているという。


広い場所は、高城の本丸があった場所だ。


ベンチの先からは、雪が残る守門岳がうっすら見えた。


高城城跡から、さらに進むと、袴腰山の山頂が遥か先に見えるが、思っていたより険しい登坂が続く。


心臓破りの坂を越えれば、山頂かと思っていたら、最後にとどめの坂があって、意外と手ごわい山だ。


険しい山道の脇には、キレイなヤマツツジが咲いていて、気持ちが癒される。


やっと袴腰山山頂526mに到着する。


当初はピストンで帰る予定でいたが、八木ヶ鼻経由の周回コースがあることが分かり、周回コースに変更するが、こちらの下りもなかなかのものだ。


見上げると、袴腰山の山頂がもうあんな先に見える。


三角山400mを通過。


三角山の下りもなかなか急だ。


途中の分岐で、八木ヶ鼻と呼ばれる展望ポイントに向かう。


八木ヶ鼻は、高さ200 m超の崖がそびえる三条市の名勝地だ。まさにその最先端から下を眺めると、水が張られた水田が美しい。




展望を楽しんだ後、分岐まで戻り、八木神社に下山する。


神社の境内の手水舎には、八木ヶ鼻湧水が引かれている。


八木神社はかつて八木鼻山頂に祀られ、八木・守門大名神と称していた。現在の本殿は万治元年(1657)に、拝殿は明和5年(1768)再建されている。


八木神社からは、舗装道路を歩き、駐車場に戻った。

参考1.袴腰山の高低図&コースタイム


参考2.袴腰山のコースマップ


「2024越後里山三山登山ツアー:2日目観光」に続く。

2024越後里山三山登山ツアー:1日目米山

2024-05-27 19:04:28 | 山登り
3年ほど前に新潟中越地域の浅草岳、守門岳、粟ヶ岳に登って以来の久しぶりの新潟遠征となった。今回は、地元在住のMさんのおすすめの低山歩きがメインだ。

初日の朝早く、始発の新幹線で長岡まで向かう。長岡でレンタカーを借りて、米山の登山口となる水野林道登山口に向かう。米山の登山口はいろいろあるのだが、到着時間がお昼ごろになってしまうので、最短ルートで登ることが出来る水野林道登山口にした。10台くらいは止められる駐車場だが、時間も遅いし、天気もあまりよくないので、1台しか止まっていなかった。


我々のメンバーは、2台の車で7人だ。夕方くらいから雨になるとの予報なので、急いで歩き出す。


登山口には、やはりここにもクマ出没注意の看板があり、気にしながらも進んでいく。


やくしの杜の看板がある。整備された登山道の周りは、ブナ林だ。


新緑が美しい、ブナ林が広がっている。ただ、霧が立ち込めてきている。


下牧ベースからの登山口との分岐地点が近づいてきた。


標高805m地点。山頂まであと1キロの分岐地点には、泰澄大師の伝承が記されている。伝承によると和銅5年(712)、泰澄大師により開かれたのが始まりと伝えられる。名称の「米山」は大師の弟子である沙弥が、悪徳な商船が運ぼうとしていた米俵を五輪山(現在の米山)に投げ飛ばした伝説が由来となっているという。


分岐点では、下牧ベースから登って米山まで行き、山頂から戻ってきて我々を待っていてくれた新潟のMさんやNさん、Kさんもいて、賑やかになった。集合写真を撮ったあと、3人とは別れ、残り7人のメンバーで米山山頂に進む。


登山道には、イワカガミがたくさん咲いている。


白いガスの中に、建物がうっすら見えてきた。避難小屋だ。


避難小屋の上に、米山の山頂993mを示す標柱が立っている。小屋にいた人に集合写真を撮ってもらう。


新潟県の上越地方と中越地方の境に位置する米山の山頂には、日本三大薬師の一つ米山薬師堂が建っている。扉を開け、お堂の中に入る。


薬師堂の前には、薬師如来の豆知識が記されている。


米山は一等三角点の秀麗な山で、山頂からは360度の展望が楽しめるというが、この日の展望は0。避難小屋に寄ってみる。


広い避難小屋は、床がピカピカで、地元の人たちがしっかり管理されているようだ。


ポツポツと雨粒が落ちてきたので、早々に元来た道を下る。豪雪に耐え、上に伸びているブナの木が見事だ。




2時間10分ほどで登山口に無事下山。幸い雨は大したことなかった。


帰り道、米山薬師の別当寺である密蔵院に寄る。急な石段を上ると広い境内が現れる。


密蔵院護摩堂は江戸時代後期の御堂建築で、入母屋、銅板葺、平入、桁行4間、正面1間向拝付、組物や彫刻などに見所がある。


特に護摩堂背面に施された中国英雄物語を表した彫刻は上越地方随一といわれ、雄揮、典雅を極め巧みな技法は上越地区随一の美を誇り、市の文化財として指定を受けているという。




長い石段を下ると駐車場だ。


その後、車を走らせ、見附市内の宿に泊まる。

参考1.米山の高低図&コースタイム


参考2.米山のコースマップ


「2024越後里山三山登山ツアー:2日目袴腰山」に続く。

2024戸隠山:後半

2024-05-15 21:40:11 | 山登り
後続のメンバーも胸突岩を登ってきて、全員が「蟻の塔渡り」の入り口に揃った。


私がまず先頭を行き、その後をそろりそろりと後続のメンバーが続く。


ときおり風が強く吹くときがあり、さすがにまっすぐ立つのは怖いので、みんな中腰か這いつくばっている。


一気に前に行くのも疲れるので、途中で中休み。


1人だけ立っているメンバーがいて、なかなかの強者だ。


それでも全員無事に、蟻の塔渡りと剣の刃渡りを通り抜け、八方睨に到着する。八方睨からの展望は素晴らしい。雪をかぶった北アルプスがしっかり見える。


そして、正面には、百名山の高妻山の鋭い峰がそそり立っている。


八方睨から数分で戸隠山山頂1904mに到着する。


みんな着いたところで、もう一度集合写真。


山頂でランチ休憩をしていたら、二人のトレイルランナーがやってきた。男性は、飯野航さんといい、世界でも名だたるトレイルランナーだ、世界中の自然を走りたい!という事で、毎日の通勤ランで往復40km、月に1000km走るという。女性は、枝元香菜子さんといい、トレイルランナーとして国内外のレースに参戦している若手のアスリートだ。前日の善光寺ラウンドトレイルで優勝していたという。


トレイルランナーの世界では超有名人という事で、飯野さんと一緒に記念写真を撮る。その後、二人はあっという間に先に行ってしまった。


戸隠山山頂から先は、怖い岩場はあまりないが、登山道の片側は垂直に切り立った断崖絶壁が続く。


下を見下ろすと、戸隠神社への参道や飯縄山、スキー場が良く見える。


その後もいくつかのアップダウンを繰り返すと、一不動避難小屋に着く。小屋からは、戸隠牧場に向けての下りとなる。


不覚にも、雪渓で滑ったときに力が入ってしまい、足が攣ってしまった。冷たい雪の上でしばらく立てなかった。


やっと立てるようになり、下っていくと、氷清水の湧き水で一息つくことが出来た。


その後も沢沿いの道を下り、岩盤をトラバースする。


岩が濡れているので、滑りやすい。


トラバースの後は、垂直に下る。


大きな岩がゴロゴロしている沢沿いの道を進む。


一枚岩の端で鎖を頼りに下っていく。すぐ横には、水がザーザーと流れている。




やっと戸隠牧場の入り口に着いた。ここまでくれば、足元もしっかりしていて、安全な道だ。


一面ニリンソウのお花畑だ。




牧場内のカフェ前まで来て、戸隠山を仰ぎ見る。あんなとこ良く歩いてきたなあと、みんな安堵のため息が出ていた。


無事下山のご褒美という事で、カフェでソフトクリームやケーキをいただく。


車に戻り、近くの戸隠神告げ温泉で戸隠そばをいただき、温泉に入って帰路についた。


15年前に登った時は、スリルがあって楽しかったという記憶しかなかったが、今回は、恐怖感も倍増で体も悲鳴を上げていたのがよく分かった。歳を取ったら、山は体力を過信せず、慎重に歩かなければと思った。

参考1.戸隠山の高低図&コースタイム


参考2.戸隠山のコースマップ

2024戸隠山:前半

2024-05-14 22:43:40 | 山登り
15年ぶりに戸隠山に登ることになった。戸隠山といえば、ギザギザとした山容が特徴の北信五岳の一つで上級者向けの山として有名だ。登山コースはバラエティに富んでおり、鎖場や岩壁のトラバース、さらに高さのあるナイフリッジなど、緊張感のあるコースばかりで命知らずの仲間たち8人で登ることになった。とはいえ、初めて登った時は、スリルはあったものの楽しく登った思い出しかなく、割と安易に考えていた。

前日の夜、高妻山登山者用無料駐車場に車を止め、車中泊して早朝に集まった仲間たちと共にさかさ川遊歩道からスタートする。


遊歩道の周りには、水芭蕉が咲き乱れ、尾瀬みたいな感じだ。




戸隠神社参道入口に到着する。


鳥居を通り抜ける。


杉並木の道を進む。


赤い隋神門を抜ける。


隋神門から見た参道は、一際神秘的な杉並木の参道だ。


隋神門の先は、神の宿る道。何かパワーを感じる。


戸隠神社「奥社」の参道は天然記念物にも指定されている樹齢約400年を超える杉並木が続いている。この祠は、JR東日本のCMで吉永小百合さんが入ったとされるが、現在は立ち入り禁止になっている。


奥社へと続く、最後の急坂を上る。


戸隠神社奥社で登山の安全を祈願する。


奥社のすぐ下には、八重桜が今頃になって咲いていた。


いよいよ、登山道に入る。初めからにして、いきなりの急登だ。


そして、鎖場がすぐに現れる。


結構高度感がある鎖場が続く。




その後も、いくつも鎖場が出てくる。


岩壁に沿った登山道に出ると、修験者が修行をしたような五十間長屋に出た。


その先には、刳り抜かれたような穴がいくつも並ぶ百間長屋に続く。


百閒長屋の先には、最初の雪渓が見えてきた。


もう雪はないものかと思っていたが、この辺りの山には、まだまだ雪が残っているのだ。


ふみ跡がしっかりついているので、特にアイゼンは必要ない。


その後も、鎖場がさらに続く。今までよりもさらに長く、高度差が大きい鎖場だ。




もう終わりかと思うと、まだまだ先にも鎖が続いている。


上から下を見ると、待っている仲間たちが小さく見える。


とにかく前へ前へと進むしかない。


息が絶え絶えになりながらも登り切った先は、蟻の塔渡りの入り口だった。


戸隠山の最も危険なスポット「蟻の塔渡り」をこれから攻略するのだ。


「2024戸隠山:後半」に続く。

2024神奈川・大山

2024-05-02 19:27:16 | 山登り
登山が初めてという人を連れて、神奈川の大山に登ってきた。1年半ほど前に登ったばかりだが、違うメンバーで行くのもいい。

ただ、天気予報が今ひとつで心配だったが、9時過ぎくらいから雨が上がるという事で、現地に向かった。しかし、現地に着くと霧雨状態が続いていた。雨合羽を着て、大山の登山口であるこま参道に向かう。


今回は、登山経験が少ないメンバーが多いので、最初からケーブルに乗り阿夫利神社下社まで一気に登ってしまう。


阿夫利神社下社で登山の安全を祈願して登山口に入る。登山口に入るといきなりの石段の急登だ。


大山登山道は1丁目から山頂の28丁目まで石柱が立っている。8丁目あたりに樹齢約600年の杉の大木があり、根本はひとつで2本の大木が寄り添うように伸びていることから夫婦杉と言われている。


登山道は、初心者には結構きつい上りが続いているが、ところどころに見どころがあり疲れを癒してくれる。14丁目には、ぼたん岩と呼ばれる球体の岩が見られる。


ぼたんの花に見えるというが、あまりよくわからないが、確かに球体らしき膨らみはわかる。


15丁目にある天狗の鼻突き岩。岩にこぶしが入るくらいの丸い穴が開いていて、これは天狗の鼻を突いてできた穴と言われている。


28丁目を過ぎると、やっと大山山頂1252mだ。


とりあえず、みんなで山頂記念写真。結局、雨はやまず、霧雨が続き、山頂からの景色も真っ白だ。


阿夫利神社本社そばに立つ「雨降木」と呼ばれるブナ。この木に常に露が滴っていたことから、「雨降山(阿夫利山)」と云われるようになったと伝えられている。


阿夫利神社本社周辺で昼食休憩をして、元来た道を下山する。


阿夫利神社下社まで戻ると、やっと雲が晴れてきて、湘南方面の海岸線や江の島が見えていた。


みんなきつい下りでばてた様で、帰りも阿夫利神社下社からケーブルに乗って下山となった。天気は今一つだったが、白い幻想的な登山道の中を歩いたことも、珍しい体験となったようでそれなりに楽しんでくれたようだ。

参考1.神奈川・大山の高低図とコースタイム


参考2.神奈川・大山のコースマップ