維新の会が党の存亡を賭けて取り組んでいる「大阪都構想」が否決される可能性が出てきた。11月1日に投開票されることになっているが、ここにきて反対が賛成を上回るという調査結果が明らかになったからだ。依然として賛成反対が拮抗しているとはいえ、終盤になって混戦の様相を呈してきた▼注目すべきは、これまで圧倒的に維新の会を支持してきた女性が、反対に回り始めたことである。若者の意識も変わりつつある。年代的にも、若者と70歳以上の高齢者は反対が上回っている。最終的な結果は当日になってみないと分からないのが、予想外の展開になっている。ワイドショーに左右にされやすい女性であれば、最近になって橋下徹元大阪市長がテレビに出る回数が増えていることもあって、賛成が回ると見られていたが、そうではなかったのは、ネットの影響力が考えられなくもない▼改革を前面に打ち出す維新の会に対して、一定の歯止めを掛けようとすることに、共産党や立憲民主党ばかりではなく、大阪自民党が一枚加わったことが大きい。公明党が賛成に回ったことは、かえって反発を招いているのではないだろうか。選挙目当ての取引と胡散臭く見ている府民が多いからだ。「大阪都構想」の実現は予断を許さなくなっているが、改革をいくらぶち上げても、それが実現するというのは並大抵のことではないのである。
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