弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

建築偽装問題を受けて国交省が対応策公表-新築住宅には強制の欠陥保険を付保する!?

2006年02月21日 | その他
報道によると、一連の耐震偽装問題において被害者保護のあり方を検討していた国土交通省は、新築住宅については、売り主に対し、強制的に欠陥保険(?)に加入させて、万一の場合に保険で填補するという方針を打ち出したようです。

まぁ、リスクヘッジの保険というのは考え方としては間違っていないとは思いますが、保険料は結局、売買価格の中に反映されて、買い主が事実上負担するような気がしますが、その点はどうなのでしょうかね。

また、保険会社も賠償額が巨額になりすぎるとして反対する立場を示しているようですので、仮に強制保険制度を導入したとしても、保険料は高額になるような気がします。

また、補償額について限度額を設けるようですので、全部賠償されるというわけには行かないようです。
結局、自動車でいう、自賠責保険のようなイメージなのでしょうか?

未だ案の段階ですので、この構想自体が流れてしまうかも知れませんが、どの様な方向で話が進んでいくのか注目ですね。


関連リンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000101-yom-soci

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