とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019横手山(志賀高原)

2019-06-28 22:53:56 | 山登り
横手山は、志賀高原では第2の高峰だが、スカイレーターと呼ばれる歩く歩道とリフトで簡単に山頂まで行く事ができる。しかし、これでは楽すぎて登山としては面白くないので、渋峠まで行って、ここから歩いて上ることにした。渋峠は、標高2152mもあり、国道としては日本最高所の峠である。


そして、群馬県と長野県の県境となる。県境の宿「渋峠ホテル」の建物も真ん中が県境になっているようだ。因みに渋峠ホテルの住所は、長野県になっていた。また、このホテルは映画「私をスキーに連れてって」のロケ地になってもいたらしい。先に知っていたら、ホテルの中にも入ってみるべきだった。


群馬県の標識の前から登山スタートだ。


すぐに横手山登山道入口の標柱があった。


リフト乗り場前には残雪が山積みになっていて、溶けだした水が周囲に流れ出ていた。


山頂には舗装道路が繋がっていて関係者の車が行けるようになっているのだが、ゲレンデの中の登山道を進んでいく。


ゲレンデを少し上がって行ったところで、人懐こいゴールデンレトリバー犬がいて、山頂への道を案内するかのように先導してくれる。この犬は、渋峠ホテルのマスコット犬で「インディー君」というそうだ。


30分ほどで、横手山山頂2307mに到着する。横手山神社があるとの事だったが、社らしきものはなく大きな石が積み上げられているだけだった。


東側に見えるのは、草津白根山である。赤茶けた地肌が出ている部分の下の方にお釜があるはずだ。


草津白根山の荒々しい姿をバックに、山頂記念写真を撮る。


山頂から、横手山頂ヒュッテに向かう間に「横手山神社」と書かれた鳥居があった。鳥居を通らずに先に神社に行ってしまったようだ。


こんなところにも横手山山頂標柱。リフトで上がってきた人たちは、横手山神社までには行かず、ここを山頂として良しにしているのかもしれない。


そして、横手山で一番行きたかった場所が、横手山頂ヒュッテだ。「日本一高所にあるパン屋」を自称し、多くのパン好きが日本一高所のパンを求めにやってくるので有名なパン屋さんだ。


入り口には、手作り感満載の木製看板が掲げられている。


早速、美味しそうなパンを選んでみる。


窓際の席で、展望を楽しみながら、パンとコーヒーでゆったりティータイムだ。


先ほど上った笠ヶ岳の姿が良く見える。


こちらが、一般観光客が乗ってくるリフトだ。こちらからの景色は、熊の湯スキー場などがよく見え、展望がいい場所だ。


リフト乗り場前の幸せの鐘を鳴らしてみる。


その後、渋峠まで歩いて下山。横手山は、登山というにはあっけなく登れてしまうが、それでも、一応三百名山になっており、笠ヶ岳と共に二つの三百名山の登頂達成である。

下山後は、熊の湯ホテルの日帰り温泉に立ち寄る。その帰り道、横手山から蓮池方面へ向かう国道292号沿いにあるのが、ほたる温泉の源泉となる平床大噴泉。白煙がもうもうと吹き上がっている。


二つの山を登って帰るには、まだ時間が早く、どこかに寄ってみてもいいかなと思って地獄谷野猿公苑を調べてみたが、この日は猿が不在とのことで、おとなしく寄り道しないで帰ることにした。天気が良く、二つの山を登り景色を十分楽しむことが出来たので十分満足できた。

参考1.横手山のコースマップ


参考2.横手山の高低図

2019笠ヶ岳(志賀高原)

2019-06-27 18:20:54 | 山登り
梅雨の合間の好天の日を狙って、志賀高原の笠ヶ岳に登ってきた。北アルプスの百名山の笠ヶ岳ではない。熊の湯の後ろでむっくりと盛り上がった形の山が笠ヶ岳だ。輝石安山岩で形成された溶岩円頂丘で、どこから見てもすぐにわかる特異な形状は、まさに志賀高原のシンボルといっていい。

硯川温泉前の国道脇にある駐車場に車を止める。ホテルの屋根の上に見えるのが、まさにこれから登ろうとする笠ヶ岳だ。確かにどこから見てもすぐわかる。6:24。駐車場からGさんと二人でスタートする。


ホテル街を抜け、熊の湯スキー場のゲレンデ前まで来た。熊の湯だけあってクマをかたどったモニュメントがある。


しばらくは、スキー場のゲレンデをひたすら直登する。雪があるときにスキーで滑ると気持ちがいい斜度だが、上るとなると結構キツイ。


ゲレンデを上り終えたところで斜面を振り返る。


その後、本格的な登山道に入っていくが、笠ヶ岳の周りをぐるっと巻いていくような水平の道がしばらく続く。木々の隙間から笠ヶ岳が見えるが、標高が稼げないので、まだまだ遠回りして歩かなければいけない。


崩落した登山道には、橋が架けられている。橋の下の方を覗くと、何やらガードレールが見える。どうやら車道が下の方にあるようだ。時折車の音も聞こえ、なんだかショックだ。


視界が開けると、雲海に浮かぶ山々が見えてきた。梅雨時とは思えない真っ青な空に感激だ。


笠ヶ岳への分岐点まで来ると、下の方に建物があって、車や登山者の姿も見える。どうやら、先ほど見えた車道がそこまで繋がっていて、簡単に笠ヶ岳に登れるようになっていたようだ。分岐からは30分程度で笠ヶ岳山頂である。しかし、最後は笠ヶ岳という名が付いた山らしく、急な階段道が続いていた。


階段道が終わると、最後は岩場のロープ道だ。


8:11。笠ヶ岳の巨大な岩の頂上2076mに到着する。


頂上の岩の下には祠が置かれている。


何と言っても、頂上からの景色は360度の大パノラマだ。この日を選んで志賀高原までやってきた甲斐があった。白馬連峰、立山連峰をはじめとする北アルプス、妙高山、黒姫山などこれほどまでにくっきり見えるなんてなんと素晴らしい。


白馬岳周辺を望遠で撮ってみる。まだまだ残雪が多く、さすが北アルプスは凄い。


反対側に目を転じると、次に登る横手山が見える。また、右側の茶色っぽい山並みは群馬の草津白根山だ。


山頂でしばらく景色を堪能し、下山する。分岐迄の急階段は慎重に下りる。山田牧場方面に繋がる道路が見え、分岐にある峠の茶屋から簡単に登ることが出来る。しかし、往復1時間程度で登ってしまうようでは山に登った面白みがない。我々は、熊の湯から往復4時間程度のコースで頑張って登ってきて、最高の景色を見られたことが良かったと思う。


水平道に入ってからは、花を見ながらのんびり歩いていく。派手な花は少なかったが、地味でも可愛い花をいくつも見つけることが出来た。

オオバミゾホウズキ。


スダヤクシュ。


ツマトリソウ。


マイズルソウ。


ムシカリ。


再び熊の湯スキー場のゲレンデに戻ってきた。


10:18。駐車場に戻る。往復4時間弱で帰ってくることが出来、予定通りであった。まだ、時間は十分あり、次は、長野県と群馬県の境にある横手山を登ることにした。

参考1.笠ヶ岳のコースマップ


参考2.笠ヶ岳の高低図


「2019横手山(志賀高原)」に続く。

2019スイートコーンマラソン

2019-06-24 18:33:20 | マラソン
最近開通したばかりの中部横断自動車道(一部未開通)を使って、山梨県中央市で行われたスイートコーンマラソンに行ってきた。今年で第2回となる大会で、南アルプスや八ヶ岳や甲府盆地の大パノラマが広がる丘陵を巡るコースである。大会のタイトルとなっているスイートコーン「ゴールドラッシュ」のお土産が付くというのが売りである。

スタート会場は、山梨県中央市豊富農業者トレーニングセンターである。参加者数は300人程度で手作り感満載の大会である。第1回は、結構なトレイルコースだったらしいが、台風の影響でコースがズタズタになったらしく、今回からすべて舗装道路のコースに変わったそうだ。スタート前の開会式も、のんびりしたものだ。


9:30。20キロの丘陵チャレンジコースがスタートする。その他には11キロ里山エンジョイコースと6キロの里山ウォークがある。


平坦な個所は少しだけで、直ぐに丘陵をあがる登り坂が始まる。


いきなりの急坂で、まだ走る事に慣れていない体が重い。


つづら折りの道をどんどん上っていく。


この辺りが、最高地点。目の前には甲府盆地が広がり、晴れていれば絶景ポイントだ。ただ、この日は曇り空でいつ雨に降られてもおかしくない天気だ。


シルクの丘公園からは、八ヶ岳、鳳凰山、北岳などが眺望できるらしいのだが、山々は雲の中だ。


最初のエイドで水分を補給する。すぐにでも雨が降りそうな天気でムシムシしていて結構暑い。飲み物が全て常温のままで用意されていたのが残念。生温いコーラじゃ物足らなかった。


丘陵地帯は、スイートコーン畑や桃の樹が広がっている。


たわわに実った桃が美味しそう。


スイートコーン畑の横を進む。


コース上にあった弓道場。まさにこれから弓を射るところだった。


再び急坂を上っていく。車でさえもきつそうな坂だ。


山の中で警備に当たっていた猟友会の人たち。クマが出てもおかしくない場所という事で、何人も猟銃を持った人たちがいて、恐々山の中を通り抜ける。


クマが出そうなコースはさっさと下っていく。


またもやスイートコーン畑の中の道を登っていく。


第2エイドのみたまの湯を過ぎると、2回目のビューポイントだ。


キウイもたわわに実っている。


どこまで行ってもスイートコーン畑と桃の樹が広がっている。


こちらはブドウだ。まさに山梨は、フルーツ王国である。


ブドウ園とスイートコーン畑の中を進む。


その後も、何度か丘陵地帯を上ったり下りたりする。エイドの飲み物が冷たくない事と食べるものがあまりなく、ガス欠気味で後半は歩きが多くなり、後半はつらかった。

ゴール間近でセーラームーン?の着ぐるみの人がいて、楽し気に応援してくれた。


12:27。ヘロヘロになりながらも無事ゴール。コース距離は、手持ちのGPSでは19.5キロと20キロにやや足らなかったが、久々のランを楽しむことが出来た。


これは、参加賞として貰ったお土産セットだ。スイートコーン「ゴールドラッシュ」2本、テンヨ武田のうすしお醤油1本、中央市の美味しい命水1本、東洋水産の赤いきつね、大塚製薬のOS-1ゼリー、よっちゃん食品のいか菓子がセットになっている。また。ゴールエイドでは、シャトレーゼの焼き菓子2個、ルヴァンのコーン入りマフィン、フルーツトマトを貰った。これだけお土産が付いたので、十分参加料に見合った大会だったといえる。


最近の大規模な大会に比べると、のんびりとしていて人込みの中を縫うようにして動き回ることもなく、ゆったりした気分で参加できたのが特に良かった。あとは、エイドの飲み物や食べ物にもう一工夫があるといい大会になるだろうと思った。

参考1.スイートコーンマラソンのコースマップ


参考2.スイートコーンマラソンの高低図

2019経ヶ岳

2019-06-18 23:06:56 | 山登り
日曜日の翌日は天気がいいと分かっていたので、平日の月曜日に山に行くことにした。平日でも付き合ってくれそうな人に声を掛けたら、KさんとMさんが来てくれることになった。行くことにした山は、中央アルプスの最北端に位置する経ヶ岳だ。日本二百名山の一つだが、知名度は低く、登山客も少なくて静かな山歩きができる。

早朝、家を出て伊那インターから登山口の大泉所ダムに向かう。経ヶ岳の登山道は現在二つのコースがあり、伊那市西箕輪仲仙寺を登山口とするコースと南箕輪村大泉所ダムを登山口とするコースの二つだ。南箕輪村のHPによると、大泉所ダムからの方が標高が高い分、歩行時間も短くなるという事で、このコースにした。

大泉所ダム付近にある大泉林道を進んでいくと、車が5~6台止められる駐車スペースがあり、トイレもあるのでそこに車を止める。駐車場から少し戻ったところに、登山口があり、案内看板も建てられている。


9時ちょうどにスタートする。しばらくは、林道の支線を進んでいく。


15分ほどで、1合目の看板があり場所まで来た。2合目まで15分とあり、歩く上での目安ができてありがたい。この先、1合毎に看板が出ていてわかりやすい登山道になっている。このコースは、毎年5月、南箕輪村立南箕輪中学校の経ヶ岳強歩大会が開かれているそうで、しっかりコース整備が行われているようだ。


10:09。4合目に到着する。ここは、仲仙寺からのコースとの合流地点だ。


4合目から先に進むと、所々にヤマツツジが咲いているところが見られるようになってきた。




11:12。6合目を通過する。


経ヶ岳は、山麓から見るとなだらかな優しげな山容だが、眺めると登るとでは大変な違いで、カラマツ林の単調な長い急坂が続く。そんな登山道で、面白い形のブナの木が一際目を惹いた。


白い花が房のように咲いているのが気になった。ウツギの仲間だろうか?




7合目を過ぎると、展望が良い場所が出てきた。東側に見えるのは、南アルプスの山並みだ。甲斐駒ヶ岳や仙丈岳等の絶好の展望台である。少し目を北側に転ずれば、八ヶ岳連峰も一望できる。


12:30。8合目に到着する。8合目は、このコースの中では、一番の展望スポットだ。南アルプス、八ヶ岳の展望もここからもよく見える。弁当を広げて景色を見ながら休憩するのは一番いい。頂上までには、まだ時間がかかりそうなので、我々も昼食とする。


西側に見えるのは、御岳山だ。剣ヶ峰近くには雲がかかっている。


空を見上げると、うっすらと彩雲がかかっている。山頂までは、まだ時間がかかりそうなので、お昼を簡単に済ませ、先に進む。


13:04。9合目に到着する。


13:21。経ヶ岳山頂2296mに到着する。経ヶ岳の山名の由来は、その昔、慈覚大師が信濃に下向していた折、霊木を得てそれに十一面観音像を刻み、その木片にお経を書いて納めたことによるらしい。かつては山岳信仰の対象の山だったという。


山頂は樹木で覆われているので、ほとんど展望はない。木々のわずかな隙間から、中央アルプスの山並みが見えるのみだ。


山頂まで4時間以上もかかってしまったので、早々に下山することにする。元来た道を引き返し、一気に駐車場まで下りる。16:25。駐車場に着いた時には、我々の車1台のみしかなく、途中で会った数人の登山者もすべて帰ってしまっていたようだ。


経ヶ岳は、山頂までの標高差が1200m以上もあり、累積標高差は1400m以上もあった。思っていたよりも登りがいある山だった。天気が良かったから、所々で展望を楽しむことが出来、本格的な登山のトレーニングには最適だったといえる。ただ、虫が非常に多く、休憩していると大量にたかってくるのには閉口した。

下山後は、直ぐ近くの「大芝の湯」に寄っていく。信州大芝高原の澄んだ空気の中で四季の彩りと森林浴を楽しみながらゆったりとくつろげる大きな温泉施設だった。

参考1.経ヶ岳のコースマップ


参考2.経ヶ岳の高低図

2019可睡ゆりの園

2019-06-16 21:21:54 | 観光
今日は、山に登る予定だったが、低気圧が通過して昨日今日と全国的に大荒れの天気になるという予報があり、標高が高い山はとても危ないだろうと急遽中止にした。ところが、朝から意外といい天気になり青空がしっかり出ていた。ただ風は異常に強かった。信州の山に行く予定だったので、まだそちらは強風で天気も悪く、とても登山はできないだろうと心に言い聞かせて、中止したことを納得せざるを得なかった。

急に予定が空いてしまった日曜日。天気がいいのでどこかに出かけたくなり、妻が知り合いから貰ったという「可睡ゆりの園」の無料入場券を持って袋井まで出かけることになった。「可睡ゆりの園」は、袋井の可睡斎の東側の丘陵地に広がる広大なゆり園だ。3万坪もあるゆり園には、毎年5月下旬から7月上旬にかけて、回遊式の日本庭園の池を囲むように、約150余品種、200万輪のゆりが順次咲き出している。今年で開演36年目になるというが、私が行ったのは30年以上も前だ。本当に久しぶりで行ったのだが、広大なゆり園に咲き誇っている色とりどりのゆりには圧倒された。

入り口に入り、最初に見えてきたのが黄色に染まっている丘陵地だ。これほどの黄色いゆりが咲いているのは見たことがない。見渡す限りゆりの花で埋め尽くされている。




黄色いゆりのアップ。


こちらは、黄色、白、赤、ピンク、オレンジの5色混合エリア。




ピンクのアップ。


オレンジ、黄色のアップ。


アジサイが咲いているエリアもある。




白いゆりのエリア。


森の中にもいろんなゆりが咲いている。


オレンジ、白、ピンク、黄、赤の5色のゆりが色ごとに揃っているエリア。




5色エリアの中の白のエリア。


5色エリアの中のオレンジのエリア。


これだけの凄いゆり園を見たら、ゆりが欲しくなり、売店でゆりの苗を3種類ほど買ってしまった。ゆり園は1時間ほどで見終わり駐車場に戻ると、駐車場の空きを待つ車で周辺の道路は大渋滞となっていた。県外ナンバーの車も多く、遠くから大勢の観光客がきているものだとビックリした。

まだ時間も早いので、隣の可睡斎にも寄っていく。可睡斎は、東海道一の禅の修行道場であり六百年の歴史がある。徳川家康が名づけた古刹で、曹洞宗・専門僧堂として多くの雲水(修行僧)が修行をしているという。この時期は、2019年5月18日~8月31日まで「遠州三山 風鈴まつり」が開催されている。遠州三山とは法多山(はったさん)と油山寺(ゆさんじ)、そして可睡齋(かすいさい)だ。

可睡斎の山門まで来ると、その先に色とりどりの風鈴が見えてきた。


山門から本堂手前の階段まで「風鈴の小道」が続いている。飾られた風鈴の総数は、なんと約3,000個もあるそうだ。坐禅堂や受付がある萬松閣へと分かれる石畳上にも伸びているのが凄い。




丸いフォルムがキュートな江戸風鈴のギザギザした縁にガラスの管が当たり、涼しげな音色を奏でている。風が強いので、風の音がけっこう入ってしまったのが残念。


境内を散策し、高台にある護国塔まで寄ってみる。護国塔は、高さ17.1メートルの鉄筋コンクリート造り、人造石洗出し仕上げの円形ドームで、明治44年(1911年)に日露戦争の戦没者をまつるために建てられたという。


帰り際、駐車場で売っていた森町特産品の甘々娘(かんかんむすめ)を買って帰る。甘々娘はメロンにも匹敵するほどの甘さで大人気のトウモロコシだ。まだ、午前中だったので、ぎりぎりセーフで買うことが出来てよかった。

2019榛名山

2019-06-03 23:46:14 | 山登り
昨日は、赤城山に続いて上毛三山の一つである榛名山を登ってきた。2週連続の群馬県ツアーだ。もう一つの妙義山も登ったことがあるので、これで上毛三山全て完登したことになった。特に榛名山は、中央にカルデラ湖があり、周囲を多数の外輪山で囲まれているところが赤城山と似ていて、いずれも那須火山帯に属している。市街地からでも山並みがよく見えることもあり、群馬県民にはとても親しまれている山だという。

赤城山と同様、前日の夜から榛名公園ビジターセンター駐車場で車中泊をする。今回は、晴れ間はなく曇り模様の天気だったが、雨の心配はなく、予定通り登山をする計画だ。早朝、榛名公園ビジターセンターの駐車場から見えた円錐状の山は、榛名富士だ。山頂まではロープウェイで行くこともできる。


榛名湖の先に見えるのが、榛名山の最高峰である掃部ヶ岳だ。山頂周辺は少し雲が掛かっている。また、右側に飛び出ているピークは硯岩と呼ばれる展望スポットだ。


午前8時、榛名湖温泉ゆうすげに前泊したメンバーと合流し、宿の裏手にある榛名富士登山口から榛名富士に登り始める。


ロープウェイの登り口とは反対の登り口なので、我々以外の登山者は全くいなかった。


中間地点くらいで小休止。ツツジがチラホラ咲き出している。


40分ほどで、榛名富士山頂1390mに到着する。榛名富士山頂には、榛名富士山神社が建てられている。御祭神は浅間神社・富士山と同じく木花咲耶姫神で、縁結び・安産の神として信仰され、かつては山開きの日には参拝者が列をなしたという。


富士山ポーズで、山頂記念写真を撮る。


榛名富士からは、谷川岳や赤城山ばかりでなく、遠く富士山や筑波山、関東平野と360度の視界が望めるようだが、この日はガスっていて展望はほとんどなかった。


下山は、元来た道を引き返し25分ほどで登山口に着いた。

参考1.榛名富士のコースマップ


参考2.榛名富士の高低図


榛名湖温泉ゆうすげの駐車場から数分歩くと、烏帽子ヶ岳登山口だ。ここからは、3つの山を縦走する。


加護丸稲荷大神の鳥居をくぐる。


鬢櫛山と烏帽子ヶ岳の分岐があり、まず烏帽子ヶ岳方面に向かう。


こちらも40分ほどで烏帽子ヶ岳山頂1363mに到着する。烏帽子ヶ岳という名前から尖った山頂からの展望はいいのかと思っていたが、周りは樹林帯で覆われ展望は全くなかった。


山頂周辺をぐるっと回ってみるが、深い笹原で覆われてる。


烏帽子ヶ岳から元来た道を戻り、鬢櫛山(びんぐしやま)1350mまで行く。ヤマツツジがきれいなので、鬢櫛山山頂で昼食休憩することにした。


昼食後、さらに先に進むとヤマツツジが満開になっている場所が、所々に見られるようになってきた。


満開のヤマツツジの中を進んでいく。


登山道が草で覆われて分かりにくくなってきた場所を抜けると車道に出た。


車止めのゲートを越えて別荘地の中にある登山道に向かう。


ゲートから15分くらいで硯岩1251mに到着する。岩の上に立つと断崖絶壁に近い岩場で、下を覗くと結構怖い。景色は非常に良く、先に登った榛名富士や烏帽子ヶ岳が良く見える。


榛名湖とその周りの外輪山もよく見えて、榛名山という山の全体像が理解できる絶景スポットだ。


富士という名前が付くだけあって、榛名富士は円錐状の美しい山容だ。


そして、いよいよ榛名山の最高峰である掃部ヶ岳(かもんがたけ)へと向かう。このあたりもヤマツツジがまさに最盛期となり目を楽しませてくれる。


ヤマツツジで感激したのもつかの間、この急階段を見上げて唖然とする。最高峰というだけあって、登山道の急勾配は半端ではなかった。この丸太の階段が延々と山頂まで続いているのだ。


息を切らしながら20分ほどかけて掃部ヶ岳山頂1449mに到着する。最高峰というわりには、質素な山頂だった。


下山は、高崎市榛名林間学校方面に進む。


14:06。高崎市榛名林間学校前の公共駐車場に到着する。榛名山のほぼ代表的な4つのピークを制覇したところで今回の登山を終えた。


その後、榛名湖温泉ゆうすげの温泉に入って帰路についた。榛名山は、手軽に登れる山がいくつもあって四季を通じて楽しめるいい山だった。ただ、赤城山と同様、轟音を響かせたバイクや車が何台も湖岸を走り回っていて、静かな山歩きができないのが残念だった。

参考3.烏帽子ヶ岳~鬢櫛山~掃部ヶ岳 コースマップ


参考4.烏帽子ヶ岳~鬢櫛山~掃部ヶ岳 高低図