第2回目の「遠州山辺の道マラニック」を今日実施した。事前の呼びかけでは、初めての人などからも問い合わせや参加表明があって十数名くらい集まりそうだったが、その後都合が悪くなってキャンセルとかで昨年並み程度かなと思っていた。そして、間の悪いことに、今日の天気は低気圧の移動に伴って大荒れになるという天気予報となり、当日になって辞めるという人も出て、結局私を入れて6名という寂しいスタートとなってしまった。
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今日の天気では、一人だったら絶対やめていただろうが、呼びかけた手前、雨でやめようと言うわけにもいかない。しかも、参加者のほとんどは雨でもカッパを着て走る事には慣れている人ばかりなので、当然来るだろうと予想しており、私も当然走るつもりでいた。昨年は、晴れていたが強風が吹き荒れ、かなり寒かった。それに引き換え今年は雨だが、気温は比較的温かい。絶好のコンデションとは言えなかったが、カッパで雨対策をしっかりして遠州小松駅を予定より早い8:15頃にスタートした。
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浜北警察署、運転免許センターの前を抜け「遠州山辺の道」のスタート地点となる福応寺の入口に入り支線ルートの「うちの古墳めぐりコース」を回る。このコース沿いには、山の神古墳、稲荷山古墳、二本ヶ谷積石塚群、赤門上古墳といったたくさんの古墳を見ることができる。
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(積石塚古墳。土の代わりに礫を積み上げて墳丘を築く古墳で全国的にも珍しいもの)
古墳めぐりコースを一周し、元の本線ルートに戻るが、一本横にある御陣屋川沿いの道をしばらく走る。御陣屋川沿いには、サクラの木が並んでいる。今年の寒さで開花が遅れていたサクラが昨日辺りから一斉に咲きだしていて、見事なサクラ並みになっていたので、この道を外すわけには行かない。
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サクラ並木から、本線ルートに再び戻り、平口の「万葉の森公園」に上がっていく。この辺りも、サクラが咲きだしていた。
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「万葉の森公園」内には、300種の万葉植物が植えられ万葉文学や万葉文化に親しむことができる場所だ。公園から、不動寺に下りる。不動寺本堂の裏には、今年もミヤマツツジが咲いていた。不動寺のミヤマツツジは有名で毎年多くの人が見物に来る。
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不動寺本堂の庇の梁には、見事な龍の彫り物がある。これは何度見ても凄い作品だ。
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不動寺境内のサクラ。ボンボリも飾られサクラ祭りの準備は万全のようだ、明日は天気が良さそうなので賑わいそうだが、今日は人気がほとんどない。
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本堂から123段の石段を下る。その途中にある中国風の竜宮門で記念写真を撮る。
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武田軍が兵を休めたという休兵坂を過ぎ、梔池緑地、野口の辻等を過ぎた辺りで、ヒロボーさんと合流する。朝用事があってスタートに間に合わないというので、遅れながらもいいタイミングで合流してくれた。ここから7名で走る。
宮口の町並みに入り、昨年立ち寄った蕎麦屋で早い昼食にしようかと思ったが、開店時間前だったので、庚申寺、明神池運動公園、夜水沢池、八幡神社を先に回る。八幡神社には、浜北宮口の生まれだという若倭部身麻呂の詠んだ歌が歌碑としておかれている。天平勝宝年間の755年、 防人として九州に派遣された若倭部身麻呂が離ればなれになった故郷の妻を想って詠んだものである。
わが妻はいたく恋ひらし飲む水に
影さへ見えて世に忘られず
訳:私の妻はひどく私を恋しがっているらしい。水を飲もうとすると、その水に影までが映って見えて、とても忘れられない。
八幡神社から、花の舞酒造の横を通り「身麻呂(むまろ)」という蕎麦屋に入る。そば粉しか使わない十割そばと自家製そばつゆという味にこだわった蕎麦屋で、八幡神社の歌碑の若倭部身麻呂(わかやまとべむまろ)に因んだ屋号の店である。この店で休憩している頃、近くの宮口駅からうっちゃんが合流した。夜勤明けというのに、雨の中一緒に走りに来てくれたのだ。以後、8名で走る。
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天竜浜名湖鉄道の踏切を渡り宮口駅、宮口六所神社を経て高根神社へ上がる支ルートに入る。高根神社への道は、短いがつづら折のちょっとした登山道である。拝殿と巨岩の上に祀られている本殿を見た後、その奥にある高根山古墳を見学する。古墳の中には、人間が数人くらい入ることが出来る。
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高根山古墳から、クサリ場を下り元に戻る。
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山道をそのまま進み金刀比羅神社に向かう。祭典時には巫女神楽が奉納されるという由緒ある神社だ。境内には、芭蕉等の句碑・歌碑が建っており、サクラの下で記念撮影する。
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金刀比羅神社の石段を下り旧秋葉街道を走り、耳足地蔵、龍泉寺に立ち寄る。龍泉寺には立派な金剛力士像や庭園がある。
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八幡大菩薩の裏手にあるトロッコ軌道跡や昔の石灰工場跡を見てから、根堅遺跡に立ち寄る。ここで一万数千年前の浜北人の骨が発掘されているのだ。浜北人が住んでいたと思われる洞窟前で記念写真を撮る。
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根堅遺跡の前は大きな広場となっている。現在は、「岩水寺さくらの里」として整備されている場所で、こちらも明日は賑わいそうである。
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岩水寺から、接待茶屋跡を通り斜めになった道標の所から再び支ルートに入る。畑や住宅の向こうに今年も大きなサクラの木が見えてきた。普通の民家の庭に咲いたサクラであるが、あまりにも見事な咲き方である。
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今回のコースでは、一番見事なサクラを見た後、向野古墳から椎ヶ脇神社に向かう。天竜川の水が引くことを願って水神様を祀った神社で、参拝してから参道の石段を下っていく。鳥居越しに天竜川の流れが見えて、いいロケーションの場所である。
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このあと、更に鹿島八幡宮を経て、遠州鉄道西鹿島駅に回るコースがあったのだが、雨で体が冷えたりしてきたので、予定を切り上げゴールとなる「あらたまの湯」に行くことにした。この後は、寄り道せずひたすら走る。「あらたまの湯」近くになったころ、西の空から雲が切れ、明るくなってきた。予定より早かったが、午後3時前に全員無事にゴールする。
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「あらたまの湯」をでて、駅への送迎バスに乗る頃には、晴れていい天気になっていた。朝からこんな天気だったら最高だったが、雨の中でも一緒に走ってくれる仲間がいたので楽しく走ることが出来た。ショートカットがあったので少し距離が減ってしまったかと思ったが、IさんのGPSによると30キロくらいあったらしい。雨が激しく降った時も少しあったが、予想されたほどの大荒れの天気でもなかった。参加された方たち、雨の中お疲れ様でした。そして、一緒に走ってくれてありがとうございました。
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今日の天気では、一人だったら絶対やめていただろうが、呼びかけた手前、雨でやめようと言うわけにもいかない。しかも、参加者のほとんどは雨でもカッパを着て走る事には慣れている人ばかりなので、当然来るだろうと予想しており、私も当然走るつもりでいた。昨年は、晴れていたが強風が吹き荒れ、かなり寒かった。それに引き換え今年は雨だが、気温は比較的温かい。絶好のコンデションとは言えなかったが、カッパで雨対策をしっかりして遠州小松駅を予定より早い8:15頃にスタートした。
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浜北警察署、運転免許センターの前を抜け「遠州山辺の道」のスタート地点となる福応寺の入口に入り支線ルートの「うちの古墳めぐりコース」を回る。このコース沿いには、山の神古墳、稲荷山古墳、二本ヶ谷積石塚群、赤門上古墳といったたくさんの古墳を見ることができる。
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(積石塚古墳。土の代わりに礫を積み上げて墳丘を築く古墳で全国的にも珍しいもの)
古墳めぐりコースを一周し、元の本線ルートに戻るが、一本横にある御陣屋川沿いの道をしばらく走る。御陣屋川沿いには、サクラの木が並んでいる。今年の寒さで開花が遅れていたサクラが昨日辺りから一斉に咲きだしていて、見事なサクラ並みになっていたので、この道を外すわけには行かない。
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サクラ並木から、本線ルートに再び戻り、平口の「万葉の森公園」に上がっていく。この辺りも、サクラが咲きだしていた。
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「万葉の森公園」内には、300種の万葉植物が植えられ万葉文学や万葉文化に親しむことができる場所だ。公園から、不動寺に下りる。不動寺本堂の裏には、今年もミヤマツツジが咲いていた。不動寺のミヤマツツジは有名で毎年多くの人が見物に来る。
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不動寺本堂の庇の梁には、見事な龍の彫り物がある。これは何度見ても凄い作品だ。
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不動寺境内のサクラ。ボンボリも飾られサクラ祭りの準備は万全のようだ、明日は天気が良さそうなので賑わいそうだが、今日は人気がほとんどない。
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本堂から123段の石段を下る。その途中にある中国風の竜宮門で記念写真を撮る。
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武田軍が兵を休めたという休兵坂を過ぎ、梔池緑地、野口の辻等を過ぎた辺りで、ヒロボーさんと合流する。朝用事があってスタートに間に合わないというので、遅れながらもいいタイミングで合流してくれた。ここから7名で走る。
宮口の町並みに入り、昨年立ち寄った蕎麦屋で早い昼食にしようかと思ったが、開店時間前だったので、庚申寺、明神池運動公園、夜水沢池、八幡神社を先に回る。八幡神社には、浜北宮口の生まれだという若倭部身麻呂の詠んだ歌が歌碑としておかれている。天平勝宝年間の755年、 防人として九州に派遣された若倭部身麻呂が離ればなれになった故郷の妻を想って詠んだものである。
わが妻はいたく恋ひらし飲む水に
影さへ見えて世に忘られず
訳:私の妻はひどく私を恋しがっているらしい。水を飲もうとすると、その水に影までが映って見えて、とても忘れられない。
八幡神社から、花の舞酒造の横を通り「身麻呂(むまろ)」という蕎麦屋に入る。そば粉しか使わない十割そばと自家製そばつゆという味にこだわった蕎麦屋で、八幡神社の歌碑の若倭部身麻呂(わかやまとべむまろ)に因んだ屋号の店である。この店で休憩している頃、近くの宮口駅からうっちゃんが合流した。夜勤明けというのに、雨の中一緒に走りに来てくれたのだ。以後、8名で走る。
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天竜浜名湖鉄道の踏切を渡り宮口駅、宮口六所神社を経て高根神社へ上がる支ルートに入る。高根神社への道は、短いがつづら折のちょっとした登山道である。拝殿と巨岩の上に祀られている本殿を見た後、その奥にある高根山古墳を見学する。古墳の中には、人間が数人くらい入ることが出来る。
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高根山古墳から、クサリ場を下り元に戻る。
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山道をそのまま進み金刀比羅神社に向かう。祭典時には巫女神楽が奉納されるという由緒ある神社だ。境内には、芭蕉等の句碑・歌碑が建っており、サクラの下で記念撮影する。
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金刀比羅神社の石段を下り旧秋葉街道を走り、耳足地蔵、龍泉寺に立ち寄る。龍泉寺には立派な金剛力士像や庭園がある。
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八幡大菩薩の裏手にあるトロッコ軌道跡や昔の石灰工場跡を見てから、根堅遺跡に立ち寄る。ここで一万数千年前の浜北人の骨が発掘されているのだ。浜北人が住んでいたと思われる洞窟前で記念写真を撮る。
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根堅遺跡の前は大きな広場となっている。現在は、「岩水寺さくらの里」として整備されている場所で、こちらも明日は賑わいそうである。
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岩水寺から、接待茶屋跡を通り斜めになった道標の所から再び支ルートに入る。畑や住宅の向こうに今年も大きなサクラの木が見えてきた。普通の民家の庭に咲いたサクラであるが、あまりにも見事な咲き方である。
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今回のコースでは、一番見事なサクラを見た後、向野古墳から椎ヶ脇神社に向かう。天竜川の水が引くことを願って水神様を祀った神社で、参拝してから参道の石段を下っていく。鳥居越しに天竜川の流れが見えて、いいロケーションの場所である。
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このあと、更に鹿島八幡宮を経て、遠州鉄道西鹿島駅に回るコースがあったのだが、雨で体が冷えたりしてきたので、予定を切り上げゴールとなる「あらたまの湯」に行くことにした。この後は、寄り道せずひたすら走る。「あらたまの湯」近くになったころ、西の空から雲が切れ、明るくなってきた。予定より早かったが、午後3時前に全員無事にゴールする。
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「あらたまの湯」をでて、駅への送迎バスに乗る頃には、晴れていい天気になっていた。朝からこんな天気だったら最高だったが、雨の中でも一緒に走ってくれる仲間がいたので楽しく走ることが出来た。ショートカットがあったので少し距離が減ってしまったかと思ったが、IさんのGPSによると30キロくらいあったらしい。雨が激しく降った時も少しあったが、予想されたほどの大荒れの天気でもなかった。参加された方たち、雨の中お疲れ様でした。そして、一緒に走ってくれてありがとうございました。