ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

9・11の真相を求めて6

2007-11-09 08:49:16 | 国際関係
26 ブッシュ政権の高官が、米国へのテロ攻撃の武器として飛行機が使われる可能性を思いつかなかったと何回も述べていること。そうした可能性は広く知られており、その理由の一部は、テロリストが実際にそのような攻撃を計画しているという警告がブッシュ政権によせられていたことである。

註: 平成5年(1993)、ペンタゴンに委嘱された専門家は、飛行機が国家的象徴のような建物を攻撃するミサイルとして使われる可能性を示唆した。平成7年(1995)、フィリピン警察が押収したアルカイダのコンピュータにテロ攻撃計画のデータが入っていた。その計画のひとつは、飛行機をハイジャックして、WTC、ペンタゴン等のような標的に激突させるという内容だった。
 9・11の前、8月6日のブッシュ大統領のための情報概況報告日誌に、イギリス情報部が提供したメモが書かれていた。この警告は、アルカイダが複数の飛行機のハイジャックを伴うアメリカへの攻撃を計画しているというものだった。

27 (a)ペンタゴンへの攻撃の映像を5分以内に押収した、(b)フロリダの飛行学校から生徒の記録を18時間以内に押収した、(c)FBI捜査官が(デヴィッド・スキッパーズと『ニューアメリカン』に対して)ニューヨーク攻撃の時間と標的を何ヶ月も前に知っていたと述べたと報道されていること、を考慮するならば、FBIは攻撃についての特別な事前情報をもっていたに違いないこと。

註: FBIが9・11攻撃についての事前情報をもっていたに違いないことを明かす事実がいくつかある。
 ペンタゴンへの向かい側には、軍専用のガソリンスタンドがある。ペンタゴンに飛行物体が激突後、数分以内にFBIはそのガソリンスタンドに到着し、監視カメラから記録映像を押収した。この速さは、事前に押収が計画され、カメラのある場所を調査し、現場の地図、人員・車両等を準備していたことを物語る。
 9・11の4日後、ハイジャック犯の多くが米軍の施設で飛行訓練を受けていたことが知られた。これが知られる以前、9・11の事件発生の18時間後、FBIの捜査官が、ハイジャック犯が訓練を受けたフロリダ州ベニスにある二つの飛行学校に来て、学生名簿を抜き取っていった。FBIは政府が発表する犯人が以前訓練を受けた学校を事前に調べてあり、事実を隠蔽しようとしたものだろう。
 デヴィッド・スキッパーズ弁護士は、9月13日、アシュクロフト司法長官にFBI捜査官から入手した情報に基づくマンハッタン攻撃計画について、その6週間前に警告したと公言した。スキッパーズは、FBIの捜査官たちには攻撃の日時・標的・犯人の名前等がわかっていたが、FBIがその捜査を妨害し、この情報を公開したら捜査官たちを訴追すると脅迫していたとも主張した。保守系雑誌『ニューアメリカン』は、3人の捜査官にインタビューして、彼らが「スキッパーズに提供した情報は、9月11日以前からFBIのなかでは広く知られていたものだった」と述べた記事を掲載した。
 これらのことなどから、FBIは、事件の数ヶ月前から、攻撃計画について相当具体的な情報を得ていたことが確実である。

 次回に続く。