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リンクスランドへ その2

2015年08月01日 | ゴルフ

「オナラブル・カンパニー・オブ・エディンバラ・ゴルファーズ」

   ゴルフの総本山は、ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュースだと言われます。今年の全英オープンの開催地、オールドコースのスターティングホールと最終ホールのところにある歴史的建造物の中にロイヤル・アンド・エンシェントはあります。

   ゴルフの歴史にあまり興味のない方に、ここからのお話は全くもってどうでもいい話なのですが、少しでも興味のある方には是非知ったかぶりのよいネタになりますので、覚えておいて損はないお話を差し上げたいと思います。

  私が今回のツアーでプレーをしたコースで、ゴルフの歴史上とても大事なコースがいくつかあり、そのゴルフ場にまつわるお話です。

   比較的よく知られているのは、オールドコースはパブリックコースで、あのとても偉そうで長ったらしい名前のロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュースの立派な建物はコースのクラブハウスではなく、地元のジェントルマンズクラブの建物だということでしょう。ですのでオールドコースでプレーをする普通のプレーヤーは、コースでプレーはできてもクラブの建物の中には入れません。

   つまり総本山はあくまで厳しいメンバー制のプライベートクラブで、たまたまオールドコースをプレーに使っているのです。その会員制クラブが総本山と呼ばれる理由は、ゴルフの世界統一ルールを決める権威を持っているからです。

  ではここからが知ったかぶりネタの一つ目です。世界初のゴルフのルールは誰が作ったか?それは実はオナラブル・カンパニー・オブ・エディンバラ・ゴルファーズという会員制クラブが作りました。ロイヤル・アンド・エンシェントではないのです。初のルールは13箇条の御誓文として、1744年にオナラブル・カンパニーが作りました。そのオナラブル・カンパニーは自分達の地元であるエジンバラ郊外にプレーをするためのプライベート・コースを持っています。それが今回私達4人がプレーをしたミュアフィールド・ゴルフクラブです。セントアンドリュースから海を越えて直線で数十キロ南のリンクスコースで、やはり全英オープンを開催する権威あるコースです。

   しかしオナラブル・カンパニーはミュアフィールドに来る前は、すぐそばにあるマッセルバラというゴルフ場を本拠地としていました。そこはかつて6回の全英オープンを開催し、現在も9ホールのゴルフ場として残っています。このゴルフ場はギネスから「証拠となる書類上プレーをしたと確認ができる世界最古のゴルフ場」と言う名誉ある認定を受けています。それは1672年3月2日のことでした。それ以前の1572年には、スコットランドのクイーンメリーが、何度となくプレーを楽しんでいたとも書いてあります。ついでに認定書の横にある記念プレートには、ここで全英オープンが開催されたことも記載されています。

   私達はこのマッセルバラ・リンクス・ゴルフ・コースでもプレーを楽しみました。コースのロケーションはビックリですが競馬場のトラックの内側にあります。競馬場はかなり本格的な競馬場で、非常に大きなレース・トラックを持っています。9ホールのゴルフ場が入っているほどですから。9ホールといってもいわゆるショート・コースなどではなく、400ヤードを超えるパー4もあるコースです。それを見て私はインディ500の自動車レースを見に行った時、コースの内側にやはりゴルフコースがあったことを思い出しました。

   スタートホールのティーはレース・トラックの外側のクラブハウス横に設定されているため、第一打は50ヤード程の芝のトラックを越えて打っていきます。しかもなんと240ヤードもあるパー3です。2番からしばらくはトラックの内側ですが、430ヤードパー4の4番ホールのティーショットでまたトラック越えのショットになり、次ぎのホールでまた内側に戻るという、結構スリルに富んだレイアウトです。我々はこのコースをウッドクラブ1本、アイアン1本にウエッジとパターの4本クラブで挑んだのですが、けっこう楽しむことができました。

   先ほど申し上げたお通り、ゴルフルール13条の御誓文を作ったオナラブル・カンパニー・オブ・エディンバラ・ゴルファーズは、ミュアフィールドに本拠地を移す前は、この由緒正しき古きマッセルバラを本拠地にしていて、そこで世界初のルールを作ったのです。

   次のお話は、全英オープンにまつわるお話です。今年の全英オープンは天候に翻弄されて決勝戦が月曜日にずれ込みました。我々はオープンの開催されているセントアンドリュースからわずか数十キロ南のミュアフィールド近辺で毎日ゴルフをしていたのですが、ほとんどが晴れたり曇ったりで、雨に降られたのはわずか3ホールだけというラッキーさで、今回も私の晴れ男は健在ぶりを発揮しました。

  セントアンドリュースのオールドコースは、古くからオープンを何度も開催していて、あたかもオープン発祥の地と思われているのですが、じつは違います。発祥の地は我々4人組がツアーの初めにラウンドしたプレストウイック・ゴルフ・クラブです。これが知ったかぶりネタの二つ目です。

   オープンは1860年10月にプレストウイックで始められ、最初の12回までは全てプレストウイックでした。その後各地でも行なわれるようになったのですが、プレストウイックではなんと24回も開催されているのです。ところが1920年を最後に開催されなくなりました。理由は単純で、観客席を作る場所的余裕がないのです。なにせ1番ホールのティーグラウンドの横は電車の駅で、ホームで待っている人たちはティーショットを見物しながら電車を待つというのどかさです。しかしプレーヤーにとってこのホールは極めて難物で、線路に沿った狭いフェアウェーにボールを打ち出さなくてはいけません。友人のティーショットは見事に線路に打ち込まれましたが、そのボールがどうなったかは知る由もありません(笑)。

   と言うことで、ゴルフの知ったかぶりネタをまとめますと、

 〇ゴルフの最初のルールはロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブが作ったのではなく、オナラブル・カンパニー・オブ・エディンバラ・ゴルファーズが作った

 〇現在のオナラブル・カンパニー・オブ・エディンバラ・ゴルファーズは今はミュアフィールドを使っているが、かつてはマッセルバラが本拠地であった

〇証拠書類が残っている世界最古のプレーは、マッセルバラでプレーされた

〇全英オープン発祥の地はプレストウイックで、そこでは24回も開催されている


  ついでにゴルフの世界ルールに関して付け加えますと、ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドリュースはすでにその役目を終えて、同じ様な名前ですが2004年からThe R&Aという組織にルール作りの役目を譲っています。そこはアメリカを除く世界のルールの総本山で、アメリカはUSGAが決めています。もちろんそれだとダブル・スタンダードになりかねないので、両者が話し合って統一ルールを決めるそうです。

   以上がゴルフ好きでないみなさんには実にどうでもいい、我々ゴルフ・ヲタクのリンクス物語でした。

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リンクスランドへ その1

2015年07月30日 | ゴルフ

  夏休みということもあり、しばらくスコットランドへのゴルフツアーのお話と、いつもの経済・金融のお話を並行してアップしていきたいと思っています。今日は「リンクスランドへ、その1」です。ゴルフ好きでない方は、どうぞあきれて無視してください(笑)。

   スコットランド人に「なんでゴルフをするの」と聞くと、決まって「そこにリンクスランドがあるからだ」と答えるのだそうです。山登りと同じですね。もっともスコットランドには山がないので、「そこに山がないからだ」かもしれません(笑)。

   私のリンクスツアーは87年、97年、14年、そして今回の15年とこれで4回目です。自分でもあきれるほどですが、私がもし何故そんなに遠くのスコットランドくんだりまでゴルフをしに行くのか、と聞かれたら「ここにはリンクスがないからだ」と答えるでしょう。日本にはリンクスがないのです。

   リンクスとは海岸沿いの砂地の丘陵地帯で水はけがよく、芝は生えても土はないため木は生えません。もっとも風が非常強いため木が立っていられないということもあります。リンクスには違いないのですがより起伏が多いところは、砂丘を指す言葉であるデューンズとも呼ばれます。もっとも砂丘といわれながら砂ばかりではなく海岸に自生する様々な草は生えていて、昔から羊の放牧をしていました。そうしたリンクス地帯がゴルフに最も適した環境を提供してくれるのです。芝には水が必要です。気候的には雨が多いため水の心配もいらず、降り過ぎても砂地で水はけがいいためゴルフの理想郷なのです。

  では、私が何故リンクスにいくのか、最大の理由はそこにゴルフの原点があるからです。リンクスでのゴルフは気候やコースに文句をつける人には向きません。地元の人は「スコットランドの気候は1日に四季がある」と言います。私がミュアフィールドで雇ったキャディは「降ってくるものは雨だけじゃないよ、一日のうちにアラレも、雪も、そして砂もだ」とのこと。気温もアッっという間に10度くらい変化します。その厳しい変化に我々日本から来たひよわなゴルファーが戸惑いを見せると、彼らは笑いながら「エンジョイ ウェザー」とたたみかけるのです。そう、気候の厳しさもリンクスのゴルフの楽しみの一つだと思わなければ、やってられないのです。

  天候にもましてもっと厳しく、我々の感覚からすれば理不尽なのがコースです。ラフはセミラフと呼ばれる2m幅くらいのラフを除くと基本的に刈ることはしませんので、30cmくらいあります。飛び込んだボールが見つかればラッキー、見つからなくてあたりまえ。フェアウェーを捉えたボールがフェアウェーのデコボコにはじかれてラフに飛びこむこともよくあります。日本のコースのようにフェアウェーはなめらかで、ラフの苅り高も5センチくらい。ボールの頭が見えれば許せるけど、10センチもあって見えないと許せないなんて言ったら笑われるだけです。

   そして一番手こずるのがバンカーです。日本のバンカーのように縁にラフがあってボールの落下を防いでくれたり、縁が少し上がっていて落ちにくくしてあることはほとんどありません。バンカーのそばをボールが通過しようとしてもバンカーに向けて必ず傾斜があり刈り込んであるため、ボールは吸い込まれるようにして落ちて行きます。そのうえバンカーの壁は垂直で、砂地はほとんどがフラットに作られているためボールはポトリと落ち、壁にくっついたままになります。するとピンどころかグリーン方向に向かってクラブを振ることすらできないことがあります。とにかく振れる方向に出す以外にない、たとえそっちがロストボールになるようなラフであってもです。

   フェアウェーもグリーンもかなり固いので、ピンを狙ってグリーンに直接落としていくことができず、どうしても手前からコロコロと転がし上げるのですが、それがわずかに逸れるだけでもバンカーにポトリ。なんという理不尽と嘆かずにはいられない、それがリンクスのゴルフです。

   今年の全英オープンは私がリンクスツアーをしていた7月にすぐそばの聖地セントアンドリュースのオールドコースで行われ、日本人プロは8人も出たのに18位となった松山一人を除き全員予選落ちに終わっています。そして6月の全米オープンでも松山一人が18位で、他の選手は全員が予選落ちを喫しました。今年の全米オープン最大の話題は実はプレーよりコースでした。プレーヤーもコメンテーターも今年のコースは全米用ではなく、全英オープンのコースだと評していたほどで、アメリカでも屈指のリンクス・コース、西海岸にあるチェンバーズベイで行われました。日本のひよわなプロゴルファー達は、全く歯が立ちませんでした。

   アメリカのコースは内陸型のインランド、またはパークランドと呼ばれるタイプのコースがほとんどです。しかし最近作られて評価の高いコースのほとんどはゴルフの聖地スコットランドにあるリンクスタイプのゴルフ場です。これが一つの流行なのかどうかはわかりませんが、世界の新しいゴルフコースはあきらかに原点回帰をしているのです。

  では日本のコースはどうか。残念ながら日本のコースのほとんどはパークランドタイプ、日本語で言うならきれいに整備された「箱庭コース」です。日本のプロが海外でほとんど通用しないのは、きれいなコースのおかげだと言えるでしょう。

   私が日本でプレーした中でもっともリンクスを体現しているのは、全英オープンの日本予選に使われるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部です。そこで毎年行われる男子トーナメントには、「全英への道」というタイトルが付けられています。このコース、海辺にあって作りはリンクスを体現しているのですが、おかしな点が二つ。名前の頭にJFEと書いてあるくらいですから製鉄所の敷地内にあり、周りの景色は製鉄所であること。いま一つは、木は生えていないリンクスのはずが、何故か場違いのヤシの木が数十本も立っているのです。製鉄所はしかたないとしても、ヤシの木はいったどういうつもりなんでしょう。設計者の意図がなんなのか、私には理解不能です。

  最近の世界の新しいコースはますます原点回帰し、トーナメントもリンクスタイプのコースで行われることが多くなっています。フェアーであるかどうかがスポーツ精神の真髄で、特にアメリカではゴルフコースでもフェアーか否かが常に問われてきました。にもかかわらず理不尽なことが起きるリンクスタイプのコースを選ぶのは、ゴルフとはあくまで自然との戦いであり、自然とは理不尽なもので、理不尽もそれなりにフェアーなのだということからでしょう。我々もそれを学ぶ必要があると思います。

   とまあ、いろいろリンクスのゴルフコースに関して御託を並べてみましたが、要はゴルフが好きだからリンクスでゴルフがしたい、それに尽きると思います。次回からは今回のツアーの話に入ることにします。

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初めての公式クラブ競技入賞

2014年11月22日 | ゴルフ
 先週、私がメンバーになっている富士御殿場GCのシニア選手権で3位に入賞しました。

 シニア選手権はクラブチャンピオンなどと並んで年に一度の公式戦です。2週連続で2ラウンドして合計を競うスクラッチ競技です。予選ラウンドで16位までに絞り込まれますが、私のスコアは80で7位通過しました。トップの76とは4打差がありました。私より上位の6人の方々は全員が1から4までのシングルハンディのためハンディ8の私は上位入賞は難しいと思っていました。

 迎えた決勝ラウンドでは午前の比較的やさしいアウトコースで41を打ってしまい、ちょっとがっかり。ランチでお互いのスコアを確認すると順位は2つ落ちていました。それで逆に順位を気にすることもなくなり、後半は気楽に回れたのかもしれません。難しいインコースに入り最初の10番でボギー。ところがそこからは連続パーの快進撃となって、同組にいた上位のライバル選手達をどんどん追い抜き、17番でバーディーを奪いイーブンパーに戻し、18番もパー。難しいインコースのパープレーは私としては上出来です。18ホールの合計スコアは77でした。全員がホールアウトし終わると77はなんと決勝ラウンドのベストスコアでした。それが功を奏し、トータルでも157ストロークの3位となり小さな3位入賞カップをいただきました。

  1位の方はハンディ1でシニア選手権は2度目の優勝。この方の名前は木製プレートに刻まれ、クラブハウスに長く栄誉を称え飾られます。スコアは155ストロークでした。2位の方は156ストロークと一打差ですが、なんとこの方は年齢74歳で、しばしばエージシュートをされる私が尊敬するベテランゴルファー。私の3位のスコアはまた1打差で157でしたが、同スコアが2人いました。その場合、カウントバック方式で順位を決めます。カウントバック方式とは最終18番ホールのスコアはどちらがよかったか、それでも同スコアなら17番ホールではどうかと戻って行くのでカウントバックと言います。2人は18番はともにパー。ところが私は17番でバーディーだったのです。それが効いて3位は私の手中に入ったというわけです。

クラブの公式競技での入賞は初めてです。ウレシ――!

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拝啓 金融庁長官殿・・・許し難い証券会社、2

2014年10月11日 | ゴルフ
 Owlsさん、目白のおっちょこちょいさん、Puffinさん、コメントをいただき、ありがとうございます。

 特にPuffinさんには日本証券業協会の高齢者顧客に対する勧誘のガイドラインの詳細と問答集まで示していただき、みなさんの勉強にもなったことと思います。私も証券外務員資格や営業主任資格は有していますが、昨年10月に出されたこの高齢者向けのガイドラインや問答集までは知りませんでしたので、とても勉強になりました。

 私がこの件を取り上げた書き方が拙く誤解を招いている部分もありそうなので、これを機会に高齢者に関しての私のスタンスを確認しておきます。


 そもそも私は著書でもわざわざコラムを設け4ページを使って主張しているように、高齢者にリスクの高い商品を売るのは絶対に反対です。こうしたスタンスはみなさんにもご理解いただいていると思います。Puffinさんが引用されたガイドライン問答集を再度引用しますと、以下のように書かれています。

「取引所金融商品市場又は外国金融商品市場に上場されている、又は上場される株式、転換社債型新株予約権付社債、ETF・ETN(レバレッジ型及びインバース型を含む。)、REIT、新株予約権証券及び有価証券関連市場デリバティブ取引等(上場先物・オプション取引)については、価格変動リスクが比較的大きいものの商品性が広く周知されていることや時々刻々の価格変動に合わせた取引ニーズも存在することなどから、一律に勧誘を制限することには馴染まないと考えられます」

 デリバティブやレバレッジを掛けた商品について、ニーズがあるので一律に制限しないとしています。これでは結局その気になれば何でもOKになってしまいます。

 そもそも証券業協会が業界団体であり、業界性善説に立ったガイドラインを作るのは当然なのかもしれません。それでも金融庁は懸念して取り締まりを強化するとのこと、大賛成です。であればより顧客側に立った適合性ガイドラインを金融庁自ら示すべきでしょう。

 これまで私がアドバイスを差し上げた高齢者の方々は、いずれも証券会社の言いなりに取引をして、大きな損失を出し続けた方が大半です。世の中には大きなリスクなど取らない資産運用があるということすら知らなかった方がほとんどです。

 実はこの方も同じ証券会社で株式の取引をして損失を出しています。証券会社は株の残高があるためそれを知った上で「米国債投資」と聞いた途端に「リスクが大きいので」ということを言い始め、ガイドラインなのか自社規制なのかわかりませんが規則を取り出して買わせないようにしているのです。資金が米国債に投資されれば儲けのネタを失います。そこでこうしたミエミエの妨害をするのですが、それを私は絶対に許せないのです。
 
 三○・・・証券は米系証券と合併していますので、多分米国債に対する認識は日系証券とは大きな差があるでしょう。高齢者にも十分に適合する超安全な商品であることを理解して、早速リストを出してきたのでしょう。Puffinさんのご指摘通り、業界ガイドラインにも適合しています。

 この方は私のアドバイスに従い、世界で一番安全だと信じた米国債を買いに行って、「なんでこんな目にあわなくてはいけないのか」納得しかねて私に連絡をしてきました。私との話ですっきりされたようで、安心しています。

 私は業界のガイドラインの作成方法までは知りませんが、普通であれば第三者が入ったり、金融庁も入ったりするはずです。であれば、デリバティブやオプションをやむなしなどということはやめにしてほしい。それでは高齢者の保護にはなりません。

 今後も高齢者の保護を反故にしているような証券会社があれば、みなさんと共に糾弾して行きましょう。

 最後にこの話の本題とはちょっとずれますが、Puffinさんもご指摘の日本国債は安全だという証券会社の「ジョーシキ」はとても「非常識」だということをみなさんと確認しておきましょう(笑)。

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私のゴルフ、40年の軌跡  国内300コース達成!

2014年10月06日 | ゴルフ
 またゴルフ自慢です(笑)

 ゴルフライフ40年間にプレーしたコース数が積もり積もって300コースになりました。300コース目はメンバーの友人にお願いして千葉県にあるキングフィールズGCを先週ラウンドしました。友人はニュースキャスターをしている大学の先輩で、彼ご自慢のコースをホールごとにしっかりとガイドしてくれました。先輩に感謝いたします。

 私はプレーそのものも大好きですが、是非プレーしてみたいというコースを訪ね歩くのも趣味の一つです。7月に英国のリンクス巡りをしたレポートを書かせていただきましたが、海外で経験したコース数も81カ所になりました。内外合計381カ所。我ながらよくもまあプレーしたものです。

 ちなみに国内で最も多いのは千葉県の45コース、そして茨城県36、静岡県32、神奈川県26、栃木県25、埼玉県25カ所・・・です。その中で、もしプレーできるのならいつでも喜んで馳せ参じるコースはといいますと、北から、

北海道クラシック、グランディ那須白川、ホーライ・西那須野、大洗、石岡、川奈、廣野といったコースです。

 そして印象が強く残っているコースは、青森の夏泊GL、福島のボナリ高原、白洲次郎の軽井沢GC、長崎のパサージュ琴海といったところです。

 えっ、名門と言われるコースが入ってない?

 そうですね。埼玉・千葉・東京あたりの古くからあるいわゆる名門コースは入っていません。私の独断と偏見で申し上げますと、一応ほとんどのコースはプレーしていますが、どこも似たり寄ったりで、残念ながら私の心には響かないのです。メンバーの方がいらしたら、申し訳ありません。みなさんのお気に入りコースはどこでしょう。

 ちなみにゴルフダイジェスト社の発行するチョイスという雑誌は、毎年日本のベストコースを選んでいます。この雑誌のベストコース選びは、プレーしてみたい憧れのコースなどではなく、シロウトの人気投票でもない。私も敬服するくらい真面目なプロセスを経て選定されています。全国のゴルフコースを知り尽くしている30人ほどのパネリストが議論を尽くしてベスト100コースを選び、さらにベスト10を選ぶのですが、84年に開始されて以来30年の歴史を持つ権威あるベストコース選びです。

 今年選ばれたベストテン・コースは以下のとおりですが、10コースの中で順位はつけられていません。

2014年ベスト10コース  設計家
大洗GC           井上誠一
日光CC           井上誠一
我孫子GC         赤星四朗
竜ヶ崎CC          井上誠一
霞が関CC東        井上誠一
川奈ホテル富士      アリソン
廣野GC           アリソン
茨木CC西         井上誠一
鳴尾GC           クレーン兄弟、アリソン改造
古賀GC           上田治

 驚くのは私の大好きなコース設計家である井上誠一氏(故人)のコースが半分の5コースを占めていることです。そして昭和の初めにアリソンが設計した2コースが輝きを保っていることでしょう。

 私はこの中では茨木CC西と鳴尾GCはプレーの経験がありません。どなたか是非連れて行ってください(笑)。

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