腰痛になっていました。すみませんこんな大事な時期にご無沙汰して。ゴルフで腰痛になったことはなかったのですが、今回は部屋の重いキャビネットを動かし、同時に天井のよごれを取るため1時間もリビングの天井と格闘したのが効いてしまい、ついに腰痛を発症。深刻ではないものの、ゴルフをちょっと自粛します。
さて、チキンゲームは下院共和党ベーナーの負けで終了。そして今後も同じ轍を踏むための先延ばしとなりました。米国債のデフォルトはなかったわけですが、今回の騒動で共和党はだいぶ支持を失ったようです。今後また同じ轍を踏まないようにしないと、共和党有利と言われてきた来年の中間選挙にも影響が出るかもしれません。
では今回の騒動と私の出版時点、11年8月の同じ騒動をちょっと比較しておきます。教科書をお持ちの方は、146ページを開いてください(笑)。書いてあることをまとめますと、
・デフォルトはもちろんしない
・為替や株式市場の参加者はシロウトを含めて多種多様なので大きく動いている
・債券市場はプロが大半を占める市場のため、動揺していない
・CDSのスプレッドはピクリとだけした
そして結論は「たとえデフォルトしたとしても、それはスリップダウンだ」と書いてあります。
よくご覧いただけば、この書きっぷりは今回私が書いていることと全く同じです。そして、実際の市場はどうだったか2回を比較しますと、
・株式市場は上下動は結構あったが、11年と今回では振れ幅は半分以下
・債券は11年も今回も微動だにしなかった
・CDSのスプレッドは11年も今回もピクリとだけした
要するにこうした騒ぎを材料としてはやし立てて何とか動きを作ろうとしてがんばる株式市場だけが動いて、その他は冷静であったということです。特にご本尊の債券市場は微動だにしていません。株式市場の変動幅の縮小は、市場もいくらかは学習効果が働いて賢くはなっている、ということでしょう。
では格付け会社の動きはどうだったか。11年8月の時は、7月末にS&P社が米国債をAAAからAA+に一段階引き下げました。今回はフィッチレーティングス社がダウングレード・ウォッチに入れました。
その後S&P社は先ごろ米国債の将来見通しをネガティブから安定的に変更し、今回は反応していません。S&Pは以前にも書きましたが、ダウングレードの決定をした理由の中で、米国財政の赤字見通しを100兆円も過大計上していて、CEOが辞任しています。今回はその反省もあったのかもしれません。
依然としてチキンゲームが予想される中で今後フィッチがどのように米国債を扱うかが注目されます。
ということで、残念ながら今回は「デフォルトに乗じて米国債を暴落時点で買う」という逆張りをすることはできませんでした(笑)。
そして今回もう一つ明らかになったのは、「株式市場でさえ学習していたのに、政治家は全く学習していなかった」ことです。じゃ、次回までに学習するか否かこれも注目です。
最後に今から申し上げておきますが、「来年初めに次回の騒動があったとしても私の予想は全く変化しません(笑)」
さて、チキンゲームは下院共和党ベーナーの負けで終了。そして今後も同じ轍を踏むための先延ばしとなりました。米国債のデフォルトはなかったわけですが、今回の騒動で共和党はだいぶ支持を失ったようです。今後また同じ轍を踏まないようにしないと、共和党有利と言われてきた来年の中間選挙にも影響が出るかもしれません。
では今回の騒動と私の出版時点、11年8月の同じ騒動をちょっと比較しておきます。教科書をお持ちの方は、146ページを開いてください(笑)。書いてあることをまとめますと、
・デフォルトはもちろんしない
・為替や株式市場の参加者はシロウトを含めて多種多様なので大きく動いている
・債券市場はプロが大半を占める市場のため、動揺していない
・CDSのスプレッドはピクリとだけした
そして結論は「たとえデフォルトしたとしても、それはスリップダウンだ」と書いてあります。
よくご覧いただけば、この書きっぷりは今回私が書いていることと全く同じです。そして、実際の市場はどうだったか2回を比較しますと、
・株式市場は上下動は結構あったが、11年と今回では振れ幅は半分以下
・債券は11年も今回も微動だにしなかった
・CDSのスプレッドは11年も今回もピクリとだけした
要するにこうした騒ぎを材料としてはやし立てて何とか動きを作ろうとしてがんばる株式市場だけが動いて、その他は冷静であったということです。特にご本尊の債券市場は微動だにしていません。株式市場の変動幅の縮小は、市場もいくらかは学習効果が働いて賢くはなっている、ということでしょう。
では格付け会社の動きはどうだったか。11年8月の時は、7月末にS&P社が米国債をAAAからAA+に一段階引き下げました。今回はフィッチレーティングス社がダウングレード・ウォッチに入れました。
その後S&P社は先ごろ米国債の将来見通しをネガティブから安定的に変更し、今回は反応していません。S&Pは以前にも書きましたが、ダウングレードの決定をした理由の中で、米国財政の赤字見通しを100兆円も過大計上していて、CEOが辞任しています。今回はその反省もあったのかもしれません。
依然としてチキンゲームが予想される中で今後フィッチがどのように米国債を扱うかが注目されます。
ということで、残念ながら今回は「デフォルトに乗じて米国債を暴落時点で買う」という逆張りをすることはできませんでした(笑)。
そして今回もう一つ明らかになったのは、「株式市場でさえ学習していたのに、政治家は全く学習していなかった」ことです。じゃ、次回までに学習するか否かこれも注目です。
最後に今から申し上げておきますが、「来年初めに次回の騒動があったとしても私の予想は全く変化しません(笑)」
デフォルト騒ぎ、本当にギリギリまでやってましたね。関係者全員結果が見えてるのに、もうちょっとスマートにいかないものなんでしょうか。
それでも、会社の先輩は「アメリカ経済はかなりヤバイから、今のうちに円に戻し方がいい」って昨日言ってました(笑)。一般的な見方ってやっぱりそうなんだ、と改めて思ったし、日本の状況がヤバイとは考えない(考えたくない?)のだと思いました。
ところで先日、証券会社の担当さんに、「確かに米国債いいですね。なぜこれに注目されたんですか?」って聞かれました。それで林さんの本に出会ったことを説明したんです。「なんていう本ですか?読んでみたいです」って言われたので、「し、証券会社が売りたがらない米国債を買え、です…(声小さ)」って教えてあげたのですが、証券会社の方には紹介しづらいです(笑)。
秋生さんのおっしゃる
>関係者全員結果が見えてるのに、もうちょっとスマートにいかないものなんでしょうか
本当にそのとおりで、さすがに今回はマスコミも世論も「いいかげんにしろ」で一致していますね。
>「アメリカ経済はかなりヤバイから、今のうちに円に戻し方がいい」って昨日言ってました(笑)。一般的な見方ってやっぱりそうなんだ、と改めて思ったし、日本の状況がヤバイとは考えない(考えたくない?)のだと思いました。
特にアベノミクス以降は楽観論が日本中を支配しています。私のように常に流れに竿を刺す人間は、だから余計に心配するのです。
私の本を証券会社の方に紹介していただき、誠にありがとうございます(笑)。感想を是非聞きたいところです(まじ)
腰は大丈夫ですか?
私は40中バになるとこですが、腰にいつ来るかとヒヤヒヤして生活してますよ~(^^)/
さて、私も例のバイブル本を読ませていただき、残年24年位の米国債を購入してますが、証券会社から今回のデフォルトの可能性について、、、と電話が来ましたが、あーいつもの政治の駆け引きだから気にしてません!と言ったら、米国債よりもっと良い商品があると紹介をし始めました!内容聞いているとだいたい商品が分かったので、高々10年満期で2%なのでそれならJリート買いますよ!ノックイン条件有るんでしょと言ったら、また良いのがでたら紹介しますと嵐のように去って行きました!
私も長期債が売られたら買うぞーとねらってましたが、期限の近い短期債しか動かなかったんで、やっぱりそんなもんだろうなと茶番を見てました(^^)/
これからもたーくさんアップして下さいませ(^o^)
腰ですが、少しずつ回復しています。私の場合、重いものを持ったという、原因がはっきりとしているケースなので助かります。
治療院に通いながらストレッチを続ける。
そしてゴルフを休む!
これが一番の苦痛ですが・・・
秋生さんと同じで「証券会社が売りたがらない米国債」
は、目の敵にされますね。
債券は今回NISAでも金融庁から目の敵にされ、見事に対象から外されました。
そんなことにはめげずに
「人の行く裏に道あり米国債 」by ななし
これで行きましょう!