岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「たろし滝」

2014-02-13 17:24:53 | いなか暮らし

花巻地方では”つらら”をたろす(たろし)という。
 昔、かやぶき屋根の軒には大きな「たろす」がいっぱい出来た。
 折って遊んでは軒先の萱が壊れると怒られた。

 石鳥谷町大瀬川の「たろし滝」は、その昔、近くの農家の人たちが「たろし」の大きさでその年の豊凶を占ったといわれる。
 寒い冬には暑い夏が来て豊作、暖冬で「たろし」の小さい夏は冷夏で凶作と占ったが近年は100年に一度と言われるような雨が毎年のように降ったりとそう単純な天気でもない。

Img_0054  2月11日豊凶を占う「たろし滝」の計測を行うというお祭りに出かけた。
 沢山の人たちと急坂の雪道を登り切ったところが「たろし滝」

 ”?” 
この冬、1月の寒さで一時、太さが8㍍にも達したが2月に入ってからの暖かい雨で崩落。
 それでも、上に残った「たろし」だけでもでっかい。

豊凶占いは「崩落にもめげず大きな願いで豊作」と少々苦しげの”ご託宣”

Img_0062 Img_0064 地元の人たちが今日のためにと立派な仮橋を架け、
急坂には滑り止めにモミガラが撒かれていた。

 戻って
 「ご苦労さんでした、暖かいものでもどうぞ」と熱々の甘酒と
「ひっつみ」をおいしくいただいた。

「お代は?」
「ただ(無料)ですよ!」・・・文字通りのあたたかいおもてなし

 「ごちそうさまでした」

コメント
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