とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2017年の山を振り返る

2017-12-31 06:50:18 | 山登り
今年は、毎月1回以上山に行っていた。いろんな山に行くことができたが、天候が悪く計画倒れに終わった山も多かった。また、百名山が残り3つになり、年内完登を目指していたが、100座目の光岳だけは台風の影響があり、中止せざるを得なかった。それでも難関といわれる幌尻岳、飯豊山を登ることができたのは良かった。光岳は、来年に持ち越しだ。また、年明けの八丈島ツアーで、離島の山登りも堪能する。夏場の後立山連峰縦走や中央アルプス縦走では、何日も山の中に包まれている喜びを満喫する。2回目となる百名山の利尻山、苗場山、白山、蔵王、恵那山などにも登り、季節やコースが違えば、また新鮮な感動が得られるのが山の魅力だとよくわかる。山梨県大月市が選定する秀麗富嶽十二景も10景まで終わった。来年は、残り2景を達成したい。

1.1月 秀麗富嶽十二景:扇山11383m(山梨県)
扇山は、秀麗富嶽十二景の六番山頂に当たる。年明け早々に登り、秀麗な富士を眺める事ができた。帰り道では、農家の庭に成った柚子を分けてもらう。
2.1月 八丈島:八丈富士854m、三原山701m(東京都)
 八丈島は東京都とはいえ、暖流である黒潮の影響を受け、年平均気温は17.8℃で高温多湿。年間を通して風が強く、雨が多いことから「常春の島」とも言われている。そんな八丈島にある二つの山、八丈富士と三原山に登り、島にある多数の温泉を巡る山旅だった。
3.2月 岩戸山1356m(長野県)
 白馬雪遊びツアーとして計画。小谷村塩の道の会のガイドと共に、スノーシューでの雪山登山を楽しんだ。
4.3月 長坂山585m(三重県)
 赤目四十八滝巡りとセットで登山を計画する。赤目四十八滝から長坂山への登山ルートは開通したばかりで、今後手軽なハイキングコースとして認知されていくだろう。
5.4月 住塚山1009m、国見山1016m(奈良県)
住塚山と国見山は、ススキで有名な曽爾高原に近い。登山口の屏風岩公苑から見える兜岳の西側にある屏風岩は、屏風を立てたように屹立し、垂直に柱状節理の岩壁が約200mの断崖をなしている姿は壮観だ。登りだして途中から雪道となり、思いのほか積雪が多かったのには驚いた。下山途中に立ち寄った済浄坊渓谷の渓谷美は穴場的存在だ。
6.4月 御正体山1682m(山梨県)
 御正体山は、日本二百名山、山梨百名山の一つに数えられ道志山塊の最高峰である。日当たりが良くて風がないので、山頂で1時間以上ものんびりと昼休憩できた。山頂には、1週間後にあるトレランレースに参加するランナーたちが練習の為、入れ代わり立ち代わり訪れていた。
7.5月 岩岳山1369m(静岡県)
 5月のゴールデンウィークの時期になると、岩岳山のアカヤシオの開花状況が気になって登りたくなる。もう何度も登っている山ではあるが、優しいピンクのアカヤシオの花を今回もいっぱい見ることができた。
8.5月 蓬莱山1174m(滋賀県)
 蓬莱山は、比良山系の中では武奈ヶ岳に次ぐ高峰であり、日本三百名山の一つに数えられる。琵琶湖東岸からは雄大な山並みが望まれ、山頂周辺は、広大なリゾート地帯となっていて、登山だけでなくアウトドアレジャーを色々楽しめる山だ。また、春を彩るかわいい花々もたくさん見ることができた。
9.5月 大阪ダイヤモンドトレール:葛城山959m、金剛山1125m、岩湧山898m(大阪府)
 ダイヤモンドトレールは、北は屯鶴峰(奈良県香芝市)から南は槇尾山までの全長約45kmの長距離自然歩道で、昭和43年に大阪府と奈良県が整備したものだ。14人のメンバーで始点から終点まで2日間で完全走破する。1日目は雨模様だったが、2日目は快晴となり最後は気持ちよいゴールとなった。葛城山斜面を彩るツツジは感動ものだ。金剛山では、早朝のライブカメラ撮影に間に合う。
10.5月 黒法師岳2067m(静岡県)
 この山には、変種の一等三角点が設置されていて一等三角点マニアには垂涎の山として知られ、日本三百名山の一つである。また、国土地理院の地形図に名前が記載されている2000m以上の山としては、日本国内で最南端に位置する山でもある。深南部の山だけあって、とにかくキツイ。1500mの標高差をほぼ直登で一気に登るこのコースをやっつけたらどんな山でも行けそうな気分になる。
11.6月 利尻山1721m(北海道)
 利尻島一周マラソンの翌日に登る。当日の午後の飛行機で帰るので、登山開始は夜明け前の3時半。天気は、雲一つない快晴の絶好の登山日和となり、お昼前には下山できてしまった。前日の風雨で、山頂周辺で溶けた雪が氷になって木々に張り付き、めったに見られない不思議な風景が見られたのは幸運だった。山頂からは、礼文島や稚内などがはっきり見えた。
12.6月 秀麗富嶽十二景:小金沢山2014m、牛奥雁ヶ腹摺山1990nm(山梨県)
 小金沢山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山は、秀麗富嶽十二景の2番山頂にあたる。また、牛奥ノ雁ヶ腹摺山は、日本で最も長い名前の山としても知られている。笹子雁ヶ腹摺山、雁ヶ腹摺山と合わせて雁ヶ腹摺山と名のつく山三つ全てを登ったことにもなった。ただ、6月だけあって、それぞれの山頂から富士山の眺望はほとんどなかった。
13.6月 大菩薩嶺2057m(山梨県)
 小金沢山を北上すると大菩薩嶺まで行けるので、ついでというとなんだが日本百名山の大菩薩嶺まで足を延ばす。この山は、何度も登っているが、山頂の展望は全くない。大菩薩峠のほうの展望が良く、休憩するのはこちらがいい。
14.6月 熊伏山1653m(長野県)
 2泊3日で行く予定だった槍ヶ岳登山が、雨の予報で中止になって予定が空いてしまったので、日帰りで行ける近くの山はないかと探して、長野県の天龍村と飯田市の境にある熊伏山に行くことにした。日本300名山に選ばれており、山頂からは南アルプスの深南部が何とか見えた。下山後は、夢街道マラニックのランナーと合流し、応援しながら遠山郷まで向かう。
15.7月 苗場山2145m(新潟県)
 こちらも、北アルプスの笠ヶ岳を予定していたのだが、悪天候になるとの天気予報で、急遽予定変更して登った。山頂周辺は、まだかなり雪が残っていたが、天気が良くて暖かい日だったので、なだらかな苗場山の雪景色を楽しむことができた。下山後に泊まった秋山郷の
「牧之の宿・のよさの里」は、秘密の隠れ家的な宿で面白かった。
16.7月 幌尻岳2052mm(北海道)
 幌尻岳は百名山の中でも最難関と呼ばれる山だ。今回、私が選択したのは、渡渉を20回以上も行う平取町豊糠からのルートではなく、新冠からのルートで豊糠ルートよりは安全で確実に行けるコースだ。しかし、新冠ルートもアクセスはかなり大変だった。新冠市街から車で25キロほど行った後、40キロも未舗装道路を走る。車止めのゲートからさらに17キロの林道歩きをしてやっとたどり着くのが新冠幌尻山荘だ。山荘で一晩泊ってから幌尻岳を目指す。往復7時間で幌尻山荘に戻り、その日のうちに17キロの林道歩きと未舗装道路40キロ+舗装道路25キロを走行し、新冠まで戻るという強行軍で下山してしまった。幌尻岳登山時だけ天気は持ったが、それ以外は雨ばかりだった。特に下山後の未舗装道路の走行時は、前が見えなくなるほどの大雨で、土砂崩れで通行止めにもなってもおかしくないくらいの天気だったのだ。今、思い出してもよく無事に帰れたものだ。何はともあれ98座目の百名山達成である。
17.7月 アポイ岳811mm(北海道)
 幌尻岳登山のあとに様似町のアポイ岳まで足を延ばす。山の由来はアイヌ語の「アペ・オ・イ」(火のあるところ)からだ。標高が低いわりに、特殊な岩体のため森林が発達せず、「蛇紋岩植物」が生育する高山植物の宝庫として有名であり、花の百名山に選定されている。花の山といわれるだけあって、本土では見たことにない花がいくつもあり、幌満お花畑のエゾルリムラサキは、薄紫の可愛い花で特に印象に残った。
18.7月 後立山連峰縦走:唐松岳2696m、五竜岳2814m、鹿島槍ヶ岳2889m、布引岳2683m(長野県)
 それぞれ単独では登ったことのある山々だったが、今回は縦走コースで一気に行ってしまおうと計画した。特に五竜岳から鹿島槍ヶ岳の間は、八峰キレットと呼ばれ、大キレット(北穂高岳-槍ヶ岳)、不帰キレット(唐松岳ー白馬岳)と共に日本三大キレットの一つに数えられる有名な難所だ。最初は、無事行けるのか心配だったが、行ってみればスリルがあってむしろ楽しいくらいだった。
19.8月 飯豊山:飯豊本山2105m、大日岳2128m(福島、山形、新潟県)
 飯豊山も幌尻岳に続く難関の百名山だ。アクセスが大変な事と、ほとんどの山小屋は自炊なので荷物が多くなってしまう。しかし、尾根まで出てしまえばお花畑がどこまでも続く天空の楽園である。今回は、飯豊本山と飯豊連峰の最高である大日岳を制覇し、同じ道をたどって下山して99座目の百名山達成となった。日程に余裕があれば、さらに1~2日かけて縦走を続けても良かったかもしれない。とにかく高山植物のお花畑がすごい山域だ。
20.8月 中央アルプス縦走:越百山2613m、仙涯嶺2734m、南駒ヶ岳2841m、空木岳2864m(長野県)
 中央アルプスといえば、木曽駒ケ岳や宝剣岳あたりが有名だが、それ以外はあまり登山者が多くない。今回は、ちょっとマイナーな感じの中央アルプス南部の山々を縦走する計画を立てた。実際コースを歩いてみても、北アルプスとは比べようもないくらい登山者は少ない。しかし、山の雰囲気や景色、お花畑など、メジャーな山域と比べても全く劣るところはない。むしろ登山者が少ない分、静かな山歩きができて良かったくらいだ。それでも、百名山の空木岳まで来ると登山者が増えて賑やかくなった。
21.9月 白山:御前峰2702m、大汝峰2684m(石川県)
 この白山も、計画していた八海山が強風に見舞われそうなので危険と判断して急遽変更して行くことになった。10人もメンバーが集まり変更連絡も大変だったが、快晴の白山に登ることができてみんな満足してくれたようだ。特に山頂で見たご来光は素晴らしかった。
22.9月 烏帽子岳2628m(富山、長野県)
 天気がいい日だったので、急に思いついて一人で登る。以前、野口五郎岳からの帰り道に気になる山があるなあと思っていたのだが、やっとその頂まで登っていく事ができた。しかし、その日に泊まった烏帽子小屋の床が堅かったのか腰が痛くなってしまい、下山後もしばらく腰痛に悩まされた。
23.10月 蔵王連峰:地蔵山1736m、熊野岳1840m、刈田岳1758m(宮城県)
 東北みやぎ復興マラソンの翌日、参加者全員で蔵王温泉まで移動し、登山もする。ほぼ、半日で蔵王連峰の主要な峰々を踏破し、蔵王温泉大露天風呂に入って帰路に就く。始まったばかりの紅葉とお釜の景色を楽しんだ。
24.11月 恵那山2191m(岐阜県)
 百名山を目指す山友を誘って急遽登ることになった。当日は、強風と氷点下以下の厳しい寒さが予想されたが、登ってみれば思ったほど風はなく、今年初めての雪景色を楽しむことができた。山頂での景色は、予想通り見えなかったものの、雪を被った山も素晴らしい事を実感させられた。ただ、寒いことには変わりなく下山する頃、吹雪になった。
25.11月 秀麗富嶽十二景:高畑山982m、倉岳山990m(山梨県)
 高畑山・倉岳山は、秀麗富嶽十二景の9番山頂に当たる。これらの山は、JR中央本線沿いの山で、駅から駅をつないで歩くことができる。どちらの山頂からも美しい富士山を眺める事ができた。倉岳山山頂では、豪華な鍋料理でお腹も膨れた。
26.12月 秀麗富嶽十二景:高川山976m(山梨県)
 高川山は、秀麗富嶽十二景の11番山頂に当たる。歩行時間は4時間程度と時間に余裕があったので、山頂ではのんびりとチーズフォンデュを楽しんだ。子供でも手軽に登れる山なので、大勢の家族連れの登山客で賑わっていた。
27.12月 浜石岳707m(静岡県)
 ランのカテゴリーに入れたのだが、登山でもある。年の瀬の最後に、ラン友たちとトレイルランとして浜石岳からの富士山の眺望を楽しんだ。今年も、大勢のラン友が参加してくれて楽しむことができた。

2017年のランを振り返る

2017-12-30 06:46:52 | マラソン
今年の前半は、2回目の奥熊野いだ天ウルトラマラソンの完走ができて気を良くし、大阪ダイヤモンドトレールを走ったり利尻島一周マラソンにも参加する。やはり寒い時期のほうが走りやすく体の調子もいい。そして、今年も暑い7、8月はランを一休みして山登りに専念する。9月から徐々に走り始めて、10月は観光を兼ねて遠方の大会にほぼ毎週のように参加する。東北みやぎ復興マラソン、伊南川100キロ遠足、金沢マラソンなど初参加の大会に数多く参加できたのが印象深い。また、11月に企画した長野県小谷村の塩の道トレイルが思いのほか素晴らしいコースだったのは収穫だった。来年も違うコースで行ってみたくなった。

1.1月 獅子ヶ鼻トレイル&ラン 18キロ
 昨年に続いて2回目。今回は、途中からコースを変更して小國神社、大洞院などを経由してゴール。獅子ヶ鼻公園の低山ながらスリルのある岩場歩きと、森町の観光名所を取り入れたマラニックとなった。
2.2月 森町ロードレース ハーフ
 唯一20年以上連続して参加している大会だ。ほぼフラットで走りやすいコースだが、今年も2時間以上かかった。
3.2月 愛媛マラソン フル
 抽選に運よく当たり一人で参加する。初めての大会だったが、伝統ある大会で、沿道の応援が素晴らしく天気も良かったので気持ちよく走ることができた。愛媛は、お遍路の時に有名な観光地には行っていたので、それ以外の場所を観光して帰る。
4.2月 花川お花見ラン 10キロ
 今年も花川沿いの河津さくらの開花状況が気になってお花見ランに出かける。菜の花と河津さくらは見ごろになっていた。
5.3月 でんでんころ桜まつり&滝沢展望台ラン 15キロ
 都田の奥にある山里でも河津さくらがたくさん植えられている。満開になったという情報を聞きつけ、都田駅から走って見に行く。まずは、滝沢展望台まで駆け上がって、浜松市内の展望を眺める。その後、さくら祭りのイベント会場に寄ってお花見して帰る。
6.3月 静岡マラソン フル
 4回目にして、初めて好天となり富士山を眺めて走ることができた。前日の滝沢展望台ランで疲れていたのか、後半失速気味となってしまった。
7.3月 横浜いいとこマラニック 21キロ
 横浜のいいところを走って回るマラニック。第1回目の大会で、横浜のいいところを目いっぱい楽しむことができた。前日は、海老名のHさんの自宅に泊めてもらう。
8.3月 しずまえブルーラインマラニック 32キロ
 ラジオで開催案内を聞いて、直前で参加申し込みする。用宗魚港から由比魚港までの海岸線を走るコースだ。参加してみたら、知っているラン友が何人もいてビックリ。
9.3月 たつやま凸凹マラニック 33キロ
しんしんさんの呼びかけで、浜松市天竜区龍山町の秋葉ダム湖両岸にある斜面集落を巡るマラニックに行ってきた。3月末というのに、まるで冬のように寒い朝だった。
10.4月 オレンジロード枝垂れ花桃お花見ラン 17キロ
 時々練習に行くオレンジロードだが、枝垂れ花桃が満開になった時を狙って走りに行く。
11.4月 天女の羽衣伝説マラソン 71キロ
 琵琶湖の北側にある余呉湖を10周する大会。1周7キロほどの余呉湖は、さくらと菜の花が咲きだす時期でお花見ランにはうってつけの場所だが、今回は残念ながら桜の開花が遅れていてお花見には今一つだった。
12.4月 お花見天竜マラニック 42キロ
 2014年以来途絶えていた「お花見天竜マラニック」を3年ぶりに開催した。ほとんど自分の長距離練習の為だったが、14名のラン友が集まってくれた。当日は、思いのほかいい天気となり気温も暖かい日となりお花見ランを楽しめた。
13.4月 奥熊野いだ天ウルトラマラソン 100キロ
 2度目の参加。厳しいコースの大会だったが、今回も無事完走できた。まだまだ100キロを走れると自信がよみがえった。
14.5月 大阪ダイヤモンドトレール全山縦走 45キロ
 大阪のMさんのリクエストがあり1年越しで実現できた。関西で一番有名なトレイルコースを2日間で全山完全縦走する。葛城山の斜面を彩るツツジの群落は素晴らしかった。金剛山山頂のライブ映像にも映ることができた。
15.6月 利尻島一周マラソン 54キロ
 悪天候の大会前日、利尻島行きの飛行機は1便だけ就航し、運よく乗り合わせることができたため予定通り行くことができた。フェリーは全て欠航し、スタートに間に合ったのは500人中150人ほどだった。6月とはいえ、北の最果ての島は寒い。ゴール近くになったころ快晴となり利尻山が良く見えた。
16.6月 シラス丼マラニック 20キロ
 福田港でシラス丼を食べに行くため、磐田駅から走っていく。久しぶりに参加したら、港には立派な食堂が出来ていてビックリした。
17.7月 石巻登山マラソン 15キロ
 7月ともなるとかなり暑い。あんまり暑いときは走りたくないが、15キロくらいなら走れるだろうと参加する。ゴール後のビールがこういう時はさらに美味しい。
18.9月 遠山郷マラニック 40キロ
 2週間ほど前、登山で腰を痛めてしまい、走るのもつらい状態になっていた。しかし、昨年都合が合わずに参加してなかったので、今年はどうしても出たくて、不安を抱えながら参加する。走ってみると、思ったより調子が良かったが、今後の予定のことも考えると大事をとって40キロくらいでワープしてゴールする。
19.10月 東北みやぎ復興マラソン フル
 津波で被災した地域の復興を願って開催された初めての大会だ。大勢のラン友と共に参加し、復興の様子を見ながら走る。ただ、初めての大会ということもあって、帰りのシャトルバスの乗車には長い時間待たされた。
20.10月 ぐるっと浜名湖一周エンジョイ・マラニック 60キロ
 100キロのコースもあったが、翌週の100キロマラソンに備えて60キロの部に参加。慣れたコースなので、時間を気にせず、制限時間ギリギリでゆっくり走った。
21.10月 伊南川100キロウルトラ遠足 100キロ
 制限時間16時間ということで、前々から参加したかった大会だ。台風の接近が伝えられる中、大会当日はギリギリ天気が持ち、黄葉に染まった南会津の山間部を駆け抜け、無事完走する。
22.10月 金沢マラソン フル
 同日に行われた横浜マラソンは、強風で中止になったが、日本海側の風は強くなく雨の中予定通り開催される。この大会も初参加だったが、応援やエイドの内容が素晴らしく、金沢の良さを堪能できた大会だった。
23.11月 千国街道塩の道トレイル 38キロ
 長野県小谷村の塩の道を、ガイドマップを頼りにラン友と共にトレランをする。1日目は雨だったが、2日目は快晴となり、素晴らしい紅葉と雪景色の山岳風景を楽しむことができた。今回は西ルートを走ったが、東ルートもあり、そちらも走ってみたくなった。
24.11月 南伊豆みちくさウルトラマラソン 75キロ
 ラン友に呼びかけたところ、今回も16名も集まり、民宿を2日間貸切ったマラソンツアーとなった。あいかわらずこの大会のエイドは日本一だ。すべてのエイドに立ち寄るグルメランとなった。ただ、スタート直後は、思いもよらぬ強風に見舞われ、石廊崎や奥石廊崎の先端までは行くことができず、いくつかコース変更があった。結果的には、数キロ長いコースになっていたようだ。
25.12月 袋井メロンマラソン フル
 家からは、一番近い場所で行われるフルの大会なので何度も参加しているお馴染みの大会だ。特に打ち合わせてもいなかったが、多くのラン友と出会うことができた。
26.12月 浜名湖半周忘年ラン 34キロ
 年末の忘年ランとして14回連続の出場となった。知り合いが多く集まるので、それを楽しみに参加している。
27.12月 浜石岳忘年トレイル&ラン 22キロ
 私の方で呼びかけたところ30名近い仲間が集まり、今年最後の忘年ランとして無事開催できた。今回で4回目となるが、またしても好天に恵まれ浜石岳からの富士山をはじめ、駿河湾や伊豆半島、南アルプス等360度の大展望だった。下山後の、由比漁港での桜えびのかき揚げ丼がうまかった。
28.12月 東海道ラン 興津~藤枝 40キロ
 浜石岳の翌日、有志で旧東海道を走る。宇津ノ谷集落や岡部宿の街並みは旧東海道の面影が残りいい雰囲気だった。途中で食べた安倍川餅や丁子屋のとろろ汁が美味しかった。

2017東海道ラン:興津~藤枝

2017-12-26 18:30:53 | マラソン
浜石岳忘年トレイル&ランの翌日、駿河健康ランドからシャトルバスで興津駅まで向かう。東海道ランを企画しているYさんのグループ「うり坊会」の仲間に飛び入りで加えさせてもらい藤枝までの約40キロを走る予定だ。

7:40。興津駅前の興津宿の看板前から8人でスタートする。


7:50。奈良時代に立てられた清見寺。徳川家康が少年時代にここにきて勉強したゆかりの寺らしい。本堂は、東海道線を越えた先なので、入り口まで行って戻る。


石灯籠があるお堂。旧東海道らしい風情を感じる。日曜日の朝なので、車はほとんど通らない。


8:25。細井の松原跡に着く。江戸時代には松原の全長199間2尺(約360m)、松の本数206本だったというが、太平洋戦争で松根油(航空機燃料)として伐採されてしまい、現在は、植樹された松が1本あるのみだ。


8:50。巴川に架かる稚児橋。その昔、家康公の命令で初めて巴川に橋が架けられた。橋が完成し、渡り初めの際、どこからともなくあらわれて橋を渡っていった男の子がいたのだとか。それが「巴川に住むカッパ」として伝えられているということで、カッパの像が欄干に立っている。


9:23。草薙一里塚は江戸より四十三里(170キロ米)の処で四十三番目の塚だ。


11:20。草薙あたりで更に3人メンバーが加わり、11人になった。安倍川手前で、安倍川餅で有名な「せきべや」に立ち寄る。


「せきべや」は、創業以来300年以上続く静岡名物安倍川餅の老舗だ。安倍川餅はもち米100%で、柔らかいつきたてを店内で食べることができる。こし餡で包んだものと、きな粉と砂糖をまぶしたものとが5個ずつ計10個で1人前。3人前頼んで11人で分け合う。


安倍川橋を渡り安倍川越えだ。


12:20。とろろ汁で有名な丸子の丁子屋に寄ってお昼とする。全員、とろろ汁に、麦めし、味噌汁、香の物、薬味がついた「丸子」1,440円(税込)を注文する。少なめの麦ご飯にとろろをたっぷりかけて、よく混ぜ合わせると、麦ご飯にとろろ汁が絡むことで、ふんわりとした食感になり、まろやかさと風味がより増してくる。自家製の白味噌で作った味噌汁もおかわりを頼みたくなるほど美味しい。


丁子屋は、歌川広重による浮世絵・東海道五十三次にも登場するとろろやとしても有名だ。創業は慶長元年(1596年)で、なんと今年で421年目という長い歴史を持つ老舗である。店の所在地である静岡市駿河区「丸子」は、かつて東海道五十三次の20番目の宿場町「鞠子宿」と呼ばれていた。


13:35。宇津ノ谷集落入り口に到着する。


宇津ノ谷峠の手前は、静かな集落が江戸時代さながらの家並みを見せている。家々の軒先に掲げた屋号の看板や石畳が往時の風情をしのばせている。




中でも石川家は、1590年に北条征伐の帰途立ち寄った豊臣秀吉が羽織を与えたことから「お羽織屋」と呼ばれるようになり、後に徳川家康公も訪れ、記念に茶碗を残しているそうだ。


13:45。宇津ノ谷峠には明治、大正、昭和、平成と名がつく4つのトンネルがある。やはり、明治時代の貴重な文化遺産ということで、明治トンネルを通ることにした。平成9年に現役のトンネルとしては初めて「明治宇津ノ谷隧道」として国の登録有形文化財に登録されている。また、日本初の有料トンネルでもあったらしい。


3分ほどでトンネルを通過する。明治トンネルは、心霊スポットとしても有名らしいが、特に何てことはなかった。しかし、レンガ造りのトンネルで照明も薄暗いので雰囲気はある。


14:15。江戸時代に建てられた「岡部宿大旅籠柏屋」に着いた。建物そのものが資料館と言ってもいい。みせの間、台所、1、2階の客室などは、当時の旅籠の様子、人々の暮らしぶりが一目でわかる貴重な建物になっている。




中庭の周りには、土蔵ギャラリ-「なまこ壁」、和風レストラン「一祥庵」、物産館「かしばや」などがある。


内野本陣史跡広場や周囲には焼津市内外のアーティストが作った竹のオブジェが展示されていた。夜はライトアップ、プロジェクションマッピングなどを行うということで暗くなった方が楽しめそうだ。




14:25。岡部町に入ると、格子戸の古いお屋敷が見えてきた。表札を見ると“中山儀介”とあった。どうやら、サッカー元日本代表の中山雅史氏の実家だったらしい。


通りを歩いていると、何軒もの家の軒先にサッカーボールがぶら下がっているのが気になった。何だろうと聞いてみると、サッカーが盛んな地元を活性化させるために地元の人たちが、サッカーボール型のサッカー手まりを製作して飾っているということだった。


14:35。岡部宿の松並木の間を通り抜ける。


14:45。横内地区のあげんだい。あげんだいとは孟宗竹の上部を割って籠を作り、その中に燃えやすい松葉や麦わら竹の筒などをいれたもので、それにたいまつを投げ入れ早く火がつくのを競うもので、毎年8月に精霊送りの行事として行われるそうだ。


15:40。藤枝の青木交差点に到着する。ここが、東海道ランのこの日のゴールだ。約40キロのランお疲れさまでした。


ゴールから、1キロほど先の藤枝駅まで歩いていく。その後、東海道線で帰宅。二日連続のランで少々疲れたがいい練習になった。うり坊会では、月1回くらいのペースで東海道を走り継ぎ、京都まで目指すそうだ。

2017浜石岳忘年トレイル&ラン

2017-12-25 16:51:09 | マラソン
23日の土曜日、今年で4回目となる「浜石岳忘年トレイル&ラン」を無事終えた。当初、30名ほど集まる予定だったが、寒い日が続いていたせいか、風邪などで体調不良となった人が何人もいて25名ほどになってしまった。全員集まったところで、駿河健康ランドの玄関前で集合写真を撮った後、8:30過ぎにスタートする。


何故かこのイベント開催時には、好天に恵まれている。朝からいい天気となり絶好のランニング日和となっていた。国道1号線脇から細い道に入り、薩埵(さった)峠ハイキングコース入口に向かう。30分ほどで、薩埵峠の入り口に来ると駿河湾越しに富士山の絶景が見える。ここに来ると、まずカメラを構えたくなる。


薩埵峠の展望台からは、富士山の手前に東海道本線、国道1号、東名高速道路が峠の麓で交差している様子が見える。歌川(安藤)広重の東海道五十三次「由井」にも描かれている有名な名所であり、テレビ中継でもよく見る光景だ。


9:15。薩埵峠を越えて、しばらく舗装道路を進むと浜石岳の登山口に入る。


1時間半ほど山道をグングン上ると、広い山頂が見えてきた。先着のメンバーや他の登山者の姿が見えてくる。富士山の頭もチラッと見えている。


この日も、360度の大展望が広がっている。清水港や日本平も良く見える。


海面から湧き上がる雲の上には、伊豆半島の姿も見える。


ポカポカ陽気の中、山頂で味わうおにぎりの味も美味しいだろう。


浜石岳の山頂看板の向こうには、雄大な富士の裾野が大きく広がっている。周囲に遮るものが何もなくこれほど広範囲で富士山の姿を捉えることができるのは、浜石岳くらいではないだろうか。


その後、お約束の山頂写真を撮る。早いグループ、中くらいのグループ、後半のグループと3回に分けて山頂記念写真を撮る。






浜石岳山頂からは、一気に下っていく。ミカン畑の間を下っていくと駿河湾に向かって飛び込んでいくようだ。


由比漁港の“浜のかきあげや“に行けば、桜エビのかき揚げ丼が美味しいと事前に案内してあったので、ほとんどの人がかき揚げ丼を目当てに寄り道していったようだ。私が着いた頃は、何種類かのメニューが売り切れとなっていたが、普通のかき揚げ丼だけはまだ残っていたので食事にありつけることができた。

由比駅前の桜エビのゲート前を通過する。


薩埵峠へと向かう道すがら、オープンしたばかりの喫茶店があるので寄って行こうということになり、駿河湾を見渡せる軒先のベンチで焼き立てパンとドリップコーヒーで飲食を楽しんだ。


この喫茶店は、由比の新聞店が同店舗の一部を改築し、テークアウト方式のコーヒースタンドを作ったもので「NEWS(ニュース)」という。提供するのはこだわりのコーヒーとパンで、5種類のコーヒーに加え、クッキー生地のカップに注いだエスプレッソやラテアートなど多彩なメニューもそろっている。入り口前で、コーヒーカップを手に記念撮影する。


15:05。喫茶店でだいぶ時間を過ごしてしまったので、最終グループになってしまったようだ。帰りの薩埵峠でも相変わらず富士山が良く見えていた。


15:20。ゴールの駿河健康ランドが目の前に見えてきた。


駿河健康ランドの玄関前で、最終グループのゴール写真を撮って無事終了だ。


お風呂に入ってすっきりした後、12階の展望レストランで16:30から忘年会の開始となった。メニューは、名物の海鮮料理だ。


飲食を始めて30分ほど経ったので、参加者からひと言ずつスピーチをお願いする。この日の感想や今年活躍したこと、来年の抱負などを語ってもらうと、一人一人の思いが伝わってくるので聞いているだけでも楽しい時間だ。






18:30。宴会終了の時間となり、参加者で集合写真を撮って解散する。


宴会終了で帰った人もいたが、残ったメンバーでカラオケルームでの二次会に向かう。


酔った気分で気持ち良くなっているのか、カラオケの選曲も進んでいる。少し席を外して戻ってみると、みんな気持ちよさそうに歌っていた。




デュエット曲も楽しそうだ。


後半は、健康ランドで用意してあった被り物を借りてきてみんなイメージチェンジだ。


最後は、クリスマスソングの大合唱で幕となった。


駿河健康ランドで宴会を行うと、宿泊も無料になるというのがありがたい。宴会、カラオケ、温泉入浴もすべて込みで、普通の宴会料金で済むのだから、こんなに楽しめる場所はない。カラオケまで参加したメンバーのほとんどは宿泊もすることになり、寝る前にもう一度温泉に入るなりして、寝床に入ったようだ。

何度もやっていると、コースが飽きられてしまうのではないかと思っていたが、参加してくれた皆さんが喜んでくれているようなので、今回も呼びかけをして良かったなと改めて思う。まずは、無事終了できた事に参加者の皆さんには感謝したい。

2017高川山

2017-12-04 22:16:14 | 山登り
昨日も、先週に引き続いて大月市の秀麗富嶽十二景の11番山頂に当たる高川山976mに登ってきた。好天に恵まれ、素晴らしい富士山を眺める事が出来た。これで10景目を無事達成である。

御殿場から東富士方向に向かうと、巨大な笠雲に覆われた富士山が見えてきた。富士山に笠雲がかかると天気が悪くなると言われているので、ちょっと心配になったが、この日の天気予報は晴れになっていたので、今日は大丈夫だろうと期待して先に進む。


大月駅前の有料駐車場に車を止め、大月駅から中央線に乗って初狩駅で降りる。


初狩駅では、現地集合のNさんと合流する。今回は、全部で4人となり少数精鋭のパーティだ。初狩駅前には、大学生や一般登山者などの団体が集合して賑やかだった。9:19。みんな高川山に向かうらしく、団体とかち合わないよう急いで出発する。


いつの間にか、雲一つない青空となり、小春日和の天気の中、登山口に向かって歩いていく。しばらくは、墓地の間の道を進んでいく。




登山口には、入山者用のカウンターが置かれたボックスがあり、一人ずつカウンターを押していく。ここにも、熊出没注意の看板がある。


ほどなく、尾根伝いの急な上り坂になる。ほぼ直登だ。


10:04。男坂、女坂の分岐に出た。名前の通り、男坂は急こう配で、女坂は緩やかな道だ。迷うことなく男坂に向かう。


紅葉は終わりで、葉は茶色く落葉も多い。


10:25。男坂、女坂の合流点まで来た。ちょうど富士山も見え、いい展望スポットだ。


10:30。あっけなく高川山山頂に到着する。山頂は、大勢の登山者で溢れかえり、山頂記念写真を撮るのも難しそうなので、山頂から少し下りたところの平らで人がいない場所で、早めの昼食にする。今回は、人数が少ないこともあり、久しぶりにチーズフォンデュをやる。


因みに山頂周辺は、あいかわらず凄い人込みだ。


我々が休憩した場所からも、こんなにも素晴らしい富士山が眺望できた。朝方被っていた笠雲もなくなり、最高の天気である。左側に見えるのは、三ツ峠山だ。


チーズフォンデュでお腹もいっぱいになり、山頂の人込みも緩和されてきたので、4人で山頂記念写真を近くの人に撮ってもらう。


富士山をバックにした写真もいい。今まで登った秀麗富嶽十二景の中でも、特に一押しの景色だと言えるだろう。この山は、ここ数年、登頂の容易さと展望のよさで人気が高いというのもうなずける。


北西方向には、甲斐駒ヶ岳の尖った頭や、北岳、間ノ岳の一部が見えるのも凄い。


風がほとんどなく、山頂には1時間半近くも滞在してしまった。12時過ぎ、山頂を後にして大月駅方面に下山を開始する。真正面には、リニアモーターカーの実験線が見えている。高川山の下には、実験線のトンネルが貫通しているのだ。


下山道で見かけた馬頭観音像。


大きな岩は、弁慶岩。


落ち葉で埋め尽くされた登山道をさらに下って行く。


13:04。舗装道路に出た。ここで、地図を確認すると、田之倉駅に向かうコースに間違って来てしまっていたことが分かった。大月駅に行くコースの分岐が、だいぶ前にあったようなのだが、今更戻るのも大変なので、そのまま田之倉駅方向に向かう事にする。ただ、今もって大月駅方面への分岐らしきものがどこにあったのか思い出せない。


ちょっと遠回りになってしまうが、時間は、まだまだ余裕があるので、気にせず街道歩きだ。


中央高速道路が見えてきた。前に見えるのは、秀麗富嶽十二景の一つ、九鬼山だ。この山は、昨年の2月に登っている。


田之倉駅を通り過ぎ、国道139号線を歩いていく。


国道20号線に入ると、大月駅はすぐだ。前方に見えるのは、秀麗富嶽十二景の一つ岩殿山だ。ずっと入山禁止になっていたが、12月7日から入山禁止が解除されるようだ。


14:02。大月駅前の駐車場に無事到着する。


少数精鋭のメンバーとしては、かなり物足らない山行になったかもしれないが、富士の眺望を楽しめる山として、ベストと言っていい天気に恵まれたことが最高に良かったと言えるだろう。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図