とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:1番

2015-02-28 20:04:28 | お遍路
ついに始まった。長年の夢だった四国八十八ヶ所巡りの遍路旅だ。朝、自宅から新幹線で新神戸まで向かい、新神戸からは高速バス「阿波エクスプレス」で徳島まで向かった。徳島からはローカル線で坂東駅に向うつもりだった。ところが、徳島駅で何をどう間違えたか覚えがないのだが、反対方向へ向かう電車に乗ってしまう。知らない駅名がやけに出てくるなあと思って調べてみたら、目的地とは違う方向に向かっていることがわかった。しょっぱなから間違ってしまったようだ。

気付いた時点ですぐに電車を降りて、反対方向に向かう電車を待った。幸い15分ほど待っただけで徳島駅に向かう電車が来てすぐに飛び乗る。徳島駅までは無事に戻ったものの、坂東駅までは乗り換えで50分も待たなければならない。時間がもったいないので、徳島駅からはタクシーで坂東駅まで向かった。これで予定通りのスタート地点に立ちことができたが、タクシー代が余分にかかってしまった。坂東駅は、無人駅でお客もまったくおらず、ローカル線の駅という雰囲気が漂っていた。1番札所の霊山寺までは0.9キロである。


突き当りまで歩いて行くと、0.7キロの表示があった。遍路道には、ずっとこんな案内があるそうで地図を見なくても行けるらしい。ありがたい事だ。


四国第一番の石柱があり、いよいよこれから始まるのだという思いがこみ上げてきた。前方には、霊山寺の山門が見える。


さて、1番札所に行く前に、遍路衣装をそろえておかなければならない。山門のすぐ近くに遍路用品のお店があり、そこに寄ってすべて揃えてもらう。初めてだという事で女性店員が懇切丁寧に作法を含めていろいろアドバイスをしてくれた。その店員も、全部回ったことがあるそうで経験談をいろいろ教えてもらい参考になった。一通り揃ったところで写真を撮ってもらう。まだとても板についていないような感じで、恥ずかしい。


そのまま、霊山寺の山門に向かった。


山門の前で合掌礼拝をして中に入る。手口を清め本堂に向かい、線香、ロウソク、納札を納め、賽銭を入れてから読経する。慣れていないので、いろいろ出すのも手間取り、ぎこちないだろうなと思いながら何とか作法通りやってみた。読経も、他の人のほうがずっと慣れている感じで、自分はまだまだうまくないなと思ってしまった。続けて太子堂にでも同じように礼拝し、納経帳に墨書授印してもらう。尼さんが墨でサラサラと書いてくれたが、うまいものである。初めて頂いた墨書授印、これは記念になる。


今日は1番で終わりにし、近くの宿に宿泊する。明日は雨模様なのでちょっと心配だが、これかの長旅に備えゆっくり休むことにした。

今日の歩行距離:0.9キロ
明日の予定:7番札所まで。

明日から四国へ

2015-02-27 19:35:28 | お遍路
長年勤めた会社を退職し、明日から四国霊場八十八ヶ所を巡る遍路旅に出る。
歩き遍路で一気に行きたかったが、途中で二度ほど帰宅し4月下旬ですべて回る計画となった。
初めての徒歩での長旅となるが、無事全霊場を回り結願したいと思っている。
さて、どんな出会いや出来事が待っているのだろうか?
不安もあるが、楽しい事が一杯あればいいなと期待している。

みんなの少年探偵団/万城目 学、湊 かなえ、小路 幸也、向井 湘吾、藤谷 治 著

2015-02-26 21:11:27 | 読書
みんなの少年探偵団 (一般書)
クリエーター情報なし
ポプラ社


江戸川乱歩・生誕120年記念プロジェクト事業として、ポプラ社から懐かしい少年探偵団と怪人20面相との対決を描いたオマージュ作品が続々と刊行されている。装丁も少年時代に読んだ江戸川乱歩シリーズとまったく同じで、懐かしさのあまり、児童向けの作品ではあるがどうしても読みたくて借りてしまった。この作品は第1弾で、以後3作まで刊行され、来月には第4作が出るようだ。

「みんなの少年探偵団」は、万城目学、湊かなえなど、5人の人気作家が怪人二十面相に挑む、傑作ぞろいのオマージュ・アンソロジーである。

『永遠』(万城目学)  両親が亡くなり、祖父と暮らすことになった双子の少年たちが主人公だ。しかし、祖父は少年たちの面倒をあまり見ようとはせず、自分たちで何とかせよとほったらかしだ。祖父が何をして生活費を稼いでいるのか気になって調べてみたら、祖父の正体はなんと泥棒だった。少年たちは、祖父が、大事件に関わっているのではないかと疑う。やがて、祖父が亡くなり、暗号が残される。その暗号に隠された意味を解き明かしていくと思いもよらない展開となっていく。怪人20面相と明智小五郎の誕生秘話が明かされる作品だ。

『少女探偵団』(湊かなえ)  体操の全国大会出場を逃し、落ち込んでいた少女が、夏休みに、母方の祖父母の家に遊びに行く。体操の事は言われたくないのに、そこでも言われ続けて不機嫌になってしまう。そんな彼女に、祖母が自分も体操選手だったと打ち明け、子供の頃に巻き込まれたある事件について語る。祖母は、子供時代に少年探偵団の小林少年と会っていたのだ。

『東京の探偵たち』(小路幸也)  ある探偵事務所の依頼人が、まるで、吸血鬼に襲われたかのような状態で発見される。所長に頼まれて行った先は、なんと名探偵明智小五郎の「明智探偵事務所」だ。出てきたのは大人になった小林少年こと小林芳雄だ。明智小五郎は引退しているのかと思いきや、死ぬまで探偵を続けるとのことでずっと現役であるらしい。

『指数犬』(向井翔吾)  見知らぬ老人から、「魔法の犬」をもらった少年。その犬は、1日経つと2匹に、2日目で4匹にと、どんどん2倍に増えていくというのだ。本当に、その通りに増え続け、4日目で16匹になったところで、犬は全部逃げだしてしまう。その後、恐ろしい事態になってしまうというお話。見知らぬ老人の正体は、やはりあの人だった。

『解散二十面相』(藤谷治)  怪人二十面相が、怪人二十面相をやめると言い出し、不平不満をぶちまけるという意表を突いた作品だ。いろんな事件を引き起こし、日本中を驚かせてきた彼だが、明智や小林少年が真面目に自分を捕まえようとしていないと愚痴をこぼし、もうこれ以上人を驚かすことをやめると言い出す。それでも最後は、明智小五郎との対決となり、やはり怪人二十面相はいつまでも怪人二十面相でいるしかなかった。


どれも、江戸川乱歩シリーズを愛した作家たちの作品であり、懐かしくそして楽しく読むことができた。5作の中で一番気に入ったのは、万城目学の『永遠』だ。怪人二十面相と明智小五郎が誕生したのは、こういう理由だったのかと思わず納得してしまう新解釈の作品だ。さすが、万城目学らしい解釈に脱帽である。

探偵の探偵/松岡圭祐 著

2015-02-25 21:58:40 | 読書
探偵の探偵 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


探偵の探偵2 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


松岡圭祐の新シリーズが始まった。催眠シリーズ、千里眼シリーズ、万能鑑定士シリーズなど独特のジャンルを開拓していて私の大好きな作家だ。相変わらず、執筆のスピードが速く、来月には第3作が刊行される予定である。万能鑑定士シリーズは、ひとまずお休みになってしまったのか?新シリーズが出るのは嬉しいが、他のシリーズ物も今後どうなるのか気にはなる。

さて、この「探偵の探偵」という新シリーズは、探偵という職業を根底からひっくり返し、今まで誰もこんな話を考えた人がいないだろうというほど、前代未聞の設定になった小説だ。普通の推理小説に登場する探偵といえば、だいたいが善意の持ち主で、犯罪を見事な推理力で暴き、悪を懲らしめるといった役柄になる。最初は、犯人がわからなくても、探偵の名推理でめでたしめでたしで終わるケースが多い。ところが、この作品に出てくる探偵といったら、ほとんどが悪徳探偵ばかりだ。良く考えてみれば、現実的に探偵が犯罪を起こした犯人を捕まえるといった事はないだろう。そんなことが出来るのは警察である。現実の世界で、探偵がやっている仕事といえば、個人からの依頼では浮気調査、所在調査、家出人捜索調査等である。また、法人からの依頼では、企業信用調査、人事調査、市場調査等となる。どちらかといえば、正義の使者という訳ではなく、対象者を密かに尾行したり盗聴や盗撮を行い、いろんな方面から対象者の情報を集めて依頼者に報告するという職業である。小説に出てくる探偵と現実の探偵のやっていることは、かなりギャップがあるのだ。どちらかというと、後ろめたい仕事になりかねない職業であり、調査結果が悪用されプライバシーが侵されてしまうという問題をはらんでいる。つまり金儲けになるなら何でもやるような悪徳探偵なら、ストーカーから依頼があれば、被害者の住所を調べ上げて報告してしまうという事もあり得る。世間でよくあるストーカー殺人事件なども、影でこういった悪徳探偵の調査が絡んで事件に発展している可能性もあるということだ。

この作品に登場するヒロインの紗崎 玲奈(ささき れな)は、21歳で身体はモデルのように細く腕と脚が長い。化粧は薄く、ほとんどノーメイクに近い。物憂げな表情と冷ややかな態度、すわった目つきが特徴で、めったに笑わないうえ無駄口も叩かないという設定である。彼女の妹が、ストーカー被害にあい困っていた。その後、見つからないよう、よその県に引っ越したものの探偵の調査をもとにストーカーに見つかってしまい、殺されてしまう。玲奈は、妹の復讐を誓い、調査を行った探偵を突き止めるため、大学進学をあきらめ、あえて探偵となる。探偵といっても、その対象も探偵である。悪徳探偵を専門に探偵し壊滅させるのが目的の対探偵課に勤務することとなる。

万能鑑定士シリーズは、「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」がキャッチフレーズだったが、このシリーズは、かなりハードボイルドな味付けでバイオレンスも満載である。ここまでやるのといった残酷な描写もあり、気が弱い人では退けてしまうくらいだ。しかし、命を狙ってくる悪徳探偵に、ぼろぼろになりながらも闘いを挑んでいく玲奈の姿を応援したくなる。悪徳探偵との戦いは、暴力だけではない。合法非合法問わずあらゆる調査手腕に精通し、頭脳と頭脳の戦いとなる辺りは、万能鑑定士シリーズにも通じる部分だ。調査手段の中には、ここまで明かしてもいいのだろうかと思える手段も公開されている。マニアックな人でなければ知らない事を良く調べて、うまく作品に組み込んでいるというのが松岡圭祐という作家の特徴である。

また、実在の場所や実際の出来事を盛り込み、ストーリーに現実感を与えているのも作者の得意とする手法である。特に親近感を持ったのが、ヒロイン玲奈の出身地が浜松で、静岡県立浜松北高校を出ているという設定が嬉しい。買い物は、浜北アピタでと書かれている部分もあり、浜松の地理や文化をしっかりリサーチしている。浜松の住人としては、これだけでニヤッとしてしまう。

シリーズは続いているので、今後どうなっていくのかわからないが、妹の復讐は果たせるのか気になる。腕力が強いわけでもなく、武闘家として抜きんでた才能があるわけでもないか弱いヒロインだが、どんな危険が予想されても躊躇しない勇気と機転を頼りに大の男に立ち向かう姿は魅力的である。続きを早く読みたいものだ。

免許証、無事更新完了

2015-02-24 20:18:47 | 
誕生日までまだ先だが、早々に免許証の更新手続きを済ませてきた。最近、左目の視力が落ちてきていたのでちょっと心配だったが、何の問題もなく視力検査は終わり、諸手続きが済んだ。

手続きが済んだら、免許証に貼り付けられる写真の撮影だ。以前、写真撮影の時はレンズの斜め上辺りを見るようにするといいと瑚子さんが教えてくれたので、そのようにしてみた。さて、出来上がった写真を見てみると、レンズを睨みつけているような感じではなかったが、髪の毛の一部が少し逆立っていて今一つの出来だ。急かされるように、カメラの前に座ったので髪を整える余裕もなかった。次の更新まで、これで我慢するしかない。

そして、最後は2時間の講習となる。過去に違反があったので、違反者講習という位置づけだ。教室は、平日というのに満席の状態である。みんな、過去に何らかの違反をやっていたのだろう。やはり、ゴールド免許を取得する人は少ないのかなあと思った。ペーパー免許でほとんど運転しない人を除けば、常に運転する機会がある人ほど違反や事故に遭遇する機会が増えてしまう。私も、年間2万キロ(私用と仕事)以上走行しているはずだから、ゴールドになるためには尚一層の注意が必要だといえる。

講習は、まず定番通り交通事故に関するビデオの上映だ。焦っていて、親子が歩いているのに気付かずひいてしまったとか、車の陰から出てきた人に気付かずひいてしまったという事故等が再現映像で映し出された。こういうのを見ると、事故って怖いなあとつくづく思う。ひいてしまった相手をはじめ、その家族、自分、自分の家族などいろんな人の人生を一瞬にして不幸にしてしまうのが交通事故だ。今まで、大きな事故を起こしたことはないが、今後も何があるかわからない。安全運転を心掛け、無事故無違反を続けなければいけないと改めて思った。

ランネットでマラソン大会出場権を譲れるサービスができた

2015-02-23 23:07:59 | マラソン
ランネットで4月から「ゆずれーる」というサービスが始まるそうだ。大会にエントリーした後、仕事やケガなどの事情で参加できなくなったことがたまにはある。そんな時、せっかく申し込んだエントリー代が無駄になってしまい、もったいなかったなあと思う事がある。また、エントリー締め切りがいつの間にか終わってしまっていて、出たい大会に出られなかったという事もある。ランネットの「ゆずれーる」というサービスでは、そんな人たちの希望をうまくマッチングさせ出走権の譲渡の橋渡しをしてくれるというものである。

具体的に、どんなシステムになるかというと、まずレースに出られなくなった人が「ゆずれ~る」のお譲り申請をする。やり方は、ランネットのMyページの「エントリー履歴」から、お譲り申請ボタンをクリックするだけである。エントリーの締切後から「ゆずれ~る」のエントリーが始まり、出走希望者が「ゆずれ~るエントリー」を完了した時点で譲渡が成立する。成立するとお譲り手数料を差し引かれた参加料がRUNPOで返還されるというものだ。

ただ、出走希望者が現れないままゆずれ~るエントリーが終了した場合は、譲渡不成立となりますので出走権は移動しない。

そして、エントリーしたい人は、ランネットのエントリー画面で譲渡枠のあるエントリー種目に「ゆずれ~るエントリー」ボタンが表示されるので、これをクリックし、入金決済するだけでエントリー完了となる。思ったより簡単な操作でできるようだ。

簡単すぎて悪用されるのではないかという懸念もあるが、出走権を譲る相手は自分で決めることはできずランネットのほうで決めるようなので、知人や身内を使っての不正な応募はできないらしい。うまくこのシステムが運営されるようであれば、本当に走りたい人が1人でも多く走れるようになり、代理出走もなくなってトラブルの発生が少なくなるのではないかと思う。「ゆずれ~る」とは、なかなか面白いネーミングであり、ランナーにとってありがたいシステムだといえよう。

2015浜松シティマラソン

2015-02-22 22:40:52 | マラソン
今日は、浜松シティマラソンだった。いろいろ改善の余地はあると思いつつも地元という事で毎年参加している。まずは、赤電に乗って遠州病院駅で下車。乗っていた乗客のほとんどはマラソン参加者だ。一斉に乗客が降りると電車の中はガラガラとなっていた。こんなことは、年1回、マラソン当日の朝だけの事だろう。

遠州病院駅から歩いて浜松市役所まで向かう。ちょっと雨がポツポツ降りだしてきて今後の天気が気になる。市役所前で参加賞(バスタオル)をもらいスタート時間を待つ。スタート前の空き時間、浜松市の少女和太鼓グループ「魁鼓500」の演奏が始まっていた。若い女の子たちの迫力ある演奏に元気づけられた。


午前9時。ハーフマラソンのスターㇳである。今年は全種目で1万人、ハーフだけでは4500人のエントリーがあり、始まった当時からみればかなり規模が大きくなったなあと実感する。


ずっと曇り空だったが、思ったより雨は酷くならなくて良かった。浜松市役所前から、浜松駅前、アクトシティ前を通過し、静岡文化芸術大前の通りを進んでいく。


赤電の高架下の通りを進んでいく。


四つ池公園への坂道を上がり、本田技研、自衛隊周回道路へと進んでいく。自衛隊を半周したくらい辺りで折り返しとなる。今回は、10キロを過ぎたあたりから空腹が響いてきて次第に足取りが遅くなっていた。いつもは、ウエストバックにちょっとした食料を忍ばせていたのだが、荷物預けを急かされたので、うっかり取っておくのを忘れてしまっていた。


あとは、空腹との戦いがゴールまで続いた。先日の森町ロードレースでは、後半調子が良くなって走れたのだが、今回は全く足が進まずペースは落ちる一方だった。ゴール前では、知り合いの応援があったが、ラストスパートをかけることもできず何とかゴールする。ゴール後に貰ったチョコレートで少し生き返った気分となった。ウルトラをやりだしてから、食べないと走れない体になってしまったようだ。


参考:今回のコースマップ(ハーフ)

春ジャガイモを植える

2015-02-21 18:04:07 | 
今年も、ジャガイモを植える時期になってきた。久しぶりに予定のない土曜日だったので、ほぼ一日畑仕事に励んだ。午前中は、最後の仕上げとしてもう一度全体を耕耘機で耕す。耕耘機を持って畑を回るのも結構力がいる。きれいになったところで、植える場所にクワを入れ、あとは種芋を植えるだけにしておく。これだけで、疲れてしまい家に戻って一休みだ。

お昼を食べ休憩も十分したあと再び畑に向かい、午後から植えることにした。ジャガイモは、前日ホームセンターで買ってきた男爵6キロ、メイクイーン3キロ、キタアカリ1キロだ。それぞれ、植える場所を分け、灰を付けてから一つ一つ植えていく。午後からは、妻と娘とその彼氏が手伝ってくれ、こんな感じで終わった。これで、3か月後にはどれだけ収穫できるだろうか。明日は、雨のようなのでちょうどいいお湿りになるだろう。




こちらは、ボタンの様子。母親の代から植わっていた老木だが、今年も順調に芽が出てきている。6月になったら、大輪の花が咲いてくれることだろう。



マイナンバー制度なんて知らなかった

2015-02-20 21:30:21 | 政治
新聞を読んでいてビックリしたのが、マイナンバー制度の世論調査の結果という記事だった。内容は、内閣府がマイナンバー制度についての認知度を調査した結果、7割の人が内容を知らなかったというものだ。ビックリしたのは、7割の人が知らないという事よりも、そんな制度が決まっていて、2016年1月から実施されるという事が分かったからだ。国会で議論されていたような記憶もあったが、既に可決され実施時期も決まっていたという事が青天の霹靂のような気がした。自分の無知さを恥じ入るしかないかもしれないが、こんな大事なことが、新聞やテレビで報道されることもほとんどなく、いつの間にか決まっていたことのほうが怖いくらいだ。

マイナンバー制度とは、国民一人一人に番号を割り振って所得や納税実績、社会保障に関する個人情報を1つの番号で管理することである。今年の秋頃、市区町村から国民全員にマイナンバーが記載された「通知カード」を郵送され、希望者には氏名、住所、顔写真などを記載したICチップ入りの「個人番号カード」が配られるという。今まで、各行政機関が、バラバラに管理していた国民の個人情報を、マイナンバーで年金、医療、介護、税務などの情報を結びつけることによって、行政コストを削減したり、個人の所得状況や社会保障の受給実態を正確に把握し、公平で効率的な社会保障給付につなげるのが目的だという。また、利用者にとっても、年金などの社会保障給付の手続きや税金の確定申告で、住民票や納税証明書といった添付書類が不要になり、手続きが大幅に簡素化される利点があるというのが導入の理由とされている。

ただ、いい事ばかりとは限らない。やはり、個人情報漏洩や番号の不正取得による悪用という懸念があり、国家が国民一人一人の情報を一括管理することへの不安が拭い去れない。
昔、いろいろ騒がれた国民総背番号制度が名前を変えて成立したものであり、国民全体で議論の末、決まったものとは思えない。アメリカや韓国でも、同様の制度を導入しているが、情報流出の被害が絶えないという。しかも、この制度の導入に当たっては多額の初期投資が必要であり、システム構築費などの初期費用2700億円に加え、運用開始後も維持費などで年300億円程度が必要になる見通しと報じられ、これだけの投資に見合った行政の効率化になるのだろうか?

それにしても、既に実施が決まっているというから、どうしようもない。厳格な情報管理と、民間利用の制限等、国民一人一人の番号が悪用される事がないようにしてもらいたいものである。(でも、やはり情報流出を100%防ぐことはできないだろう。毎年、いろんな企業で膨大なデータが流出している事例があり、日本国民全員のデータが全て網羅されたとなれば、そのデータの価値は悪用する側にとっては、最高のものとなる。便利すぎるものは、それが最大の弱点になりうるものでもある。本音としては、安易に便利にすべきではない)

花粉が飛び始めた

2015-02-19 21:16:11 | 呟き
このところ、朝晩になるとくしゃみがやたらに出るようになってきた。ついに、花粉の季節到来である。

気象協会の情報によると、2015年春のスギ花粉の飛散開始は、例年より早いところが多く、2月上旬に九州・四国・東海地方から花粉シーズンが始まる見込みだという。2015年の1月から2月の気温は、西日本と東日本は平年並みか平年より高く、北日本は平年並みの見込みで、この時期の気温が平年より高いと、スギ花粉の飛散開始は早くなる傾向にあるそうだ。このため、2015年春のスギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本は例年より早く、北日本は例年並みになるとの事である。

さて、飛散量はどうかというと、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないまたはやや少ないらしい。東海地方から北海道は、例年並みの所が多いようだ。ただし、前年の花粉の飛散数が少なかった北陸・関東甲信・東北地方では、前年の2~3倍になるという。私の住む東海地方は、昨年比で130%となるようなので要注意だが、3月~4月にかけて四国に行くので、花粉の被害が少なくて済みそうだ。