とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

乗馬体験に参加

2015-10-30 21:54:54 | いろいろ
先週、ホームセンターの出口で、抽選籤を引いてくださいと声をかけられた。何の気なしに籤を引いたところ、乗馬スクールの無料体験券が当たった。乗馬スクールの人がやっていた抽選会だったので、ひょっとしたら全部当たりくじだったかもしれないが、初心者が体験するとしたら通常5000円くらいはかかる。それが、無料でできるなら決して損ではない。興味もあったので、その場で行ける日を予約した。

そして、今日が予約の日となった。運動靴、長ズボン、手袋だけ用意してくださいとのことで、ごく普通の格好でスクールに向かった。受付で、名前を告げ、書類に氏名、住所などを記入すると、係りの人が乗馬用のブーツ、ヘルメット、プロテクターをかしてくれた。ブーツを履いて、ヘルメットを被ると、一端の騎手気分だ。支度が終わり、馬場に連れて行かれた。周りを見ると、大勢の生徒が気持ちよさそうに馬に乗っていた。自分もあんなふうに乗れるのだろうかと心配になり、ちょっと気が引き締まった。


しばらくすると、私の乗る馬が連れてこられた。名前はブラウンシュガーで、いつものんびりでマイペースな馬だという。近くで見ると、やはり大きい。数年前、沖縄の与那国島で与那国馬に乗ったことがあったが、与那国馬よりもずっと大きくて乗るのも一苦労しそうな感じだった。


指導員の説明を、少し聞いただけで、すぐに鞍の上に乗ることになった。えぇ!もう乗るの!と思ったが、覚悟を決めて鐙に足をかけ一気に馬の背に乗り移った。乗ってしまえば、思ったより怖くはない。そして、いつもより高い位置から眺める風景が新鮮で気持ちがいい。


最初は、指導員が轡を引いて回ってくれるのかと思っていたが、乗った時点で馬のほうで勝手に歩き出してくれた。ゆっくりだから怖くはない。指導員の話を聞きながら、ゆっくりコースを回っていく。馬の制御の仕方は、轡を引いてブレーキをかけることと、走り出す時、足で腹を軽く叩くという動作だけでほとんど済んでしまう。腹の叩き方に強弱をつけると走るスピードが変わってくる。ゆっくりの時は気にならなかったが、強く叩くとスピードが上がり、背中が大きく揺れる。自分の体も大きく揺れるので、姿勢を保つのが大変だ。揺れに応じてお尻を上げたり下げたりする動作が必要になってくる。競馬で、騎手が大きくお尻を上げている理由がよくわかった。とにかく、乗馬する際は、姿勢をまっすぐに保つのが重要らしい。姿勢が良ければ、馬も安心してくれるという。


乗馬体験は、実質20分程度だったが、馬の腹を膝で包み込むようにすることと、姿勢をまっすぐに保つという動作をずっとしていなければならない。おかげで、いつもと違う場所の筋肉を使っていたようだ。終わってから、筋肉痛というほどではなかったが、内股周りに違和感があった。


今回は、体験という前提なので、やはり時間的に物足らない。乗馬体験した人は、あと2回ほど、格安で45分コースに参加できるというので、来週も予約してしまった。本格的に乗馬をするとなると、かなりお金もかかるので、そこまではできないと思うが、いい気分だったことは間違いない。颯爽と走ることができれば、さらに気持ちが良さそうだ。あと2回、乗馬がどんなものか確かめてみたい。

手押しポンプを直す

2015-10-29 22:37:46 | 
我が家の畑には、手押しポンプの井戸がある。停電になってもこの井戸から水を汲み出すことが出来るので、いざという時の命綱だ。ただ、何年も使っていると、水を汲み出せなくなることがある。そんな時は、ポンプの中にあるピストンが劣化した時だ。最近、どうも出が悪くなったと思って、ピストンを外してみた。すると、やはりピストンに巻いてあった革が劣化していて、ピストンとポンプの内壁に隙間ができて、水を汲み上げる事ができなくなっていたのだ。

以前にも、ピストンがダメになってピストンごと取り替えたこともあった。ピストンは1個5000円くらいする。しかし、今回も5000円を出すのはもったいないと思い、ネットで調べたら、巻き皮だけで販売していることが分かった。そこで、巻き皮だけを張り替えることにした。送料含めて1500円かかったが、ピストン本体を買うよりはずっと安い。昨日、巻き皮が届いたので、さっそく修理にかかった。

巻き皮の替え方は、以下の説明書通りだ。




ピストンの古い皮をはがして、新しい皮を釘で打ち付け固定する。


このポンプにピストンを取り付ける。


呼び水を充分そそぎ、ポンプを何度か上げ下げしたら、いい具合に抵抗がかかり勢いよく水が出てきた。大成功だ。


これで、井戸水が枯れない限り、当分は水の心配がなくなった。

パンジーを植える

2015-10-28 20:59:50 | 
ヒマワリが終わって、畑が寂しくなっていた。
秋から冬にかけて、ずっと咲いている花といえば、パンジーだ。
今年も、道路沿いの目立つ場所に、パンジーを植えることにした。
色は白、黄色、紫の三色だ。






こんな感じで、植えてみた。


これで、ひと冬はいい彩りを添えてくれるだろう。


余裕があったので、玉葱も植えてみた。


しばらくまえに撒いた大根の種は、もうこんなにも成長し収穫間近になってきた。






2015高野三山巡り:後半

2015-10-27 18:33:59 | 山登り
摩尼山から、なだらかでよく踏まれた道を下っていく。木陰に入ると結構寒い日だったので、日差しがある所に来ると、暖かくて気持ちいい。


木立の間から少しずつ顔をのぞかせている紅葉した葉が、光を受けて一際輝いて見える。


11:20。楊柳山1009mに到着する。高野三山では、最も高い山だ。


朝が早かったから、12時前だというのにお腹はペコペコだ。楊柳山で昼食タイムをとることにした。風当たりが少ない場所で荷物を広げ、ビールではなくワインでまずは、乾杯。




今回の山ご飯は、”あだちさん。”の提案で、ホットドッグになった。ホットドッグをやるならフライパンが欲しいだろうと、私が持参したフライパンでまずは、ソーセージをジワジワと焼く。


その後、あだちさん。がソーセージをレタスとパンで包み、N山さんがトマトソースとマスタードをかけて出来上がりだ。いつも山では、おにぎりやカップラーメンだったが、たまには洋風にホッドックというのもいい。




レタスがまだ残っていたので、全部炒めちゃえとフライパンに突っ込む。トマトソースとマスタードも残さず入れ、チーズも入れたら、なかなかいい味になって来た。残ったパンにつけると、絶妙の辛味とコクのあるタレになった。みんな美味しい美味しいと、パンにつけて食べてくれたので、あっという間にフライパンが綺麗になった。


多分1時間以上山頂でのんびりしていたのだろう。食べるものが多すぎて、今回も持ってきたおにぎりは食べずじまい。そのまま荷物と一緒に下山となった。さて、最後の転軸山目指して山道を下っていく。


しばらく行くと平坦な道に出た。沢沿いで湿地帯があり、木道が作られている。その先には、日当たりのいい広場もあり、弁当を広げるにはちょうどいい場所でもあった。


紅葉樹が多く、絶好の撮影スポットになると、みんなカメラを出してなかなか前に進まない。紅葉を撮るより、そんな人たちを撮るのが面白い。


一旦車道を横断して、転軸山への登山道に入る。


落ち葉の道を、サクサクと音を立てながら登っていく。秋山という雰囲気を充分感じさせてくれる登山道だが、傾斜はかなりきつい。


13:30。転軸山910mに到着する。ここには、弥勒菩薩の祠がある。


休憩できる広い場所に出てきた。大きな丸太があり、これは何のためにあるのかと議論になった。段違い平行棒とか鞍馬とかいう声もあったが、やはり平均台だろうということになり、さっそく試してみる(ホントは、休憩の為に寄りかかったり座るための丸太)。


池のあるところで、ちょっと休憩。


転軸山公園から、そのまま金剛峯寺方面に下ることもできたが、みん元気だったので不動坂口女人堂まで行くことにした。今回のコースは、弘法大師廟のある奥の院を囲む摩尼山、楊柳山、転軸山の高野三山の尾根道である。昔、女人禁制で山内に立ち入ることのできなかった女性が辿ったこの尾根道は女人道と呼ばれている。その女人道の締めくくりが女人堂なので、ここまで来たらそこまで歩きたい。


14:45。不動坂口女人堂に到着する。ここは、いくつかあった女人堂のなかで、現存する唯一の女人堂だ。かつて高野山が女人禁制だったころ、女性が真言をひと晩中唱えていた場所で宿泊も出来たという。


女人堂だけに女性陣だけで記念写真。


昔は、この先から女人は行くことができず、樹間から垣間見える壇上伽藍や奥の院に手を合わせて参拝したといわれる。


金剛峯寺の脇道を歩く。西陽が当たってくると何だか物寂しい気分になってきた。いよいよ山旅も終わりが近い。


温泉に寄ってからの帰り道は、何度か道を間違えたので行く時より時間が掛かり、渋滞もあったりしてだいぶ遅くなってしまった。帰宅は深夜になってしまったが、みんな高野山の雰囲気を充分味わってくれたことだろう。

2015高野三山巡り:前半

2015-10-26 22:05:10 | 山登り
5月にお遍路の総仕上げとして和歌山県九度山町から高野山までの約22キロを、高野山町石道経由で歩いて行った。その時、山の中から車道に出て真正面に見えたのが、高野山の大門だった。大門の大きさに感動し、この景色を山友に見てもらいたくて登山を絡めた高野山巡りを計画した。

今回、高野山町石道はパスして、直接高野山の金剛峯寺近くの駐車場まで行く。駐車場に到着したのは、午前7時前だったが、すでに殆どの駐車場が満車だった。紅葉シーズンの日曜日だということもあり、早くも大勢の観光客が集まっていたのだ。それでも付近をぐるぐる回っていると霊宝館の駐車場が数台空いているのが見えたので、すかさず中に入り込む。数分後には、その駐車場も満車となってしまい、ぎりぎりセーフだった。

霊宝館から大門まで戻り、そこから今回の高野三山巡りが始まる。大門は高野山の玄関口にあり高さが約26mもある。鮮やかな朱色が宗教都市としての威厳を誇っているようだ。また、大門の金剛力士立像は、阿形像が5.46m、吽形像が5.58mあり、奈良の東大寺南大門の仁王像に次ぐ、我が国二番目の巨像となるそうだ。金剛力士の真似をして、7人全員でスタート前の記念写真を撮る。


大門をくぐり抜け振り返って見ると、その大きさが実感できる。


車道を歩き、壇上伽藍に向かう。


壇上伽藍の入口となるところに建つ「中門」。焼失と再建を繰り返してきた建物だが、開創1200年を記念する主要事業として、今年172年ぶりに再建されたばかりだ。


中門の手前右は、四天王の一人多聞天だ。宝塔と宝叉を持っている。


手前左は、持国天。真言宗のシンボルともいえる三鈷杵も持っている。


中門の裏側にも、増長天と広目天が新造され四天王がそろい踏みだ。


壇上伽藍金堂の隣にあるのが、高野山のシンボルとも言っていい根本大塔だ。その前で、高野山のマスコットキャラ「こうやくん」と記念写真を撮る。


境内を進んでいく。


沿道の落葉樹がいい具合に色づいてきていた。




金剛峯寺の正門に入る。昔は、この門を正面から出入りできるのは天皇・皇族、高野山の重職だけだったそうだ。現在、我々一般人も自由に入ることができるのはありがたい。


金剛峯寺の中も拝観できるが、今回は登山が目的なので、お参りだけ済ませて先に進む。境内には、護摩炊き用の護摩木がオブジェのように積み重ねられていた。


金剛峯寺を出て、奥の院に向かう。奥の院の入り口手前には、石童丸物語の哀しい話で知られる刈萱道心(かりかやどうしん)と石童丸ゆかりの刈萱堂(かりかやどう)がある。


ここが、奥の院入口だ。弘法大師御入定の地である奥之院は、弘法大師信仰の中心聖地として高野山の聖域である。


一の橋から御廟まで約2kmの参道を歩く。杉の大木の合間に、20万基を超す墓碑や記念碑、慰霊碑が建ち並ぶ厳かな空間である。




墓碑を見ると、伊達政宗、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉などの多くの戦国武将の名前が目に入ってくる。敵味方、身分の上下の関係なく、この聖地で永遠の時を刻んでいるというのが興味深い。




御廟橋から大師御廟への霊域に入る。この橋の前で服装を整え、脱帽して礼拝し霊域に足を踏み入れることになる。橋板の裏には、仏様のシンボルである梵字が刻まれている。水面を見ると、橋板の裏の梵字が映っている。


写真撮影禁止の大師御廟を参拝したのち、英霊殿の前まで来た。ここの参道も紅葉が見事だ。


高野山の奥之院には、企業の慰霊碑も多い。ヤクルトは、容器の形をした石が正面に配置されている。他には、パナソニックや日産自動車、東洋ゴム工業、UCC上島珈琲、福助なども見かけた。企業PRもあってコーヒーカップやロケットの形をした石があって面白い。


10:00。高野山巡りが終わり、これから本来の目的である高野三山巡りが始まる。


杉木立の急坂を上ると、摩尼峠だ。


10:40。摩尼山1004mに到着する。山頂には、如意輪観音の祠があり、周囲は、樹木で囲まれ展望はない。


「2015高野三山巡り:後半」に続く。

「びっくりぽん」には、ビックリだ。

2015-10-24 19:00:26 | ドラマ
新しいNHKの朝ドラ『あさが来た』が、先月末から始まった。前作とは打って変わり、幕末から明治初期のお話で、ちょっとどうかなと思っていたが、回を重ねるごとに面白くなってきた。

最初は、なんとも思わなかったのだが、何度も聞いているうちに、主人公のあさの口癖が、気になってきた。それは、あさが、初めて見たり、聞いたりしたときに思わず口をついて出る「びっくりぽん」という言葉だ。好奇心の塊のヒロインだから、びっくりすることはわかるのだが、なんで“ぽん”が付くのか気になっていた。この時代の人が、そういう言葉遣いをしていたのか、あさだけが、訳があってそういう言葉遣いをするようになったのか等と考えを巡らしていた。

そこで、ネット検索で“びっくりぽん”を入れてみたら、出るわ出るわで、いつの間にかものすごい情報で溢れていた。やはり大勢の人が気になっていたようで、いろんな解説やら意見が出ていたが、大本は、脚本家が考えたフレーズで史実にはないようだ。意図的にヒロインに使わせて、日本中に流行らせたいらしい。今年後半は、これで日本中に浸透し流行語大賞を狙う勢いになってしまうかもしれない。「じぇじぇじぇ」に続く朝ドラ2回目の流行語になるとしたら面白い。

キャストには、あさの姉はつが宮崎あおい、あさの夫が玉木宏と、朝から大河ドラマ並みの豪華メンバーだ。また、はつの夫を柄本佑が演じているが、能面のような表情のない演技が、うまい。母親の言うがままにしかできない男が、いつか爆発するとどんな風に変わるのか気になるところだ。その他、脇を固めるキャストには、今話題の山本耕史やNHKではお馴染みの笑福亭鶴瓶など個性的な俳優も登場している。

そして、もう一つの目玉は、主題歌を歌っているのが、人気アイドルグループ・AKB48である。AKB48が朝ドラの主題歌を歌うようになるとは、時代も変わるものだ。最初は、”こんなアイドルグループの歌なんか”という気持ちで聞いていたが、リピート効果はすごいもので、何度も聞くうちに好きになってきてしまっていた。今では、「365日の紙飛行機」のフレーズがやたらに頭に浮かんできてしまっている。

これから、新しい時代の波に揉まれ、ヒロインがどんな風に成長していくかというのが見所になるだろう。今後の展開が、楽しみだ。

横浜マラソン2016落選

2015-10-23 21:50:28 | 呟き
第1回横浜マラソン2015は、あえなく落選してしまい、来年こそはと期待して申し込んだ横浜マラソン2016だったが、昨日抽選結果を知らせるメールが届いた。内容は下記のとおりだ。

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 横浜マラソン2016「一般枠」抽選結果(落選)のお知らせ
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このたびは、横浜マラソン2016「一般枠」にお申込みをいただき、誠にありがとうございました。
申込多数のため厳正なる抽選を行った結果、残念ながらお客様のご希望に添えない結果となりました。
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今回の抽選倍率は、フルマラソン一般枠(募集19450人)の申込者は60982人で、倍率は3.1倍。前回の3.4倍をやや下回ったというが、なかなか当たらないものだ。因みに、「名古屋ウィメンズマラソン/名古屋シティマラソン2016」と開催日が重なっており、二重に申し込んでいる人が多ければ、追加抽選で復活があるかな?

ストレスに負けない心を作る

2015-10-22 22:46:12 | いろいろ
先日、ストレスを回避するためのセミナーを受講する機会があった。ストレスに困って聞きたかったわけではないが、ストレスにさらされる事は今後もないとは限らない。聞いておいても損はないだろうと、2時間ほどのセミナーをしっかり聞いてきた。

ストレスとは、生活するうえでのプレッシャーと、それを感じたときの感覚である。その原因はストレッサーと呼ばれるもので、物理的なもの(寒冷、騒音、放射線など)、化学的なもの(酸素、薬物など)、生物的なもの(炎症、感染)、心理的なもの(怒り、不安など)に分類されるという。ストレッサーが作用すると、体は刺激の種類に応じた特異的反応と刺激の種類とは無関係な一連の非特異的生体反応(ストレス反応)を引き起こす。

さて、このストレスに対処するためには、何もしないでほおっておくわけにはいかない。まずは、ストレスに対して以下のような行動を起こすことが必要だ。
①アサーションをする。和訳すると、さわやかな自己表現という意味らしい。苦しい事やつらいことがあったら、黙っていないで、それを言葉にすることが大事だという。
②人間は誰でもミスをするものなのに、「絶対にミスをしてはいけない」などと思い込むことを「イラショナルビリーフ(非合理的な思い込み)」と呼ぶ。これに反して、「たまにはミスをして同僚を苛立たせてしまっても仕方ない」と腹をくくることを「ラショナルビリーフ(合理的な考え方)」といい、ラショナルビリーフに考え方を変えることができるといい。
③自分のためのマジックフレーズを持つ。マジックフレーズとは、その言葉を唱えるだけで相手や自分に好印象を抱かせやすい言葉である。つまり自分を一番元気づける言葉を何度も唱えることでストレスに打ち勝つことができるのだ。

ストレス対処行動を起こせなければ、ストレッサーから逃げるのもひとつの方法ではある。完全な解決にはならないが、一時避難するということもなしではない。

また、ありきたりではあるが、睡眠を十分とることが大事で、朝早く起きて陽の光を体に浴びる、背を伸ばして空を見るという動作も無駄ではない。

食べ物にも、ストレスに効果があるものがある。豆腐、納豆、チーズ、ナッツ類、バナナ等だ。これらは、体内で特に重要な役割を果たしている神経伝達物質の一つであるセロトニンを多く含んでいる。セロトニンは人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから、『幸せホルモン』とも呼ばれている物質だ。

ただ、ストレスを全くなくすのが一番いいことではない。適度なストレスは、人間が生きていく上では必要である。この適度なストレスには以下のような効果がある。
① 「適度なストレス」は"やる気"の原動力になる。
② 「適度なストレス」は"記憶力"を向上させる。
③ 「適度なストレス」は人を"強く"する。

そこで、適度なストレスにするために以下のようにストレスを軽くすることができればいい。
①自分を変える、環境を変える、あるいは他人の力を借りる
②他人と過去は変えられない→自分と未来は変えられる→自分が変わると未来、他人が変わる ⇒というように考え方を変えてみる。

そして、最後は自分の気持ちをやる気に転換できるといい。
①できないことを切り捨てる。
②出来ることを見つける。
③言い訳を考えてもいい。
④褒められなくてもいい。
⑤目的目標を持つ。

ざっと挙げてみた上記の事柄が、セミナーの内容である。当たり前の事だといえば、当たり前だが、いざストレスにさらされている時には、こんな事にも思い当たらないだろう。自分だけでなく、他人にも、これらの事を伝えることができたら役に立つかもしれない。

勾玉シリーズ/荻原規子著

2015-10-21 23:00:22 | 読書
空色勾玉 (徳間文庫)
クリエーター情報なし
徳間書店


白鳥異伝 上 (徳間文庫)
クリエーター情報なし
徳間書店


薄紅天女 上 (徳間文庫)
クリエーター情報なし
徳間書店


上橋菜穂子、小野不由美から始まった日本のファンタジー作家読み比べは、荻原規子までたどり着いた。上橋菜穂子の守り人シリーズや獣の奏者などは圧倒的に面白かった。また、小野不由美の十二国記シリーズは、三国志や水滸伝のような古代中国を連想させる時代背景でスケールの大きい作品だった。ただ、最後によんだ「残穢」という作品は、書評を書くのも躊躇したくなる怖い内容だっただけに、これ以上は踏み込みたくない。そして、今回、荻原規子の代表作である勾玉シリーズの『空色勾玉』(そらいろまがたま)、『白鳥異伝』(はくちょういでん)、『薄紅天女』(うすべにてんにょ)の3部作をすべて読み終えたところだ。

勾玉シリーズの『空色勾玉』は、荻原規子のデビュー作となった作品で、日本神話をモチーフにしたファンタジー小説である。以後の『白鳥異伝』・『薄紅天女』と合わせて勾玉三部作、勾玉シリーズと称されており、順番に読んだほうが物語の厚みが出てくるはずだ。いずれも、勾玉を持つ者の不思議な力をテーマにし、日本書紀や古事記を連想させるが、読みやすくワクワクするほど面白い作品であった。

『空色勾玉』作品内容(「BOOK」データベースより)
輝の大御神の双子の御子と、闇の氏族とが烈しく争う戦乱の世に、闇の巫女姫と生まれながら、光を愛する少女狭也。輝の宮の神殿に縛められ、地底の女神の夢を見ていた、〈剣の主〉稚羽矢との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く…。神々が地上を歩いていた古代の日本を舞台に、絢爛豪華に織り上げられた、人気沸騰のファンタジー。

古事記や日本書紀をモチーフにした作品で輝の神と闇の女神の二神は、イザナギ・イザナミを連想させる。また、照日王、月代王、稚羽矢は、アマテラス、ツクヨミ、スサノオの三姉弟を想起させ、古代日本の神々が人間くさく親しみやすい文体で書かれているので、古事記を読むような難解さはない。豊葦原と呼ばれる場所がどこなのか気になった。

『白鳥異伝』作品内容(「BOOK」データベースより)
双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は“大蛇の剣”の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ。剣が発動するかぎり、豊葦原のさだめはゆがみ続ける…」大巫女の託宣に、遠子がかためた決意とは…?ヤマトタケル伝説を下敷きに織り上げられた、壮大なファンタジーが幕を開ける!日本のファンタジーの金字塔「勾玉三部作」第二巻。

「勾玉三部作」の中では、最も長編だ。ヤマトタケル伝説を下敷きにしたということで、日本全国に散らばった5つの勾玉を探し集めるというのが面白い。勾玉が全部揃うととてつもない力を得られるというのが、いかにもファンタジーっぽくっていい。ドラゴンボールとか、八犬伝でも玉を集めると大きな力が得られるお話だったが、全部揃ったらどうなるのだろうかというワクワク感が良かった。また、登場人物も魅力ある人物が多い。

『薄紅天女』作品内容(「BOOK」データベースより)
東の坂東の地で、阿高と、同い年の叔父藤太は双子のように十七まで育った。だがある夜、蝦夷たちが来て阿高に告げた…あなたは私たちの巫女、火の女神チキサニの生まれ変わりだ、と。母の面影に惹かれ蝦夷の地へ去った阿高を追う藤太たちが見たものは…?“闇”の女神が地上に残した最後の勾玉を受け継いだ少年の数奇な運命を描く、日本のファンタジーの金字塔「勾玉三部作」第三巻。

前作からさらに時代が遡り、奈良時代末期のお話となる。更級日記(特に竹芝伝説)とアテルイ伝説をモチーフにしたとされ、征夷大将軍となった坂上田村麻呂やのちの空海が登場してくるのも興味深い。京の都に跳梁跋扈する怨霊を倒すには、やはり「明玉(勾玉)を持つ天女」の力が必要となるのだ。双子のように育った阿高と藤太、兄を怨霊から護るため男装して都を出た少女・苑上(そのえ)が、それぞれの目的を果たせるのかが気になって最後まで読み進んでしまう。

2015能登半島すずウルトラマラソン:後半

2015-10-20 23:16:30 | マラソン
60キロ近くになった。またしても「恋人の聖地」「せっぷんトンネル」「パワースポット」などという気になる文字が見えてきた。


窓岩ポケットパーク付近を通過する。


「八世乃洞門」トンネルのすぐそばに垂水の滝がある。この滝は、流れが直接海に注いでいることで知られ、別名「吹き上げの滝」としても知られているそうだ。真冬になって、強い海風が吹き付けると、流れ落ちる水が強風にあおられて上に向かって吹き上がるという。


深く青い海を見ながら先に進む。この頃から、急激に歩みが遅くなり前半の貯金を大きく食いつぶしていた。


それにしても、驚く程海がきれいである。


重要無形民俗文化財だという「揚げ浜塩田」の場所に着いた。


ここは、NHKの朝ドラ「まれ」の舞台にもなった桶作さんの塩田である。ドラマで見た塩田を間近で見られて良かった。


これは、ゴジラ岩。後ろから見たゴジラの姿によく似ている。


15:05。73キロの関門をなんとか通過する。貯金を残り5分まで食いつぶしてしまった勘定だ。次の関門まではあと13キロを1時間半で走らないといけない。調子が良い時なら、頑張ればギリギリ間に合うかもしれないが、きつい上り坂があることを考えれば、もう絶望的な時間になっていた。


ラケット道路と呼ばれる登り坂に差し掛かった。平均勾配5%、最大勾配11%というきつい登り坂だ。


途中で、収容車に2回ほど呼び止められたが、椿展望台までは走っていくと乗車を断る。


椿展望台のエイドまで行くと、もう次の関門までは間違いなく間に合わないし、最終バスの時間にも間に合わなくなるということで、強制収容されてしまった。まだ頑張って走る気力はあったが、スタッフに迷惑をかけてはいけないと思い、やむなくリタイアとなってしまった。


結局80キロほど走ったところで、今回も100キロマラソンは完走できなかった。自分にとっては、このところ100キロマラソンは厳しいものになってきてしまった。原因は、練習量が昔ほど多くないことだろう。練習はウソをつかないというから、まさに図星だ。だからといって心機一転頑張って走りこみしなければという気持ちにもなれない。歳をとったせいなのかなあ。