リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

雑件いくつか

2017-12-16 16:40:57 | 断片
 こんにちは。今日はちょっと暖か。昨日は函館の姉の電話で、「雪が一日で35cm」とか言ってました。函館は雪は降らないんですが。先週、「草津、雪」っていってたら会津若松も一昨日は雪とかいってて。結局現在60cmと。昔はサラリーマンで休みはそうそうとれないんで、暮はベストタイム、スキーしに近場の草津や会津(や、みつまたかぐら)へ向かうんだけど、その頃はどこへいっても、雪はある、という以上のものじゃなかったです。ガリガリに茶雪。氷と泥ね。狭いとこでみんなが滑るもんだから。この頃はもう子供たちはスキーなんてしないんだろうけど、観光的には良い冬になったようで。
 
 さて、ニュース。
 その1 名探偵コナン、「黒ずくめの組織の“あの方”の正体がついに判明」だと。正月あけに分かるそうですが、ネットで予測をみたらだれもベルモット指摘の人がいないんだね。当然、ベルモットだと思うんだけどねえ(私は88巻までしか知らない)。で、青山先生休業だって。そりゃあれだけ風呂敷広げてたらなんかよほどの手を思いつかないとまとまんないやね。
 
 その2。「君たちはどう生きるか」、マンガで流行、100万部。
 信じらんねえ、これは私の中学生時代の愛読書。内緒だけどね。
 中3で、どこからも社会的に排除されたとき、というのはウソで、自分から社会を全部蹴飛ばしてやってざまあみろと思ったとき、、自分の人生の正しさを確認したのもこれ。今でも覚えててるよ。中3の冬。受験勉強もしないまま炬燵に入って、あの単行本の黄色い本を読んで、よし、これでオッケーだと確認した本。こんな本、子供が読むんじゃねえよ。不幸にしかならない。アベとかが読んで自分を反省したらいいのだが。
 「お前は不幸か」って、いや、絶対幸せじゃなかったぞ。
 子供は社会をマネするものだ。年に合うことをさせるのが年長者の役目だね。
 
 その3 子供たちの間では、(酔った大人が)「盛り上がっているのを見るとこっちもテンションが上がる」と、高校生が「居酒屋に行くこと」が流行しているようだ。(abema)子供たちはなんでも真似っこだぜ。しょうがないね、そんな年だし。
 よきゃいいじゃないか、って、酒じゃなくてタバコ。
 東京都は店全部禁煙とか。前も言ったけどそういうキチガイじみた話って大嫌いだよ。なにが近場で吸えばガンだ。バカいってんじゃねえよ。お前は喫茶店マスターか。マスターなら勝手に禁煙店にすればいい。(わたしは吸ってません)タバコは文化だよ。だからガキがマネするわけだ。タバコ吸ってるやつの1割はクリエーターだからね。喫茶店でコーヒー飲みながらタバコを吸う間の生産性の高さといったら、他のなんとも比べようがない。夜中のブランデー並みだぜ。まったく俗物というやつは。(わたしは吸ってません)
 あ、ブランデーはやめなさい。食道ガンになるからね。タバコも店だけにしたほうがいいよ。本人は、肺がんは必然。
 
 その4 「東急電鉄は十五日、十月と十一月に田園都市線で相次いだ大幅なダイヤ遅延のトラブルについて、いずれも変電所から架線に電気を送るケーブルに関する工事をした際のミスが原因で発生した可能性が高いと発表した。」(東京新聞)
 いい加減な仕事ばかり。みんな外注で落札値段で決めるからどうにもならないね。
 物事は安きゃいいって、誰が決めたんだ。
 安く叩いて、結局労働者の締め付けでこなすしかない。
 先日来たマンションの消防設備点検、着いた早々べらべらとお愛想ばかり。仕事は速い、中身はよくわからないけど。で、帰るとき感想アンケートはがきを渡されましたよ、契約会社宛、「お時間ありましたら送っていただけますか?」。オール5で出しましたけどね。ほんと安く叩かれたんだろうな、と思います。
 愛想なんかいらないさ。きちんと仕事さえしてくれれば。ゆっくりでいいからね。こっちも質問できるし。愛想のいい奴にはわたしみたいなお人好しはどうしても騙されちまうよ。

 その5 減反補助金がなくなって、業務用の米が足りないんだってさ。食堂や弁当の米ね。半分量しか供給がないって。安くて儲かんないから作らないとのこと。
 困ったものです。わたしゃ困りませんが、植民地理論なんてやってると、アフリカの飢餓が重過ぎて。日本なんて、主食用750万トンとかいうから、50年前の半分しか収穫していない(ほら、勉強してるでしょ。これは賃金論用の基礎知識)。今なら(用地転換がまだ少ないから)この倍作れんだよね。この倍作って、石油と取り替えたらいいのに。なかなかそうもいかないところが資本主義。ともかくもったいないから飢えた人に売れば何百万人か助かりそうだけど、飢えた人ってお金もってないんだよね。そもそも日本人の米、高いし。それが国民経済というもの。 
 それでも、どこにでも神様はいそうなのがすごいよね。飢えた人もみんな神様に祈って。ほんと私には到底耐えられない。神様は偉い。
 
 などといいながらなんか役に立つことを探しているのですが、ないねえ。知的作業は別件で飽和中。
 本日も、一言知識でごまかさせていただこうかな。
 牧畜民族の食料中、ミルクの比率はどのくらい? 意味的にカロリーにしようか。どうせ、だいたいの話。
 答え、半分。人間、6割までミルクだけで良いようです。ミルク=チーズ=バター=油ね。ミルクだけだと腐るし消化に悪いし。
 ついで、白人が白い理由。カルシウムが、ビタミンD利用の日光からしか取れなかったから。日光の害よりビタミンDのほうが大事だった。これはふつう、北に行くほど日光が弱いから、といった理屈なんだけど、ちがくて、他の地域は食料からカルシウムが取れた、という論です。日光なんてカットしたほうが良いのは、今の日焼け止めクリームのCMを見れば分かる。黒いまま北へ行けばいいんだよね、他でカルシウムが取れれば。
 さらに、ヒンズー教徒は牛を殺してはいけないくせに、インドの雄牛は雌牛の1割しかいない。なぜか? 
 雄牛は病弱なので、餓死させる。これは殺しではない。勝手に死んだのだ。(イスラム教徒に殺させる、というのもあり)。呆れた。
 平田昌弘「人とミルクの1万年」に載ってました。多少補筆しましたが。
 
コメント
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