秋の農作業もすっかり終わって冬眠中
それでも三度の食事と晩酌は欠かさず、熊の冬眠とは一線を画している。
近づく雪の前に遠野、早池峰神社を訪ねた。
以前に聞いたことがある、遠野の上郷に鎮座する伊豆神社は遠野三山の早池峰、六角牛、石上神社の母神と言われている。
伊豆神社と早池峰山奥宮を結ぶ線上に薬師岳の山頂、神遣神社、早池峰神社があると言う。
線上の神社、いつかは訪ねよう、おそらくは遠野早池峰神社は標高も高いはずと雪の降る前に、少々身構えて向かった。
我が家からほど近い、花巻市内で北上川にそそぐ、猿ヶ石川の源流近くの神社に近づくにつれて、標高は高くなり、白樺が見え隠れする頃には、里はあんなに晴れていたのに霰(あられ)が降ってきた。
2時間ほどで到着、そんなに遠くもない。
前身の早池峰妙泉寺が廃仏稀釈で早池峰神社となったらしい。
200年程前に建てられたと言う立派な茅葺きの山門
人っ子一人いない、静かな拝殿への道は大きな老木が続く。
20年ほど前だろうか、この境内で、シンセサイザーの「姫神」が演奏したことがある。
「奥の細道」 「春日流(つがる)」「炎立つ」のテーマ・・・・・
境内での演奏は素晴らしかったと思う、都合あって聴きに来れなかったことが、今でも残念に思っている。
早池峰山周辺には登山口毎に4ヶ所の早池峰神社があると言う。
いつもの早池峰登山は大迫口、この50年余、登り続けて100有余回、大迫口以外は登ったことが無かった。
よし、来年からはコースを替えて・・・・・・無理か
その日の夜、里にも雪が積もった。