岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「お宝」大好き

2020-09-25 14:50:28 | いなか暮し

 お世話になったお宅に、先祖様に線香をあげさせてもらおうと、彼岸に尋ねた。
 お茶をいただきながら、「お宝」大好きを知る奥様が、こんなものが見つかったと見せてくれた。
 古い古い新聞とかポスターが、土蔵の長持や母屋の古い箪笥の底に敷いてあったという、よくぞ虫にも食われずに・・・
 訪ねた旧家は昭和30年代に大きな家を大幅に改造したので、古いものは全てかたずけ、整理処分されたものだと思っていたが「お宝」は残っていた。
 昭和17年ころの新聞や、終戦前後、今から60年前の昭和38年には「電灯の下で正月を・・・」と言うニュースもある、その頃に電灯が点いたところもあったらしい。
 10部余りの新聞やポスター、今の新聞に比べて字も小さく、老眼の進む身にはつらいので、全部、お借りして帰り、ゆっくり読みなおそう。
 この手の古いものは大好きだが、手に余る、古いものにも手を焼いている。
 住む人のない、我が家の母屋は築150年余り、住みよい小さな家に家人は移り、古い大きな母屋は空き家となり、古い什器や布団置き場となった。
 40年ほど前にかやぶき屋根を鉄板葺きに変え、外回りを改装したので住むには何の問題もないが、昔の大きな家ゆえに、夏涼しい分、冬は寒いという欠点がある。
 建築関係の人に見てもらったら「あと、100年は大丈夫」という太鼓判、とは言え空き家、いつかは片付けないと・・・
 解体業者に見てもらったら「700万もあったら・・・」と。
新しく作るのならともかく「無」にするために数百万は 悩める話である。
 古いものは見せてもらって楽しませてもらえば十分、「お宝」にならない、古い大きなものは手に余る。
 
 
 

コメント
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