リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

一国資本主義経済学

2013-01-05 21:22:54 | その他
 こんばんは。東京地方いや寒い。なにもする気せず。
 
 でもお正月、すぐ土日とかっていいですね、
 動く世界が違いすぎて勤務仕事翌日は仕事にかかれないのですが、こういうときはほんとに助かります。何もしないといっても、1歩2歩くらいは進ませられて。
 まあ私なぞは、温帯無人島でも、貯蔵食料と太陽電池パソコンと退避用フロッピーディスクがあれば、退屈も絶望もしないわけで。今とそうは変りないし。

 さて、自損事故系の不幸しかのらない正月の新聞、事実集めしかしないんでしょうね。わたしも昔の人間なので、自損って嫌いでね。自業自得、話題にする気にならない。もちろん、一足踏み込んだ右翼キャプションを見るよりましですが。
 
 で、ふと思うのが残ったニュースの安倍のインフレ施策系。阿部? 安部? しらねえや。
 インフレって、基本、給与労働者や年金老人には、時間差や資本家等の言いくるめで収入的に不利なものなのですが、近代経済学上では、失業者や自営業者には、購買意欲の喚起→生産拡大→雇用の拡大及び売買活動の増大、ということでメリットがあることとなっております。
 まあ、適当な話だね。時代錯誤の近代経済学。マルクス主義経済学に笑われるね。
 
 こうゆう明るい話は、一国資本主義時代の話で、すでに国内市場が後進諸国に乗っ取られている場合、為替基準が変らない限りなにも変らない。為替基準といっても、架空の数週間の円安は生じても、先進諸国は自分の通過の安さが国家の命だから何の実益もなく、他国の努力の下で、日本だけ円安になどならない。
 かくて、給与労働者と年金労働者の収入がまず目減りし、ついで、目減りを認識した彼らの下がった購買力で、100均店以外の自営業者はさらに貧乏になる。
 ま、わたしには中高年夫婦支出しかないので、いくら目減りしてもさして困らないのですが、困る人も多々出てくる。だからさ、こうゆうのは自民党にいれた人々の問題なのですよ。
 まあ、国債負担の低減をうまくやれるかどうか、ま、評判に左右される奴には何もできないしね。
 
 で、そんなことより、この事情はかの有名な有効需要法則まで脅かしてるわけさ。
 そんな法則は、一国資本主義の法則にすぎない。いくら国内で資本家が手を出さない事業を政府が興しても、供給先が全部他国なら、他国需要を穿り返すのみ。朝鮮戦争時の米国にとっての日本だね。
 ほんと、近代経済学って使えねえ。
 もっともそれをいうと1国「資本論」を講じている99%のマルクス経済学者とマルクス主義経済学者もおんなじだけどね。
(もちろん、その2割くらいの人は国際価値論の概説くらいできることは知ってますよ、3%くらいは論文ありますからね、ただ、見るに耐えないだけで。念のため。)

コメント
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