とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018屋久島ツアー:2日目宮之浦岳縦走登山・栗生岳~宮之浦岳~新高塚小屋

2018-05-31 19:16:16 | 山登り
ヤクシマシャクナゲとハイノキが並んで咲いている。


岩場をよじ登る。


今まで白っぽいヤクシマシャクナゲが多かったが、標高が上がるにつれ赤からピンクの花びらが多くなってきた。シャクナゲは、赤いほうが見ごたえがある。


登山道の周りは、全てシャクナゲで埋まるようになってきた。




ロープを掴んで岩場を登る。


シャクナゲと一緒に記念撮影。


前方には、奇岩がゴロゴロ飛び出している屋久島の山独特の景観が見えだしてきた。


沢のある場所で、昼食休憩をする。その後、しばらく進むと携帯トイレブースがある場所まで来た。屋久島では、水の汚染を防ぐため、やたらな場所で用足しすることも厳禁だ。携帯トイレを持参するのが義務となっているが、携帯トイレブースがなかなかなかったので、ここでブースがあってホッとした。


携帯トイレブースの近くには、まるで人の顔のように見える奇岩がある。


こちらも人のように見えるが、顔の部分が人為的に乗せたかのように見える。不思議な景観だ。


ガイドさんによると、真ん中の奇妙な形の雲は、桜島の噴煙だという。


13:32。栗生岳1867mに到着する。屋久島三岳(宮之浦岳、永田岳、栗生岳)の一つに数えられ、九州で第3位の標高となる。


栗生岳は、栗生集落の岳参りの対象であり、山頂部の岩の隙間には一品宝珠大権現(いっぽんほうじゅだいごんげん)の祠が祀られている。


13:57。宮之浦岳1936mに無事到着する。九州最高峰の山であるとともに、日本百名山の最南端の山でもある。


こちらは、屋久島三岳の一つ、永田岳だ。


宮之浦岳山頂で、景色を十分楽しんだ後、下山に向けて北上する。眼下に見える山の斜面の白やピンクの部分は、全てヤクシマシャクナゲである。宮之浦岳より北側は、驚くほどのシャクナゲの群落に圧倒される。ガイドさんもこれほど咲いているとは思っていなかったらしく、50年に1回くらいの開花じゃないかと言っていた。


永田岳を見ながら下って行く。


登山道脇のヤクシマシャクナゲが素晴らしくて感動する。ところどころで足が止り、何度もカメラを構える。花の香りも楽しんでみた。




さらに進んでいくと、奇岩だらけの山頂には、一際目立つサングラス岩が見えてきた。サングラスをかけた人のような岩の横には、登山者の姿も見える。


サングラス岩の真下まで来た。下から見上げると、目と口の間が割れて二つの岩に分かれていたことがわかる。その後、我々もサングラス岩の横に立って展望を楽しんだ。


森林限界から下に下ると、背の高い木々の下を歩くことになる。これらの木は全てヤクシマシャクナゲで、上の方には花が咲いているのだ。


木々の間にヤクシカが草を食べていた。我々が近づいても逃げる様子もなく、人間にも慣れているかのようだ。


16:22。坊主岩の横を通過する。この数分後には、湧き上がってきた雲で、全く見えなくなってしまった。天気が悪化する予兆だ。


17:10。この日のゴールである新高塚小屋に到着する。既に小屋の中は満員で、我々はテントで泊まることになった。小屋前のテラスにカラフルなテント村が出現する。この日の宿泊者は、小屋とテントで100名近くもいたらしい。


テントも夕食も全てガイドさんが用意してくれるらくちん登山だったので、我々はただ食事が出来上がるのを待っているだけであった。


メインディッシュは、猟師でもあるOさんが捕ったシカ肉料理だ。屋久島の芋焼酎「三岳」も飲んで気持ち良くなってきたところでテントに入った。


テントで横になってから小1時間もするとテントを打つ雨の音が聞こえだしてきた。いよいよ、翌日は雨中の下山になるのだなあと覚悟を決めて眠りについた。

参考.淀川登山口~新高塚小屋までのコースタイム


「2018屋久島ツアー:3日目宮之浦岳縦走登山・新高塚小屋~縄文杉~荒川登山口」に続く。

2018屋久島ツアー:2日目宮之浦岳縦走登山・淀川登山口~花之江河

2018-05-30 18:46:52 | 山登り
2日目は朝の4時起きだ。朝食と昼食を弁当にして貰って、ホテルまで迎えに来てくれた山岳ガイドのOさんと共に屋久杉自然館に向かう。屋久杉自然館からは、タクシーで淀川登山口に向かう。登山口周辺は、大勢の登山者と車で溢れ大賑わいだった。まずは、朝食弁当を登山口で食べて腹ごしらえだ。


6:20。ガイドからコースの説明などを受けて、いよいよ宮之浦岳縦走登山の始まりだ。


樹木で覆われた登山道を登りはじめる。


しばらく進むと、まるで桜のような花が咲いているのが見えてきた。薄ピンクの優しい色はまさに桜としか思えないが、良く見るとツツジだ。これは、本州では見かけることのないサクラツツジである。


根元から見上げると巨大なサルノコシカケがあった。


登山道には、蛇のように根が絡み合っている。滑りやすいので、根を踏まないよう注意して歩いていく。


今度は、薄ピンクの大振りの花びらが見えてきた。今回の山行で楽しみにしていたヤクシマシャクナゲだ。


倒木に蔓延っている苔類。


サクラツツジがいたるところで見られる。ところどころでガイドの説明も受ける。


フタリシズカ。3本のフタリシズカもある。


淀川小屋前にある沢。水が透き通っている。


ヤクシマシャクナゲがあちらこちらで見られるようになってきた。




サクラツツジとヤクシマシャクナゲが並んで咲いている。


大きな岩を乗り越える。


樹木が途切れた場所から、高盤岳(1711m)が見えてきた。山頂に乗っかっている岩は、トーフ岩と呼ばれ、屋久島では最もシャッターを切られる岩だと言う。




別の方向に見える山の斜面には、白っぽい花で一面覆われている。全てヤクシマシャクナゲだ。


登山道間近でも、ヤクシマシャクナゲとサクラツツジが並んで咲いている。


9:45。小花之江河に到着する。小花之江河は標高約1620mにある日本最南端の高層湿原だ。




水溜りには、オタマジャクシが一杯いた。これらはみんな巨大なヤクシマヒキガエルになるらしい。


可愛い白い花はハイノキだ。ハイノキという名前の由来は、間伐材を燃やして出来た灰を染物の媒剤として利用していたことによるそうだ。

10:10。花之江河に到着する。花之江河は、標高約1630mにある高層湿原だ。すぐ近くには、黒味岳という山がある。


大分歩いてきたので、花之江河でおやつ休憩する。


「2018屋久島ツアー:2日目宮之浦岳縦走登山・栗生岳~宮之浦岳~新高塚小屋」に続く。

2018屋久島ツアー:1日目島内観光

2018-05-29 22:18:47 | 観光
24日から27日まで、鹿児島県の屋久島へ行ってきた。2009年に宮之浦岳登山で行って以来9年ぶりの屋久島だ。前回は、登山だけで屋久島の観光や白谷雲水峡などに行けなかったので、また行ってみたいと思っていた。今回は、屋久島に連れて行って欲しいという山友たちの要望で、2回目の屋久島上陸となった。

まずは、朝一番のANA機でセントレアから鹿児島空港に向かう。鹿児島空港からは、JAL系のJAC(ジャパンエアーコミューター)のプロペラ機で屋久島に向かう。


屋久島空港へは、約30分のフライトで到着する。


屋久島空港は、滑走路が1500mと小さい空港で、JACしか就航していない。山の上には雲がかかっているが、1日目、2日目は晴れる予想だ。


屋久島空港でレンタカーをチャーターして、まずは島内観光に向かう。お昼近くになっていたので、まずは食べる場所を探す。しばらく南方向に走り、安房地区のお土産屋のレストランに立ち寄る。入り口では、ネコがのんびりくつろいでいた。


何を食べようか迷ったが、やはり屋久島らしいトビウオのづけ丼&うどんセットを頼む。トビウオの刺身は美味しく、うどんの出汁も効いていて絶品だった。


お腹も膨れたところで、まず向かったのが竜神の滝だ。


鯛之川にかかる千尋橋から滝を眺めることができる。落差が30mもあるそうだが、少し離れているので、あまり目立たない滝だ。しかい、周囲の景観が良く眺めはすばらしい。


竜神の滝からさらに奥に車を走らせると、「げじべいの里」がある。「げじべえ」は屋久島の山に住む森の精の妖怪で大木や老木などに住み着いていると言い伝えられているそうだ。


妖怪が潜んでいそうな森の中をしばらく歩く。


森を抜けると、視界が一気に開け、壮大なV字谷の景観の中央から豪快に流れる「千尋の滝」が見えた。滝の落差は約60メートル。滝の左側にある岩盤が、まるで千人が手を結んだくらいの大きさということで「千尋の滝」と名づけられという。雨の降った後など増水しているときは、迫力のある滝の姿を見ることができ、岩盤からも幾筋もの滝が流れ落ちるようだ。


小高い山の上にある展望台からは、海に流れ込む鯛之川の河口も見える。河口には「トローキの滝」があるはずだ。


千尋の滝を見てから、「トローキの滝」を見に行くことにした。道路際にある「ぽんたん館」に車を止めて、少し坂を下ったところまで行くと「トローキの滝」が見えた。この滝も、遠目からしか見ることができない。「トローキの滝」は太平洋の海上に直接落ちる全国でも珍しい滝で、落差は6mあり、水が絶え間なく流れ落ちている。


「ぽんたん館」で“たんかんタルト”と“たんかんジュース”を買って一休みだ。


屋久島の南西部、中間地区にある「中間ガジュマル」。中間ガジュマルは、町指定文化財の天然記念物。ガジュマルの間を道がとおっていて、ガジュマルがアーチのようになっている。




中間ガジュマルは、NHK連続テレビドラマ『まんてん』のロケ地でもあって、真辺兄弟の住む屋久島トロピカル村の入り口として使われたそうだ。


滝巡りの最後は、屋久島の滝では水量規模とも最大規模を誇り、日本の滝百選にも選ばれている落差88mの「大川(おおこ)の滝」だ。


豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様はダイナミックで、その水量に圧倒される。滝壺の真下まで歩いて行けるので、水しぶきを浴びに近くまで寄ってみる。




大川の滝から、更に時計回りで北上していくと、道が細くなり一車線の山道がしばらく続く。この区間は、通称「西部林道」と呼ばれる約20キロにわたる人家のない道のりが続いている。そのうち約15キロは世界自然遺産地域に含まれ、海岸部から山頂部まで人の手が加わっていない森林が続き、野生のヤクザルの群が重なり合って生活している。路上では、くつろぐサルの姿が何度も見られた。




西部林道を抜けると、屋久島灯台がある。この灯台は、明治27,28年の戦役により、わが国の領有となった台湾の統治・開発上、航路を整備する必要から建設された、いわゆる台湾航路灯台の一つで、明治30年から明かりが灯されたという。


灯台の眼下には、碧い海が広がっており、運がよければウミガメの遊泳を見ることが出来るそうだ。


永田いなか浜はウミガメの産卵地として有名な場所だ。そして、浜の先に見える島は口永良部島である。3年前、火山の噴火で全島避難もあった島でも知られる。この日は、噴煙は見られず静かだった。


ほぼ、島を一周してこの日の宿である「ホテル屋久島山荘」に着く。夕食は、やはりトビウオがメインだ。トビウオのから揚げは食べやすく羽から尻尾まで全部食べることができた。


翌日は、1泊2日の宮之浦岳縦走登山だ。朝早くの出発となるので準備を整え早めに就寝した。

「2018屋久島ツアー:2日目宮之浦岳縦走登山・淀川登山口~花之江河」に続く。

2018佐渡トレッキングツアー:4日目

2018-05-24 00:11:36 | 観光
4日目の朝7:30にホテルを出発する。


この日は、佐渡の北西部を中心に観光する。まず最初に向かったのが、七浦海岸だ。七浦海岸は相川地区の鹿伏から二見までの7つの集落をまたぐ10kmの海岸線である。典型的な隆起海岸で、珊瑚が散在していて変化に富み夕日が美しいそうだ。後方に二つの岩が仲睦まじく並んでいるのが夫婦岩だ。


夫婦岩から20分ほど車を走らせると尖閣湾揚島遊園に着いた。尖閣湾は、昭和28年の菊田一夫原作の映画 「君の名は」、同じく平成3年のNHK連続テレビ小説「君の名は」のロケ地になっているそうだ。尖閣湾の資料室や売店では当日の様子が写真パネルなどで紹介されている。もちろん、新海誠監督の「君の名は。」の聖地とは関係ない。


尖閣湾揚島遊園には、海中透視船(クラスボート)が運航しているので15分ほどの乗船を楽しむことにした。岩盤を掘りぬいたトンネルを下って桟橋に向かう。


海中透視船は15分ごとに出航するという。10分ほど待って乗船するが、客が途切れた時間だったので貸し切り状態となった。


橋の名は「遊仙橋(ユウセンキョウ)」だが、通称「まちこ橋」とも呼ばれている。由来は、松竹映画「君の名は」のロケでまちこが歩いたことらしい。ただ、その時は、吊り橋だったが、現在は立派な橋に架け替えられている。


海中透視船の底は透明になっているので海藻や魚が泳いでいるのが見える。


尖閣湾は、5つの小湾の総称で、ノルウェーの「ハルダンゲル・フィヨルド」の峡尖美に似ていることから、尖閣湾と名付けられた。30m級の尖塔状の断崖が連なる景観が凄い。


岩場には、多くのカモメが集まっている。




揚島の展望台からも、湾内を行き交う海中透視船が見える。


山形県酒田市の北西にある飛島と新潟県の佐渡島のみに分布するトビシマカンゾウが咲きだしていた。ニッコウキスゲの仲間だ。


水族館では、珍しいヤリイカやブリの遊泳を見る事ができた。




大佐渡スカイラインに入るとすぐに佐渡奉行所跡がある。金脈の発見により、佐渡は天領(幕府の直轄地)となり、1603年、相川に「佐渡奉行所」が置かれた。その後、何度か消失などしたが、現在は御役所部分を忠実に復元して、佐渡特有の奉行所の形態を知ることができるようになっている。


こちらは、時代劇などでよく見るお白州である。お奉行さまが一番高いところに座って裁きをする場所だ。


裁きを受ける罪人は、石の上にひかれた筵の上に座って裁きを受けるのだが、長く座っているのはとても苦痛だっただろうと思う。


「御役所」の裏は、お奉行さまの屋敷だったそうだが、こちらは復元されておらず、部屋の枠が記されているだけだ。


御役所の隣には、金銀を精製する「勝場(せりば)」という施設がある。採掘した鉱石を細かく砕いて金や銀を選鉱する工場だ。スタッフの方が懇切丁寧に説明してくれるのでいろいろ勉強になった。




採掘した鉱石は、金銀の純度によって“い”、“ろ”、“は”に分けた袋に入れられて運ばれたという。


佐渡奉行所の広大な敷地には、馬場や蔵、長屋などもあり、金銀で栄えた佐渡奉行所の権勢を大いに感じさせられた。

そして佐渡といったら、やはり佐渡金山に寄らずしては帰れない。最後は、佐渡金山に寄って行く。いくつか見学コースがあったが、帰りの時間も考えて、所要時間30分の宗太夫坑江戸金山絵巻コースに入る。


宗太夫坑は、江戸時代の手掘り坑道・採掘跡だ。地中深く堀り巡らされた坑道跡に、「佐渡金山絵巻」に描かれた採掘作業を忠実に再現している。リアルな人形の表情を見ると、いかに過酷な作業だったのだろうと苦労を思いやられた。




坑内見学を終えて資料館に入ると、6000万円の金塊取り出しゲームをできるボックスがあった。30秒以内に金塊を取り出すことが出来れば金箔カードを貰えるという。試しにやってみたが、穴は小さいし、金塊は重すぎてとても取り出すことはできない。既に2249名もできた人がいるらしいが、とても信じられない。




最後は、金箔入りソフトクリームを買って佐渡金山を出る。


その後、大佐渡スカイラインを縦断する。標高が高くなるにつれて雲の中に入り景色は全く見えなくなっていた。2日目に金北山から下山後立ち寄った白雲台交流センターの周りもまったく景色が見えない。


白雲台から下るにしたがって雲は晴れてきた。だいぶ下ってきたころ、驚いたことに道路を3頭の馬が走っているのに遭遇する。野生なのか牧場から逃げ出したのか良く分からないが、周りに人はいない。前を気ままにゆっくり走っているので、追い抜くこともできない。しばらく後を付いていき、広くなったところで追い抜いたが、いったいあの馬たちは何だったのだろうか?いまだに謎だ。




12:30。両津港のレンタカー会社に到着し、レンタカーを返却して帰路につくことにした。来た時と同じようにジェットホイル、上越新幹線、東海道新幹線を乗り継いで無事帰宅。3泊4日の佐渡トレッキングツアーは、前半二日間はほぼ快晴、後半二日間は小雨後曇りで傘を使う事はなかった。天気にはまずまず恵まれた良い旅であった。5月のゴールデンウィーク明けの大佐渡山脈は、まさに花が百花繚乱である。いい時期に行くことが出来て良い思い出になった。花好きの方には、大いにお勧めしたい山旅である。

2018佐渡トレッキングツアー:3日目

2018-05-23 19:52:37 | 観光
3日目からは佐渡の有名どころを一通り観光する予定だ。天気予報は3日目、4日目とも雨模様で屋内の施設を観光するしかないと思っていた。朝一で、両津港のレンタカー会社に出向き、2日間レンタカーを借りることにした。

まず最初に向かったのが、トキの森公園だ。佐渡と言ったら、絶滅したと言われるトキを人工繁殖で保護増殖、野生復帰の取り組みをしている島として有名である。本物のトキを見られる場所という事でまず行ってみたかった。出る時は、雨がパラパラ降っていたが、大した雨ではなく、そのうち傘は必要ないくらいに止んでいた。

朝8時半の開場とともに「トキ資料展示館」に、入場する。トキの保護増殖に関するパネル、映像・音声資料、剥製・骨格標本などが展示されている。




観察回廊から飼育ケージ内のトキを観察できる。ただ、距離が離れているし、あまり動きがないので良く見えなかった。


もう一つの施設「トキふれあいプラザ」にも寄ってみる。こちらの施設では、窓越しながらわずか2センチまでの間近でトキが観察できる。ちょうど、1羽が池の中までやってきてドジョウをついばんだりしている様子がよく見えた。


宿泊したホテルの前の田圃にも時々、トキが飛んでくることがあるそうだ。現在、自然界にはおよそ300羽のトキが生息しているというが、まだ野生定着というレベルに達していないという。こういった保護活動で、自然界にトキがたくさん戻ってくるようになったらいいなと思った。

次に向かったのが、エールフランスの機内酒に使われているという真野鶴の醸造元である尾畑酒造の酒蔵見学だ。尾畑酒造の歴史や仕込み蔵などの見学をしていく。試飲コーナーもあったのだが、車だったので残念ながら飲めなかった。一応、お土産用に真野鶴を買っていく。


尾畑酒造の近くには佐渡歴史伝説館があり、そちらも寄って行く。入り口には、「瑞鳥」(ずいちょう)が飾られている。瑞鳥とはめでたい鳥を表し鶴や鳳凰のことを言うそうだ。作者は人間国宝の佐々木象堂で、皇居宮殿に飾られている。


昭和56年には、皇太子殿下、妃殿下も来館されているらしい。


これが佐渡歴史伝説館の建物。池の中にたたずむ姿が荘厳な雰囲気を感じさせてくれる。


中に入ると、佐渡の歴史や伝説を等身大のロボット人形がリアルな動きで再現してくれる。順徳上皇の配所の月、日蓮聖人の塚原問答、世阿弥の雨乞いの舞など、有名なシーンが精緻な動きで伝えられる。






2階では、語り部ロボットによる「安寿と厨子王」、「鶴女房」などの伝説が上演される。




後で知ったのだが、佐渡歴史伝説館のお土産販売コーナーでは、北朝鮮拉致被害者曽我ひとみさんの夫であるチャールズ・ジェンキンスさんが佐渡歴史伝説館オリジナル商品「太鼓番せんべい」の販売を行っているそうだ。行ったときは気付かなかったのだが、確かに外人ぽい人がいたなあという記憶はある。

人面岩。真野から小木へと向かう越の長浜にそびえる高さ10mほどの奇岩。緑色を帯びた安山岩で、遠くを見つめる人間の横顔に見えることから「人面岩」と呼ばれている。


佐渡最古と伝わる「西三川砂金山」跡地に建つ体験型資料館「佐渡西三川ゴールドパーク」に寄る。


ここでは、初級、中級、上級の各コースの「砂金とり体験」ができる。


一番砂金が取れやすい初級コースに挑戦。ざるの中に砂を掻き込み、回転させながら砂を減らしていく。金は重たいのでざるの底の方に落ちてくるという。ある程度砂が減ったら、斜めにして小石を出して金色の砂金が残っていないか確認する。一粒でも見つかったら、指で掻きだして水の入った小瓶に移し替える。そんな作業を30分ほど繰り返していたら結構砂金が集まった。


30分で7粒の砂金が集まった。取り方を教えてくれたスタッフによると、結構いい成績らしい。気を良くして、記念に採った砂金をストラップ加工(有料)してもらった。


昼食を済ませてから寄ったのが、小木地区のたらい舟体験だ。たらい舟は狭く入りくんだ岩礁が多い小木海岸で、ワカメやアワビ、サザエなどをとるために考案されたもので、洗濯桶から改良に改良を重ね現在のたらい舟になったと言われている。女船頭さんの竿さばきでしばらく湾の中を周遊する。


自分でも竿を持って操作していいというので、やってみるが、結構難しい。全然進まないので、最後は船頭さんに任せる。


小木地区には、いろいろ観光スポットがあり、民俗学者・宮本常一氏の提案により設立された「佐渡国小木民俗博物館」にも立ち寄る。建物は、大正9年築の旧宿根木小学校で、南佐渡の漁業や懐かしい暮らしのアイテムなど、その数約30,000点余りの民俗資料を展示している。




隣接の展示館では実物大の千石船「白山丸」を公開している。安政5年(1858年)に宿根木で建造された「幸栄丸」を当時の板図をもとに復元したものだ。


千石船の中にも入る事が出来、米俵を積んでいた様子などがわかる。


千石船を縮小した模型。


佐渡国小木民俗博物館の近くには、宿根木の集落がある。入り江の奥に寄り添う「千石船と船大工の里」として知られ、佐渡金山繁栄期の17世紀を経て、江戸後期から明治初期にかけては北前船稼業として発展。小さな入り江に面して、船板などを利用した板壁の民家100余棟が密集する町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。一般公開されている民家があり、集落全体が船の仕事に従事した歴史がわかる。


三角家。狭い路地の形状に合わせて三角形に建てられた家。建物の形から舟形の家とも呼ばれている。船大工が最大限に土地利用を図った知恵と技が見られ、宿根木を象徴する建物のひとつで、平成18年まで実際に使われていたそうだ。


伊三郎。明治26年(1893)まで、弁財船の船頭を稼業としていた。2階北側部分がせり出したセガイ造りや登り梁構造、「石」と書かれた軒下飾りなど特徴的な意匠が残っている。


この「舟つなぎ石」は、小木地区宿根木の伝統的建造物群保存地区内の海岸の岩礁上にある廻船係留用の石柱だ。


舟つなぎ石の周りでも、たらい舟の体験をしている人がいる。


朝からいろんなとこを回り、佐渡の一番南端まで来ていたら15時近くになっていた。両津のホテルまでは1時間くらいかかるので、そろそろ帰ることにした。翌日も半日は観光できるので、残りは明日の楽しみに残しておくことにした。

「2018佐渡トレッキングツアー:4日目」に続く。

2018佐渡トレッキングツアー:2日目後半

2018-05-22 19:09:18 | 山登り
9:52。役の行者への分岐に出た。左に行くと役の行者、右に行くと残雪期ルートだ。とりあえず、役の行者方向に行ってみる。


すぐに雪渓が出てきた。多少踏み跡があるものの、急斜面をトラバースするコースとなっており、ちょっと危険かなと思い引き返す。まだ、残雪があり、おとなしく安全な残雪期ルートで行くことにした。


10:15。雪解け水がジャバジャバ流れる登山道を登って行くと、あやめ池に出た。


あやめ池から先に進むと、再び雪渓が出てきた。


雪渓を見上げると、覆いかぶさってくるような雪の壁だ。ロープに捕まってよじ登るように上がって行く。この日最初で最後の難所だ。


雪渓を登り切って下を見ると、あやめ池があんなにも小さく見える。


最後の雪渓だ。ここは、ゆるやかな傾斜なのでルンルン気分で登って行ける。雪渓を登り切れば金北山山頂だ。


自衛隊のレーダードーム跡が見えてきた。


10:41。金北山山頂1172mに到着だ。山頂には金北山神社が祀られている。




眼下の展望も素晴らしい。朝が早かったので、山頂でお昼とした。山小屋で作ってもらったおにぎり弁当が美味しい。


11:20。当初の予定よりだいぶ早く着いてしまったが、早め早めの行動という事で下山を開始する。狛犬の間を通り抜け下って行く。


前方の山の上に見えるのは、自衛隊の新型レーダー基地だ。金北山にあったレーダーは廃止され、2010年から金北山の西隣の妙見山山頂に新型レーダーが設置されたそうだ。このレーダーで日本海全域を監視するのが役目だ。


因みに、金北山から白雲台までの道路は、防衛省が管理する道路の為、無断で通行することはできない。事前に通行許可をとっておかなければならないのだ。

自衛隊の車両が通行するためか、重量のある車両が通っても大丈夫なようなコンクリート舗装道路を歩く。途中、演習中の自衛隊員を見かけたが、特に呼び止められることもなく普通に歩くことが出来た。


12:20。白雲台にある通行ゲートまで来た。


ゲートの脇にあるロープを外して通り抜ける。


通行する際には、通行届が必要になる旨が記載されている。


12:25。白雲台交流センターに到着する。ここで、今回の大佐渡山脈縦走が終わりとなった。当初は、16時頃着けばいいと思っていたのだが、朝のスタートが早かった事もあり、予定よりもかなり早く着いてしまった。白雲台からは、1本しかない16:30の金北ライナーに乗るつもりだったが、4時間も待つのはツラすぎる。

とりあえず、白雲台交流センターでカレーとビールで一休み。展望テラスからは、下界の景色を眺める。パノラママップによれば、北アルプス、妙高山、八海山、飯豊連峰、朝日岳などが見えるらしい。




実際には、春霞の為か、本州の山までは見えず、両津湾が見える程度だ。


結局、1時間ほどで待ちくたびれたので、タクシーを呼んでもらい、最寄りのバス停まで乗せてもらう事にした。タクシーを降りたのは、運動公園前というバス停だ。


時刻表を見ると、次のバスが来るまで30分以上もある。近くに何かないかと歩いてみると、八幡宮という神社があるようなので参道を歩いてみる。


赤い鳥居が見えてきた。


由緒ありそうな神社だ。


参道には、桜参道という名前が付いており、桜の時期に来ると見事な桜並木が見られそうだった。


あたりは、一面マーガレットが咲き誇っていた。


バスに乗車して両津港まで行き、コインロッカーに預けておいた荷物を取り出し、この日に宿泊するホテルに電話をかける。ちょうど送迎バスが港に来ているはずだというので、バスを探して乗車する。結局、ホテルに着いたのは15時過ぎとなり、十分余裕のある時間だった。

参考1.ドンデン山荘~十字路~マトネ~金北山~白雲台 コースマップ


参考2.ドンデン山荘~十字路~マトネ~金北山~白雲台 高低図


「2018佐渡トレッキングツアー:3日目」に続く。

2018佐渡トレッキングツアー:2日目前半

2018-05-21 18:48:05 | 山登り
5:30。ドンデン山荘の部屋から日の出が見えた。うっすらと靄がかかっているが、天気は悪くなさそうだ。


次第に靄も取れてきて、両津港や金北山も良く見えてきた。




ドンデン山荘の展望デッキ。


7時にドンデン山荘を出発する。15分ほど舗装道路を歩くと、金北山縦走路入り口についた。前日は、ここからドンデン池に向かった分岐点だ。


7:20。十字路に到着。


これから先はずっとカタクリの群落が続く。どこまで行ってもカタクリだらけだ。この時期の佐渡の山は、シラネアオイとカタクリの大群落に圧倒される。




ザゼンソウを発見。


ミヤマカタバミかな?


7:55。マトネ937mに到着する。


マトネから金北山を遠望する。まだ大分遠い。


8:08。石花越コースとの分岐を通過。


ここにもタムシバが咲いている。


8:20。小俣沢のコルを通過。




ヤマザクラが咲いている。


ショウジョウバカマ。


雪渓歩きがしばらくある。


この辺りもカタクリが一杯咲き誇っている。


8:36。ツンブリ平。


金北山への気持ちよい縦走路が続いている。


8:42。ブイガ沢のコルを通過。


景色が開け、海岸線も良く見える。


8:52。真砂の峰に到着する。金北山に大分近づいてきた。


9:03。イモリ平を通過。


9:30。天狗の休場。ここが金北山への最後の休憩ポイントだ。




淡いピンクのオオヤマザクラも咲いている。


青いキクザキイチゲ。


「2018佐渡トレッキングツアー:2日目後半」に続く。

2018佐渡トレッキングツアー:1日目後半

2018-05-20 07:25:46 | 山登り
十字路からは、ドンデン山荘方向に向かう。しばらく進むと、雪解け水がたまった池が見えた。


キクザキイチゲは、「春のはかない草花」(スプリングエフェメラル)の代表的な早春植物である。


14:55。ドンデン山荘への分岐が見えてきた。そのまま右に曲がれば20分ほどでドンデン山荘だが、もっと山を歩きたいので左に曲がる。


道路際には、フキノトウの花が咲きだしていた。




15:00。舗装道路の脇からドンデン池に向かう分岐があったので、そちらに向かう。


タムシバの花が咲いていた。




オオタチツボスミレがここにも。


なだらかなドンデン高原が見えてきた。


エチゴキジムシロの群落が広がっている。


オオカメノキの花も咲いている。


沢の流れの中には白い花が…。


可愛いミズバショウだ。


遠くには、ミズバショウの群落も見える。


15:21。ドンデン池に到着する。奥に見えるのは、ドンデン避難小屋だ。




ドンデン池から引き返し、尻立山に登り返す。


上り道の途中から後ろを振り返ると、ドンデン池とドンデン避難小屋が見える。


15:31。尻立山940mに到着だ。後方に見える高い山が、翌日登る予定の金北山だ。大佐渡山脈の最高峰である。


山頂記念写真を1枚。


尻立山を下って行くと、ドンデン山荘の屋根が見えてきた。両津港や加茂湖が良く見える。加茂湖は、日本百景の一つで、新潟県で最大の湖沼であり、日本の離島の中でも最大の湖沼だという。それにしても、この日は素晴らしい天気だ。


15:48。この日の宿となるドンデン山荘に到着する。


ドンデン山荘は山小屋となっているが、部屋はきれいで2段ベッドとなっており、風呂もあって、ちょっとしたホテル並みの宿泊施設である。スタッフもみんな親切でいい宿だった。


部屋の窓からの夜景。両津港の夜景がきれいだ。


翌日は、大佐渡山脈の縦走だ。翌日の天気予報は晴れとなっており、2日目も凄いお花畑の中を歩けることを期待しながら眠りについた。

参考1.アオネバ~十字路~ドンデン池~尻立山~ドンデン山荘 コースマップ


参考2.アオネバ~十字路~ドンデン池~尻立山~ドンデン山荘 高低図


「2018佐渡トレッキングツアー:2日目前半」に続く。

2018佐渡トレッキングツアー:1日目前半

2018-05-19 20:13:43 | 山登り
5月15日から18日まで佐渡に行ってきた。旅の前半は大佐渡山脈縦走、後半は観光旅行だ。まずは、東京から上越新幹線で新潟まで向かう。上越新幹線に乗るのは初めてだ。


乗車した車両は二階建ての“Maxとき”で二階に乗車する。




新潟駅からはバスで新潟港まで移動。佐渡汽船のジェットホイルに乗船する。佐渡汽船には、フェリーとジェットホイルがあるが、フェリーでは佐渡まで2時間半ほどかかるが、ジェットホイルでは1時間ちょっとで到着する。


12:35。佐渡の両津港に到着する。


12:50。事前に予約しておいたバスのドンデンライナーに乗車し、金北山の登山口であるアオネバまで向かう。


13:05。アオネバのバス停から少し舗装道路を歩く。


13:21。アオネバ登山口だ。いよいよ登山道が始まる。


新緑に包まれた森の中を進んでいく。


佐渡の山は花が多いと聞いていたので、どんな花に出会えるか楽しみだった。まず最初に見つけたのが、白いオドリコソウ。


沢が多く、シダ類も多い。


ニリンソウ。


シャガ。


13:45。落合を通過。


落合を過ぎると、シラネアオイがところどころで見られるようになってきた。


黄色い花は、エチゴキジムシロ。


オオイワカガミ。


オオタチツボスミレ。


14:07。ユブを通過。


この辺りからシラネアオイがたくさん見られるようになってきた。




オオイワカガミとオオタチツボスミレが揃って咲いている。


オオイワカガミを真正面から見ると面白い形だ。


登山道には、シラネアオイが驚くほど群生している。これほど群生しているのは佐渡だけだろう。


カタクリも咲き出している。




キクザキイチゲ。


14:37。アオネバ十字路に到着する。


「2018佐渡トレッキングツアー:1日目後半」に続く。

2018奈良倉山

2018-05-01 22:39:42 | 山登り
4月最後の30日に、山梨県大月市の奈良倉山に登ってきた。奈良倉山は山梨県大月市と北都留郡小菅村の境にある標高 1349m の山で、大菩薩連嶺から東に続く尾根、牛ノ寝通りのほぼ中央にある。牛ノ寝通りは奈良倉山付近までが、南側が相模川水系、北側が多摩川水系の分水嶺となっていて、秀麗富嶽十二景にも選定されている。

早朝家を出発して、8:30頃、小菅村の小菅の湯に到着する。小菅の湯からはバスで登山口に向かう予定だった。小菅の湯から登山口の鶴峠に向かうバスは、村営バスに乗らなければならないが、土曜日や休日は予約制(日曜日は運休)になっているという事で、数日前、電話で乗車時間と人数を連絡しておいたのだ。当初余裕を持って9:30にしておいたのだが、1時間も早く着いてしまったので、9時に来てもらえないかと電話をして乗車時間を変更した。8:55。村営バスの乗り場でバスを待つ。


9:00。時間通り村営バスがやってきて無事乗車する。乗ったのは、我々メンバー5人だけだ。完全に貸し切りで、タクシーに乗ったような感じである。運賃は、一人100円という事で、運転手さんには何だか申し訳ないくらいだ。


9:08。鶴峠に到着する。


鶴峠には、富士急山梨バスも乗り入れているようだが、小菅村からは唯一村営バスに乗るしかない。ここから登山開始だ。


鶴峠からは、いきなりの急登だったが、登山道から臨む新緑が目に眩しいくらい鮮やかだ。




10:34。奈良倉山山頂1349mに到着する。秀麗富嶽十二景の5番山頂になり、私にとっては11景目の山頂だ。


山頂からは、富士山は見えないが、山頂より少し南側に富士山天望所がある。春霞の空となっていたが、十分富士山の眺望は楽しめる。




11:20。松姫峠まで下りてくる。名称の由来は、戦国時代に武田信玄の娘である松姫が、織田信長の軍勢から逃れるためにこの峠を越えたとされることによるそうだ。


松姫峠にもバス停があり、ここから奈良倉山に登ることもできる。トイレも完備されている。


松姫峠から登りはじめて約40分。12時頃、鶴寝山に到着する。だいぶお腹が空いてきていたので、山頂写真を撮るのも後にして昼食の準備だ。今回は、少人数なのでホットサンドを焼くことにしていた。まずは、パンにバターを塗ってチーズやレタス、トマト、玉子等を挟む。




ホットサンドプレートで裏表ともこんがりと焼く。


焼き終わったホットサンドを人数分に切り分ける。




チーズが入っているので、結構腹持ちが良くホットサンドだけでお腹が一杯になる。その後は、デザートのバームクーヘンとコーヒーで締めである。食卓をかたづけた後、鶴寝山山頂1368mの集合写真を撮る。


鶴寝山からも富士山が見える。午後になって雲が多くなり、やや白っぽい。


13:32。大マテイ山山頂1409mに到着する。ここまで来ると大月市というより奥多摩のエリアになる。大マテイ山は奥多摩エリアでは最高峰の紅葉を見られる山らしい。今回の山行でも最高峰となる。


最高峰を極めた後は、ぐんぐん下って行く。14:27。モロクボ平まで下りてきた。


倒木が何本もある登山道。倒木を何度も跨いで進む。


15:04。登山道が終わり沢まで来た。


集落とレンゲツツジ。


フォレスト・アドベンチャー・こすげの横を通り過ぎる。ここは、日本で唯一の里山ジップスライドができる施設だ。専用のハーネスを使用し自然の森の樹木を使って、「登り」「渡り」「滑走」するスリル満点のコースがいろいろあるそうだ。山登りしなかったら、この施設で一日遊べそうな感じだったが、今回は横目で眺めながら通り過ぎる。


15:19。フォレスト・アドベンチャー・こすげの入り口を出ると、朝、車を止めた駐車場だ。


駐車場からは、すぐ隣にある小菅の湯に移動する。小菅の湯はアルカリ性で、肌がヌルヌルする美人の湯だ。お風呂でさっぱりしてから、無事帰宅する。今回のコースは、登山道が歩きやすく、道標が要所要所に立てられていて初心者にもやさしいコースだ。4月最後の休日は、気持ちよい登山日和の一日となり、楽しく山歩きをすることが出来た。秀麗富嶽十二景は、残りの3番山頂である大蔵高丸とハマイバだけとなった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図