とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

栂池高原ヘリスキー その1

2009-03-22 17:27:41 | スキー
何年も前から念願だった、ヘリスキーを初体験してきた。海外では結構あるかもしれないが、日本では、大々的に行われているのは栂池高原スキー場だけである。時期は天候の安定する3月中旬から5月初旬まで行われている。栂池高原のゴンドラ中間駅をおりた標高952mの山麓ヘリポートから標高2204mの天狗原までの5分のフライトで、全長約14キロのロングクルージングのスキーツアーができるのである。

今月は20,21,22日と3連休となっていたので、この3日間のどれかで行くつもりでいた。個人で行くのはもったいないので、何人かに声をかけていたのだが、雪山を歩けてスキーもそれなりに滑れる人はなかなか見つからなかった。それでも、いつもスキーに行ってくれる友人のMさんがヘリスキーに行きたいというので、妻と3人で出かけることにした。1週間前から天気予報をチェックしていたが、3連休の中日の21日が晴マークが出たところで決定した。まさに、ピンポイントの当り日で風もなく快晴で暖かい絶好の日和となった。

前日の夜、家を出て午前2時に栂池高原の駐車場に到着した。道路はまったく雪がなく、ノーマルの車でも平気な行程だった。今まででもこれほど雪のない状態でスキー場に着いたことはなかったが、ゲレンデには充分雪があったのでホッとした。

さて、ヘリスキーの受付はゴンドラ中間駅を降りたところなので、まずはゴンドラのチケットを買わなければならない。8時からゴンドラが動くということで、チケット売り場やゴンドラの乗り場には既にたくさんの行列ができていた。チケットは1日券か回数券かどれにするか悩んだが、結局は中間駅までの片道券320円だけにした。この決断は正解だった。結局、山から下りてゲレンデスキーをする元気はなかったので、お金が無駄にならずに済んだのだ。

チケットを購入してゴンドラに乗り込むまで1時間以上かかった。やっとヘリスキーの受付に着いたが、ここでも大混雑で、受付が済んでヘリに乗り込むまで3時間以上もかかった。最高の天気で、人も多い。しかもヘリの乗車人員は5名で、2機が交互に運んでくれるだが1時間で運べるのは70人程度とのことで自分たちが乗ったのは11時半であった。下記はヘリに乗車する様子を撮った動画である。



さて、いよいよ自分たちの番になった。青と白の2台のうち青のヘリに乗車することになった。わくわくする瞬間である。

(自分たちが乗った、青色のヘリ)

生まれて初めてヘリコプターに乗った。

(飛び上がる前のコックピットと前方でフライトを待っているスキーヤーたち)

飛行機のような急激なGの感覚はなく、あっと言う間に飛び上がった。これからは写真のとりまくりである。ゲレンデ内を滑るスキーヤーや建物が上空から手にとるように見える。

(ゲレンデのリフトやスキーヤー・ボーダーが見える)

(ヘリの陰が雪面に映っている)

渓谷の間を抜け上昇すると北アルプスの山々や日本海等が一望となった。まさに絶景である。天狗原のヘリポートに到着する手前で、もう一つの白のヘリとすれ違った。

(赤丸の中が、もう1台の白いヘリ)

5分のフライトはアッという間に終わり急いでヘリから降りる。

(ヘリが着陸する瞬間)

ヘリを降りたところで、係員からスキーツアーでの注意等を受けた。滑るコースや自然保護、ライチョウの生息域に入らないこと等を聞いた。ここから、スキーをつけて下ってもいいのだが、ピーカンの天気でこのまま下ってしまうのは惜しい。ほとんどの人たちは、ここから更に上の白馬乗鞍岳(2437m)の山頂を目指して登っていく。もちろん自分たちも、リュックの中に食料や水等を持参してきたので、当然山頂を目指して登りはじめる事にした。

(白馬乗鞍岳への登山準備をする人たち)

これから後の話は、その2に続く。