映画『インセプション』予告編
シネマトゥデイより
チェック:『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に引き込まれる。
ストーリー:コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。
監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、エレン・ペイジ、渡辺謙、ジョゼフ・ゴードン・レヴィット、マリオン・コティヤール、トム・ハーディ、トム・ベレンジャー、キリアン・マーフィ
シネマイレージのポイントが溜まり無料で見られるようになっていたので、何も見に行こうか迷っていたが、今話題の映画「インセプション」を見に行くことにした。事前の評判から映像が凄いが難解なストーリーというのが頭に入っていて果たして内容を理解できるかと心配だった。このところ寝不足で、あっちこっち出歩いていたせいか疲れが残っていたかもしれない。映画が始まって1時間くらいは、ついうとうとしてしまい自分が夢の中に入っていたみたいだ。おかげで最初の部分がしっかり頭に入っていないので、今一内容が理解できずに終わってしまった。この映画は、最初から頭をすっきりさせて鑑賞しないと理解できないだろう。何回も見に行くと理解できるような話も聞くが、まあ1回行けば充分だ。
ただ、凄い映像がどんどん出てきたおかげで目が覚めてきて、後半はしっかり鑑賞できた。特に夢の中のシーンはどんなことでも可能になるというのが面白い。地面がどんどん盛り上がり180度回転して頭上に来るなんて見たことがない。また、宇宙空間でもないのに無重力状態で人間が浮いているなんて発想も面白い。また、廃墟と化した摩天楼のビル群が崩壊していくシーンは世紀末を感じさせる。
この映画の主題が、他人の夢の中に入り込んでアイディアを盗み出すのではなく植えつける(インセプション)ということだが、その仕組みを理解するのが難しい。主人公のコブ(ディカプリオ)は、サイトー(渡辺謙)からライバル会社を潰すためにその会社の跡継ぎであるロバート(キリアン・マーフィー)に仕掛けをして欲しいとの依頼をする。それがインセプション(アイデアの植え付け)なのである。そして、コブはそのミッションのために仲間を集める。このあたりはオーシャンズ11を彷彿させる。集めた仲間は3人だ。それぞれの役目は、「設計士」アリアドネ(エレン・ペイジ)、「偽造師」イームス(トム・ハーディー)、「調合師」ユスフ(ディリーブ・ラオ)ということだが、なかなかそれぞれの役目が判りにくい。そして、実際に夢の中に入ってしまってからも、いくつもの階層に分かれている。夢の夢、夢の夢の夢といったかんじでいくつにも分かれてしまい何がなんだか良くわからない。それらが密接に関係しあってミッションを遂行させるというストーリーである。
とにかく、頭を常に働かせていないと話が見えてこなくなる。こんな話を考えた脚本家の頭は一帯どうなっているのだろうと思いたくなった。また、夢の中でのルールがあるのは面白い。夢から現実世界に戻るには夢の中で殺されればいいのだが、長時間夢に潜入するために、強力な鎮静剤を使う。その場合には、夢で死んでしまうと虚無の世界を漂ってしまうらしい。そうなったら“キック”で戻るしかない。それは急激な“落下”である。とにかく目が覚めるような高い場所から落っこちて「うわぁぁぁぁ!」となるくらいで目が覚めるのである。
このあたりのルールは、見ているときはなんとなくしか判らなかったが、あとでいろいろ調べてみてよく判ってきた。1回だけで内容を理解できなかった人は、このあたりのルールやインセプションの仕組みを理解した上でもう一度見れば納得できるかもしれない。
渡辺謙がどんな形で登場してくるのかが興味あったが、最初と最後にそれなりに登場しているが中盤はほとんど出てこないし、思ったよりは影が薄い印象だ。ただ、並み居るハリウッドスターに引けをとらずに堂々としていたのは大したものだ。また、ディカプリオも年齢を重ね渋みが出てきたようで、いい味を出していたと感じた。
シネマトゥデイより
チェック:『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に引き込まれる。
ストーリー:コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。
監督:クリストファー・ノーラン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、エレン・ペイジ、渡辺謙、ジョゼフ・ゴードン・レヴィット、マリオン・コティヤール、トム・ハーディ、トム・ベレンジャー、キリアン・マーフィ
シネマイレージのポイントが溜まり無料で見られるようになっていたので、何も見に行こうか迷っていたが、今話題の映画「インセプション」を見に行くことにした。事前の評判から映像が凄いが難解なストーリーというのが頭に入っていて果たして内容を理解できるかと心配だった。このところ寝不足で、あっちこっち出歩いていたせいか疲れが残っていたかもしれない。映画が始まって1時間くらいは、ついうとうとしてしまい自分が夢の中に入っていたみたいだ。おかげで最初の部分がしっかり頭に入っていないので、今一内容が理解できずに終わってしまった。この映画は、最初から頭をすっきりさせて鑑賞しないと理解できないだろう。何回も見に行くと理解できるような話も聞くが、まあ1回行けば充分だ。
ただ、凄い映像がどんどん出てきたおかげで目が覚めてきて、後半はしっかり鑑賞できた。特に夢の中のシーンはどんなことでも可能になるというのが面白い。地面がどんどん盛り上がり180度回転して頭上に来るなんて見たことがない。また、宇宙空間でもないのに無重力状態で人間が浮いているなんて発想も面白い。また、廃墟と化した摩天楼のビル群が崩壊していくシーンは世紀末を感じさせる。
この映画の主題が、他人の夢の中に入り込んでアイディアを盗み出すのではなく植えつける(インセプション)ということだが、その仕組みを理解するのが難しい。主人公のコブ(ディカプリオ)は、サイトー(渡辺謙)からライバル会社を潰すためにその会社の跡継ぎであるロバート(キリアン・マーフィー)に仕掛けをして欲しいとの依頼をする。それがインセプション(アイデアの植え付け)なのである。そして、コブはそのミッションのために仲間を集める。このあたりはオーシャンズ11を彷彿させる。集めた仲間は3人だ。それぞれの役目は、「設計士」アリアドネ(エレン・ペイジ)、「偽造師」イームス(トム・ハーディー)、「調合師」ユスフ(ディリーブ・ラオ)ということだが、なかなかそれぞれの役目が判りにくい。そして、実際に夢の中に入ってしまってからも、いくつもの階層に分かれている。夢の夢、夢の夢の夢といったかんじでいくつにも分かれてしまい何がなんだか良くわからない。それらが密接に関係しあってミッションを遂行させるというストーリーである。
とにかく、頭を常に働かせていないと話が見えてこなくなる。こんな話を考えた脚本家の頭は一帯どうなっているのだろうと思いたくなった。また、夢の中でのルールがあるのは面白い。夢から現実世界に戻るには夢の中で殺されればいいのだが、長時間夢に潜入するために、強力な鎮静剤を使う。その場合には、夢で死んでしまうと虚無の世界を漂ってしまうらしい。そうなったら“キック”で戻るしかない。それは急激な“落下”である。とにかく目が覚めるような高い場所から落っこちて「うわぁぁぁぁ!」となるくらいで目が覚めるのである。
このあたりのルールは、見ているときはなんとなくしか判らなかったが、あとでいろいろ調べてみてよく判ってきた。1回だけで内容を理解できなかった人は、このあたりのルールやインセプションの仕組みを理解した上でもう一度見れば納得できるかもしれない。
渡辺謙がどんな形で登場してくるのかが興味あったが、最初と最後にそれなりに登場しているが中盤はほとんど出てこないし、思ったよりは影が薄い印象だ。ただ、並み居るハリウッドスターに引けをとらずに堂々としていたのは大したものだ。また、ディカプリオも年齢を重ね渋みが出てきたようで、いい味を出していたと感じた。