ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

社民党と極左翼・フェミニズム

2006-05-20 18:55:35 | Weblog
 社民党の衆議院議員・辻元清美氏について、日本赤軍とつながりがある、と11日に書いた。日本赤軍は社民党に工作を行なっていたことが知られている。両者のパイプには、辻元=北川ラインがあると私は推測している。さらに、そのパイプが、近年の社民党のフェミニズム化、親北朝鮮化に影響を与えているのではないかとも思量している。

 平成12年11月、日本赤軍最高幹部の重信房子が、大阪府内で逮捕された。当時の産経新聞の報道によると、押収された重信の所持品を警視庁公安部と大阪府警の合同捜査本部が分析したところ、「社民党との共同と工作」と題された文面が見つかった。それによって、日本赤軍が、社民党に対し、「社民の積極的役割である理念と国政の役割に対して、よりその力が発揮できるよう工作していく」などと位置づけていたことが明らかになった。

 米ソの冷戦崩壊後、社民党は長期低迷し、崩壊の危機に瀕した。平成8年に社民党の党首に復帰した土井たか子氏は、低迷脱却を目指した。土井氏は「市民とのきずな」をキーワードに市民参加を方針とし、同9年4月、政策提言のための市民グループ「市民政治フォーラム」を立ち上げた。
 「市民政治フォーラム」は、会員の人脈を通じて市民団体と交流していた。その中に「希望の21世紀」という団体があった。この団体は、平成7年6月、日本赤軍による人民革命党の大衆部門として組織されたものだった。日本赤軍は、市民団体を通じて社民党に浸透し、やがては国政にも影響力を持って新たな「革命」を目指そうとしていたのである。そのことが重信の所持品から判明したのだ。

 当時、産経新聞は、次のように伝えた。捜査関係者は「『希望』の市民政治フォーラムへの接触は、背後の日本赤軍・人民革命党が徐々に社民党に影響力を強めようとする浸透工作だった」と指摘した。社民党が復活をかけた市民参加政治は、自ら「日本赤軍に付け入るスキ」を与えることになった。「工作が社民党を通じてまさに国政の周辺に及んでいたことを示す」として、捜査本部は工作の全容解明を目指すと発表した、と。

 土井社民党の市民参加政治が「日本赤軍に付き入るスキ」を与えたというが、私の聞き知るところでは、根はもっと深い。消息通から、社民党には、以前から新左翼やその出身者がうようよいたと聞いているからである。

 自社さ連立政権の村山富市内閣の時、総理官邸で秘書をしていた者の一人は、共産主義者同盟(ブント)の戦旗派だったという。平成4年のPKO法反対闘争の時に、唯一国会前で逮捕された活動家だった。もう一人の秘書は、社青同解放派だった。また建設大臣の秘書は、共労党・プロ青だったという。
 社民党は、日本社会党が名称を変えたものである。私が聞いているのは、平成10年ころの話だが、当時の社民党本部書記局は、最大党派が社青同・向坂(さきさか)派、つぎに社青同・太田派だった。これらは社会主義協会派・労農派系で、もとは日本社会党のグループである。
 ここに新左翼系の人間が相当数入り込んでいた。新左翼系で書記局に入っていたのは、社青同解放派、共産同系諸派、日本労働党などだという。日本労働党などは、連合赤軍の片割れであった京浜安保共闘と同系統の党派である。新左翼系の人間にとっては、集会やデモをはじめとした左翼活動を行いながら、一定の給料をもらえるのだから、社民党の事務局は、良い職場だったのだろう。
 再度言うが、この話は平成10年ごろの話である。つまり、土井たか子氏が社民党の党首として、平成9年4月に「市民政治フォーラム」を立ち上げ、市民参加路線を進めていたころの話である。そのころ社民党の本部書記局には、新左翼系の人間が多数いたわけである。

 だから私は、社民党にこうした土壌があったから、日本赤軍が「市民政治フォーラム」に接触し、社民党に影響力を強める浸透工作をすることが可能だったのだろうと思う。社民党が単に日本赤軍に「付き入るスキ」を与えたのではなく、党の中枢部に日本赤軍と親和・連携する人脈があったのだろうと私は見ている。

 そして、そこにさらにからんでくるのが、フェミニズムと北朝鮮との関係である。社民党は、党首が土井氏から福島瑞穂氏に継承されたが、あかたも「日本女権党」とでもいうべきフェミニズムぶりである。また、土井=福島体制において社民党は、親北路線を露骨にしてきた。土井氏、福島氏、辻元氏には、コリア系帰化人という根強いうわさがある。彼女たちが、憲法第9条の死守を声高に唱えるのは、わが国の国防の現状が北朝鮮にとっては有利であるから、とも考えられる。
 そして、近年の社民党の変化やその政策には、辻元清美氏を通じた日本赤軍、さらにその背後にある北朝鮮の影響があるのではないか、と私は推測している。
 全体像が明らかになるには、まだ時間がかかるだろう。今は推測として述べるにすぎない。

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2 コメント

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社民党の「男女同権政策集」について (吟遊士)
2007-03-11 00:03:08
ほそかわ様、こんばんは

社民党が「男女同権政策集」という小冊子を出しました。まとめたのはあの辻元清美です。

内容はわたしのTBにもありますが、ほそかわ様が指摘されたジェンフリの本音が剥き出しになっています。

柳沢発言を奇貨にまたこういう連中が跋扈しだすことに危惧を覚えます。

それと伊吹「人権メタボ発言」に辻元はからんだものの返り討ちにあったことをよっぽど恨んでいるようですね。

まさに笑うべしです。

PS

わたしのTBで「山拓よ~」の削除をお願いします。こちらはわたしのしくじりで事実上の二重投稿になってしまいました。

申し訳ないです。

わたしのブログの名を諸般の事情で「一筆斬撃!刃風録」から「一筆斬撃!穿破録」に変更しました。お手数でなければ変更をお願い致します。

これからもよろしく願います。



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>吟遊士さん (ほそかわ)
2007-03-12 10:25:06
 貴ブログにて、

>マジで「女権党」とでも名前を変えたら?「朝鮮労働党日本出張所」の捨民党さん<

と書いておられますが、私も社民党は、北朝鮮の代弁+フェミニズムの政党になっていると思います。社民党が憲法第9条を固守するのは、第9条が北朝鮮の安全保障・対日外交に有効だからです。

ご依頼の件、削除・修正を行ないました。
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