先週末は浜松市天竜区の高塚山1621mに登ってきた。高塚山は、日本三百名山の一つで南アルプス深南部の秘境の山でもある。ところが、登山口の山犬段までの林道が2019年の大規模なのり面崩落で一般車両は通行止めになり、通行再開のめどは立たなくなっていた。しかし、昨年から川根本町が、南アルプスがユネスコエコパークに登録されて10年となる記念事業の一環として、登山客やハイカーを乗り合いタクシーで送迎する事業を始めた。今回は、その事業に乗っかってタクシーで山犬段まで行くことが出来た。
川根本町役場に各自現地集合という事で、マイカーで集まり、7時出発の乗合タクシーに乗る。我々のグループは5人だが、他3人の登山者が同乗し、運転手とガイドの2人を加え、10人で山犬段へ向かう林道を走る。落石だらけの林道をゆっくり走り1時間半ほどで山犬段の駐車場に着く。
山犬段には、キレイな避難小屋がありトイレもある。
タクシーに同乗してくれたガイドの方が、周辺の山や植物の話などを説明してくれた。
ガイドの説明が終わり、8人の登山者で山犬段から登山開始だ。しばらくは、緩やかな道で短い丈の笹原の中を進む。この辺りはヒルがまだいるかもしれないとの話だったが、さいわい見かけることはなかった。
登山道の途中からは、南アルプス南部の光岳から、尾根通しに南下すると達する黒法師岳が見える。黒木に覆われた三角形の特徴ある山だ。昔、登ったことがあるが、一等三角点のマニアには特に注目されている山で、三角点に刻まれている「+」印が、「×」印になっている。こんなに近くに見えるとは何故かうれしい。
最初のピークである蕎麦粒山までは、ややきつい上りとなる。
山犬段からは30分ほどで蕎麦粒山1627mに到着する。蕎麦粒山までは、林道が通行可能な頃には一度来たことがある。
蕎麦粒山からは、富士山がくっきり見える。曇り空の日だったが、意外と周辺の山々の展望がいい。
蕎麦粒山からは、三ツ合山を経由して高塚山1621mに1時間半ちょっとで到着する。林道南赤石線が昭和51年に開通するまでは、秘境の山だった。黒法師岳の南西に派生する稜線の尾根上にあり、天竜川の支流、気田川の源流部にそびえ、山名は、高塚山の南麓にある京丸集落から眺めて高い山という意味で、山頂に二等三角点を埋設するときに呼ぶようになったといわれている。日本三百名山に選定されているので、タクシーが運行するようになり三百名山狙いの登山者が各地から来ている。我々以外の登山者は、神奈川や東京からだという。
高塚山山頂で昼食を済ませ、元来た道を下山する。
高塚山までは、二つのピークを乗り越えてきたので、帰りも急な上りが2回はある。
下山時は、紅葉をじっくり楽しみながら歩く。
心なしか、行く時よりも紅葉が進んだ気がする。
14時過ぎに山犬段に無事到着する。避難小屋の中を覗くと、結構広くてキレイに整理されている。
迎えのタクシーは15時頃なので、余裕がある時間に戻れてよかった。曇り空だったが、周辺の山々はくっきり見え、富士山はじめ黒法師岳、大無間岳など深南部の山々も遠望できた。また、紅葉も楽しめ、手つかずの自然と静かな山歩きが楽しめた1日だった。
参考1.高塚山の高低図&コースタイム
参考2.高塚山のコースマップ
川根本町役場に各自現地集合という事で、マイカーで集まり、7時出発の乗合タクシーに乗る。我々のグループは5人だが、他3人の登山者が同乗し、運転手とガイドの2人を加え、10人で山犬段へ向かう林道を走る。落石だらけの林道をゆっくり走り1時間半ほどで山犬段の駐車場に着く。
山犬段には、キレイな避難小屋がありトイレもある。
タクシーに同乗してくれたガイドの方が、周辺の山や植物の話などを説明してくれた。
ガイドの説明が終わり、8人の登山者で山犬段から登山開始だ。しばらくは、緩やかな道で短い丈の笹原の中を進む。この辺りはヒルがまだいるかもしれないとの話だったが、さいわい見かけることはなかった。
登山道の途中からは、南アルプス南部の光岳から、尾根通しに南下すると達する黒法師岳が見える。黒木に覆われた三角形の特徴ある山だ。昔、登ったことがあるが、一等三角点のマニアには特に注目されている山で、三角点に刻まれている「+」印が、「×」印になっている。こんなに近くに見えるとは何故かうれしい。
最初のピークである蕎麦粒山までは、ややきつい上りとなる。
山犬段からは30分ほどで蕎麦粒山1627mに到着する。蕎麦粒山までは、林道が通行可能な頃には一度来たことがある。
蕎麦粒山からは、富士山がくっきり見える。曇り空の日だったが、意外と周辺の山々の展望がいい。
蕎麦粒山からは、三ツ合山を経由して高塚山1621mに1時間半ちょっとで到着する。林道南赤石線が昭和51年に開通するまでは、秘境の山だった。黒法師岳の南西に派生する稜線の尾根上にあり、天竜川の支流、気田川の源流部にそびえ、山名は、高塚山の南麓にある京丸集落から眺めて高い山という意味で、山頂に二等三角点を埋設するときに呼ぶようになったといわれている。日本三百名山に選定されているので、タクシーが運行するようになり三百名山狙いの登山者が各地から来ている。我々以外の登山者は、神奈川や東京からだという。
高塚山山頂で昼食を済ませ、元来た道を下山する。
高塚山までは、二つのピークを乗り越えてきたので、帰りも急な上りが2回はある。
下山時は、紅葉をじっくり楽しみながら歩く。
心なしか、行く時よりも紅葉が進んだ気がする。
14時過ぎに山犬段に無事到着する。避難小屋の中を覗くと、結構広くてキレイに整理されている。
迎えのタクシーは15時頃なので、余裕がある時間に戻れてよかった。曇り空だったが、周辺の山々はくっきり見え、富士山はじめ黒法師岳、大無間岳など深南部の山々も遠望できた。また、紅葉も楽しめ、手つかずの自然と静かな山歩きが楽しめた1日だった。
参考1.高塚山の高低図&コースタイム
参考2.高塚山のコースマップ