岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「雷親父」

2009-06-21 20:45:43 | いなか暮らし

Img_0123_5 舗装の隙間に生えた「根性大根」とかが時折話題になる。
 取壊した納屋の跡地にいつかこぼれたお米、雨に恵まれて芽を出し元気に逞しく育っている。
 幼い孫たちも「根性・・・・」に育って欲しい。

保育園から帰って友達といっぱい遊んだ後、お腹も空いて、ぐずぐずお母さんにむずかる孫に「頑固親父」の雷が落ちた。
 精一杯抵抗する孫に更に雷が大きく轟いた。

 雷を落とした後の「頑固親父」も胸が痛む。
 離れに帰ってお母さんとお話して眠ったと言うが怒られた理由はいまいち納得がいかなかったらしいが早々に眠ったと言う。

 会津藩の教育 
「什(じゅう)の誓い(掟)」
一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ。
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。
一、虚言(うそ)を言うことはなりませぬ。
一、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。
一、弱いものをいぢめてはなりませぬ。
一、戸外でモノを食べてはなりませぬ。
一、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ。
    ならぬ事はならぬものです。

 身分差別無く6歳になると「什」の組織に入り「什」の誓いを守る。
 誓いを破ったものにはそれなりの制裁があり幼いながらも「罪と罰」を身に付ける。
 会津の子供達は6歳から4年間を「什」の組織、いうなれば遊び友達の規律あるグループで過ごして10歳になると日新館に入学する。

 後刻、お母さんに「おじいちゃんに傷を負わせる想いをさせて御免なさい」
 言われて感情むき出しで雷を落とした自分が恥ずかしい。

 翌朝、孫と仲直りに納屋に超特大のブランコを作ってやったら素直に「ブランコ作ってくれてありがとう」

 「頑固親父」ときには「雷親父」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする