大晦日の語源は、旧暦で月の30日目が「晦日(みそか)」と呼び、一年で最後の晦日の日に大をつけて「大晦日(おおみそか)」と呼ぶようになったとの事だ。本来、晦日の「みそ」は「三十」と表記することからも「月の終わり」という意味にもなっているのだ。一年最後の締めくくりの日として、一年の反省と来年に向けての願いや祈りをこめたい日である。
そんな訳でランニングを終えた後、父の墓参りに行ってきた。お寺の墓苑にいくとみんなお墓参りに来ていたようでほとんどの墓には新しい花が活けてあった。やはり年を越して枯れた花が活けてあるようでは申し訳ない。きれいになった墓で父や先祖の霊も喜んでくれたことだろう。
今日は、掃除もあらかた終わったので少し本を読む時間ができた。昨日帰ってきた息子が持ってきた本に「できそこないの男たち」福岡伸一著という本があったので一気に読んでしまった。現役の分子生物学者の書いた本で生物の基本仕様に関する考察である。
地球が誕生して46億年。そこから最初の生命が発生するまで10億年かかり、さらに10億年は生命の性は単一で全てメスだったそうである。本来全ての生物はメスとして発生する。メスは太くて強い縦糸であり、オスはそのメスの系譜を時々橋渡しし、細い横糸の役割を果たす“使い走り”に過ぎないという考察は衝撃的であるが、うなづける点も大きい。
特に男性の身体の構造を見た場合、男性器には縫目がある。本来女性であった体に男性となるべき受精卵に運び込まれたY染色体のSRY遺伝子が活性化され男性を象徴する器官が形成されるのだ。そしてこの時主要な男性ホルモンであるテストステロンという物質が分泌される。このテストステロンという物質は免疫系を傷つける可能性があるらしい。つまり男という生物は女より傷つきやすきストレスに弱くがんにかかりやすく寿命が短い。こらはすべて遺伝子学的に定められた運命なのである。実際日本の統計結果からも女性のほうが寿命が長い。現在の人口比では女性が300万人も多いのだ。そして50年後の予測ではその差は拡大し460万人まで達するとの予測がある。男女数の差は年齢を経るほど拡大するのだ。
この本を読んで、男たる自分が悲観的になるほどのことはないが、世の中の女性が元気なことがますます確信的になった。昔は封建的な制度により男が優位な立場に置かれていたのが、時代が変わり男女差がなくなってくると遺伝子学的な女性優位の状況が明確になってきたのかもしれない。来年も、か弱き男の一人として女性の“使い走り”を果していることだろう。
そんな訳でランニングを終えた後、父の墓参りに行ってきた。お寺の墓苑にいくとみんなお墓参りに来ていたようでほとんどの墓には新しい花が活けてあった。やはり年を越して枯れた花が活けてあるようでは申し訳ない。きれいになった墓で父や先祖の霊も喜んでくれたことだろう。
今日は、掃除もあらかた終わったので少し本を読む時間ができた。昨日帰ってきた息子が持ってきた本に「できそこないの男たち」福岡伸一著という本があったので一気に読んでしまった。現役の分子生物学者の書いた本で生物の基本仕様に関する考察である。
地球が誕生して46億年。そこから最初の生命が発生するまで10億年かかり、さらに10億年は生命の性は単一で全てメスだったそうである。本来全ての生物はメスとして発生する。メスは太くて強い縦糸であり、オスはそのメスの系譜を時々橋渡しし、細い横糸の役割を果たす“使い走り”に過ぎないという考察は衝撃的であるが、うなづける点も大きい。
特に男性の身体の構造を見た場合、男性器には縫目がある。本来女性であった体に男性となるべき受精卵に運び込まれたY染色体のSRY遺伝子が活性化され男性を象徴する器官が形成されるのだ。そしてこの時主要な男性ホルモンであるテストステロンという物質が分泌される。このテストステロンという物質は免疫系を傷つける可能性があるらしい。つまり男という生物は女より傷つきやすきストレスに弱くがんにかかりやすく寿命が短い。こらはすべて遺伝子学的に定められた運命なのである。実際日本の統計結果からも女性のほうが寿命が長い。現在の人口比では女性が300万人も多いのだ。そして50年後の予測ではその差は拡大し460万人まで達するとの予測がある。男女数の差は年齢を経るほど拡大するのだ。
この本を読んで、男たる自分が悲観的になるほどのことはないが、世の中の女性が元気なことがますます確信的になった。昔は封建的な制度により男が優位な立場に置かれていたのが、時代が変わり男女差がなくなってくると遺伝子学的な女性優位の状況が明確になってきたのかもしれない。来年も、か弱き男の一人として女性の“使い走り”を果していることだろう。