とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016竜頭山スーパーマラニック

2016-05-30 21:42:10 | マラソン
昨日は、久しぶりにしんしんさんの「竜頭山スーパーマラニック」に参加してきた。遠州地方では最高峰の竜頭山を登山口から一気に駆け上がり、山頂から天竜スーパー林道を山住神社まで走り、そこから水窪まで標高差1000mを下って、再びスタート地点に戻るというコースだ。

午前7時、スタート地点となる佐久間の西渡郵便局前で車を止めて待っているものの、主催者をはじめとする前泊の参加者が全く来ない。当日参加のメンバー5人でしばらく待っていると、15分ほど遅れて全員が揃った。予定時間より、20分ほど遅れてスタートする。

西渡の橋とトンネルを越えると、すぐに竜頭山の登山口である。道路脇には、既に多くの車が止まり、一般登山者も数多く山に入っていたようだ。傾斜のきつい登山道をぐんぐん登っていき、やっと傾斜が緩やかになった頃、岩がゴロゴロしている尾根道になってきた。


ところどころでオレンジ色のヤマツツジが満開になっていた。




9:30。展望台前のヤマツツジもいい具合に見頃となっている。


展望台から東方面を展望してみると、うっすらと富士山の山頂が見えた。


9:40。竜頭山1352mの山頂に到着する。


10:20。山頂から天竜スーパー林道を少し走ると駐車場があり、Tさんがエイドを開いていてくれた。ビールやスイカ、パン等でお腹と喉を潤したあと、メンバーで集合写真を撮る。


12:20。山住神社の鹿のモニュメント前でも、集合写真を撮る。その後、山住神社から一気に坂を下る。標高差1000mもの長い下りだ。


13:20。緩い下りになってきた頃、布滝前を通過する。白い布を張ったような流れの滝ということからその名がついたそうだが、水量が少なく布というより糸にしか見えない。布滝の上・下流は切通峡と呼ばれ、川の両岸に切り立った巨岩が屏風のように立ち並び、すばらしい景色が見える。


水窪まで下りると、国道152号線を南下する。本来のコースは、その後、国道から外れた道に入っていくという事だったが、土砂崩れで通行止めの箇所がいくつかあり、そのまま進んでいくのは、心配だったので道が分かる国道152号をそのまま進む。本来のコースより短いと思っていたが、当てが外れてむしろ4キロほど長かったようだ。最後は、ヘロヘロになりながら、西度郵便局のゴールに到着する。到着時間は、15:50頃となってしまい、15時には到着できるという目論見はすっかり外れてしまった。距離も45キロ近くとなり、思った以上に疲れてしまった。ただ、久しぶりに登った竜頭山の谷間の沢の水量が多く、初夏の山登りを充分楽しむことが出来て良かった。

参考1.今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2.今回の高低図(YAMAPで記録)

図書館の魔女(上下) /高田 大介 (著)

2016-05-27 23:57:50 | 読書
図書館の魔女(上)
クリエーター情報なし
講談社


図書館の魔女(下)
クリエーター情報なし
講談社


上巻内容(「BOOK」データベースより)
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった―。ファンタジー界を革新する大作、第45回メフィスト賞受賞作。

下巻内容(「BOOK」データベースより)
「ことば」を身につけゆくキリヒトと、「ことば」を操る図書館の魔女・マツリカ。二人だけの秘密が、互いの距離を近付けていく。だが、一方で、周囲の強国との緊張関係は高まるばかり。発言力を持つがゆえに、一ノ谷と図書館は国内外から牽制され、マツリカを狙う刺客まで遣わされる。迫る危険と渦巻く陰謀に、彼らはどう立ち向かうのか。2000枚の超弩級リブラリアン・ファンタジー!

この作品に出会えた事は、本当に幸運だったとしかいえない。たまたま読んだ週刊誌の書評欄に「図書館の魔女」が紹介されていたからだ。図書館と魔女という組み合わせが意外で、ファンタジー物が好きな自分としては、いたく興味がそそられた。さっそく、地元図書館のHPで検索すると、全く予約が入っておらず、すぐに借りることができた。しかし、借りてみて、その厚さは1冊で単行本2冊分もある大長編作品であった。上下2巻だから単行本4冊分といっていい。総ページは1450ページにも渡る。

著者は、高田大介氏で、現在はフランスの大学に籍を置く言語学者だという。この作品は、高田氏のデビュー作で、第45回メフィスト賞を受賞している。読み始めた当初は、こんな厚い本を読むのは一苦労だなあと思っていた。しかも、出だしは、鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトが、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになるまでのいきさつが延々と描かれている。さすが、言語学者の作品らしく難しい言葉遣いや漢字がいっぱい出てくる。このまま読み進んでいくことができるのだろうかと心配であった。

だが、読み進むにつれてそんな心配も無用になってきていた。何といっても登場人物のキャラクターが意表をついているのがいい。「高い塔の魔女」マツリカは、自分の声を持たないうら若き少女ながら、図書館のすべての書物に精通し、数多くの言語を解する世界一賢い人物であるのだ。しかも、その知識によってもたらされた策略を弄することで、自分の国はおろか、近隣諸国をも動かすことが出来る力を持っているのである。ただ、口がきけないため、手話を使わないと相手に言葉を伝えることができない。そこで、マツリカ専任の手話通訳者として選ばれたのがキリヒトという少年だ。だが、キリヒトは文字を書くことも読むこともできない。はたして、キリヒトは、マツリカが満足するようなお務めができるのだろうかというところから話が進んでいく。マツリカには、キリヒトが来る前からキリンとハルカゼという二人の女性司書がいて、マツリカの手話通訳をしていたのだが、そのスピードに満足できないマツリカは、キリヒトとの間で二人だけにしかわからない指話での会話を開発してしまう。握りあった手の指の動きで会話ができてしまうというのがすごい。キリヒトはマツリカの指の動きを一瞬で言葉に変えてしまうようになっていく。

上巻は、マツリカとキリヒトの胸キュンとなるほんわかな関係が、読んでいて心地良かった。マツリカは、周りから魔女と恐れられているが、決して魔法や呪術を使うわけではなく、気位は高いが年頃の少女らしさを兼ね備えた優しい少女でもあるのだ。しかし、物語はそれで終わるわけではない。下巻では、物語が大きく動いていく。ほのぼのとした日常の冒険の話が、やがて政治的駆け引きや近隣諸国の覇権争いの関わりへと繋がっていく。いよいよ「図書館の魔女」の本領が発揮されるのだ。こうなると、ストーリーの展開も目が離せない。マツリカの深謀遠慮で、敵対する大国同士を一つにまとめてしまうという件は、読んでいてもワクワクしてしまう。しかも、政治的な話だけではなく、ミステリー的な要素もいっぱい詰まっていて、ページをめくる手がなかなか止まらなくなっていた。

ファンタジーとはいえ、ストーリー的には現実の世界にも当てはまる内容で、それほど違和感はない、また、一人一人の登場人物のキャラクターもきわだっていて、魅力的な人物が揃っている。作者のデビュー作になるのだが、最初からこんな面白い作品をかけるなんと凄いとしか言いようがない。読み始めだけ戸惑ったが、物語の世界に馴染んでしまうと、どんどん引き込まれていった。ここ何年かでは、最も面白いと思った作品になった。しかし、本屋大賞にもノミネートされたことがなく、図書館の借り手がほとんど付いていないというのはどういうことだろう。あまりにも分厚い本をみて、読むのをためらってしまった人が多いのだろうか?書店員の目は節穴としか言いようがない。最近、文庫化され、全4巻に分割して発売されるようになり、読みやすくなったようだ。今後も、続編が出てもおかしくない内容だけに、キリヒトとマツリカの登場を期待したい(既に、「図書館の魔女 烏の伝言」が刊行されているが、マツリカが最後にちょっと登場するだけで、キリヒトは登場しない)。

ハナショウブが一輪咲きだした

2016-05-26 21:21:02 | 
チューリップが全部終わってしまい、畑の花が寂しくなっていたが、昨日からハナショウブが咲き出してきた。


まだ一輪だけだが、蕾がいっぱい膨らんできている。
昨年、僅かに残っていたハナショウブを株分けしたのだが、ほとんど蕾ができており、株分けは大成功だった。


昨年植えたヒマワリも、畑にたくさん種が落ちていたのが、いつの間にか芽が出ていた。
その芽を畑の一角に整理して植え替えたのだが、順調に育ってきている。


蕾も膨らんできており、今年は早いうちからヒマワリが畑一面に咲き誇りそうだ。


11月ころ薄いピンク色の花が咲く皇帝ダリアも順調に育っている。
ほっとくと、3~4mもの高さになる皇帝ダリアだが、あまり高くなりすぎても困るので、時々幹を切って剪定しなければいけない。


その他、現在の野菜の状況。
スイカの蔓が少しずつ伸びてきている。


トウモロコシも実がついてきた。


エビイモの芽が出てきたところ。収穫はまだまだ先だ。



2016 初夏の大杉谷ツアー:2日目

2016-05-24 23:08:32 | 山登り
6:00。桃の木山の家を出発し、七ツ釜滝まで歩く。落差120mで7段に分かれている見事な滝だ。日本の滝百選にも選ばれている名爆でもある。ただ、残念ながら展望台からは4段ほどしか見えない。




七ツ釜滝をバックに記念撮影する。


さらに上流に向かって上っていくと、七ッ釜滝の一番上に出る。まさに、1段目の起点になる場所だ。




岩の端っこに座るN山さんが危なっかしくて、思わずザックを掴むN部さん。


急峻な断崖の狭い道を更に進んでいく。


エメラルドグリーンの水中には、山女魚だろうか数多くの魚影が見えた。


7:40。凄まじい崩落現場が見えてきた。


この崩落現場は、2004年の水害によるもので、10年もの間、この区間は通行止めになっていたのだ。2014年4月、光滝付近の崩壊箇所の登山道が整備されて、大台ケ原から大杉谷が全線開通になったのである。とはいえ、崩落した岩石を取り除くことはできず、岩の間の隙間を整備して人間が歩けるようにしたようだ。




崩落現場を通り抜けると光滝が見えてきた。落差40mあり、これまで見てきたいくつかの滝と比べても見劣りする事はない。




吊り橋を渡る我々の影が、河原に映っている。


電力関係の水門のような施設が見えてきた。


8:50。最終目的地の堂倉滝(落差18m)に到着する。




堂倉滝の落差は、それほどないものの水量が多く、水滴が広範囲に広がっていて、白っぽいモヤがかかったように見える。マイナスイオンで満ち溢れている。


堂倉滝でマイナスイオンを充分浴びた後、もと来た道を戻る。


吊り橋も渡る。


11:10。桃の木山の家に戻り、スタッフに写真を撮ってもらう。堂倉滝往復は、軽いサブザックで歩いてきたが、ここからは再び重いザックを担いで行かなければならない。


シシ渕で昼食休憩をする。12:55。ザックを担ぎ直し出発する。シシ渕とニコニコ滝もこれで見納めだ。




13:35。千尋滝に到着する。1日目に見たときよりも、水の色が光り輝いているように見えた。


15:30。無事、登山口に到着する。


登山口からしばらく歩くと、すぐ近くに止めてあった車のタイヤがパンクしていた。近くの公衆電話から電話していた人がいたので、話を聞いてみると車の持ち主で、タイヤが二つもパンクしていたという。二つもパンクしているのは、事故というよりも事件っぽい。心無い人にいたずらされたようだ。我々の車もひょっとしたら被害に遭っているのではと、恐る恐る車に戻ってみると、4つのタイヤは全て無事だった。山奥に車を止めると、このような被害にあうこともゼロではない。全員無事で何事もなく下山できたことが、一番ありがたく思えた。

参考1:2日目のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:2日目の高低図(YAMAPで記録)

2016初夏の大杉谷ツアー:1日目

2016-05-23 22:31:43 | 山登り
5月21・22日の土日にわたって近畿の秘境“大杉谷”に行ってきた。大杉谷は、黒部峡谷、清津渓谷とともに日本三大渓谷、日本の秘境百選の一つにもあげられている。手付かずの原生林と渓谷の中を歩き、7つの滝と10の吊橋を巡る渓谷歩きの山旅だ。3年前、紅葉の時期に歩いて以来、2回目となる。

前日の金曜日の夜に自宅を出て、道の駅「奥伊勢おおだい」で車中泊後、滋賀のメンバーと合流し、大杉谷への登山口となる宮川第三発電所に車で向かう。9:15。登山口手前のトイレがある駐車場に車を止める。


宮川第三発電所の裏側に登山口のゲートがある。


9:25。ここから、大杉谷に向けて出発だ。


登山者カウンターがあるゲートを抜けると、いきなり岩盤をくり抜いた水平歩道になる。幅1m弱の歩道で、左側は切り立った岩壁だ。


鎖をしっかり握って進む。


岩壁の下には、エメラルドグリーン色に輝く宮川の清流がゆっくり流れている。


アップダウンを何度も繰り返し、鎖に捕まりながら道を進む。


9:55。最初の吊り橋に着いた。


以後、このような吊り橋を幾度も渡ることになる。


10:30。河原に降りると、水の透明度がよくわかる。


河原で少し休憩。


ここの吊り橋は、鉄骨で支えられているのでほとんど揺れない。


11:30。歩道を歩いているメンバーの足が止まり、何かを見ている。


視界の先に見えていたのは、落差約180mの千尋(せんぴろ)滝だ。大杉谷中最大の落差を誇り、頭上から降るようなシチュエーションの滝だ。






千尋滝前には、立派な東屋があり滝見をしながら休憩できる。


横に倒れた木が、岩を抱えて再び上に伸びている。植物の逞しい生命力に感動だ。


岩を削ってできた階段の道もある。


湧水が滴り落ちる岩のトンネルを通り抜ける。


12:50。1日目のハイライトとなるシシ渕に到着する。渓谷の奥には、ニコニコ滝が見え、格好のビューポイントである。渕の水が美しく、静謐で神秘的なムードが漂い、いつまでも離れがたい場所だ。水が豊富に汲め、昼食休憩とする。


ゆっくり滝を見ながら物思いにふける。


13:35。シシ渕を出て先に進むと、すぐ横にも大きな滝がある。木陰から差し込む光の筋が滝の水に映し出されている。




13:55。シシ渕から見えたニコニコ滝が間近になった。落差50mで2段に分かれている。


平等吊り橋が見えてきた。大杉谷の中では最も長い82mもある吊り橋だ。


吊り橋には、巨大な平等の岩壁がすぐ近くに迫り迫力満点だ。谷から垂直に上がる岩壁で,見ているだけで首が痛くなる。


名前はわからないが、この岩壁も大きい。


14:40。大杉谷の看板前で記念撮影。


15:00。吊り橋を渡ると、この日の宿となる桃の木山の家だ。


桃の木山の家は、大きな山小屋で最大500人もの収容能力があるという。この日は、170人ほどが泊まるらしく、大賑わいだった。小さいながらもお風呂もあり、早めに到着したおかげですぐに入ることができた。部屋も我々パーティだけの貸切となった。翌日は、さらに奥の堂倉滝まで行く予定だ。

参考1:1日目のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:1日目の高低図(YAMAPで記録)


「2016 初夏の大杉谷ツアー:2日目」に続く。

2016比叡山:後半

2016-05-09 18:48:58 | 山登り
玉体杉から緩やかに下っていくと、再び奥比叡ドライブウェイの下を通り抜ける。


しばらくは、ほとんど水平な杉木立の道を進む。




13:15。横川中堂に到着する。ここは、広い延暦寺の境内の中で最も北の位置に在るエリアだ。横川は“よかわ”と読むらしい。拝観料を払って奥まで行くとさらに時間がかかりそうなので、入口だけ見て、すぐ脇にある登山道を登っていく。


きつい階段をしばらく登ったあと、一気に下っていく。


またもや車道下のトンネルを潜る。


14:00。府県境の仰木峠に到着する。


仰木峠から少し東側の尾根道に進んでみると、展望が開け琵琶湖がうっすらと見えた。


展望後、仰木峠まで戻り大原に向けて歩き出す。豪雨のツメ跡を残す岩がゴロゴロした道となり、沢筋に沿って歩いていく。木々の葉に覆われて薄暗く、道筋はコケで覆われている。




シカ避けの柵を通り抜ける。


いきなり視界が開け、田園と民家が現れる。大原の里である。


15:00。三千院門跡に到着する。


参道を数分歩くと、現在の三千院の門に出た。


正面の門をくぐって受け付けを済まし、靴をビニール袋に入れて中に入ると、目の前に見えてくるのが聚碧園と呼ばれる庭園だ。作家の井上靖が“東洋の宝石箱”と賞賛したほど見事な庭園で、清流が流れ、心地よいせせらぎの音が響きわたっている。客殿の縁側に座り、美しい静かな庭園を見ていると、時間を忘れて飽きることもなく眺め続けてしまいそうだ。




赤絨毯の上に座ると、心が落ち着きそうである。


こちらは、有清園と呼ばれる庭園。苔生した庭園が広がり杉や檜などの並木が建ち並ぶ。




池には、鯉が優雅に泳いている。


秘仏・金色不動明王が祭られている金色不動堂。


金色不動堂前の休憩所で、金粉入りの梅昆布茶を振舞われる。


再び有清園の中を通り抜ける。とにかく、このコケは見事だ。


15:45。大原三千院を出たところで記念撮影。みんな、三千を表すポーズをとっている。


その後、大原のバス停から京都バスで出町柳駅にもどる。大原からのバスの便数は多く、さすが観光地らしく交通の便はいい。鴨川を渡ると、飛び石周辺で遊んでいる人が見えた。亀や鳥の形をした石が並んでいて、テレビなどでもよく見たことがある場所だ。


駐車場近くの「出町ふたば」の豆餅を行列に並んで買った後、帰路に着いた。帰りのSAでも、みんな京都土産を買いこんでいた。今回は、比叡山と大原三千院という目玉があり、山登りと観光を兼ねた欲張りなコースであった。

参考1:今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:今回の高低図(YAMAPで記録)

2016比叡山:前半

2016-05-08 21:06:29 | 山登り
GWの後半は、世界文化遺産登録の比叡山に登り京都大原三千院までのハイキングを楽しんできた。参加者は、現地集合の3人を入れて全部で12人となり、賑やかなパーティになった。

6日の夜高速を走り草津PAで仮眠後、京都の出町柳駅前の公共駐車場に車を止め、鴨川の橋を渡る。


叡山電車で出町柳駅から終点の八瀬比叡山口駅まで行く。鮮やかな青竹色のレトロな駅舎だ。


八瀬比叡山口駅前のお店には、こんな面白いアルバイト募集の張り紙があった。
「座っているだけ、80才以上、元気のない方、昼寝付、1000円以上」
いったいどんな仕事をするのだろうか?


高野川に架かる木橋を渡る。


9:00。始発の叡山ケーブルに乗る。


叡山ケーブルは、高低差561mを9分ほどで一気に登っていく。これだけの高低差は日本一だという。


9:15。ケーブル比叡駅から、いよいよ歩き出す。


スキー場の跡地を過ぎると、前方に鮮やかなツツジの群落が目に入ってきた。


赤やピンクのツツジの群落が斜面一面に広がり、みんな大いに感動する。


京都トレイルの標識のあるところから、比叡山の最高峰“大比叡”を目指す。


10:00。分岐から20分ほどで、大比叡848mの山頂に到着する。


大比叡から下っていくと、延暦寺の境内になった。


まず最初に見えた朱色の建物は、阿弥陀堂だ。


阿弥陀堂を拝観してから、広い境内を進む。


広い石段を下る。大きなモミジの木の葉が鮮やかな緑色で目に眩しい。今にも、頭の上に覆いかぶさってくるようだ。


“平和の鐘”の周りには、大勢の観光客が集まっていた。


平和の鐘からさらに石段を下っていくと、見慣れない屋根の建物が見えてきた。


この建物こそ、延暦寺の総本堂となる根本中堂である。延暦寺を開いた伝教大師最澄が延暦7年(788)に創建した一乗止観院が元であるが、その後何回も災害に遭い、現在の姿は徳川家光公の命で寛永19年(1642)に竣工したものだという。本尊は、薬師如来で、その前には、千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」が安置されている。建物は国宝に指定されているそうだ。


中は撮影禁止なので、入口前で集合写真を撮る。


根本中堂から、長い階段を下っていく。


にない堂の石庭。


釈迦堂の脇を通り過ぎる。


奥比叡ドライブウェイの下にあるトンネルを通り抜ける。


モミの木に囲まれた静かな道を上ったり下ったりしながら進むと、“玉体杉”に着いた。ここで、回峰行者が京都御所に向かって、玉体加持(天皇のご安泰をお祈りする)を行うのだという。


開けた先には、京都の街並みが見える。


12時を少し過ぎていたので、玉体杉の周りでお昼にする。30分ほどの昼食休憩の後、玉体杉をバックに記念撮影する。まだ、今回の山行の半分くらいしか来ていない。


「2016比叡山:後半」に続く。

GW前半は、引越しで終わる

2016-05-02 21:39:37 | 呟き
東京に住んでいた娘が、仕事の関係で引越しをすることになった。
4月いっぱいで、東京の家を出なければいけないという事で、4月末に東京まで出かけた。
家に着いてみると、ダンボールがあるものの、ほとんど中身は埋まっていない。
翌日の夕方頃、引越業者が荷物を取りに来るというので、頑張って箱詰めを手伝う。
神戸にいる娘の夫も手伝いに来たので、思ったより早く片付き、何とか業者が来るまでに荷造りが終わり引取りが完了した。
そして、そのまま私の車で娘夫婦&猫2匹と一緒に浜松に帰ったのは、深夜だった。

1日おいて、早朝から神戸に向けて出発する。
神戸には、11時過ぎには到着し、引越業者の到着を待った。
12時過ぎには、業者が到着し荷物の搬入が始まる。
ダンボールの山で部屋がいっぱいになった時はどうなることかと思ったが、
妻も一緒に行ったので、まるまる1日を費やしたおかげで、部屋も片付き、住める状態になった。
神戸の家は、広くて夫婦で住むには十分な広さだ。
神戸マラニックで走ったコースにも近く、住みやすそうないい場所である。
一晩泊まって、今日の午後神戸から帰ってきた。

例年GWは、マラニックで長期間出かけてばかりいたが、今年は引越しで半分終わってしまった。
日常と違う事を何日もしていたせいか、何だかちょっと疲れた気分だ。
しかし、ひと仕事をやり終えてホッとした気分でもある。