草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原発事故を軽んじる野田首相の国連演説に失望!

2011年09月24日 | 政局

 まだ福島第一原発の事故は収束していないのに、野田佳彦首相が国連に出かけて、決着がついたかのような演説をする。原発推進が主流である国際社会に向けて、良い子を無理して演じようとすることは、国民無視もはなはだしい。そんなパフォーマンスよりも、原発の危険性について、国際社会に警告を発するべきではなかったか。原発事故発生のときから事態は一向に好転しておらず、私たち福島県民がもっとも心配していた、米についても、昨日、二本松市旧小浜町地区の米の予備検査で、一キログラムあたり500ベクレルの放射性セシウムが検出された。あくまでも収穫前の稲の一部を刈り取って検査したとはいえ、「やっぱり」という思いがしてならなかった。県内のほとんどの米から、未検出というのは、あまりにも不自然であったからだ。今後は本検査を行って、出荷できるかどうかが判断される。そうした深刻な出来事が一方にあるのに、強がりを言うのは、かえって国際社会の物笑いの種になるだけではなかろうか。野田首相の国連演説の目玉は、東北で自然災害国際会議を開催することだそうだが、原発事故を軽んじた発言で納得できない。東北大震災が引き金となったとはいえ、世界のエネルギー政策を今後どう考えるべきか、それをめぐって議論すべきであって、天変地異のせいにするのは、責任回避そのものではなかろうか。

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