年末、日本海側の京都に住む知人から自分で釣上げたという大きな鯛が届いた。
その大きさに孫たちもびっくり!良い正月が迎えられる。
「二宮金次郎」
師走に入ってから体調を崩して、しばらく入院生活を送る羽目になったが痛いとか痒いとかではなく、ただひたすら絶食と点滴に耐える毎日は読み残しや気になる本をゆっくり読む機会にもなった。
その中の一冊「二宮金次郎の一生」三戸岡道夫著 に感動した。
折から2011年政府予算案が成立したとの報道。
1兆円を10万円に置換えて”かん”さんの台所事情は
収入 ”かん”さんの来年度の年収(税収) 409万円
奥さんをなだめてヘソクリ利用(税外収入) 72万円
新たな借金(新規国債)は収入を上回る 443万円
収入合計は 924万円
一方の支出は家のリフォーム(公共事業費)と
地方の大学に通う娘へ仕送り(地方交付税) 168万円
年々増える同居家族の医療介護費と、子供と
約束したお小遣いはやせ我慢して少々増やして
(社会補償費)(287万円)は
生活費(一般歳出) 541万円の内から払われる。
一方、過去に繰り越した借金(国債残高)は6680万円
ローンの返済(国債費)だけで 215万円の支出
借金の山を減らすために収入を増す計画(新成長戦略)を立てたが難。
出費を減らさないといけないが家族の反対が怖くて決心がつかない”かん”さんである。 12/25 読売新聞 経済欄より
江戸時代後期 相次ぐ飢饉などで喘ぐ人々や藩などに、収入に見合った限度(分度)を立てて生活の圧縮(自己の能力を知りそれに応じた生活の限度を定めること)を教え、厳しく守ることにより窮乏する多くの人たちを救った
「二宮金次郎(尊徳)」先生。
この国の現状をどう見ることだろうか。
もしかしたら「サジ」を投げる?