とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』

2011-05-31 22:30:14 | 映画


チェック:自由奔放な海賊キャプテン・ジャック・スパロウをジョニー・デップが演じる人気シリーズ第4弾となるアクション・アドベンチャー大作。永遠の命をもたらす伝説の泉をめぐり、ジョニー・デップ演じるジャックが新たな冒険を繰り広げる。『シカゴ』『NINE』などのロブ・マーシャルが監督としてシリーズに初参加。ジャックのかつての恋人である女海賊を、『それでも恋するバルセロナ』のペネロペ・クルスが演じる。臨場感あふれる映像による大海原やアクションシーンの迫力に、度肝を抜かれること必至だ。

ストーリー:美しい女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会したジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。しかしジャックは、アンジェリカが不死の泉を見つけ出すために自分に近づいたのではないかと疑いを抱く。アンジェリカと史上最強の敵である黒ひげ(イアン・マクシェーン)と共にリベンジ号で船出したジャックだったが、そこには予想だにしない冒険が待っていた。(シネマトゥディより)


パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉をついに見てきた。ヒットシリーズなので、なにはともあれ見たかった映画だ。3D版と通常版とどちらにしようかと迷ったが、とりあえず3D版で見ることにした。今回から、3Dメガネが売り切りということで100円余分に取られたが、次回以降の3D版を見る時に持参すれば100円は取られない。ただ、3Dといっても、それほどリアルに感じた場面は少なく、通常版でも良かったかも知れない。3Dブームも終焉と言う話を聞くし、やはり映画は通常版で充分楽しめる。

さて、内容はどうだったかといえば、人気シリーズだけに2時間を越える長い映画だったが充分楽しめた。ただ、4作目という事でストーリーはごくありきたりの内容だ。「生命の泉」を求めて、ジャック・スパロウ船長、黒ひげ、バルボッサ、黒ひげの娘アンジェリカ、スペイン軍が入り乱れての争奪戦が行なわれる。結果は、予想通りの展開だった。「生命の泉」を手にした者、そしてそれを飲み干すことができた者とできなかった者の運命は、全て予想できた。一本調子のシナリオだという意見が多いが、私も同意見だ。まずは、無難なところでまとまった感が強い。ある意味、何が起こるんだろうというドキドキ感はほとんどなかった。

一番の見所は、新たなキャストとして登場した女海賊アンジェリカを演じたペネロペ・クルスとジャック・スパロウ船長を演じるジョニー・デップの掛け合いだろう。女海賊アンジェリカとジャック・スパロウ船長は、まるで峰不二子とルパン三世みたいな関係だ。ペネロペ・クルスの海賊姿はなかなか華麗で可愛い。また、ジャックの偽者で登場するなど、出だしはなかなか面白かった。このコンビで、さらに次回作が作られそうな雰囲気もあり、それはまた楽しみでもある。

「生命の泉」には、人魚の涙が必要ということで、美しい人魚たちが登場する。こんな人魚に出会ったらさすがの海賊たちもメロメロになりそうだが、この人魚たち、実際は恐ろしく強暴だ。人間に襲いかかり海に引きずり込んで食べてしまうという恐怖の生物である。そんな恐ろしい人魚の一人シレーナと宣教師のフィリップの恋物語がサブストーリーとして描かれている。ただ、本筋とはあまり関係ない話でとってつけたような印象だった。フィリップが海賊の中に加わっていた意味も曖昧な感じがする。また、最恐の海賊という役どころの「黒ひげ」だが、あまり恐ろしげな感じはしなかった。

この映画は、最後までしっかり見てから席を立ってほしい。長いエンドクレジットのあとお楽しみ映像がくっついている。ファンだったらとりあえず見ておいて損はない映画だろう。

神戸マラソンエントリー内訳

2011-05-30 21:29:38 | マラソン
5/25に「第1回神戸マラソン」のエントリー内訳が発表されていた。結果は下記のとおりだ。

【エントリー数最終結果】
エントリー総数 77,421人

[内訳詳細]
■マラソン  倍率3.7倍
・個人エントリー(登録含む):52,337人
・団体エントリー:13,597人(5,761組)
  (定員:個人、団体合わせて18,000人)
■クォーターマラソン  倍率5.7倍
・クォーターマラソン:11,487人
  (定員:2,000人)

大阪マラソンは、外れてしまったが、神戸には娘が住んでいるので是非参加したいと思っている。今回も家族で参加するつもりだが、個人で申し込むと全員一緒に行けない可能性があるので団体エントリーで申し込んだ。マラソンの倍率は3.7倍なので東京や大阪に比べれば、比較的あたる可能性は大きい。東京、大阪に続いて3連敗だけはしたくないものだ。

米軍台風進路予想図の時間表示について

2011-05-29 19:02:11 | ブログ
先日、気象庁と米軍の台風進路予想図に違いがあるという記事を投稿したが、勘違いしていた部分があったので訂正したい。

それは、進路予想図の時間表示についてである。あまりにも同じ時間帯での位置が違うので、変だと思っていた。気になっていろいろ調べてみたら、やはり時間表示に違いがあることが判った。米軍の表示している時間はUTC (Universal Time Coordinates:協定世界時)を使っていることがわかった。時間のあとに「Z」という記号がついているのはUTCからの時差0時間の意味に使われているということだ。それに対して気象庁は当然日本時間の表示であり、JST (Japan Standard Time:日本標準時)を使っている。JSTは協定世界時よりは9時間進んでいるという。

つまり、米軍の表示時間に対しては9時間をプラスすることによって日本時間に直すことができるというわけだ。9時間をプラスして両方を比較するとそれほど進路予想図に違いはないと思える。ただ、気象庁は3日先までしか予想していないが、米軍は5日先まで予想しているので、予定を立てる上で役に立ちそうだ。

米軍(アメリカ海軍)台風情報はこちらから
http://www.usno.navy.mil/JTWC/

クリストファー・マクドゥーガル著『BORN TO RUN』

2011-05-28 23:13:41 | 読書
BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
クリエーター情報なし
日本放送出版協会


トレイルランナーの間で評判になっているという『BORN TO RUN』(走るために生まれた)をアマゾンで購入して一気に読んだ。400ページ近くある長い本だったが、これを読んで今までのランニングシューズに関する考え方を一気に覆られされてしまった。

内容は、膝を痛めたランナーである著者が、「なぜ走ると怪我をするのか?」という素朴な疑問から探究の旅を始め、カバーヨ・ブランコという謎のランナー、走る民族タラウマラ族、個性豊かなアメリカン・ウルトラランナーと出合い、伝説の50マイルレースを開催し、膝を痛めたさえないランナーである著者自信がゴールをするまでのロードムービー仕立てになっている。翻訳物だけに、カタカナの名前が飛び交い誰の話だったかよくわからないうちに話が進んでいたり、科学者の考察が入ったりして、読みづらい部分もあったりした。

だが、この本の中で言おうとしていることの一番のポイントは、人間は走るために生まれてきた生き物だという考え方である。そして、その走りを確実なものにするのは素足で走ることだという。その理由を本書では解き明かしてくれる。

ブックカバーには、こんな刺激的な言葉が並べられている。

・本当のRUNはタラウマラ族が知っている。
  毎年、全ランナーの65%から80%が足を故障する。いかにシューズがハイテクになろうとも、それを履けば故障しにくくなることを確かな根拠で示した研究はひとつもない。
・最高のシューズは最悪である。
  最高級シューズを履くランナーは安価なシューズのランナーよりもけがをする確率が123%も大きい。
・足はこき使われるのが好き
  履き古されたシューズのほうが、新品よりも足への影響が少ない、
・人間は靴なしで走れるようにできている
  シューズを履くのは、足にギブスをはめるようなものだ

これらの刺激的な言葉からは、今まで自分が選んできたシューズは最悪の物であったことになる。そのせいで膝を何度も痛めたのであろうか?なんとも今までの靴選びを根本的に考え直される内容だ。まったくの裸足で走るのは無理だとしても、裸足感覚で走れるシューズを履いてみようかという気になってきた。

「早起き力」 神吉武司さん

2011-05-27 22:04:18 | 社会人大学
今年第1回の社会人大学に行ってきた。第1回の講師は、大阪を中心にお菓子のデパート「よしや」を100店舗近く展開する吉寿屋の会長である神吉武司さんだ。吉寿屋は、業界ナンバーワンの利益率、在庫回転率、返品率を誇り、不況のなかでも売上を伸ばす超優良企業であるそうだ。今回は、そんな超優良企業を起こした神吉さんの経営の秘訣の話だった。

その経営の秘訣は、ズバリ「早起き」する事である。「早起きは三文の徳」とはよくいったもので、経営者自らが誰よりも早起きして会社に出勤することで、業績を伸ばしてきたという。朝早ければ、誰もいないし電話もかかってこない。そんな時間を有効に使うことで仕事を効率よく片付けてきたという。これだけを聞くと、仕事好きな人が早起きして誰よりも長く仕事をすれば、儲けることが出来るという話に落ち着いてしまうが、神吉さんの話によると他にも早起きするといい事があるという。

まず、早起きすると長生きするということだ。一般的に女性のほうに長生きが多いのは、朝食の支度で旦那より1時間は早起きしている人が多いからという。まあ、これが事実かどうかは何ともいえないが、夜更かしして朝も遅い人よりは早起きしたほうが健康的な感じはするし、人間の本来の生き方に近いだろうから否定はしない。

また、もう一つ面白い話は、早起きする人は運が強いという。早起きすることで、いろんな幸運に出会うことが多くなるそうだ。実際、神吉さんは早起きしたことで、幸運な出来事に出会ったことがいくつかあったそうだ。そして、早起きすることで人相も良くなって、いい人と出会うことがあるという。

こういう話を聞くと、「早起き」でない自分を振り返った時、かえって自信がなくなりそうだ。早起きでないから長生きしそうもないし、幸運なことにもめぐり合わず、人相も良くないのかなーと思ってしまう。しかし、気持ちとしては早起きしたほうが絶対いいことは判っている。いいとは判っていても、なかなか生活習慣を変えられないのが凡人のなせる業かもしれない。

さて、吉寿屋成長の秘密は、創業者自ら朝6時に出社する早起き体質、エンピツ一本・水一滴ムダにしない倹約精神、トイレも倉庫もピカピカの掃除哲学、利益を社員にどんどん還元する褒賞主義、笑顔と挨拶が絶えない明るい社風、取引先を大切にする共存共栄主義などを徹底していることだという。むやみに倹約するだけではなく、利益があれば半端じゃないほどの褒賞を社員に出すというのは凄い。高級外車や海外旅行といった褒賞もでるという。こんな会社だったら、社員の意気も相当上がることだろう。

一番印象に残ったのは、最後の話の中で人が大事にしたい五つのものが挙げられた。それは、「仕事」「友人」「家族」「健康」「お金」の五つだ。このうちのどれか一つだけが突出してはいけない。全て同じくらいのレベルで大事にするのが幸せになることだという。確かに、「お金」や「仕事」などを大事にしすぎると「家族」や「友人」「健康」がおろそかになって幸せとはいえない。全てバランスよく大事にする事が幸せだという話にもっとも共感できた。

高速料金いったいどうなるのやら

2011-05-26 23:27:55 | 
震災後、普通車について平日2000円を上限とするといった新割引制度の導入を見送ることや「休日1000円乗り放題」の割引制度を6月中に廃止するという話が出ているが未だに何時から実施になるのか明確な時期が示されていない。

震災の復興に多額の予算がかかることから、これらの制度が見送りないし廃止されるというのは理解できる。だが、最近関東から東北方面の高速道路を無料にするといった話も聞こえてきており、一体何時からどうなるの?というところだ。

これからも高速を利用する機会は、何度もあると思うので利用する以上は料金がどうなるか気になる。特に休日1000円については何時まで実施されるかは今後の予定を立てる上で一番気になるところである。各地の観光地では、休日千円の恩恵で観光客が増えたという話もあり、実施時期、実施内容をそろそろ明確にしてほしいものだ。

台風2号の進路はどうなるか?

2011-05-25 19:47:40 | 呟き
今朝のラジオで、気象予報士の森田正光さんが、22日に発生した台風2号の進路についての話をしていた。その中で、米軍も台風の進路予報をしているとの話があり、そちらの予報によると日本の気象庁が予想する進路とかなり違いがあるという話だった。

23年5月25日18時現在の気象庁の進路予想図


23年5月25日15時現在の米軍の台風進路予想図


となっている。

これによると米軍の予報のほうが29日には本州が予報円の中にかなり入っている。それに反して気象庁の予報では29日は沖縄辺りで本州には予報円がかかっていない。ほぼ1日のずれがあり、これほど予報が違う事は珍しいと森田さんが話していた。

どちらが当るかは週末になれば判ることだが、米軍の予想通りに進路をとると被災地をはじめ、日本全体に大きな被害が出る可能性があるという。また、5月の時期に台風が日本に接近することは、過去にほとんどなかったそうでこれが予報を難しくしている要因でもあるようだ。

すでに、九州南部は23日に梅雨入りしたと発表されている。平年より8日早く、去年より20日早い梅雨入りだそうだ。週間天気予報も明日からずっと雨マークとなっていた。この辺りも梅雨入りしたかのような天気になりそうである。いずれにせよ、週末の天気予報には充分注意しておいたほうが良さそうだ。

静岡市でトレイルランの大会開催決まる

2011-05-24 21:56:09 | ニュース
昨日の毎日新聞に静岡市葵区の玉川地区で「トレイルラン」の大会開催が決まったと出ていた。地元住民が地域活性化対策として主催するもので静岡市の補助事業にもなっているそうだ。

コースは全長約36キロ。南アルプスが目の前に連なり、晴れた日は富士山や伊豆半島を眺めながら走ることができる「絶景」コースだという。噂を聞きつけた愛好者が既に何人も練習に来ているそうだ。

大会名は「玉川トレイルレース」。開催日は今年の11月6日で、500人の参加者を見込んでおりかなり大規模な大会になりそうである。場所を調べてみたら竜爪山、真富士山の西側にあたる山域である。静岡駅からそれほど遠くない場所であり、静岡県人としては興味がある大会だ。詳しい大会要綱はまだ明らかでないが、今後の発表に目を光らせておくことにする。

毎日新聞の記事はこちら
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20110523ddlk22040096000c.html

ジョニー・デップのはまり役ランキング - gooランキング

2011-05-23 21:41:05 | 映画


gooのランキングで「ジョニー・デップ」のはまり役ランキングが載っていた。
今週から、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第4作が公開されていることもあり、「ジョニー・デップ」といえば、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ船長が一番のはまり役だという結果は誰もが納得するだろう。私も第1位の結果に満足している。今までの海賊とは一味違うユニークな海賊の役作りを第1作で見て、いっぺんにファンになってしまった。ジャック・スパロウを彼以外の役者がやることは想像できないし、ありえないことだろう。

そして、2位から5位まではティム・バートン監督と組んだ作品ばかりが並んでいる。2位は『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ、3位が『シザーハンズ』のエドワード、4位が『アリス・イン・ワンダーランド』の帽子屋、5位が『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のベンジャミン・バーカーである。ティム・バートンというとゴシック、ホラー、ファンタジーなどを題材にした独特の映像とキャラクターの作品が多く、その作品の雰囲気を見事に演じているのがジョニー・デップであるといえる。この二人がタッグを組んだ作品は、独特の味わいがある。どれを見てもジョニー・デップのはまり役と思えるから不思議である。

2位から5位は、どれが何位になろうともそれほど差はない気がする。個人的な好みで行けば2位に『シザーハンズ』のエドワード、3位に『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカを挙げたいくらいである。まあ、5位までは妥当な結果であろう。

6位以下もいろいろ出ているが、見たことない映画もあるし、見たことあるけどジョニー・デップが出ていたことを気付かなかった映画もある。やはり『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ船長のイメージが強すぎて、他の映画の印象が弱まっていることは否めない。しばらく前に見た『ツーリスト』のフランクなんて役は誰でもいいような役である。アンジェリーナ・ジョリーと競演したという話題づくりに作られたような映画だったといえる。

このランキングを見て、やはり『パイレーツ・オブ・カリビアン』第4作を早く見たくなってきた。

映画『岳-ガク-』

2011-05-22 21:48:02 | 映画


チェック:人気コミック「岳 みんなの山」を原作に、山岳遭難救助をリアルに描いた山岳ドラマ。高度な山岳技術を持ち、山の恐ろしさを知る主人公には原作を愛読していたという小栗旬がふんし、高所恐怖症にもかかわらず氷壁登りや懸垂下降に挑む。ヒロインの新人救助隊員を、小栗とは『ロボコン』以来約7年ぶりに共演する長澤まさみが演じるほか、佐々木蔵之介、石田卓也、市毛良枝らが脇を固める。標高3,000メートル級の名峰が並び立つ日本アルプスで過酷な雪山ロケを行った映像は圧巻。

ストーリー:世界の巨峰を登り歩き山をこよなく愛する島崎三歩(小栗旬)は、山岳救助ボランティアとして登山者の命を守ってきた。春、長野県警山岳救助隊に配属された椎名久美(長澤まさみ)は三歩の指導のもと成長していくが、実際の現場では遭難者を救うことができず自信を失っていた。そんなある日、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生し、久美は仲間と共に救助に向かうが……。(シネマトゥディより)

『ビッグコミックオリジナル』に連載されている石塚真一の「岳 みんなの山」が映画になった。漫画はずっとよんでいたわけではないが時々読んだことがあって面白い山岳漫画だなーと思っていた。それが映画化されたという事で、山の映像がどんなふうに撮影されているか気になって早速見に行ってきた。

漫画のファンの中では、映画のキャストに違和感を唱えている人が多いように聞いていたが、実際見てきた感想としては、小栗旬の島崎三歩はまさに適役だったと思った。漫画の中でもほのぼのとした山男というイメージがあり、小栗旬はいたずらっ子がそのまま大人になったような明るいキャラクターで三歩を好演していた。

山岳救助をテーマにしており、遭難して助かった人もいれば救助の甲斐もなく亡くなってしまう人もある。これまでも同じような映画は一杯あったと思うが、美しい映像と山岳ボランティアの三歩の指導を受けて山岳救助隊の女性隊員椎名久美(長澤まさみ)が成長していく様子が良かった。山岳救助という場面で、要所要所に重い決断をしなければならないことも改めて思い起こされた。死んでしまった人を崖から落としてしまうシーンや天候悪化で救助を中断してヘリを引き返さなければならないシーン等、人命救助が優先とはいえどれかを捨てざるを得ない究極の選択をする山岳救助隊員の葛藤等泣けるシーンも多かった。

また山の怖さも思い知らされるが、それ以上に増して素晴らしい雪山の風景。三歩の「また山においでよ」の言葉が嬉しい。雪を被った北アルプスの雄大な風景に改めて雪山に魅了された。晴れ上がった空の下、真っ白な雪の斜面を思いっきり走っていきたくなった。ありきたりのストーリーかもしれないが、素晴らしいキャストと美しい映像、コブクロのエンディングテーマ等、爽やかな気持ちで見終わることができた。

三歩が言う山で捨ててはいけないもの「ゴミ」と「命」。これだけは、忘れてはならない。