とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2022横須賀・三浦みちくさウルトラマラソン

2022-05-30 22:25:31 | マラソン
3年前にエントリーしたこの大会だが、コロナで2度も延期され、今回やっと開催されることになった。エントリー代は、既に払ってあり、延期、延期でエントリーの権利は持ち越しになっていたのでやっと走れることになった。しかし、2年間のブランクは大きい。もう長い距離は走れなくなってきていたので、不安だらけの参加となった。

前日にマホロバ・マインズ三浦に宿泊して、マラソンのスタートに備える。今回は、8人のメンバーで走ることになった。


マホロバ・マインズ三浦は特別大きなホテルだ。大きな建物から出て坂を下り、三浦海岸に歩いて向かう。


三浦海岸の砂浜が、大会のスタート&ゴールだ。


スタートゲート前に整列して、午前7時にスタートする。今回は63キロの部に出場したが、100キロの部は、既に午前5時にスタートしている。


まずは、三浦海岸沿いの道路を北上する。朝から好天となり気温が高くなりそうな日となった。


朝方は、比較的雲が多く、思ったより日差しが強くないのがありがたい。


横須賀火力発電所の横を通る。


久里浜の東京湾フェリー乗り場の前で折り返す。


元来た道を戻り、三浦海岸方面に戻る。いつの間にか雲がなくなり快晴となってきた。これから暑くなりそうだ。


野比海岸のエイドで一休み。トイレで顔を洗い、頭から水を被り暑さに備える。


スタートの三浦海岸前を通り過ぎ、今度は南下していく。


剱﨑灯台前のエイドで25キロほどだ。


海岸を離れ、見渡すかぎりの畑が広がる丘陵地帯を進んで行く。


城ヶ島公園にはいると再び海が見えてくる。


城ヶ島のエイドで33キロほどとなった。


城ヶ島には、西側の高台に「城ヶ島灯台」、東端の岩礁の上に「安房埼灯台」と2基のペア灯台が建っているそうだが、こちらは「安房埼灯台」が老朽化による建て替えで、「とんがり屋根の灯台」というイメージで、「畑から海が見える三浦市のイメージから野菜をモチーフにし、その野菜のさわやかさを表現」したものに建て替えられたという。


灯台で折り返し、戻っていく途中で海がすぐ近くに見える。


城ヶ島大橋から、三崎港方面を眺める。




京急油壷キャンプパーク前のエイドで40キロとなった。


ソレイユの丘で51キロ。残り10キロちょっとだ。


色とりどりの花が咲き乱れる大きな公園だ。空にはトンビが飛び交い、エイドの鶏のから揚げを狙っている。実際、トンビにから揚げを取られた人もいるらしい。


残り10キロがとてつもなくキツくなってきた。微妙にアップダウンが多く、膝が痛くなってきたのでほとんど歩きになってしまったが、最後に三浦海岸のゴール63キロ地点に到着。


ゴール地点で、完走証とマグロ丼を貰い、63キロのウルトラマラソンが終わった。みちくさウルトラマラソンは、制限時間がたっぷりあるのでメニューが豊富なエイドをたっぷり楽しむことが出来、キツいけど楽しい。完走証もユニークでいつも笑えるけど、主催者の思い入れが良く伝わってきて、大好きな大会だ。

2022湧蓋山&阿蘇山登山ツアー:3日目中岳・高岳

2022-05-27 07:19:29 | 山登り
仙酔峡温泉の宿の部屋の窓からは、阿蘇五岳の全体が見える。大きな視点で見ると、まるでお釈迦様の寝姿にみえるという。「涅槃像」と呼ばれ、左側から、根子岳が顔、高岳が胸、中岳が腹、杵島岳と烏帽子岳がひざに例えられるというわけだ。


出発前に宿の玄関前で、くまモンと共に記念撮影。


数キロ先の中岳・高岳の登山口となる仙酔峡の駐車場に向かう。登山者用の駐車場に車を置いて歩き出す。


中岳登山口で記念撮影。活火山の阿蘇山の噴火口に最も近く、もしや噴火が起きた場合、多少なりとも頭を守ることのできるヘルメットを安全のために着用する。


しばらくは、階段の道を登っていく。


視線の先には、ロープウェイの支柱跡が立ち並んでいる。かつては、駐車場からロープウェイに乗って噴火口間近まで簡単に行けたらしいが、今は廃線となっている。


階段が終わり、砂利が敷き詰められ固められた道に変わった。


ロープウェイの山頂駅が見えてきた。窓ガラスが割れ落ち、廃墟となっているのがもの悲しい。阿蘇山の噴火で大きな被害が出たのだろう。


噴火が起きた時に避難するシェルターだ。


ロープウェイ駅の先の火口淵から火口を覗く。噴煙が上がり、ダイナミックなスケールだ、


火口をバックに記念撮影。


メンバーも恐々火口を覗いている。


火口淵を回っていく。


膨大な火山灰が積み重なった丘が見える。まるで地球とは思えない風景だ。


溶岩だらけの岩山を登っていく。




まずは、最初のピークである中岳1506mに到着する。




10分ほどで阿蘇山最高峰の高岳1592mに到着する。これで、阿蘇五岳全ての登頂が達成できた。


高岳から、目の前に見える平らな山頂は高岳東峰だ。そして、一際目立つ大きな岩は「天狗の舞台」と呼ばれている。高岳東峰の奥には根子岳の一部が見えている。


高岳と高岳東峰の間にある分岐から仙酔尾根を下っていく。この尾根の下りは、相当キツイ。駐車場がはるか下に見える。標高差にして730mほどを一気に下るわけだ。




溶岩だらけの険しい登山道なので、転んで頭を打ったら大変だが、ヘルメットを被っているだけで安心感がある。


段差の大きい岩場を慎重に下りる。


数百mは下っただろうが、まだまだ先は長い。




最後尾を歩いていたSさんが遅いので待っていたら、靴底が剥がれ、紐で縛って固定していたらしい。しかし、充分な固定にはなっていないので、私が持っていたテーピングテープで靴を応急修理する。年に1回くらいは、こういう人がいるので、常にテープをリュックに入れているのが役立った。


1時間半ほどかかり、駐車場近くの観光客用の遊歩道に到着する。長い下りで膝がガクガクニなりそうだったが、大したこともなく下山できて良かった。


予定より時間がかかってしまったので、下山後の温泉にゆっくり入っていることはできなかったが、その後熊本空港まで車を走らせ、予定の便に無事乗ることが出来た、阿蘇山は、20代前半に登ったことがあったが、観光旅行みたいなもので、今回、阿蘇五岳をすべて制覇し、阿蘇の名所も全てまわることが出来て長年の宿題をやり遂げた気分だ。

参考1.中岳・高岳の高低図&コースタイム


参考2.中岳・高岳のコースマップ

2022湧蓋山&阿蘇山登山ツアー:2日目烏帽子岳・杵島岳

2022-05-26 18:03:55 | 山登り
阿蘇の草千里駐車場には、もう14時近くになってしまったが、天気が良くなってきたので明るいうちには下山できるだろうと、登山の支度をする。駐車場も観光客でほぼ満車状態だ。


道路を渡ると、馬が繋がれている。草千里を馬に乗って観光できるようになっているのだ。


草千里は、烏帽子岳と杵島岳の間の標高1140mの地にある直径約1kmの二重火口跡で,低い火口壁に囲まれ、牛や馬の放牧に利用され阿蘇観光の中心的な場所だ。


広大な草原の中を歩き、烏帽子岳の登山口に向かう。


後方に見える烏帽子岳をバックに、草千里の風景と共に記念写真を撮る。


池の周りをぐるっと回っていく。阿蘇の火口からは噴煙が上がっているのが見える。


草千里から烏帽子岳への登山道に入る。ところどころにピンクの塊が見える。ミヤマキリシマがかなり咲いているのがよくわかる。


登山道を進むに従い、ミヤマキリシマが目立ってきた。


草千里と池がもうあんなに遠くに見える。


見渡す限りのすべての方向にミヤマキリシマの大群落が見え、みんな大興奮だ。




草千里とその後登る予定の杵島岳も一望だ。


40分ほどで烏帽子岳1337mに到着する。


阿蘇の噴火口や翌日登る予定の中岳・高岳もよく見える。


下山は、反対の尾根からミヤマキリシマを見ながら進む。まさに、高原のお花畑の中を下る夢のような道だ。




烏帽子岳山頂から30分ほどで草千里駐車場に戻り、反対側にある杵島岳の登山口に向かう。


杵島岳への登山道は整備されているが、気が遠くなるほどの長い石段が続いている。


石段は、膝に応えるので地面があるほうに歩いていく人もいる。


16時過ぎだが、杵島岳1321mに到着する。


杵島岳からは、より近くに噴火口が見える。噴火口の周りは植物が全くなく、荒涼とした風景が見える。ちょっと前までは噴火警戒レベルが3になっていた時もあって入山できなかったのだが、今はレベル1という事でここまでこられたことが本当にありがたい。


烏帽子岳から我々が下山してきた尾根も良く見える。


まだ明るい時間なので、杵島岳の火口をぐるっと回っていくことにした。


杵島岳火口周辺にも、烏帽子岳ほどではないが、ミヤマキリシマが咲いている。




お椀を伏せたような美しい山は米塚だ。比高約80m・山頂標高954.3mの均整のとれたスコリア丘で、約3,300年前の噴火で形成されたという。伝説では健磐龍命が収穫した米を積み上げて作ったとされ、貧しい人達に米を分け与えたことで頂上にくぼみができたとされている。熊本地震 (2016年)により山頂の火口縁などに亀裂が生じたので、現在は登山禁止になっているそうだ。


17時ちょっと前に、無事下山。草千里のレストランでソフトクリームを食べる。下山後の楽しみの一つだ。


その後、仙酔峡温泉の宿に向かう。

参考1.烏帽子岳・杵島岳の高低図&コースタイム


参考2.烏帽子岳・杵島岳のコースマップ


「2022湧蓋山&阿蘇山登山ツアー:3日目中岳・高岳」に続く。

2022湧蓋山&阿蘇山登山ツアー:2日目根子岳

2022-05-25 18:44:29 | 山登り
筋湯温泉では「旅館白滝」さんにお世話になった。美味しい料理と豊富な湯量の源泉かけ流しの贅沢な温泉を楽しむことが出来た。


また、宿から歩いて数分先にある「うたせ大浴場」が凄く良かった。日本一と言われる約3メートルの高さから落ちる18本のうたせ湯が気持ち良い。うたせ湯はマッサージ効果があり肩こりや腰痛など筋肉の疲れや病に効果があるという。筋湯温泉に行ったら、「うたせ大浴場」には絶対行くべきだ。

前日の夜は雨が降ったらしく、朝も少し霧雨模様だった。しかし、そのうち雨も上がるという天気予報だったので、あまり気にせず荷物を車に積み込む。


出発前に宿の前で女将さんに集合写真を撮ってもらう。


筋湯温泉から1時間ほどで、根子岳大戸尾根登山口に到着する。


阿蘇山には、阿蘇五岳と言われる五つの峰がある。その中の一つが根子岳だ。根子岳は、阿蘇五岳の中では最も古い火山だという。駐車場から歩いていくと、車両進入禁止に標識のある道に出る。しばらくは、舗装道路を歩く。


動物除けのゲートの近くには、放牧中の牛が仲良く並んで餌を食べていた。


舗装道路を外れ、登山道に入るが、しばらくは草原の中を歩く。


牛の放牧場のようで、所々に牛の糞が落ちている。


森の中に入ると、いきなりの本格的な登山道となり、急坂をグングン登っていく。ロープ場や木段が出てくる。


霧の中でも、ミヤマキリシマのピンクが良く目立つ。


ミヤマキリシマのトンネルだ。


花びらに付いた水滴がキラキラしている。


1時間半ほどで根子岳東峰1408mに到着する。根子岳はギザギザの山容で東峰以外に西峰、南峰、天狗峰があるがどれも危険なルートとなり簡単には行くことが出来ない。一般的には、東峰だけで我慢するしかない。


山頂は、ガスに覆われ展望はほとんどなかったが、一瞬ガスが晴れて、尖がった天狗峰が見えた。


天狗峰を一瞬でも見ることが出来、満足して下山する。下山も元来た道を戻るのだが、下山は登る時よりはるかに怖い。急勾配でもあるし、粘土質の土壌が湿っていて滑りやすい。岩場も湿っていて、慎重に下りる。


山頂から1時間ほどで牧場の入り口まで下りてきた。


ゲートを開けて牧場の中に入っていく。


餌場には、既に牛はいなく、どこかに散らばっていたようだ。


午後は、阿蘇五岳の烏帽子岳・杵島岳に登るため、草千里の駐車場に向かう。

参考1.根子岳の高低図&コースタイム


参考2.根子岳のコースマップ


「2022湧蓋山&阿蘇山登山ツアー:2日目烏帽子岳・杵島岳」に続く。

2022湧蓋山&阿蘇山登山ツアー:1日目湧蓋山

2022-05-24 22:24:18 | 山登り
昨年に引き続いて、九州のミヤマキリシマを見たくて阿蘇山周辺の山に登ってきた。まず、1日目に登ったのは、大分県と熊本県の境にある涌蓋山(わいたさん)だ。九重連山の北西に位置し、堂々とした山容から「玖珠富士」「小国富士」とも呼ばれ、三百名山の一つでもある。初心者でも安心で気持ちのいい草原歩きができ、ミヤマキリシマの群落や下山後の温泉も楽しみな山だ。

熊本空港からレンタカーで、やまなみハイウェイを経由して筋湯温泉を通り、その奥にある疥癬湯(ひぜんゆ)登山口に車を止める。


駐車場の先には細い橋があり、橋を渡ったところが広場となっている。ちょうどお昼になっていたので、広場で昼食を済ませてから登山口に入っていく。


登山口のすぐ上には、不動明王の像が立っている。


森の中を抜けると、気持ちの良い草原に入っていく。


下の方には、筋湯温泉街が見える。


登山道を進んでいくと、あちこちにミヤマキリシマが咲き出しているのが目に付くようになってきた。


薄曇りの空だったが、見渡す限り広がる草原の先には、遠くの山々が良く見える。


木が全くなく、巨大な古墳のような山はミソコブシ山だ。登山道が山頂まで続いているのが良く見える。ちょっと登ってみたくなる山だったが、涌蓋山と方向が違うので、そのまま通り過ぎる。


涌蓋山への分岐をすぎると、さらにミヤマキリシマが目立ってきた。


本当に気持ちの良い草原が続いている山だ。


下から見えたピークは、女岳1425mだった。まだその先にある大きなピークが涌蓋山だ。名前にあわせて女性メンバーだけで記念写真を撮る。


続いて男性陣も記念写真。


涌蓋山まではもうひと頑張りだ。


下の方は、小さいミヤマキリシマだったが、上に行くにしたがって大きな枝ぶりになってきた。




涌蓋山への最後の上りだ。女岳からの稜線が良くわかる。


登山口から2時間ほどで、涌蓋山1500mに無事到着する。


山頂からは、九重連山が一望だ。また、方向を変えれば由布岳、鶴見山、阿蘇山なども一望できる。360度でさえぎるものが全くない、すばらしい展望を満喫できた。


下山は元来た道を戻る。1日目からミヤマキリシマの群落を楽しめて幸先良いスタートだった。


疥癬湯登山口まで下りてくると、広場の奥には足湯があった。登山口に足湯があるなんて、温泉の湧出が豊富な地域らしい。


足湯には触っただけで、橋を渡り、車を止めた駐車場に戻る。


この日は、すぐ先にある筋湯温泉の宿に向かう。

参考1.湧蓋山の高低図&コースタイム


参考2.湧蓋山のコースマップ


「2022湧蓋山&阿蘇山登山ツアー:2日目根子岳」に続く。

2022鷲ヶ岳

2022-05-09 18:30:33 | 山登り
三百名山の一つであり、岐阜県郡上市と高山市にまたがる鷲ヶ岳(1,672m)に登ってきた。過去2回ほど計画したのだが、いずれも天気が悪く中止となり、やっと3回目で登る事ができた。

今回集まった仲間は全部で9人。鷲ヶ岳高原ホテルの駐車場で待ち合わせをして、全員集まったところで、4WDの車2台に分乗して鷲ヶ岳高原ホテルの裏手にある桑ヶ谷林道に入る。しばらくは舗装道であるが、途中から未舗装の悪路となり30分ほどで登山口の駐車場に着く。駐車場にはすでに2台の車が停まっていたが、まだ数台は駐車可能で安心して駐車できた。


標高1,190m地点の駐車場から登山開始。岩のゴロゴロする道に入り、倒木を乗り越える場所もある。


支稜上に出ると、雲間の下に白山が僅かに見える。


林道をしばらく歩き、一服平の入り口から少し登ると大鷲を退治したとされる藤原頼保顕彰堂にでる。


承久3(1221)年に天皇の命を受けた藤原頼保は雲ヶ峰で大鷲を退治して子鷲2羽を捕らえ天皇に献上し、褒美に鷲見の家名と鷲見郷8ヶ村を賜ったという伝説がある(以後、雲ヶ峰が鷲ヶ岳と呼ばれるようになった)。前方に見えるのが鷲ヶ岳だ。


藤原頼保顕彰堂を出ると、下りとなり、再び林道に出る。


その後は、何度も階段の道が出てきて、結構歩くのがきつい。段差が大きいので足を大きく上げなければならないのだ。




歩き出して1時間半ほどで鷲ヶ岳山頂1672mに到着する。まずは、腰を下ろして早めのランチとする。


お腹も膨れて一息ついたところで山頂記念写真を撮る。方位盤の先に見える雪山は白山だ。最初より、雲が上がって白山の姿がよく見えるようになってきていた。


白山を前方に見ながら下山開始だ。


笹原の間を下っていく。


鷲ヶ岳の山頂周辺は大きな木がなく展望はすこぶるいい。


白山の山頂までしっかり見えるようになってきた。


黒い雲も出てきてはいるが、下山までは大丈夫そうだ。


下り階段は、登るときより更に慎重に歩く。雨の日は、丸太が滑りやすいので注意が必要だ。


藤原頼保顕彰堂のある一服平と林道の分岐に出る。ほとんどのメンバーは、歩きやすい林道を進む。


山頂より1時間ほどで駐車場に到着する。休憩を除けば3時間弱で登ることが出来、展望を楽しめるいい山だった。


その後は、5キロほど車を走らせ、湯の平温泉で汗を流して帰路についた。

参考1.鷲ヶ岳の高低図&コースタイム


参考2.鷲ヶ岳のコースマップ