二十四節気(にじゅうしせっき)
霜降
次候 霎時施す しぐれ時々施す
時雨が降るようになるころ。古の都人が歌に詠んだ、さあっと降っては晴れる、通り雨の小気味よさ。
(新暦ではおよそ10月28日~11月1日ごろ)
「日本の七十二候を楽しむ」から
かって田舎の秋の風物詩だった堤干し、そして魚とり(岩手ではザッコトリと言う)、老いも若きも多くの人出でにぎわったが今では管理の担当者が数ヵ所の堤を順番に干して安全の確認、外来魚の生息調査、有害雑草の除去など堤干しは今も大事なしごとである。
今年は取入れが終わった10月中ごろから順次行われている。
かって、生息が問題となった外来魚も毎年の堤干しでいなくなった、汚れた水に生息するオオマリコケムシとかもほとんど姿を消して水が年々きれいになっている。
点検した後、しばらくは堤の底面を日に当てて乾かし、急ぎ水を入れて白鳥の飛来を待つ。
今年は10月30日に白鳥の第一陣が到着、再び堤が白鳥の声でにぎわう。