とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2021火打山・妙高山登山:2日目妙高山

2021-08-10 23:03:30 | 山登り
午前6時。高谷池ヒュッテを出発する。


ヒュッテを出て、直ぐにある分岐から黒沢池方面に向かう。


茶臼山2171mを通過。


高谷池ヒュッテから50分ほど歩くと黒沢池が見えてきた。青いドーム状の建物は黒沢池ヒュッテだ。


黒沢池ヒュッテ前で休憩する。ヒュッテの入り口は締まっており、7:30からオープンと書いてあり、宿泊などは受け付けていないようだった。トイレや売店が利用できないのが残念だった。


ヒュッテから妙高山の外輪山を登り、大倉乗越に到着する。


大倉乗越からは、小さな池が見える。長助池だ。


大倉乗越から一旦外輪山を下っていく。ロープが張られた険しい下りだ。




下りが終わると、再び登りが始まる。妙高山山頂へと続く道だ。長助池方面への分岐の手前の岩場で休憩。


妙高山北峰の直下には、しめ縄が掛けられた岩の奥に祠があった。


9:19。妙高山北峰の山頂2446mに到着する。この山頂は結構広く、休憩するにはいい場所だ。


岩場の先端から、火打山方面を臨むが、雲がかかって山頂は良く見えない。


北峰では、小休止だけにとどめ、最高峰となる南峰方面に向かう。南峰手前にある「日本岩」。妙高山山頂周辺には奇岩が多く、最も大きいものの一つだという。


9:45。妙高大神が祀られている南峰に到着する。


妙高山最高地点2454mの南峰山頂で記念写真。この周辺で昼食休憩する。


南峰山頂周辺には、今まで見られなかったトウヤクリンドウを発見する。


南峰からは新赤倉温泉方面に下っていく。しばらく下っていくと、このルートでの一番の核心部である鎖場に出る。この鎖場は、別名・貝摺ノ嶮(かいずりのけん)と言われ、人工の足場が岩に削り込まれているため、慎重に下りて行けば、それほど難しくはないが、慣れていない女性陣にとっては大変だったようだ。




八合目にある風穴。小さい岩穴から涼しい風が出てきている。


光善寺池を通過。


天狗堂に到着する。燕温泉ルートと新赤倉温泉ルートの分岐点だ。


我々は、新赤倉温泉方面に下山する。沢を渡る場所はロープが張られており、慎重に渡っていく。


大谷ヒュッテからは、緩やかなハイキング道となり、1時間ほどでスキー場のゲレンデに出る。


冬ともなれば、スキーヤーが白銀をまき散らして気持ちよく滑っていくゲレンデだ。我々も、足がどんどん前に出ていく。


妙高スカイケーブル山頂駅が見えてきた。


妙高高原スカイケーブル山頂駅の標柱前で、今回の登山のゴールとした。


このあと、スカイケーブルに乗ってらくちん下山する。


山麓駅で、運転手2名はタクシーで笹ヶ峰野営場に戻ってマイカーを回収する。他のメンバーは、歩いて赤倉温泉大野天風呂・滝の湯まで行ってもらい、入浴。その後、運転手も滝の湯に向かい、全員を回収して帰路についた。

今回は、火打山と妙高山の二つの百名山を制覇。台風が近づいている最中だったが、幸い天気は恵まれて雨具を着ることもなく下山できたのはラッキーだった。また、初めてこの山域に来たメンバーたちは、高山植物の宝庫である火打山と山麓に数多くの温泉街とスキー場が点在し、冬にはリゾートエリアとして有名な妙高山を楽しむことも出来て、おおいに満足してくれたようだ。

参考1.2日目のコースマップ


参考2.2日目の高低図&コースタイム

2021火打山・妙高山登山:1日目火打山

2021-08-09 22:21:15 | 山登り
先週末は、上信越高原国立公園にある「頸城三山」の火打山と妙高山に登ってきた。どちらも日本百名山に選定され、夏山シーズンには人気の山である。大分昔に登ったことがあったが、山頂からの展望が今一つだったので、久しぶりに展望を期待して、また登ってみる事にした。

前日の夜、火打山の登山口となる笹ヶ峰野営場の駐車場に車を止める。夜が明けたところで、支度をして、スタート前の写真を撮る。


6:30。笹ヶ峰野営場から歩きだす。


すぐ先が、登山口駐車場で入山者のゲートだ。入山届を提出し、入山料も支払ってゲートを通過する。


しばらくは緩やかなアップダウンの登山道を進む。


大きな沢に架かる黒沢橋を渡る。


1時間ほど歩くと、『十二曲がり』というつづら折りの急登が始まる。


15分ほどで『十二曲がり』をすべて通過する。


ツリガネニンジンの横を通過する。


富士見平の分岐で一休みする。Kさんが持ってきてくれたブドウが美味しい。


大きな樹木がなくなり、湿原の中に入ってきた。


9:55。高谷池ヒュッテに到着する。ここがこの日の宿だ。まずは、宿泊のうけつけを済ませ、寝場所の確認と余分な荷物を部屋に置いてから、火打山に登る事にした。


高谷池ヒュッテの広場で、火打山と高谷池をバックに撮影。空は抜けるような快晴だ。台風が日本近海で発生しているという事だったが、この日の天気は、問題なさそうだ。


火打山を正面に見ながら、木道を進む。


天狗の庭と呼ばれる湿原。高山植物が咲き乱れる絶景スポットだ。


ワタスゲがそよそよと風に揺られている。


池塘の水面には、逆さ火打が映っている。もう少し風がなければ、きれいに火打が映るのだが、水面が揺らいでいて今一つだ。


東側斜面は、大きく崩れている。わずかだが、雪渓もまだ残っている。


シシウドとマルバダケブキ。


モミジカラマツ。


チシマギキョウの群落。


お花畑の道を登っていく。


12:00。火打山山頂2462mに到着する。火打山は頚城三山の最高峰だ。山名は、緩やかな稜線を持つ山容が火打ち石に似ていることからという説がある。


南東側に見えるのは、翌日登る予定の妙高山だ。


西側に見えるのは、焼山だ。焼山は、2016年3月から、噴火警戒レベル2となり、山頂から半径1㎞以内の立入規制がされていたのだが、2018年11月で立入規制は解除されたというが、現在も入山する人は少なく登山道は荒れているという。


火打山山頂で休憩をしている人の前では、大きな入道雲が立ち上がっていた。まさに夏の風景だ。


山頂近くの登山道で咲いているウサギギク。


ひとしきり山頂での景色を堪能して、火打山を下っていく。


ワタスゲが咲き乱れる天狗の庭を通り過ぎれば、高谷池ヒュッテに到着だ。


14時前には、ヒュッテに到着する。あとは昼寝をしたり、山談議をしたりして夕食の時間を待つ。夕食後は、山のビデオや天気予報を見たりして部屋に戻ると、みんな一気に爆睡する。

参考1.1日目のコースマップ


参考2.1日目の高低図&コースタイム


「2021火打山・妙高山登山:2日目妙高山」に続く。

2021鉢盛山

2021-08-02 22:44:16 | 山登り
先週末は、松本市、朝日村、木祖村にまたがる木曽川の源流部の山である鉢盛山に登ってきた。鉢に盛り付けをしたような丸いどっしりとした山容で、日本三百名山に選定されている。

鉢盛山へのコースはいくつかあるが、朝日村からのコースが最短である。ただし、このコースから登る場合には、事前に入山許可を取らなければならない。事前に朝日村役場に許可証を申請して、野沢俣林道の鍵を受けとらなければ、登山口に入ることが出来ない。三百名山の一つでもあり、一度は登ってみたいと前から思っていたので、早速、朝日村役場に入山ゲート通行許可申請書を提出して入山ゲート通行許可を取る。入山当日の早朝、事前に指定された場所に出向き、鍵を受け取る(24時間、受け取り可能)。

鍵を受け取り、野俣沢林道のゲートまで向かう。ゲート前で、鍵を開けゲートを開いて、2台の車で林道の中に入っていく。


ゲートから登山口までは約10キロある。砂利道のダートを時速15キロ前後でゆっくり進み40分ほどで登山口に着いた。登山口の駐車場には、すでに2台の車が止まっていて、登山者が何人か登っているようだった。

登山口にある鉢盛山の登山道概略図。


登山口前で、スタート時の記念撮影。今回のメンバーは全部で7人だ。


上り始めからいきなりの急登である。


針葉樹林の中の急登をジグザグに登り、50分ほどで尾根に出る。町村界尾根の入り口で、ここからは塩尻市内の景色などが良く見える。


鉢盛山から北東へのびる長く大きな尾根(町村界尾根)を進み、ハト峰への分岐を過ぎ、ゆるい針葉樹林の道を進んでいく。


しばらくすると“権現の庭”とよばれる小さい高層湿原に出る。


すぐに避難小屋の鉢盛山荘が見えてくる。


鉢盛山荘から右へ10分ほどで祠のある鉢盛山山頂2447mに到着する。


山頂には、4つの祠がある。山容が大きいため東筑摩郡朝日村、同波田町、松本市奈川、木曽郡木祖村と4つの町村と接しており、それぞれの町村で設置した祠だという。


山頂の周辺は、木々で覆われ展望が良くないので、少し先の巨大な反射板のある場所まで移動する。


だが、残念ながら反射板の場所からも展望は良くなく、槍・穂高連峰が見えるという場所の先は雲で覆われていて、槍・穂高の姿を想像するしかなかった。


それでも、広い場所なので、反射板の下で、ゆっくり昼食休憩をする。今回は、メンバーたちからいろいろな差し入れがあり、ブドウやパイナップル、ソーメン、ビールなどを頂き、お腹は十分満たされた。


下山は元来た道をそのまま戻る。1時間半ほどで、登山口に下山する。


駐車場には、我々の車のみしか残っていなかった。最後に出会った登山者は、ゲートから走ってきたトレランの2名だけだったが、普通の登山者も3名のみで静かな山だった。


参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図&コースタイム