岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

一族

2019-09-11 15:20:14 | いなか暮し

  災害もなく、ほぼ順調な天候に恵まれて、今年も豊作の予感 (8/31撮影)
 同じ地区にあって同じ姓を名乗る15戸の私たちの一族は、400年近くもの昔の一軒の家から始まったと言われている。
 同じ地域に住み、菩提寺もお墓も一緒だから、一族意識も高い。
 春から始まる、お墓とその周辺の共同草刈や、時にはガーデンパーティ、かっては一族で旅行もしたこともある。
 お彼岸の墓参りの習慣がないので、その分、お盆のお墓まいりは集合時刻が決められて、家族総出のお墓まいりは賑やか。
 近くに住むとはいえ、久しぶりの逢った元気な顔、結婚して初めてお嫁さんを連れてきた人は人気の的、自慢そうに初孫を抱いて来た人・・・
 あれっ、去年まで来ていた人が、「実は、実家に帰りまして・・・」なんてことだってある。
 昨今はペットのお墓の方に、沢山の花や供物が供えられていることも多い。
 お互いのお墓を巡って線香をあげながらのお話は続く。
 せっかくこれだけ集まるんだからと、ビールをお墓に持ち込んだことがあったが女性陣の反対にあって、メモリアルビールは中止された。
 そんな一族がお盆過ぎに、合同で法要を行う。
 大忙しのお盆を過ぎた菩提寺の住職を呼んでお墓で法要をして、そのごは幹事の家で供養膳、もっともここ数年は近くのレストランで行うことが多い。
 各種の連絡、情報交換してからの懇親会、住職が退座した頃からパーティは熱を帯びる。
 親類と言えどそれなりの決まりもあり、少々不自由なこともあるが、そこはやはり一族という、心地良い一体感も感じられる。
 泉下のご先祖さま方も喜んでくれている・・と思う。

コメント
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