とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012年「第2回遠州山辺の道」マラニック

2012-03-31 23:41:00 | マラソン
第2回目の「遠州山辺の道マラニック」を今日実施した。事前の呼びかけでは、初めての人などからも問い合わせや参加表明があって十数名くらい集まりそうだったが、その後都合が悪くなってキャンセルとかで昨年並み程度かなと思っていた。そして、間の悪いことに、今日の天気は低気圧の移動に伴って大荒れになるという天気予報となり、当日になって辞めるという人も出て、結局私を入れて6名という寂しいスタートとなってしまった。


今日の天気では、一人だったら絶対やめていただろうが、呼びかけた手前、雨でやめようと言うわけにもいかない。しかも、参加者のほとんどは雨でもカッパを着て走る事には慣れている人ばかりなので、当然来るだろうと予想しており、私も当然走るつもりでいた。昨年は、晴れていたが強風が吹き荒れ、かなり寒かった。それに引き換え今年は雨だが、気温は比較的温かい。絶好のコンデションとは言えなかったが、カッパで雨対策をしっかりして遠州小松駅を予定より早い8:15頃にスタートした。


浜北警察署、運転免許センターの前を抜け「遠州山辺の道」のスタート地点となる福応寺の入口に入り支線ルートの「うちの古墳めぐりコース」を回る。このコース沿いには、山の神古墳、稲荷山古墳、二本ヶ谷積石塚群、赤門上古墳といったたくさんの古墳を見ることができる。

(積石塚古墳。土の代わりに礫を積み上げて墳丘を築く古墳で全国的にも珍しいもの)

古墳めぐりコースを一周し、元の本線ルートに戻るが、一本横にある御陣屋川沿いの道をしばらく走る。御陣屋川沿いには、サクラの木が並んでいる。今年の寒さで開花が遅れていたサクラが昨日辺りから一斉に咲きだしていて、見事なサクラ並みになっていたので、この道を外すわけには行かない。




サクラ並木から、本線ルートに再び戻り、平口の「万葉の森公園」に上がっていく。この辺りも、サクラが咲きだしていた。


「万葉の森公園」内には、300種の万葉植物が植えられ万葉文学や万葉文化に親しむことができる場所だ。公園から、不動寺に下りる。不動寺本堂の裏には、今年もミヤマツツジが咲いていた。不動寺のミヤマツツジは有名で毎年多くの人が見物に来る。


不動寺本堂の庇の梁には、見事な龍の彫り物がある。これは何度見ても凄い作品だ。


不動寺境内のサクラ。ボンボリも飾られサクラ祭りの準備は万全のようだ、明日は天気が良さそうなので賑わいそうだが、今日は人気がほとんどない。


本堂から123段の石段を下る。その途中にある中国風の竜宮門で記念写真を撮る。


武田軍が兵を休めたという休兵坂を過ぎ、梔池緑地、野口の辻等を過ぎた辺りで、ヒロボーさんと合流する。朝用事があってスタートに間に合わないというので、遅れながらもいいタイミングで合流してくれた。ここから7名で走る。

宮口の町並みに入り、昨年立ち寄った蕎麦屋で早い昼食にしようかと思ったが、開店時間前だったので、庚申寺、明神池運動公園、夜水沢池、八幡神社を先に回る。八幡神社には、浜北宮口の生まれだという若倭部身麻呂の詠んだ歌が歌碑としておかれている。天平勝宝年間の755年、 防人として九州に派遣された若倭部身麻呂が離ればなれになった故郷の妻を想って詠んだものである。

わが妻はいたく恋ひらし飲む水に
  影さへ見えて世に忘られず

訳:私の妻はひどく私を恋しがっているらしい。水を飲もうとすると、その水に影までが映って見えて、とても忘れられない。

八幡神社から、花の舞酒造の横を通り「身麻呂(むまろ)」という蕎麦屋に入る。そば粉しか使わない十割そばと自家製そばつゆという味にこだわった蕎麦屋で、八幡神社の歌碑の若倭部身麻呂(わかやまとべむまろ)に因んだ屋号の店である。この店で休憩している頃、近くの宮口駅からうっちゃんが合流した。夜勤明けというのに、雨の中一緒に走りに来てくれたのだ。以後、8名で走る。


天竜浜名湖鉄道の踏切を渡り宮口駅、宮口六所神社を経て高根神社へ上がる支ルートに入る。高根神社への道は、短いがつづら折のちょっとした登山道である。拝殿と巨岩の上に祀られている本殿を見た後、その奥にある高根山古墳を見学する。古墳の中には、人間が数人くらい入ることが出来る。


高根山古墳から、クサリ場を下り元に戻る。


山道をそのまま進み金刀比羅神社に向かう。祭典時には巫女神楽が奉納されるという由緒ある神社だ。境内には、芭蕉等の句碑・歌碑が建っており、サクラの下で記念撮影する。


金刀比羅神社の石段を下り旧秋葉街道を走り、耳足地蔵、龍泉寺に立ち寄る。龍泉寺には立派な金剛力士像や庭園がある。


八幡大菩薩の裏手にあるトロッコ軌道跡や昔の石灰工場跡を見てから、根堅遺跡に立ち寄る。ここで一万数千年前の浜北人の骨が発掘されているのだ。浜北人が住んでいたと思われる洞窟前で記念写真を撮る。


根堅遺跡の前は大きな広場となっている。現在は、「岩水寺さくらの里」として整備されている場所で、こちらも明日は賑わいそうである。


岩水寺から、接待茶屋跡を通り斜めになった道標の所から再び支ルートに入る。畑や住宅の向こうに今年も大きなサクラの木が見えてきた。普通の民家の庭に咲いたサクラであるが、あまりにも見事な咲き方である。




今回のコースでは、一番見事なサクラを見た後、向野古墳から椎ヶ脇神社に向かう。天竜川の水が引くことを願って水神様を祀った神社で、参拝してから参道の石段を下っていく。鳥居越しに天竜川の流れが見えて、いいロケーションの場所である。


このあと、更に鹿島八幡宮を経て、遠州鉄道西鹿島駅に回るコースがあったのだが、雨で体が冷えたりしてきたので、予定を切り上げゴールとなる「あらたまの湯」に行くことにした。この後は、寄り道せずひたすら走る。「あらたまの湯」近くになったころ、西の空から雲が切れ、明るくなってきた。予定より早かったが、午後3時前に全員無事にゴールする。


「あらたまの湯」をでて、駅への送迎バスに乗る頃には、晴れていい天気になっていた。朝からこんな天気だったら最高だったが、雨の中でも一緒に走ってくれる仲間がいたので楽しく走ることが出来た。ショートカットがあったので少し距離が減ってしまったかと思ったが、IさんのGPSによると30キロくらいあったらしい。雨が激しく降った時も少しあったが、予想されたほどの大荒れの天気でもなかった。参加された方たち、雨の中お疲れ様でした。そして、一緒に走ってくれてありがとうございました。

花桃が満開に

2012-03-30 21:58:10 | いろいろ
先日、浜松市北区の都田町で花桃が満開になったと新聞に出ていたので、何処なのか気になっていた。ただ、気になったとはいえしっかり調べたわけでもなかったのだが、たまたま車で通りかかった時、山の斜面がやけにピンクぽい場所が見えたので、「あっ!あそこだったんだ」とすぐにわかった。


場所は、浜松市上水道の都田配水場に隣接している丸山緑地の奥にある「渥美農園」という個人の農園だ。15年ほど前に元ミカン畑に200本の八重咲き種「矢口」を植えたそうで、今まさに花桃の花が辺り一面に咲き乱れ「桃源郷」のような光景になっている。例年と比べるとかなり遅いが、しばらく楽しめそうである。




花桃は、花を観賞するために改良されたモモで、花つきがよいため庭木などによく利用され、サクラの開花前に咲くことが多い。結実するが実は小さく、食用には適さないそうだ。






LED照明の次に来るのは有機EL照明

2012-03-29 21:58:32 | サイエンス
最近は、省エネと長寿命ということでLED照明が急速に普及してきた。我が家でも、数年前に白熱球を蛍光管タイプに全部買えた。そして、最近は安くなってきたLED照明に少しずつ変えつつある。まだ、全ての照明をLED照明に変えてはいないが、いずれ居間や和室の照明もLEDに変えたいと思っていた。

そんな矢先だが、LEDに続く高効率照明として期待されているものに「有機EL照明」があるそうだ。基板上に成形した有機物の層において電子と正孔が結合することで発光するという原理だ。ELとは、エレクトロ・ルミネセンス(Electroluminescence)の略で電界発光のことだ。有機ELデバイスは、電流を流すと、有機材料自身が発光(自発光)するデバイスのことである。自発光のため、薄いデバイスが作製でき、また発光材料が有機物であるため、プラスチックや紙などの曲げられる素材の上に載せる事ができるため、面状に発光する(面発光)という特長がある。

有機ELは今のところ携帯電話やテレビのディスプレイが主として利用されているが、照明用としても期待されており、商品として普及する日が近いといわれている。将来的には天井全体や壁全体が柔らかい光を発しているような理想的な明かりが実現できるといわれており、新しいコンセプトの生活照明の実現など、夢に描いたような革新的な発明になるかもしれない。

仮装ランナーのキャラを発見

2012-03-28 22:22:39 | 呟き


先日、豊橋ハーフマラソンに参加したのだが、巫女さんみたいな仮装で走っていたランナーのキャラは何だったのか気になっていた。「ゲーム」「キャラ」「巫女」等の単語をキーワードにして検索したら、あっさり出てきた。

簡単に発見できたということは、やはり人気ゲームのキャラクターのようだ。何だったかと言うと『東方Project』というゲームの「博麗霊夢」というキャラクターで、妖怪退治を生業とする博麗神社の巫女という設定らしい。ゲームなんてやらないし、興味がないのでまったく知らなかった。「博麗霊夢」の仮装をしたランナーは、子供には人気があったようで、子供にお菓子を配りながら走っていた。

子供と接する機会が少なくなり、子供たちが好きなキャラクターにもまったく疎くなっていた。子供が近くにいれば、一緒にテレビを見たり映画を見に行ったりしてキャラクターも覚えるのだが、そんな機会もなくなって久しい。まあ、こんなキャラクターもあるという事を覚えておくことにしよう。

自動車のナンバープレート横長に変更?

2012-03-27 22:59:24 | 


国土交通省では、自動車のナンバープレートを現在の形状から、欧州連合(EU)諸国など外国で導入されているスリムな横長の形状に変更することを検討しているそうだ。

何で変更するのかというと、「富士山」など地域の要望で導入された「ご当地ナンバー制」を拡充する際、漢字やかななど、プレート上の表示事項が現状より増えても、認識しやすいようにするためとか、「海外のように横長の方がスタイリッシュ」との声が自動車業界やユーザーなどにあるということらしい。

具体例によると、現在の地域名をアルファベットに置き換え(例・品川→TK<この場合、東京の意味>)、その上で「ご当地」を別途表記(例・江戸)。さらに「希望ナンバー制」の番号枯渇に対応しやすくするため、現在、地名の右側にある数字3桁の分類番号の下2桁にアルファベットを使用(例・3AP)するという。

例を見た感じは、いまいちかっこ悪そうだ。真ん中にある平仮名が大きすぎて変だし、ご当地名は上段にして、下段にナンバーを入れたほうがいい気がする。ただ、ナンバーには平仮名を入れず、数字かアルファベットのほうが格好良さそうである。

しかし、今更なんでナンバープレート変更するのかという気もする。現在の形状でも、桁を増やせば「希望ナンバー制」の番号枯渇に対応できるはずだ。これも、お役人が考えた利権拡大の手段の一つだろう。

金星、月、木星が一直線に。

2012-03-26 19:15:35 | サイエンス


先ほど、西の空を見たら上から金星、月、木星が一直線に並んでいた。
少し、ブレてしまったが、一直線になっているのがわかる。
今夜の天気はよく、絶好の観測日和である。
天文台の予測どおり、見事な天体ショーを見ることができた。

2012穂の国豊橋ハーフマラソン

2012-03-25 21:31:33 | マラソン
今年も第3回となる「穂の国豊橋ハーフマラソン」に参加した。昨年は、震災直後という事で多くの大会が中止になるなか、この大会だけは予定通り開催されたのでありがたかった。さて、今回も4000名を超えるランナーが集まったという事で会場は大いに賑わっていた。昨年と同じ時間に家を出て会場近くについたが、やはり会場内の駐車場は満車で、警備員の誘導で豊橋公園の北側の空き地に回らせられた。こちらは、充分空いており公園入口近くにあっさりと駐車する。ただ、車を出ると突然雨が降り出してきて傘を差して会場に向かった。天気予報では、雨なんて出ていなかったので予想外だった。

しばらくすると雨も止み、会場内のスタンド席に荷物をおろし、スタートに備えることにした。スポーツ用品のテントでウエアなど見ているあいだに知り合いのランナーもたくさん集まってきた。スタートまでは、まだまだ時間があり、パンやお菓子などで腹ごしらえをした。今回も、仮装ランナーがたくさん集まったので、スタート前の記念撮影をする。


こんなランナーもいた。何かのゲームのキャラクターらしいのだが、良くわからない。子供が良く知っているようだ。


10時にスタートする。行列の後方にいたので、スタートラインまではまだ行き着かない。1分30秒くらいかかっただろうか。既に多くのランナーが先を走っていた。


太鼓の演奏で、元気付けられる。


陸上競技場のゲートを出るところで渋滞。


鉄塔を見ながら、豊橋公園の外に出て行く。


豊橋市街地を走る。路面電車が前から走ってくる。上空には、何やら黒雲が発生しており嫌な予感が…。


石巻山に向かって走る。


真っ直ぐ伸びる一本道。ずっとランナーで埋め尽くされている。


牛川遊歩公園の桜並木の下を走る。昨年同様、今年もサクラは蕾のままだ。本来なら、満開のサクラの下を走っていたはずの場所だ。


市街地を抜け田園地帯に入る。


田園の中をランナーが帯状に繋がっている。


温室の間を抜ける。


堤防に上がると、風当たりが強くなってきた。しかも雨がまた降ってきた。横殴りの雨に体が冷える。


ちくわの工場前での応援。最初何の格好か判らなかったが、良くみたら「ちくわ」だった。やはり豊橋といったら「ちくわ」である。


豊橋創造大学の裏手から再び川沿いの道を走る。川沿いとなると、またしても風当たりが強く雨も止まない。


豊橋創造大学の学生たちも応援してくれた。


残り1キロとなった。


陸上競技場のすぐ横を走る。もう少しで、トラックである。


青い色のトラックコースが目に眩しいが、今年は何故か右回りに走らされる。通常トラックは、左回りで走るものなので違和感があった。ほとんどの人間は右利きなので、軸足が左足になり左回りのほうが走りやすいのだ。


そして、ゴール。タイムは1時間55分ほどで、昨年より大幅に短縮でき2時間以内で走ることが出来た。


ゴール後は、ちくわやスープ、ドリンク、花といろいろ貰い、お土産満載で帰宅する。3月にしては、予想外に寒い一日だったが、いい大会だった。

今年も、やっと花々が咲き出してきた

2012-03-24 22:20:14 | 
昨日の雨が上がり午後からいい天気になったので、久々に畑に行ってみた。去年も3月末くらいから畑の花がいろいろ咲き出していたが、今年もいい感じになっていた。

これは、房咲きスイセン(別名:タゼッタスイセン)。地中海原産の多年草で、1本の茎に花が複数咲くので満開になるとそれは見事だ。別名の“ タゼッタ”は小さなコーヒーカップという意味であり、真ん中がカップの形に見える。




ラッパスイセン。花は黄色で、内側の花被片がラッパのように突き出ている。まだ、少ししか咲いてないがだがこれも満開になるのが楽しみだ。




原種のヒヤシンスがたくさん咲き出している。


ピンクのヒヤシンス。


パンジー。冬に植えたのが、未だに元気に咲いている。


チューリップが一輪咲きだしていた。


サクラも数輪咲きだす。


花が咲き出しているのは嬉しいが、ついでに雑草も一杯増えていた。その後は、二時間ほど草取りに精を出した。そして、ところどころに咲き出していたヤグルマギクの苗をついでに掘り起こした。ヤグルマギクは、ほっそりとした茎の先端にブルー、白、ピンクなどの花を咲かせる一年性の植物で、花の形が矢車に似ているところから「矢車菊」の名前がある。これも咲き出すときれいなので、全部まとめて植えなおした。


花が咲き出して、やっと春が来たという気がする。畑に行く楽しみが、今年もやっと始まってきた。

震災復興支援タオルがたくさん集まった

2012-03-23 22:26:52 | いろいろ
しばらく前、娘が東北へ震災のボランティアに行っていた。そこで、いろいろ考えることがあったのか、復興支援として新品のタオルを集めて欲しいと言ってきた。タオルといえば、結構何処の家庭でも新品が余分にあるはずである。また、バスタオル等はマラソンの大会では参加賞としてもらうことが多い。そんな訳で、ラン友に呼びかければたくさん集まるだろうと思い、先日のマラニックや山の参加者に声をかけておいたら、みんな協力的でたくさん持ってきてくれた。

新聞にも、現地ではバスタオルが不足していて、被災者の要望が増えてきたと載っていた。みんなから頂いたタオルは、バスタオルからハンドタオル、フェイスタオルなどいろいろあるが、どれも必要なものばかりだ。ただ、そのままダンボールに詰めて送ると、送られるほうでは多量に届いてくるので仕分けに余分な時間がかかり面倒なことになってしまう。出来るだけ、事前に仕分けして送ったほうがいいらしい。また、個人で送るとニーズに合わないことがあるので、我が家で種類ごとに仕分けして、発送をしてくれる団体に送ることにした。協力していただいた皆さん、ありがとうございました。近日中に、然るべきところに送って役立てるようにします。

また、タオルを用いた震災支援のなかには、壁掛けタオル「まけないぞう」製作用タオルの収集活動というのがある。「まけないぞう」とは、象の形をした壁掛けタオルで、仮設住宅で生活している方々が、集会所に集まって交流を深めながら楽しく「まけないぞう」を作り、コミュニティ再生に寄与するというものだ。製作した壁掛けタオルは、一般販売(1頭400円)され、そのうち100円が製作者の直接の現金収入となる。

「まけないぞう」の購入はもちろん、材料となるタオル(新品)を寄付することで、震災復興に協力ができるというわけである。
詳しくは、こちらで
http://www.pure.ne.jp/~ngo/zou/index_j2.html


最近やたらに増えた「支援」を装うスパムメール

2012-03-22 21:41:47 | 呟き
このところ、個人名で大金を支援をしてくれるというメールがやたらに来るようになった。
全然知らない名前の人から、数千万円ものお金をくれるという馬鹿げた内容だ。

一例を下記に挙げておく。

「先祖を遡ったところ、義賊の末裔になります。
それが一族の末裔である私の使命です。
そしてそれに差し当たって【7200万】をご用意させて頂きました。
もちろん自由にお使い頂いて構いません。」

「全てを捨てて仏門に下ろうと身辺整理を始めたのですが全財産の破棄が大前提です。
仕事ばかりでしたので貯金は4200万ありますが、これを全て処分しないといけません。
その処分を貴方に受け取って頂く形で果たしたいのですがいかがでしょうか?
まずは先に詳細もお話したいと思いますのでご連絡下さいませんか?お待ちしてます。」

「申し遅れましたが私は井出と申します。支援の為にご連絡しました。
金額として『6000万』までの中で貴方の希望をお知らせ下さい。」

「支援をする、言葉にするのは簡単ですが、実際に行動に移す事は難しいです。
だからこそこうして私が貴方に支援をすると言っても
にわかに信じられないかもしれません。
少し強引かもしれませんが即座に支援をしていきたいと思っております。」

以上のような内容のメールが一日のうちに数え切れないほどくるようになった。
見ず知らぬ人間から何の見返りもなく大金を貰えるなんてことはありえない話だ。
どのメールも、最後に何処かのサイトに誘導するようリンクが張られている。
うっかりそんなリンクをクリックすると、とんでもないことになりそうだから絶対にクリックしない。
まあ、タイトル見ただけでスパムメールとわかるので即削除しているのだが、
あまりにも多いので食傷気味である。

この手のメールは、迷惑メールフィルターをすり抜けてしまうことが多く、手を焼いている。
送信者のアドレスが毎回違っているので、送信者のアドレスを拒否しても無駄なことが多い。
こんなメールをうまく振り分けるいい方法は無いものだろうか?