リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

消費税値上げ

2010-06-20 10:42:15 | 賃金・価値・権力
 こんにちは。東京地方も梅雨入り、急に暑さへの恐れ(=やる気のゼロ化)が現実化してきました。
 ま、ほとんど自分の仕事済んだからいいけど。

 何日か前は、谷垣が、消費税10%だと。バカだね、なにも民主党と違いがないのに、消費税だけが違いになっちゃうじゃないか、と思ったら、菅もこれ幸いと消費税値上げだと。
 まったくこの国の貧乏人はここまでバカにされて何もいわんのか、そこまでアホのウヨだらけか、みたいなもんですね。

 菅などは前から政府に居たから、国の歳出予算がどれだけ資本主義社会に寄与しているか知ってるわけで、かといって、自分の使うカネがなければ権力者になった意味はありませんわな。権力者というのは古代から、どれだけ人民の労働(=カネ)を自分のために使うかを楽しみに、アブナい人生を生きているわけで。
 10兆やそこらで国債は返せないけどお小遣いにはちょうどいい。

 ま、確かに歳出をこれ以上切ろうったって、以前に申し上げましたように、国の余りガネはせいぜい数兆、「余りガネ」といっても腐っても国の事業。権力者と産業(と少しの国家的夢)のしがらみでできているんだから数兆全部が切れるものではなく、切れるものは企業リストラと同じ、職員首切り・給与削減(相当補助金廃止)事業しかない。仙谷がいった「残りせいぜい2兆円切れればいいところだ」なんていうのも事情知ってれば革命的に資本主義的なことなんですよね。

 とはいえ、「資本主義的には」、足らんカネは金持からふんだくればいいのに、なんなんだろうねえ。
 日本なんて、余った労働力をニッチに使ってやっと国家が持ってんじゃないか。各種食品供給サービス業・雑貨衣料品販売業、ってやつだけどね。ニッチなんて、金持の消費金と関係ないんだぜ。小金もない大衆がささやかに遊んでるのがコンビニ菓子やユニクロのたぐいじゃないか。そんなカネまで貧乏消費者からふんだくったら、ニッチ潰れるぞ。
 どうせ金持のカネなんか不動産値上げやプール建設業者にしか寄与しないんだから、累進課税を以前のように戻せば、(法人税にさわらなくとも)所得税だけで誰も困らずにすぐ5兆くらい浮くさ。
 たんにこんじょなしだね。いいけどさ、私は。日本資本主義がどうなろうと。たんに不愉快なだけで。
 しかし、どうせ長くない権力者の座なんだから、もっと革命的にやればいいのに。世間じゃ極左政権とうわさされてるのにねえ、ヘッ(と、鼻で笑う)。
コメント
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