とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

"ぐるっと富士山一周100kmウルトラ・マラニック"今後の予定

2012-11-30 22:53:43 | マラソン
ヒロボーさんより、富士山一周100kmウルトラ・マラニックの今後の予定が送られてきたので紹介する。
10月17日の記事で公表したMAPとほとんど変わっていないが、スタート地点が変わったようだ。

おおよそのプラン
○2013年5月中旬・・・有志による下見マラニックを行います。5/18(土)予定
○2014年5月中旬・・・リハーサルマラニック(コースマップの見方、コースイメージ)
○2015年5月中旬・・・本番
○コース       裾野市須山スタート→ゴール 時計廻り
○制限時間 18時間 スタート0:00→ゴール18:00        
○コース案内なし   参加条件・コースマップを読める方
○エイド       数か所(ボランティアエイド)
○完走パーティー   終了後に予定

コースMAP


コース高低図

USJ アトラクション・ツアー

2012-11-29 23:53:33 | 観光
やはり月曜日は、空いている。しかも朝から雨なので、お客も少ない。
9時からの開場を待っている行列がある程度はあったが、ほとんど問題ない。
列について、開場とともに目的のアトラクションに向かった。

先ず最初に向かったのは「ターミネーター2:3D」だったが、開演の時間が10:30からとなっており、まだ時間があったので「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」に入ることにした。待ち時間もなく、直ぐに入場である。その後も、有名なアトラクションは、ほとんど待つことなく入ることが出来た。ただ、残念なことに昨夜の「マジカル・スターライト・パレード」でデジカメのバッテリーを全て使い果たしてしまったので、まったく写真を撮ることができなかった。以下、入ったアトラクションの様子だ。

「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」
世界最高のテーマパークアトラクションと絶賛されたというだけあって、素晴らしい体験が出来た。
乗り物に乗って移動するのだが、目の前に飛び出してくる3D映像とともに、前後左右上下へ乗り物が動く。
さらに振動や回転もしてビルの最上階から真下に落下するような体験が出来る。
まるで自分がスパイダーマンになったかのような疑似体験アトラクションだ。
時折、悪役の攻撃にもさらされ顔に水滴がかかってきたり温風や炎も襲ってくる。
そして、最後はスパーダーマンがカメラで写真を撮ってくれると、出口で自分たちが映った写真が販売されているという仕掛けである。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」
ここは、エメット・ブラウン博士(ドク)の「フューチャーテクノロジー研究所」を見学するという設定になっている。
しかし、そこに進入してきた悪役「ビフ」がタイムマシンを盗み出し、ドクが閉じ込められてしまう。
そこで、ゲストである我々がドクの指示のもと、ビフを捕まえに別のタイムマシン「デロリアン」で追いかけるという筋書きである。
これも、スクリーンに映る映像と乗り物の動きにより、恐竜時代や火山地帯や氷河の中などスリル満点の世界に連れて行かれる。
8人乗りのデロリアンは、大きく揺れ動き、乗り物酔いする人は止めたほうがいいくらいだ。
とにかく、この映画を見たことのある人には、楽しいアトラクションである。

「バックドラフト」
乗り物には乗らず、3つのステージに順次移動する。
内容は、バックドラフトという映画の撮影舞台裏を紹介するという設定である
最初のステージでは、映画「バックドラフト」の説明で、映画に携わった人たちの苦労したエピソードをVTRで見る。
次のステージでは、撮影時の模様をVTRで見る。
そして、最後に本物の炎を使った映画の再現シーンである。化学工場を舞台に、火災の現場を生で体験する。
目の前で爆発するドラム缶や、見る見る間に広がっていく炎はまるで生き物のように襲い掛かる。
映画の迫力そのままに、熱風と爆発音も交え、燃え上がる炎を体感する凄いアトラクションである。
そして、ゲストは最後まで気を抜いてはいけない。最後も、あっと驚く仕掛けが待っているのである。

「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」
ジュラシック・パークでは、ボートに乗って恐竜動物園に案内される。
恐竜を間近で見物できて凄いなと思っていると、途中でボートはコースを外れて
発電所の方に入っていってしまい緊急事態が発生する。
恐竜たちが、柵を破って我々に襲い掛かってくるのである。
施設の中の恐竜たちは、あちらこちらで暴れまわっている。巨大な恐竜には水をかけられたりする。
ボートが、グングン上に上がって行くと、凶暴なT-Rexが大口を開き、向かってくる。
たまらず「ギェー!」と恐怖に襲われそうになる。
しかし、そのタイミングでボートは、一気に高さ25メートルの高さから池に滑り降りていく。
いわゆる急流すべりのアトラクションで、滑り落ちる瞬間にストロボが光り写真撮影されてしまう。
ここでも、出口で写真を購入できるようになっている。
このアトラクションは、かなり水に濡れるのでレインコートが必要だ。

「アメージング・ダイナソー」
大きな恐竜が、施設内を実際に歩き回ってる。
もちろん作り物ではあるが、その動きが実にリアルである。
中に人間が入っているのかよくわからない。
機会仕掛けだとしても、どうやって動いているのだろうかと凄く興味が湧いたが
クルーの人は、何も教えてくれなかった。

「ジョーズ」
船に乗ってのクルーズだ。
乗船員が今回のクルーズについて説明をしてくれるのだが、やがてあのジョーズが船めがけて襲い掛かってくる。
乗船員がライフルでジョーズを退治しようとするのだが、ライフルを誤射してガソリンタンクを爆発炎上させてしまう。
本物の炎に包まれて、凄い迫力である。
その後も、何度もジョーズに襲われるが、なんとか罠をはってジョーズを見事退治して港に帰還するという筋書きである。
このアトラクションも水に濡れるのでレインコートが必要だ。

「ターミネーター2:3D」
アーノルド・シュワルツネッガーの代表作、ターミネーターがモチーフになっているアトラクションである。
このアトラクションでは、ショーの始まる前の前フリが面白い。
USJでは超有名らしいが、「綾小路麗華」という女性が超ハイテンションなトークを連発し、
ショー開始前の待ち時間を飽きることのないよう楽しませてくれる。これだけでも、一つのショーといってもいい。
綾小路麗華さんのトークが終わると、シアター内に入りターミネーターのアトラクションが始まる。
このアトラクションは、全て3D映画ではなく、キャストも実際に出演し舞台や通路を走り回ったりする。
時間も長く、見ごたえがあるショーである。
3D映画では、液体金属が針のように目の前に延びてくるので迫力があり、イスが振動したり水滴が飛んできたりもする。

USJ マジカル・スターライト・パレード

2012-11-28 23:24:01 | 観光
心斎橋から、阪神高速を走ってユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に着くともう日が暮れて夕方5時過ぎになっていた。
早速、オフィシャルホテルにチェックインする。ホテルは、USJに一番近い「ホテル近鉄 ユニバーサル・シティ」である。
マラソン後、風呂にも入らずに来たので、まずは部屋の風呂に入り体をサッパリさせた。
部屋から見えるUSJの夜景が素晴らしく、はやく行きたくて気持ちがウズウズしていた。


ホテルフロントを出ると、USJの入口は直ぐである。
入口には、早くもクリスマスのイルミネーションがきらびやかに飾り付けられていた。


そして、ユニバーサル・スタジオのロゴが地球を表す球とともに回転している。


夜の時間帯では、なんと言っても有名な「マジカル・スターライト・パレード」を見るのが一番である。
しかし、パレードの時間まで大分あったので、パーク内で夕食を済ませ、
「セサミストリート4-Dムービーマジック」と「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」の二つのアトラクションに入る。
どちらも、待ち時間はほとんどなく、直ぐに入ることができた。やはり、日曜日の夜は空いている。
「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」は何の予備知識もなく入ったが、ライドというだけあって、ジェットコースター系の絶叫マシンであった。
真っ暗な宇宙空間の中を、猛スピードでクルクル回転しながら上ったり下がったりする。
しょっぱなから、大声をだして完全にストレス解消状態だった。

「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」を出ると、ちょうどタイミングよくパレードが始まっていた。
「マジカル・スターライト・パレード」はパーク内ハリウッド・エリアとニューヨーク・エリアの900メートルに及ぶ行程を、約1時間かけてパレードする。
登場するのは、フロートが37台、エンターテイナー約100名である。
とにかく、きらびやかで、本当に魔法の世界に入り込んだかのような不思議な雰囲気になった。

エルモ、スヌーピー、ハローキティの光り輝くフロート。






「不思議の国のアリス」「アラビアン・ナイト」「シンデレラ」といったおとぎ話をテーマとしたフロート。






「不思議の国のアリス」は、“イマジネーション” を、「アラビアン・ナイト」は“アドベンチャー(冒険)”
そして「シンデレラ」は“ロマンス”を表現しているそうだ。






ひととおりパレードが終わったので、場所を移動したのだがパレードが戻ってきたところにぶつかった。
こちらからは、巨大なクリスマスイルミネーションがバックに見えて、また一味違った雰囲気が良かった。




ディズニーランドのパレードも良かったが、USJも素晴らしい。
USJに行ったら、「マジカル・スターライト・パレード」は必見である。
パレードが終わると、閉演時刻になっていた。さすがに、ホテルに帰ると疲れがどっと出てきた。
ベッドに横たわっても、体が火照りなかなか眠れない。疲れたというより、興奮しすぎていたのかもしれない。

「USJ アトラクション・ツアー」に続く。

2012大阪マラソン 本番

2012-11-27 21:53:14 | マラソン
日曜日は、朝から抜けるような青空だった。
かなり冷えてはいるが、日差しは温かく絶好のマラソン日和の天気である。

心斎橋のホテルから妻と一緒にスタート会場である大阪城公園に向かった。
10分ほどで、森ノ宮駅に着く。降りる人は、はとんどランナーらしき人ばかりだ。
人の流れに沿って進んでいくと広場に出た。前方には、大阪城の勇姿が飛び込んできた。


荷物をトラックに積み込むと、スタート時の待機ブロックに進むよう誘導される。
大阪城公園は、まさに紅葉真っ盛りであった。




青屋門から内堀側に入る。


極楽橋の向こうには、大阪城がさらに近くに見えていた。
ランナーたちも大阪城をバックに記念写真をさかんに撮っていた。




ゼッケンに書かれた待機ブロックは「J」である。
スタートまでには、まだ1時間くらいあり、待ち時間が長くてイヤだなあと思っていた。
「J」の後方の列に着き、ふと前を見ると、顔見知りのWさんやみどさんがいた。ビックリである。
3万人の人ごみの中で、まず知り合いに出会える確率はほとんどないと思っていたが、こんな偶然ってあるのかなあと驚きであった。
そんな具合で、お互い話をしている間に、時間が過ぎスタート時間になっていた。

やがて、列が進みスタートゲートが見えてきた。
スタートの号砲がなって、既に10分以上過ぎていた。


スタート地点では、アイドルグループのNMB48の女の子たちが応援してくれていた。
AKBもNMBも誰が誰だか良くわからないが、みんな可愛い女の子たちであることは良くわかる。


そして、いよいよマラソンが始まった。
大阪の中心部を大勢のランナーが駆け抜けていく。




御馴染み「王将」の前も通過する。


最初の折り返し地点につく前に、トップ集団のランナーが戻ってきた。


さらにビル街を進む。


最初の折り返し地点を通過。


仮装ランナーが多いが、なまはげのランナーがいた。東北復興を祈っての参加のようだ。


こちらは、お手玉しながら走るランナー。なかなかの芸達者である。


大阪市中央公会堂前を通過する。この辺りは、1918年に完成したという赤レンガの中央公会堂を中心に府立中之島図書館、東洋陶磁美術館、大阪市庁舎などの現代建築・近代建築がところ狭しと建ち並んでいて、歴史を感じさせる場所だ。




御堂筋の大丸前を通過する。銀杏並木は、まるで黄金色のトンネルのようだ。


FM大阪前を通過。


こちらは、京セラドーム大阪である。プロ野球チーム「オリックス・バファローズ」のホーム球場だ。


京セラドームを眺めながら、二番目の折り返しに向かう。見渡す限り、ランナーで埋め尽くされたコースは圧巻である。


ドラえもんの仮装ランナーを発見。手作りでよくもこれほどまでに作ったものである。口の部分がメッシュになっていて前が見えるようになっている。ドラえもん人気は、相変わらず凄い。このランナーには、大声援がおくられていた。


二番目の折り返しを通過。


給水エイドでは、アミノバリューが大量に用意されていた。


三番目の折り返しで、一瞬だが通天閣が見えた。これこそ、大阪のシンボルであるが、よく見ていないと見落してしまう場所だ。もっと通天閣の前までコースを作ってくれればよかったのに。


ほとんどの給食エイドでは、バナナとお菓子くらいだったが、33キロ付近のエイドだけは、食べ物満載のエイドだった。すし、どらやき、キュウリ、漬物をはじめとても食べきれないほどの食べ物があった。さすが、食いどころ大阪である。しかし、こんなにまとまって出されるより、先のエイドでもバナナ以外の食べ物があると、もっと良かった。








この先からは、さらに応援が凄くなってきた。きつい距離になってきたが、沿道の人たちの熱気で、ハイタッチを繰り返していくうちに元気が湧いてきて、ついつい頑張ってしまう。南港大橋は上り坂になっているので、前半だったら大したことないのだが、38キロくらいにもなると厳しい。この坂を上っていると、ゆずの「虹」が聞こえてきた。こえて~♪ こえて~♪の歌詞が、まるでこの坂を越えて行こうというメッセージにも聞こえ、高揚感に包まれた。いい歌は、こんな時元気を与えてくれるものである。

40キロ付近を通過する。残り2キロだ。


インテックス大阪のゴールが見えてきた。


ゴールして、ホッとするランナーたち。


時計を見ると、5時間を少し越えていた。今回も5時間を切ることが出来なかった。途中で、体が冷えてトイレに2回ほど寄ったが、その待ち時間がかなりあったので止むを得ない。荷物受け取りに行くと、妻が待っていた。私がトイレで長時間列についている間に、先にどんどん行ってしまい、そのままゴールしていたようだ。

インテックス大阪から、再び地下鉄で心斎橋に戻り車を回収する。その後、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに向かう。折角大阪に来たからには、かねてから行きたかった場所だ。マラソン後とはいえ、遊ぶためには疲れも忘れていた。

「USJ マジカル・スターライト・パレード」に続く。

2012大阪マラソン 前日受付

2012-11-26 23:10:59 | マラソン
大阪マラソンに、初めて当選したので、はるばる大阪まで行って来た。
受付は、大会前日の24日(土)までにしなければならない。
今回も車で出かけたが、先ず最初に宿泊先のホテルに向かった。
ホテルは心斎橋にあり大阪の中心部に当るため、車で行くにははなはだ厄介な場所だった。
ホテル間近の道路は、5車線もある一方通行の道で、目的とする車線に行くには早いうちから車線変更しないと入っていけない。
しかも、脇道に入ると歩行者だらけで、車は最徐行しないと進めない。
目的のホテルを見つけたが、提携駐車場がわからず適当な駐車場にとめてからホテルに向かった。

フロントで、駐車場を聞くと自分の車をおいた場所は提携してないというので、提携駐車場を教えてもらい、そちらに駐車しなおすことにした。
ところが、教えてもらった駐車場の地図を部屋に忘れてしまい、うろ覚えで向かったので案の定まったく場所が分からない。
どこも似たような場所であり、数百mの範囲にあるはずなのに、一方通行だったり、人が多くて前に進もうとしてもなかなか車が動かない。
止むを得ず、もう一度ホテルに戻り地図をもらってから再度向かうがそれでも見つからず往生した。
同じ道を3回くらい回ったところで、やっと場所がわかり駐車場に車を止めることができた。
これだけで、1時間半くらい時間を潰してしまった。
まったく都会では、車は役に立たない。歩いた方がよっぽど早かったのだ。

なんとか、車を止め地下鉄で受付会場であるインテックス大阪まで向かったが、もう日没間近であった。
やっと受付会場に入り、参加賞やゼッケンを受け取る。


とりあえず、大きな看板前で記念撮影する。


あとは、EXPO会場やうまいもん市場をぐるっとまわった。やっぱりうまいもん市場では、大阪名物のたこ焼きを買って食べる。


会場の外に出ると、もう外は暗く夜になっていた。


コスモスクェア駅から再び地下鉄で心斎橋まで戻り、ホテルに帰った。
いよいよ翌日は、大阪マラソン本番だ。3万人規模のフルマラソンに出るのは東京マラソン以来で久しぶりである。
さてどんな走りになるか、ドキドキしながら眠りについた。

「2012大阪マラソン 本番」に続く。

大阪マラソン走ってきました

2012-11-25 21:12:01 | マラソン
今日は大阪マラソンでした。
前日、心斎橋に泊まり大阪城スタートでゴールはインテックス大阪です。
一日中、素晴らしい天気で大阪の街中を楽しく走りました。
そして、今夜はユニバーサルスタジオに泊まり、明日も遊んで帰ります。
詳細は、後日アップします。

映画『北のカナリアたち』

2012-11-24 00:03:02 | 映画
映画『北のカナリアたち』予告編


解説 (goo映画より)
東映創立60周年記念として製作された本作は、湊かなえのミステリー「往復書簡」に収められている「二十年後の宿題」を原案に、20年前に起こった“ある事故”の謎に翻弄されるひとりの女性の姿を描いた、サスペンス仕立てのドラマ。日本を代表する女優・吉永小百合を主演に迎え、『大鹿村騒動記』や『闇の子供たち』など細かな人間描写で定評のある阪本順治監督がメガホンをとった。撮影監督・木村大作のカメラによる北の離島の美しい自然も作品のアクセントのひとつ。脇を固める共演陣も柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗、宮崎あおい、満島ひかりと実力と人気を備えた役者がずらりと並んで、見応え十分な作品となっている。

あらすじ(goo映画より)
夫・川島行夫(柴田恭兵)と共に北海道の離島にやってきた小学校教師、はる(吉永小百合)が受け持つことになったのは6人の生徒たち、鈴木信人(小笠原弘晃)、戸田真奈美(渡辺真帆)、生島直樹(相良飛鷹)、安藤結花(飯田汐音)、藤本七重(佐藤純美音)、松田勇(菊池銀河)だった。彼らの歌の才能に気付いたはるは、合唱を通してその心を明るく照らしていく。「先生が来るまで学校がつまらなかった」とこぼしていた子供たちの顔にも笑顔が溢れるようになり、大自然に響き渡るその歌声は島の人々の心も優しく包み込んでいった。そんな時、担当した事件が原因で心に傷を抱えた警察官・阿部(仲村トオル)が島へやってくる。人知れず悩みを持っていたはるは、陰のある阿部と自分を重ねるかのように心動かされていく。ある夏の日、生徒たちと行ったバーベキューで、悲しい事故が一同を襲う。子供たちは心に深い傷を負い、はるは心配する父(里見浩太朗)を一人置いて、追われるように島を出ることになる。だが、島を離れた後も心に残るのは6人の生徒たちのことだった……。20年後、東京で図書館司書として暮らすはるに生徒の一人が起こした事件の知らせが届く。その真相を知るため、はるは6人の生徒たち(森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平)との再会を心に決め、北へ向かう。久しぶりに再会した彼らの口から語られるのは、20年間言えずにいた想いだった。それぞれが抱えていた後悔が大きな傷となり、今も心に残っていることを知ったはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを6人に明かすのだった……。


「のぼうの城」と並んで評価が高い「北のカナリアたち」をやっと見ることができた。何といっても大女優吉永小百合主演とあらば、見ておいて損はない。そして、撮影があの「剱岳点の記」で圧倒的な映像美を撮影した木村大作とあらば、映像にも期待ができる。

映画館に入ると、やはり年配の人が多い。やはりサユリストと呼ばれる年代の人が多いのだろうか。原作は、湊かなえということで、暗いイメージを予想していた。冒頭から吉永小百合扮するはるに少年が石を投げつけるというシーンがあって、ショッキングな展開だった。その後、教え子が殺人事件で追われているという話から始まって、はるが昔の教え子を訪ねる旅が始まる。

はるが、離島での教師を辞めて20年ぶりに昔の教え子を訪ね歩くうちに、20年前の事件の真相が少しずつ明らかになってくる。原作の「往復書簡」を読んでいないので、何の情報もないまま映画を見に行ったのだが、教え子との会話ではるが島を去ることになった理由が見えてきた。原作とは違う部分もあるそうだが、映画としてもクオリティのある内容だったと思えた。

映画は、20年前と現在とが交互に挿入され、小学生の子供たちが成人してどうなったかが交互に描かれているので分かりやすい。この映画で、特に素晴らしいと感じたのは子供たちの歌声だ。はるが、子供たちに歌を教えこみ、観客の前でコーラスを指揮するシーンは圧巻である。2カ月におよぶオーディションを行い、全国約3100人のなかから選び出されたという6人の子役たちの歌声は、まさに“天使の歌声”だった。

そして、成人の役は森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平といういまや日本を代表する豪華な俳優陣である。それぞれ、見ごたえのある演技でうまいなあと思った。また、はるの夫が柴田恭平、はるの不倫相手が仲村トオルというのも、面白い。この二人は、「あぶない刑事」シリーズでの先輩と後輩という役が思い出される。この映画では、それぞれ皮肉な役回りではあるが…。

しかし、一番の見所といえば吉永小百合であろう。60代後半にもなろうかというのに、いまだ40代くらいにしか見えないというのはすごい。この人は永遠にこのままでいてほしいと思うばかりだ。ただ、20年前の役と現在の役のどちらも歳の違いが分からないというあたりが吉永小百合という女優に許される特権であろう。とにかく何時までも若くて美しいままでいて欲しい女優さんである。

そして、最後に成人した6人の生徒たちとはるが分校の教室に集まって20年ぶりに合唱するシーンでは、涙が溢れ出してとまらなかった。歌を忘れた北のカナリアたちが、ふたたび歌を思い出したのである。ミステリーぽい展開でどうなるかと思っていたが、感動的な終わり方で救われたという気がした。ストーリーはうまく繋がっており、人の情感やつながりをうまく描いていたと思える。そして、心憎いことにはるが全ての結末を見通していたというのが、してヤラレタという感想だった。

映像といえば、利尻富士の秀麗さが忘れられない。山を撮るなら木村大作である。ますます利尻にも行きたくなった。

電子書籍は紙媒体を越えられるのか?

2012-11-23 17:30:19 | 読書
このところハードウェアである電子ブックリーダーが格安で発売されるようになり、電子書籍がますます脚光を浴びるようになってきている。電子書籍とは、紙とインクを利用した印刷物ではなく、 文字、記号、図画や音声、動画等を含めて電子的な情報として流通させたものである。欧米では、かなり普及しているらしいが日本ではどうなんだろう。

電子書籍のいい点といえば、辞書とか参考書の類は電子辞書でキーワードを探すと非常に簡単に探し出すことができる。数十冊の辞書に相当する膨大なデータが1台のリーダーの中に納まっているから、重い本を積み重ねる事もなく場所を取らず必要な情報を瞬く間に取り出すことが出来るから便利だ。

また、マニュアル類も最初から最後まで読む必要はなく、知りたい時に知りたいことだけ検索できるから電子書籍になっていたほうが便利である。

また、小さい文字でもタッチ操作で拡大したりできるから、老眼の人でも困らないという点は素晴らしい。特に地図がデジタル化されたのは、非常にありがたい。簡単な操作で、知らない場所の行き方や住所を検索できるから今やなくてはならないものになっているともいえる。カーナビなんかは広い意味での電子書籍と言ってもいいだろう。

さて、ここまでいい点をあげたが、これで電子書籍が紙媒体の本を越えるかといったら果たして疑問だ。急速に普及が進みつつあるが、本がなくなる事はないと思うというか、思いたい!

本好きな自分としては、本には思い入れがある。本には電子書籍にない温かみがある。画面に映った文字や写真、イラストは電子的に単なる記号でしかすぎない。しかし、紙に印刷された文字やイラストは、それぞれが何かを主張しているのである。本を読むという行為は、人間の五感である視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のうち味覚を除いた視覚、聴覚、触覚、嗅覚をフルに発揮して読んでいるのである。視覚では、新品の本の白さ、古ぼけた本の黄ばんだ様子、表紙や挿絵のイラストを楽しむことなどがある。聴覚では、ページをめくる音や本を積み重ねた時の音で厚さを感じたりする。触覚で、紙のザラザラ感を感じたり、ページをめくる指先の感触を味わうのもいい。嗅覚では、インクの匂いや、古い本の埃っぽい匂いを感じる。

スマホやパソコンで電子書籍を読む機会も最近増えたが、あくまでも情報を得るための手段として使っているだけで、本を読むという行為には当らない。本とは、帯や表紙、裏表紙等のデザイン等の装丁を含めたもので、紙に文字が書き連らねたものであると思っている。そして、本棚に並んでいるのを見るのがたまらなく愛おしくなるものである。これは、決して電子書籍では味わうことが出来ないものだ。

欧米では、電子書籍が普及しているというが、繊細な日本人の感性には電子書籍は無粋で何の感動も得られない。雑誌やカタログといった内容が直ぐに古くなってしまうものは、電子書籍でもいいが、文学作品は紙に印刷された本で何時までも読みたいのである。

ウィンドウズ8を誤解していた人が多い

2012-11-22 22:44:50 | パソコン
マイクロソフトからウィンドウズ7の後継OSとしてウィンドウズ8が発売された。
今まで何度もバージョンアップがされてきたが、今回は1995年のウィンドウズ95以来の大幅なバージョンアップとなる。
どこがどう変わったかというと、一番の特徴はタブレット端末への対応である。
指で画面にタッチして操作できるタッチパネル機能に対応したということで、
iPadやグーグルにやっと対抗できるOSの登場となったわけだ。

ウィンドウズ8発売直後、古いパソコンにウィンドウズ8をインストールした人たちから
ちゃんと動かないというクレームが殺到したという。
みんな、ウィンドウズ8をインストールさえすれば、画面タッチで操作できると勘違いしていたらしい。
タッチ操作をするには、画面自体にタッチパネル機能がついていないとダメなのである。
つまり古いパソコンにウィンドウズ8をインストールしても、ウィンドウズ8の目玉の機能を甘受できない。
結局、最新のパソコンとOSをセットで購入することで初めてウィンドウズ8を使いこなすことができるのである。

新しいもの好きとしては非常に興味があるのだが、しばらくは旧バージョン対応のソフトが
ウィンドウズ8に対応できないことが多いだろう。また、価格も安くはない。
軽くて持ち運びが楽で、旅先でも使えるようなウルトラブックが欲しいのだが、
もう少し機種がこなれるまで待ったほうがいいのかと悩むところである。

車を定期点検に出す

2012-11-21 22:38:00 | 
いよいよウインターシーズンに入るという事で、車を点検に出した。
もうずっと前から、車の定期点検は1年毎でいい事になっているが
自分の場合は、長距離を走ることが多いし、人を何人も乗せて走ることが多いので半年毎に点検に出している。
点検で特に悪いところはなく、オイル交換をしたくらいで済んだ。
また、半年毎に夏用タイヤとスタッドレスを交換しているので、今日からスタッドレスタイヤになった。

ただ、今回交換した夏用タイヤが大分磨り減ってきている。
とりあえず、スタッドレスで半年先まではもたせる事ができるが、次回は交換が必要みたいだ。
モータースがタイヤのカタログと見積もりを持ってきたが、お薦めは低燃費タイヤだという。
タイヤを低燃費タイヤに替える事で、5~10%も燃費が向上するそうだ。

低燃費にするというのは、車の転がり抵抗を減らすことであり、これだけを考えるのは簡単らしい。
ただ、一般的に低燃費タイヤは全体的に転がり抵抗を減らした分、
グリップ力に代表される性能面が落ちてしまうので、安全性に問題点が出てきてしまう。
そこで、低燃費と安全の両方を満足できる製品の開発を国産メーカーが取り組んできている。
転がり抵抗を減らしながら、ゴムはしなやかさを増し接地面全体が天候や温度といったコンディションを問わず
路面にキチンと食い付くようなタイヤが国産品ではいろいろ出ているようだ。

ところで、アジアからの格安輸入タイヤは、国産タイヤ1本分で2本買えてしまうようだが、燃費の点では国産タイヤには劣る。
また、リサイクル性や廃棄する際に出る二酸化炭素の量も国産タイヤと比べると劣るらしい。
燃費やエコの観点から判断すると、国産の低燃費タイヤと格安輸入タイヤのトータルコストは変わらない。
半年後は、やはり低燃費タイヤに交換することにしよう。