都農町のホテルから20分ほどで九重頭駐車場に到着する。登山届を提出してスタートだ。
尾鈴キャンプ場の先にある「矢研の滝」は通行止めになっているとかで、そちらには寄らずに林道を進む。
沢沿いを歩いていくと、日本で初めて名勝指定されたといわれる尾鈴山爆布群の一つである「次郎四郎滝」が現れてきた。
落石がゴロゴロしている林道の途中から、尾鈴山の登山道が始まる。
林道から登山道に入ると、なかなかの急傾斜の道が続く。
日当たりが悪く、湿度が高くて苔むした岩がゴロゴロしている登山道だ。歩いている途中で、足元にヒルがいるのが見えたので、〇合目の看板があるところでは、必ず足元をチェックするようにしてヒルに注意して登っていく。
5合目を通過。
途中から霧雨のような状態になり雨具を着て進む。
尾鈴神社の鳥居が見えてきた。
鳥居の先には小さな祠がある。ここが尾鈴神社のようだ。
神社の先が、尾鈴山山頂1405mだ。山頂は樹木で覆われていて残念ながら眺望は楽しめないが、二百名山の一つに登頂できて満足。この地方は名馬の産地で、それに因んだ伝説もあり、山名もそれに由来する。その昔、山中の牧場に白馬がいて、ときどき、この白馬に山の神様が乗って都農の海岸辺りまで駆け巡っていた。その白馬の首の鈴が馬のいななきとともに鳴り響いたので、山の神を「お鈴様」と呼んだという。
尾鈴山から周回コースに向かう。シャクナゲの森の中を進む。
次のピークである長崎尾1373mに到着する。ちょうどお昼になっていたので、ここで昼食休憩をする。
その先には矢筈岳というピークがあったが、危険な個所があり展望も望めないので迂回路から白滝方面に下山する。
白滝方面への下りが長く、かなりの時間を要した。
このコースの最大の見どころである「白滝」の上部が展望台から見えた。
このコースで一番の難所である沢を渡渉する。
渡渉箇所を越えてさらに20分程度歩くと、白滝の滝壺辺りに到着する。頭上にある木々で全容がつかめないので下の方まで下りていく。
木々がなくなった場所からは、落差75mの堂々たる姿を湛える白滝を一望できる。一本の滝筋ではなく、途中にいくつもある岩の段差が水の流れを弾いて水飛沫をあげており、凄い迫力で見応えは抜群だ。この滝を見られただけでも、この山を登ってきた甲斐があった。
白滝から一旦戻って下山路の分岐に戻る。金属の板が渡された橋を渡る。
その後も、いくつかの素晴らしい滝を見ながら進む。
荒々しく岩をくり抜いたようなトンネルを抜ける。かつてトロッコが走っていたトンネルらしい。
トンネルの出口。この道はトロッコ道だったのだろう。
「さぎりの滝」。白い布を一面に敷いたような美しい滝だ。
長かった登山道も終わり、駐車場に着く。登山靴を履き替えようとして、足元を見るとヒルが何匹もくっついている。あまりの恐怖で一斉に悲鳴が上がっていた。10人のメンバー全員の足元にはヒルがいた。尾鈴山山頂までは注意していたのだが、下山時になると滝やら急斜面の下りという事に気を取られ、ヒルの事などまったく気にしていなかったのだ。下りの時も上りと同様ヒルがいてもおかしくない。恐るべし尾鈴山。この時期は、ヒル対策が一番重要だったのだ。
血を吸って満腹のヒル。10人中6人はヒルの被害にあい、靴下が血だらけになっていた。
大騒ぎの末、車に乗って次の目的地である都城に向かった。
参考1.尾鈴山の高低図&コースタイム
参考2.尾鈴山のコースマップ
「2023高千穂峡観光&尾鈴山・高隅山登山ツアー:3日目高隅山」に続く。
尾鈴キャンプ場の先にある「矢研の滝」は通行止めになっているとかで、そちらには寄らずに林道を進む。
沢沿いを歩いていくと、日本で初めて名勝指定されたといわれる尾鈴山爆布群の一つである「次郎四郎滝」が現れてきた。
落石がゴロゴロしている林道の途中から、尾鈴山の登山道が始まる。
林道から登山道に入ると、なかなかの急傾斜の道が続く。
日当たりが悪く、湿度が高くて苔むした岩がゴロゴロしている登山道だ。歩いている途中で、足元にヒルがいるのが見えたので、〇合目の看板があるところでは、必ず足元をチェックするようにしてヒルに注意して登っていく。
5合目を通過。
途中から霧雨のような状態になり雨具を着て進む。
尾鈴神社の鳥居が見えてきた。
鳥居の先には小さな祠がある。ここが尾鈴神社のようだ。
神社の先が、尾鈴山山頂1405mだ。山頂は樹木で覆われていて残念ながら眺望は楽しめないが、二百名山の一つに登頂できて満足。この地方は名馬の産地で、それに因んだ伝説もあり、山名もそれに由来する。その昔、山中の牧場に白馬がいて、ときどき、この白馬に山の神様が乗って都農の海岸辺りまで駆け巡っていた。その白馬の首の鈴が馬のいななきとともに鳴り響いたので、山の神を「お鈴様」と呼んだという。
尾鈴山から周回コースに向かう。シャクナゲの森の中を進む。
次のピークである長崎尾1373mに到着する。ちょうどお昼になっていたので、ここで昼食休憩をする。
その先には矢筈岳というピークがあったが、危険な個所があり展望も望めないので迂回路から白滝方面に下山する。
白滝方面への下りが長く、かなりの時間を要した。
このコースの最大の見どころである「白滝」の上部が展望台から見えた。
このコースで一番の難所である沢を渡渉する。
渡渉箇所を越えてさらに20分程度歩くと、白滝の滝壺辺りに到着する。頭上にある木々で全容がつかめないので下の方まで下りていく。
木々がなくなった場所からは、落差75mの堂々たる姿を湛える白滝を一望できる。一本の滝筋ではなく、途中にいくつもある岩の段差が水の流れを弾いて水飛沫をあげており、凄い迫力で見応えは抜群だ。この滝を見られただけでも、この山を登ってきた甲斐があった。
白滝から一旦戻って下山路の分岐に戻る。金属の板が渡された橋を渡る。
その後も、いくつかの素晴らしい滝を見ながら進む。
荒々しく岩をくり抜いたようなトンネルを抜ける。かつてトロッコが走っていたトンネルらしい。
トンネルの出口。この道はトロッコ道だったのだろう。
「さぎりの滝」。白い布を一面に敷いたような美しい滝だ。
長かった登山道も終わり、駐車場に着く。登山靴を履き替えようとして、足元を見るとヒルが何匹もくっついている。あまりの恐怖で一斉に悲鳴が上がっていた。10人のメンバー全員の足元にはヒルがいた。尾鈴山山頂までは注意していたのだが、下山時になると滝やら急斜面の下りという事に気を取られ、ヒルの事などまったく気にしていなかったのだ。下りの時も上りと同様ヒルがいてもおかしくない。恐るべし尾鈴山。この時期は、ヒル対策が一番重要だったのだ。
血を吸って満腹のヒル。10人中6人はヒルの被害にあい、靴下が血だらけになっていた。
大騒ぎの末、車に乗って次の目的地である都城に向かった。
参考1.尾鈴山の高低図&コースタイム
参考2.尾鈴山のコースマップ
「2023高千穂峡観光&尾鈴山・高隅山登山ツアー:3日目高隅山」に続く。